バズるレシピ研究会ブログ

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バズるレシピ研究会ブログ:SnapDish担当者に聞く、料理写真の撮り方と見せ方 〜嶋紘子編 第二弾〜

前回に引き続き、読者の興味を誘う料理写真にフォーカスし、どのような料理写真が注目されているかを取り上げていく。

 

今回は料理写真撮影ではどのようなポイントを押さえているのかについて注目してみた。

理屈がある程度わかっても、実際に撮影はどのように行われていくのか、どのように形になっていくのか、それらを解明していきたい。

 

料理写真アプリ「SnapDish」を運営しているヴァズ株式会社事業開発・広報担当の嶋紘子さんの取材第二弾。SnapDish担当者に聞く、料理写真の撮り方と見せ方」について話を伺った。

 

第一弾のインタビュー記事はこちら。

http://foodcreative.hateblo.jp/entry/2016/12/01/094612

 

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 《プロフィール》

ヴァズ株式会社 事業開発

嶋紘子

広告制作会社での営業兼プロデューサーを経て、2015年より料理写真共有サービスSnapDishを運営するヴァズ㈱に事業開発として入社し、主に広告営業を担当。ヴァズに入社する前からSnapDishのユーザー。

 

 

 

■1、どんな写真にグッとくるか気になります。撮り方や見せ方で気をつけるべき点はありますか?

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矢内:写真の撮り方や見せ方で気をつけるべき点はあるのでしょうか?

 

嶋:料理によって見せ方を変えるということですね。

前回紹介した思い切って料理に近寄って撮る方法では美味しそうな料理写真が撮れますが、俯瞰で上から全体を撮ると、食卓の温かみや楽しそうな雰囲気などを伝えることができます

 

矢内:一点集中だけが良いわけではないのですね。

 

嶋:はい。高さのある料理は横から撮って高さを伝えてあげるとわかりやすいですね。同じ料理でも与える印象が変わります。

 

矢内:その料理の特徴によって撮り方を変えてみるのですね。

 

嶋:具体的にグッとくる料理写真は、写真の取り方だけでなく、旬なものを使った料理や、定番だけどアレンジが効いた料理です。

 

矢内:旬なものは話題性がありますよね。

 

嶋:やはり旬な食材は安くて美味しいのです。それで皆さん旬なものを求めるのですが、同じものを同じように料理していると飽きてしまって、いろいろなアイディアを求めているので、そこで一工夫あるものなどは人気がでますね

 

矢内:確かに、自分だけではなかなかレシピを考えるのは難しいですよね。

 

嶋:例えば無花果の揚げ物などは「え?無花果を揚げちゃうの?」って驚きがあります。あと、お弁当のレシピなどもアイディアが求められています。

 

矢内:お弁当のおかずを毎日考えている人ってすごいですよね。

 

嶋:お弁当を毎日つくるのって本当に大変なんですよね。弊社では毎日スタッフがSnapDishユーザーさんの投稿を見て作ります。感謝ですね。

 

 

 

■2、スタイリングを作り込んだ写真とそうでない写真はどちらが人気が出ますか?

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矢内:スタイリングを作り込んだ写真は人気が出やすいのでしょうか?

 

嶋:投稿するサービス、媒体で評価の基準が違います。例えばインスタグラムですと

スタイリングをしっかりしたオシャレな感じが好まれますね。料理写真だけでなく、写真としての美しさやセンスが評価されるのだと思います。

SnapDishではスタイリングは拡散がされやすい一つの要素ですが必ずしも作り込んだスタイリングが良いとは限りません。料理が引き立つ食器や季節感が大切です。

 

矢内:スタイリングそのものが重要というより、媒体によって使い分けると。料理に合わせて器や布を選ぶのも重要なのですね。

 

 

 

■3、料理写真に使う器や布のおすすめショップはありますか?

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矢内:スタイリングに使う器や布ってどこで手に入れているのでしょうか?

