皆さんコンニチハ
大阪府松原市でウェブを中心としたソフトウェア開発を行っています。
コワーキングスペース松原ガレッジ管理人の五島です。
新年スタートしてはやひと月、
今日もお仕事に関係する有益な情報を共有できればいいなと思います
本日のテーマは「ググる力」です!
目次はこちら
プログラマに限らず、日々の生活や仕事で検索を使わない人はいないのではないでしょうか!?
「この単語ってどういう意味だろう」
「突然プリンタが動かなくなった、どうすればいいだろう」
「キュウリって犬に食べさせてもいいんだっけ」
などなど
専門家や近所の人に電話や直接聞いてもいいかもですが、多くの人は Google で検索をかけるのではと思います。
今回のググる力の話は質問の中でも「課題解決系」に当てはまるのではと考えてます。
上の3つの質問だったら、真ん中の質問のような形式です。
僕が観測している範囲だけで判断すると
・回答(もしくはヒント)を見つけるのが得意な人
・そうではない人(見当違いの記事に振り回される人)
の大きく2種類に分けられる気がします。
実は長い間この辺りの差って当人の「経験」とかかな〜と思ってたのですが、どうやらテクニックなのではないかと思いはじめました。
というのも、同じお題に対して、自分が行った検索行動といわゆる「検索できなかった人」の行動に明らかに差があったためです。
その行動の差からググる力というものをもっと具体的な力に分解して分析してみました。
「ググる力」というのは、言い換えると「検索して目的の情報にたどり着く力」です。
そこで私は3つの力でググる力が定義できるんじゃないかな〜と考えました。
ググる力 => ワード構成力 + 具体/抽象化力 + ゴールイメージ力
それぞれ説明すると
ワード構成力
これは現在の状況を説明するためにシンプルな単語の組み合わせを決めるための能力です。
例えば先程のプリンタの例だったら、「プリンタ 印刷 動かない」などです。
だいたいは自分の状況を説明してみて、名詞と動詞だけ抜き出せば最低限の構成になると思います。
具体/抽象化力
ワードの構成力で説明した「プリンタ 印刷 動かない」では目的の回答にたどり着くのは稀でしょう。
おそらく検索結果がめちゃくちゃ出てくるからです。
ここに例えば、具体的な要素を追加します。
機種名、プリンタの画面に出力されたエラーコード、PCの画面に出力されたメッセージなどです。
他にも「動かない」 => 紙は出力されるけど、文字が印刷されない など、症状を正確に記述するような力(足すという意味での具体化)です。
これは具体化の例ですが、検索結果の数などを見ながらワードを抽象的に変更していったり、削除する(引くという意味での抽象化)ようなケースもあります。
ゴールイメージ力
ここは検索する対象の知識や経験に依存すると思います。
過去に一度調べたことがある、とか、回答イメージができている(この部分の設定を確認すれば...こんな感じの画面が表示されるはず...)などです。
全く知識のない分野の場合は、次のステップや調査方法などがゴールになります。
ざっくり3つの力を説明してみました。
これらの力を検索の結果が得られるごとに調整することで、 目的の回答を探します。
ググるサイクルを回す
1回目の検索結果からピンポイントで回答を見つけるのはめちゃくちゃ難しいですし、期待するべきではありません。
先程のプリンタの例の説明でも記載したのですが、検索結果の様子を見ながら次のキーワードを新しく決めるを繰り返すことが大切です。
3つの力をうまく調整しながら検索のサイクルを回しましょう
私の場合、検索結果を見る場合は以下のように2軸で評価を行います。
・検索の上位3~5件のタイトル/概要がゴールイメージに近いか
・検索結果の件数が多いか、少ないか
多いとか少ないはかなり主観的ですw
図にするとこんなイメージです
得られた検索結果がどの領域に該当するかで次の行動を決めます。
正直C, Dの領域に該当すれば回答が見つかったとしてやめてしまっていいと思います。
A => ワードを具体的にする
B => ワードが具体的過ぎる(抽象化する) or ゴールをもう少し手前のステップにする or やめて人に聞く
C => 理想的
D => もう少しワードを具体的にする or 足せばより理想に近づくかも
※ 結果が少ない場合はあくまで話題や情報そのものが少ないケースもあります。
回答を見つける速さについて
最初に選ぶワードでなるべくCの位置を狙えるようにワードの抽象度やイメージをうまく作れると見つける速さにつながります。
この辺りは経験によるのかな〜と思ったりします。
多分どのワードを固定してどのワードを変更するかというカンのような要素が絡むのかなと
ワードを選ぶ時の頭の中
ワードを具体化/抽象化する時には、自分と同じ悩みを持つ状況に陥る人がどれくらいいるかを想像します。
「パソコン 故障」で検索するととりあえず色々なものが引っかかってきます。
故障を修理する会社がリストに出てきたり、データを取り出す方法やらなんやらかんやら目的外のものが出てきそうです。
これだとAの領域に陥りそうです。
自分で治したい(修理方法とか) + パソコンは○社で△indows10 + 故障の内容を説明
など具体的にすることで件数を絞り込みます。
これで件数が少なくなってしまった場合、○社を抜いて△indows10だけで検索したり、故障の内容説明の具体的な部分を抜く
とりあえず、同じ悩みを抱えた人がどのような検索ワードでしらべるかな〜と思いながら選定します。
まとめ
ググる力を分解して3つの力(ワード構成力 + 具体/抽象化力 + ゴールイメージ力)と定義しました。
それを元に検索のサイクルと評価の方法について説明しました。
評価を元に次のアクションを決める方法を説明しました。
こちらの記事で伝えたかったのは以上です!!
がむしゃらに検索するのも大事かもしれません。(そこから触れられる情報もあります!)
少しだけこの記事で紹介したやり方を活用していただけると、もう少し早く検索から有用な知識が得られると思います。
この検索方法は Google だけではなく各種 SNS や YouTube などでも応用可能です。
ぜひ一度自分の検索行動を見直してみてください(`・ω・´)ゞ
今年も松原ガレッジをよろしくおねがいいたします!
今後もこのような日々考えていることを共有していければと思いますので、ブログの読者になるボタンを押して頂けると嬉しいです!