大企業とベンチャー企業のどちらで働く方がいいか?
大企業とベンチャー企業のどちらで働く方がいいか?
これはこれから働く人や転職を考えている人にとって常に考えることだと思います。
◾️大企業
・個人の裁量が少なく、スピードが遅い
・福利厚生は充実して安定している
◾️ベンチャー企業
・個人の裁量が大きく、スピードが早い
・働く環境としては不安定
これらはそれぞれの企業に所属したことがない人でも想像が出来ると思います。
両方に所属したことのある筆者からすると、「一部当たっている」というのが答えです。
なぜならば、という事を述べる前に「ベンチャー企業=中小企業」という認識を再確認する必要があります。
ベンチャー企業という言葉に好意的な印象を持つ方には、ベンチャー企業の表面的な魅力(私服OKで、オシャレでフリーアドレスの職場で、フラットな人間関係、etc)などについ盲信的になりますが、それらは単純に組織構築した時代の影響を受けているに過ぎません。
むしろベンチャーが発足時から伝統的な企業の体系を為すことの方が難しく、その時点では非効率なので、当たり前といえば当たり前でしょう。
大企業の会社員から見れば、それがさも時代の最先端を行っているように映るかもしれませんが、それはあくまで過程であり、自然の成り行きと筆者は考えます。
では、ベンチャー企業は永遠にベンチャー企業でしょうか?答えは否です。明確に否です。
一つはより大きな企業に成長する、もう一つは中小企業として落ち着く、あるいは消えるの三択です。
大きな企業になった場合、ベンチャー企業はそのスピード感を保てるでしょうか。
おそらく簡単ではないと思います。
大企業が大企業足りうる理由は、顧客や株主、取引先といったステークホルダーからの「信頼」と「信用」に尽きます。
つまりベンチャー企業が成長を追い求める限り、いずれ大企業の持つ問題と直面するフェーズが来ることは必須です。
ベンチャー企業を目指す方は、
自分の志望するベンチャーがどのフェーズにあり、
どこに向かっているのか、
そこで自分は何をどれくらいの期間やるか、
これらをよく見極めることが肝要でしょう。