 

嶋さん:弊社は吉祥寺なので、セレクトショップに行くより駅ビルの雑貨屋さんで買うことが多いですね。

 

矢内:スタイリングに使うものってオシャレなセレクトショップで集めているのかと思っていました。

 

嶋:SnapDishでも調味料メーカーさんのスタイリングをしていますができるだけユーザーさんが手軽に購入できるようなものを選んでいます。身近で買えるものは普段使いもできるのが嬉しいですよね。

 

矢内:どんな基準で選んでいくのでしょうか。

 

嶋:前述ですが、料理が引き立つことをまず考えます。パーティーメニューのようなものだとゴージャスにしたり。夏は涼しさを感じさせるためにガラスの器や爽やかなクロスを使うなどの演出をしたりもします。

 

矢内:料理や季節に合わせて演出を変えるのですね。

 

嶋:高いものは頻繁に買うわけではないので、イベントやとっておきの時に使います

季節感の強いものは使用する期間が限られますのでなるべく安く手に入れるようにしていますね。300円〜器や布、小物は買えるKichenKichenさんなど愛用しています。

 

矢内:300円!それぐらいのリーズナブルだとコストもかからないですね。

 

嶋:あと、私の部屋は間違いないですね。食器以外の小物もあるので、一式揃えるならここですね。

 

矢内:えっ嶋さんのお部屋ですか・・・行ってもいいのでしょうか・・?色々と見てみたいです!

 

嶋:違います。ショップの名前です。

 

矢内:失礼しました・・・・

 

 

 

嶋さんおすすめのショップを以下にまとめました!

 

■私の部屋・・・お手頃のものからしっかりした値段のものまである。一式そろえられるのでおすすめ。

 

KichenKichen・・・安価でトレンドの雑貨や器が手に入る。季節感が強く使用期間の短いものなどおすすめ。WECKDURALEXといった人気ブランドの品揃えも豊富。

 

 

SALON adam et rope ・・・ほかの人と差をつけたい、多少値段がはっても良いものを使いたい方におすすめ。定期的に器の企画もやっていて、ギフトにもおすすめ。


 

 

今回は、「SnapDish担当者に聞く、料理写真の撮り方と見せ方」について伺いました。

あくまで写真の主役は料理。華やかな演出も大切ですが、料理が際立つ構成を考えたいですね。

2回に渡り、嶋さんにバズるレシピにつなげるためのヒントとして、注目される魅力的な料理写真について伺ってきました。参考になりましたら幸いです。

 

 

 

 

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《プロフィール》

矢内悠介 

神奈川県出身 

1985年4月17日生まれ

株式会社フードクリエイティブファクトリー所属

営業プロデューサー

Facebook  : 矢内悠介

Twitter : @yuyuyusuke871

 

バズるレシピ研究会ブログ:見られる料理写真と見られない料理写真の違い 〜嶋紘子編 第一弾〜

レシピを構成する上で欠かせない存在、料理写真。

記事を見るか見ないかの印象は、トップにくる写真で大きく左右される。

どのようなポイントに気を配ることで、読者の興味を誘うのか。バズるレシピ研究会は、「料理写真」にフォーカスを当ててみた。

今回は、料理写真アプリ「SnapDish」を運営しているヴァズ株式会社の事業開発を担当している嶋紘子さんを取材させていただいた。

 

「SnapDish」とは、料理写真とレシピ投稿No.1の料理写真共有サービスだ。カメラアプリで、⾃分の料理写真をおいしく加工して日記やレシピ帳にしたり、シェアすることができる。みんなの料理写真から献⽴のアイデアを⾒つけたり、料理好きな⼈たちとコミュニケーションを楽しむことができるのだ。

料理カメラとレシピのお料理アプリ SnapDish

料理カメラとレシピのお料理アプリ SnapDish

  • Vuzz Inc.
  • フード/ドリンク
  • 無料

 

