エンジニア目線で気になるブログ

現役エンジニアが世の中の技術で気になること

iPhone7の防塵/防水性能について

話題のiPhone7に関係して。

YouTube見ても正しい事説明してる動画は無かったかな(笑

 

IPは国際標準の規格でその性能が定められています。

IP○□という表記になり、○が固形物、□が水に対して、どんな状況までなら問題無く動作するかってことです。

ちなみに固形物に対して定義しない場合

はIPx6というように表記します。

この時は防水性能だけが6ってことですね。

 

要は「これくらいのホコリやら砂とか水とかある場所でも大丈夫だよ」ってことが分かります。

屋外とか医療現場で使う電子機器はこの規格が使われています。

 

IPxyそれぞれの数字は大きい程ハードな環境でも動くことができる事になり、規格で定められた試験をパスしないと認証を受ける事ができません。

 

肝心のiPhone7は

どうやらiPhone7はIP67みたいです。

ホームボタンの変更やイヤホンジャック廃止によって実現した訳ですね。

 

防塵性能は6で規格上の最大値。

低い数字になっていくにつれて小さいものは中に入ってしまうんですが、6はそもそもチリやホコリが中に入らないという、耐塵性能を有しています。

 

防水性能は7で、規格上の最大値は8。

8は水中で使用するのが前提の製品で使われる数値ですし、7は十分に高いです。

低い数字になると上からとか斜めから水がかかっても大丈夫程度なんですが、7の場合は水中でも影響を受けません。

圧力とか浸かってる時間は限定されるので、深海に持っていっても大丈夫とか言うことではありません(笑

またあくまで「水」に対する性能であり、薬品や海水などに対しては別です。

iPhoneを海で使い続けたら当然、ボディは錆びるでしょう笑

(こういう人、本当に出てきそう)

 

つまり

iPhone7なら雨に降られたとか、水溜りや砂の上に落としちゃっても、傷は付くけどちゃんと動いて安心ですよ程度に考えておきましょう。

お風呂で使うのも問題は無いと思いますが、浴槽の中に入れるのは止めましょう笑