Power Automate Process のライセンスを有効化する手順についてメモ書きです。
- Power Automate per flow plan のとき
- 環境への割り当て
- クラウドフローで Power Automate Process を有効化する
- ライセンスガイド(2024年4月 日本語版)より
- さいごに
- 参考
Power Automate per flow plan のとき
昔のライセンス、Power Automate per flow plan のときのライセンスの有効化手順は過去の記事に記載しています。
環境への割り当て
まずは環境へ割り当てします。
Power Platform 管理センター にアクセスします。
リソース > 容量 へ進み、アドオンタブを開きます。
+ 環境に割り当て をクリックします。
ライセンスを割り当てる環境を選択して、保存をクリックします。
下方に Power Automate プロセス の項目があるので、割り当てたいライセンス数を入力し、保存をクリックします。(保有しているライセンス数以上は割り当てられません。)
横スクロールバーがないので、ブラウザの表示倍率を変えると右の方にPower Automate プロセスが環境に付与されたことが確認できます。
クラウドフローで Power Automate Process を有効化する
続いて、クラウドフローで Power Automate Process ライセンスを有効化します。
Power Automate Process のライセンスを有効化するクラウドフローを開きます。
詳細 > 編集 をクリックします。
フローごと/プロセスごと のラジオボタンにチェックを入れ、保存をクリックして完了です。
ライセンスガイド(2024年4月 日本語版)より
Power Automate Process は少し特殊なライセンスです。
「Power Automate Process では、1 つの自動化ボットにライセンスを付与して、無人ロボティック プロセス オートメーション (無人 RPA)、 または組織内の無制限の数のユーザーがアクセスするビジネス クリティカルなプロセス (フロー) に使用することができます。」
また、「すべての種類の有効化された最上位のフローについて、ライセンスを取得する必要があります。」と記述がありますので、ライセンスの取得数にも注意が必要です。
Power Platform ライセンスガイド 2024年2月 日本語版より
https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=2085130&clcid=0x411
Power Automate per flow plan からの変更点
Power Automate per flow plan に比べ、フローごと(ボットごと)のライセンス+Power Automate 無人 RPA アドオン(Power Automate unattended RPA add-on) が含まれるようになりました。
さらに、以前は5ライセンスからの導入が必要でしたが、Power Automate Processは、1ライセンスから購入できるようになっています。
※要件によってはMicrosoft 365 Unattended ライセンスやその他のライセンスが必要になることがありますのでご注意ください。
さいごに
有効化の手順自体はPower Automate per flow plan の時と基本一緒で変わりはありませんでした。
しかし、ライセンスが変わりゆく過渡期なので環境に付与する際にどこを設定したらいいのか迷うくらいアドオンの項目が多いところが難点ですね。
参考
プロセス ライセンスを割り当てる learn.microsoft.com
Power Automate 価格
powerautomate.microsoft.com