そんなSnapDishが大切にしている「美味しそうに見える料理写真とは?」という観点から、今回は第一弾として「見られる料理写真と見られない料理写真の違い」についてお話を伺った。

 

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《プロフィール》

ヴァズ株式会社 事業開発

嶋紘子

広告制作会社での営業兼プロデューサーを経て、2015年より料理写真共有サービスSnapDishを運営するヴァズ㈱に事業開発として入社し、主に広告営業を担当。ヴァズに入社する前からSnapDishのユーザー。

 

 

 

■1、見られる料理写真と見られない料理写真は何が違う??

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矢内:本日はよろしくお願いします。

 

嶋:よろしくお願いします。

 

矢内:早速ですが嶋さんが考える、見られる料理写真と見られない料理写真の違いは何なのでしょうか?

 

嶋:ずばり美味しそうか、美味しそうでないかに尽きますね。

 

矢内:お〜。本当にわかりやすいずばりですね!

 

嶋:美味しそうな写真ほど、SnapDishでは「もぐもぐ(いいね!)」がたくさんつきます!SnapDishは料理や食に対する関与度が高い方が多いので、美味しそうな写真に一番惹かれるのです。

 

矢内:なるほど。具体的にはどんな写真が美味しそう!と感じるのでしょうか?

 

嶋さん:ツヤっとしたり、ジューシー感が伝わる写真が美味しそうと思われますね。思わずお腹が空いてしまいそうな、ほら、こういうのです!これなんてもう最高です。

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(SnapDishで人気の、ひかりママ♡さんの料理写真)

矢内:こ、これはよだれが止まりませんね・・・。

 

嶋さん:はぁ。美味しそう・・・。

 

 

 

■2、料理写真の見せ方でNGな注意ポイントを教えていただきたいです。

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矢内:逆に、これはNGというものはあるのでしょうか?

 

嶋:暗い写真はNGです。まず何の料理なのかがわかりづらいですから。

 

矢内:確かに、わかりづらい写真の投稿を見ることが時々あります。

 

嶋:暗いと料理の細かい部分が伝わらないだけでなく、一番大事な「美味しそう」が伝わりづらいですよね。

 

矢内:SnapDishさんの「美味しそう」基準から外れるわけですね。

 

嶋:そうですね。できれば自然光が良いですが、暗い環境でもSnapDishのアプリなら簡単に明るく、美味しそうに加工ができますよ。明るさはとても重要な要素です。

 

矢内:僕も暗い環境で料理写真撮ってそのままアップしたことがありますね。きっと見る人にはわかりづらかっただろうなって思います。

 

嶋:明るく加工してあげましょう。

 

早速、後日SnapDishアプリで写真を加工してみました!

【Before】

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【After】

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暗い所での撮影も、バッチリ美味しそうですね! 

 

 

 

3、取り上げたくなる料理写真の特徴はありますか??

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矢内:嶋さんがピックアップしたくなる料理写真の特徴を教えてください。

 

嶋:私はやはり直感的な「美味しそう」を大切にしていますが、SnapDishの人気ユーザーを見ていると角度、構図が決まっている統一感のある写真が多く見られていますね

 

矢内:写真に特徴があることで、ユーザーのブランド価値が高まりますよね。

 

嶋:そうです。その人らしさが出ます。写真を見ただけで、「あ、❍❍さんの料理だ!」とわかって世界観が浸透しやすいのです。SnapDishに限らず、ブロガーさんやインスタグラムで人気の方も同じことがいえるかと思います。

 

矢内:料理自体だけでなく、その人らしさも大切な要素なのですね。

 

嶋:そうですね。あとは、使っている材料などの素材がわかるというのもポイントです。料理以外の小物に注意が行き過ぎて、料理の素材感がわからない写真は、1枚の写真としては素晴らしいかもしれませんが「料理が美味しそうかどうか」といった視点からは少しずれてしまいます。「美味しそう」な写真を目指す方は、思い切って料理に寄って撮ってみてください。出来立ての料理の素材感、パリパリ感が出ると美味しそうに見えます。

 

矢内:思い切り寄ることで細かい部位まで見えるようになりますね。

 

嶋さん:レンズが付く直前ぐらいまで寄っていいと思います。シズル感が伝わりやすいです。

 

矢内:今度からあえて寄りすぎて料理写真を撮ってみますね。

 

嶋さん:是非!やってみてください。SnapDishには寄り専門のユーザーさんもいますので、参考にしてみてください!

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(▼SnapDishの人気ユーザー、 は〆さん)

 

早速、後日引きの写真と寄りを意識した写真を比べてみました。

【引き】

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【寄り】

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寄るだけで伝わり方が全然違いますね!

 

 

 

いかがでしたか?

 

第一弾は見られる料理写真と見られない料理写真の違いについて伺ってみました。

どんな料理写真が人気が出やすいかのポイントを抑えておくと、バズるレシピの大切な要素に繋がりそうですね。

 

次回は料理写真アプリSnapDish担当者に聞く、写真の撮り方と見せ方について伺います!

 

 

 

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プロフィール

矢内悠介 

神奈川県出身 

1985年4月17日生まれ

株式会社フードクリエイティブファクトリー所属

営業プロデューサー

Facebook : 矢内悠介

Twitter : @yuyuyusuke871

バズるレシピ研究会ブログ:同じレシピでもネーミングで拡散力が変わる!〜河瀬璃菜編 第四弾〜

連載第三弾はFCFのwebコンテンツプロデューサーである河瀬璃菜(以下りな助)に「写真の撮り方で変わる拡散力」について話を伺った。

第四弾はネーミングで変わる拡散力について伺い、日々多くのレシピが生まれる中で、注目されるネーミングにするための考察について追求する。

 

第一弾→ネットでレシピが拡散されるためにまず考えること
第二弾→レシピの書き方で拡散力は変わる!
第三弾→写真の撮り方で拡散力は変わる!

 

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《プロフィール》
株式フードクリエイティブファクトリー所属
ついでにビューティー料理研究家
フードコーディネーター
執筆プロデューサー

河瀬璃菜
1988年5月8日生まれ。 福岡県出身。
HP:http://foodcreativefactory.com/
BLOG:http://lineblog.me/linakawase/
Twitterhttps://twitter.com/Linasuke0508
beausHP:http://beaus.net/

 

■1、ネーミングを考えるにあたり、まず何を考えますか?

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矢内:ネーミングってどんなことを考えて決めていくんでしょう?

りな助:パッとレシピ名を見た時のギャップ感を考えたりしますね。
例えば少し前にクックパッドさんでとうもろこしに粉チーズがかかっている料理がバズっていたのですが。これって「とうもろこしのパルメザンチーズがけ」って単純に言うこともできますが、このレシピの名前「麻薬とうもろこし」って言うんですよ。

 

矢内:麻薬ですか!!

 

りな助:え!?麻薬って大丈夫!?ってなりますよね。気になってついクリックしたくなると思います。「気になる」っていう感情をネーミングから引き出します。紙媒体だと中までしっかり見てもらえるかもしれないのですが、Web媒体はまずクリックされないと中を見てもらえないので、肝心な所ですよね。
でもここで気をつけなくてはいけないのが、ネーミングを意識するあまり内容とかけ離れたものになってしまうことですね。

 

矢内:確かに、なんか気になるなとクリックしたら全然かけ離れた内容だったらがっかりしますよね。

 



■2、ネーミングの文字数で意識していることはありますか?

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矢内:ネーミングの長さなどは決めているのですか?

 

りな助:長くなりすぎないように、わかりやすいように意識はしてます。食材の中で何を推したいのかの一点に絞るようにしてますね。


例えば、「〜❍❍を添えて〜」のような表記はあまりしないですね。お店とかだとオシャレで良いと思うのですが。

 

矢内:確かに、長すぎるとわかりづらいですね。

 

りな助:長すぎるとどこが本当のオススメかわからなくなるんですよね
ソースが推しなのか、メイン食材を推したいのか、付け合わせを推したいのか・・・推したいメインが何かを決め、一点に絞ってますね。

 

矢内:なるほど、注目してほしい所に集中させるんですね。

 

 


■3、ネーミングを考えるにあたり参考にしているものってありますか?

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矢内:ネーミングを考える時に何か参考にしてますか?

 

りな助:ネット用語や若者言葉などは表現の参考にしたりしますよ。ユーザーが普段から使っている何気ない言葉を使うことで親近感を持てますし、若者言葉は単純に発想が面白いなと思います。笑

 

矢内:なるほど。普段使っているような言葉を使うからこそ興味が湧くのですね。

 

りな助:あとは何か流行ったレシピをベースとして使わせてもらったりもします。例えば「おにぎらず」ってあるじゃないですか。「おにぎらず」っておにぎりを包まないものなんですけど、それをヒントに「ぎょうざらず」という包まない餃子というレシピを作りました。活用形としてはおかしいのですが笑

 

矢内:ぎょうざらず!!

 

りな助:はい。フライパンの上に皮をひいて、種を乗せて、また皮をひいて焼くという、包まない餃子です。流行ったものを文字ってみる代表的な例です。流行っているレシピはヒントになるので常に見るようにしていますね。

 

矢内:流行からも取り入れていくわけですね。ネーミングからは外れてしまいますが、最後にお聞きしたかったことがあります。以前と比べて求められているレシピって変わってきた感覚ってありますか?

 

りな助:働く女性が増えてきた分、作り置き、常備菜、時短、電子レンジでできるとか、「手軽だけど美味しい」というものが求められているように感じます。

その反面、ナチュラル思考の人が増えているので、ツナや味噌を自分で作ってみたいとか、自家製◎◎など、そういったレシピが増えてきた印象がありますね。

 

矢内:時代がどんな風に進んでいるか、そして流行は何なのか、そこを肌で感じることもレシピを作る上で大切な要素と思いました。りな助さん、大変勉強になりました。今回はありがとうございました。

 

りな助:こちらこそありがとうございました。少しでも皆さんのレシピ制作に役立ててもらえたら幸いです。

 

 

 

いかがでしたか?

Web媒体でクリックをしてもらうために最初の登竜門であるネーミング。

少しの文字の違いで注目されるかスルーされるか決まります。

その考え方や工夫が参考になりましたら幸いです。

 

連載四弾にわたり、河瀬璃菜さんのインタビューをお届けしました。

次回より、ヴァズ株式会社の事業開発担当をされている嶋様に、「注目される料理写真」というテーマでバズるレシピのヒントに繋がる要素を研究していければと思います。お楽しみに!

 

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《プロフィール》

矢内悠介 

神奈川県出身 

1985年4月17日生まれ

株式会社フードクリエイティブファクトリー所属

営業プロデューサー

Facebook  : 矢内悠介

Twitter : @yuyuyusuke871

 

バズるレシピ研究会ブログ:写真の撮り方で拡散力は変わる!〜河瀬璃菜編 第三弾〜

前回の連載第二弾はFCFwebコンテンツプロデューサーである河瀬璃菜(以下りな助)に「レシピの書き方で変わる拡散力」について話を伺った。

 

第三弾は写真の撮り方で変わる拡散力について伺い、日々多くのレシピが生まれる中で、注目される写真にするためについて探求する。

 

第一弾はこちらhttp://foodcreative.hateblo.jp/entry/2016/09/28/105707

第二弾はこちらhttp://foodcreative.hateblo.jp/entry/2016/10/19/183353

 

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《プロフィール》

株式フードクリエイティブファクトリー所属

ついでにビューティー料理研究家

フードコーディネーター

執筆プロデューサー

 

河瀬璃菜

1988年5月8日生まれ。 福岡県出身。

HPhttp://foodcreativefactory.com/

BLOGhttp://lineblog.me/linakawase/

Twitterhttps://twitter.com/Linasuke0508

beausHPhttp://beaus.net/




■1、綺麗な料理写真を撮るのにまず押さえるポイントは何でしょうか?

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矢内:料理写真を綺麗に撮るのに気をつけているポイントはありますか?

 

りな助:まずは、どこがその料理の顔なのかを自分でしっかり見極めること。

 

矢内:料理の主役や正面がどこなのかですね。

 

りな助:例えば、これは先日矢内さんが撮っていた写真です。この料理って何の料理がメインなのかわかりますか?

 

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矢内:撮ったことは覚えているんですが・・・。ちょっとわからないですね。

 

りな助:同じものを別の方が撮ったのが、これです。

 

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矢内:わかりやすいですね!そうです!この親子丼の鮭といくらの存在感を伝えたかったんです。

 

りな助:この写真のように、その料理の顔はどこか正面でどのポジションがいかに美しく見えるかをしっかりと見極めることが大切です。

 

矢内:なるほど〜。

 

りな助:あとは、これは盛り付ける際にはなりますが、正面をつくってあげることと、そのレシピに何の材料が入っているかを写真を見たらすべてわかるようにしてます。

 

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矢内:確かにこれは、何が入っているかわかりやすいですね。

 

りな助:ちゃんと見えているかどうかですね。例えばレシピに「青ねぎ」とあるのに、青ねぎが隠れてしまっていたら、「あれ?どこにあるんだろう?本当に青ねぎはいれるのかな?」って疑問になりますよね。レシピに青ねぎを使っていいのかわからなくなってしまいますので、一目見たときにわかるように盛り付けをしています

 

矢内:ハッキリと見えるほうが親切ですよね。

 

りな助:そうですね。あとはシズル感ですね。(食欲や購買意欲を刺激するような生きの良さやみずみずしさといった美味しそうな感じ。五感を刺激するような感覚)

 

矢内:確かに、パサパサしてるものよりツヤツヤしてたりジューシー感があるものに惹かれますね。

 

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引用:(米といっしょに炊飯器に入れるだけ!ほっとくだけで旨みたっぷりな肉丼が完成する、簡単丼ぶりレシピまとめ-dressing(ドレッシング) )

りな助:この写真のように卵のトロっと感とか、タレの染み具合やお肉の照りやツヤ感などもそうですね。卵が乗っているものは割った写真を必ず抑えるなど見るからに美味しそうと感じる写真にすることは意識してしますね。

あとは、餃子や肉まんなど中に何か入っているものであれば必ず割る、さらに断面図が美しい写真であれば必ず断面図の撮影をいたします!

 

 

■2、撮る範囲や角度はどのようにして決めているのですか?

 

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矢内:撮る範囲や角度って何か基準があるんですか?

 

りな助:どんな媒体かを考えるのがまずは大切ですね。

最近は真俯瞰で(上から)撮ったインスタグラムのような写真が人気がありますね。

若い女性ユーザーが多いような媒体だとスタイリングなどを作り込んでデザインのような美しさを出したほうがウケがいい印象です。

 

矢内:確かに、最近は上からの写真をよく見るようになりました。

 

りな助:一方、男性ユーザーや主婦の方が多い媒体だと、「美味しそう!作ってみたい!」という料理に寄ったわかりやすい写真がウケる印象があります。

 

矢内:媒体やユーザー層によって使い分けるということですね。

 

りな助:はい。あと、その料理は斜めや真横や上からなど、どちらのほうが活きるのか、というのも考えます。例えばこの写真は斜俯瞰で撮るより真俯瞰で撮ったほうが中身のフルーツなどが見え美味しさがより伝わります。

 

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(引用:甘酸っぱくてふんわりおいしい! 「贅沢フルーツサンド」を美しく仕上げるコツと進化系アレンジレシピ - dressing (ドレッシング)

)

 

この写真は真横のほうが高さや厚みが伝わりますよね。

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  (引用:思わず目を奪われる! 写真映えする「ひとめぼれパンケーキ」の作り方3選 - dressing (ドレッシング))

 

このように、冒頭でも申し上げましたが料理の写真の顔がどこにあるのかを考え、そしてどの角度がその料理をより美しく見せるのか、見極めた上で撮影することを気をつけています。

 

矢内:どんな媒体で記事を書くのか、その料理の顔がどこにあるのかなどとても大切な要素ですね。

 

 

■3、カメラは一眼レフを使ったほうがよろしいのでしょうか。

 

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矢内:カメラは一眼レフがやはりよいのでしょうか

 

りな助:料理の写真は絶対に一眼レフを使ったほうが綺麗です

予算的に一眼レフが買えない場合はミラーレス一眼を買ってレンズを良いものに変えるというのもいいですね。一眼レフが使えるならそれに越したことはないです。

 

矢内:自分の予算感に合わせて、最適な選択をしたいですね。

 

りな助:レンズにお金をかけるとミラーレスでもかなり良い写真が撮れます。私は取材時にはミラーレスを使ってます。レンズは単焦点を別途購入していますが。

こちらの写真もミラーレスで撮影したものです。

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 (引用:無限ループ注意!梁山泊の「肉あんかけチャーハン」がビールに合いすぎて何杯でもいけそう - みんなのごはん)

 

【取材時使用ミラーレス】

カメラ:NEX-5R

レンズ:SEL50F18F

 

矢内:ちなみにカメラ選びのコツなどはありますか??

 

りな助:そうですね。カメラ屋さんに行き、カメラ選びのプロの担当者さんに聞いてみるのが一番だと思います。

予算、何を撮影したいのか。などを相談すると一緒に選んでくれますよ。あとは持った時のフィット感や、重さ、シャッターを切る時の音の気持ち良さなども私は重視しています。

 

矢内:オススメのショップなどあったら教えてください。

 

りな助:私は新宿駅東口ヨドバシカメラで購入をしました!店員さんが親切で、カメラの歴史まで教えてくださります!笑

 

矢内:なるほど!参考にいたします。

そういえば、意外とiPhoneで撮って記事にアップしてる人が周りに多いです。もしかしたら、iPhoneなどでも綺麗に撮れる時代がくるのではと思います。

 

りな助:そうなのですね。それでしたら手軽でとても便利ですよね。

 

矢内:料理の状態が変わらないうちに、撮るのがやはり好ましいですよね。そして本日お話いただいたような、料理の顔を決めメインが何なのか、どの角度から撮ると料理が引き立つのかを考え、美味しさが伝わるように意識していきたいです。

 

 

 

いかがでしたか?

料理の写真をアップしている方はたくさんいらっしゃると思います。

イメージとして使うもの、おうちで作った料理、飲食店の料理。せっかくアップするならその場にある料理を見て、自分が感じた感覚になるべく近いもの、より美味しそうに見えるものを写真として残したいですよね。素敵な写真をどんどん世に広めましょう。

 

連載第四弾は、「同じレシピでもネーミングで拡散力が変わる!」をお届けします。

ネーミングはセンスなどと言われておりますが、数あるネーミングの中から選ばれるための秘訣とは?お楽しみに!!

 

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《プロフィール》

矢内悠介 

神奈川県出身 

1985年4月17日生まれ

株式会社フードクリエイティブファクトリー所属

営業プロデューサー

Facebook  : 矢内悠介

Twitter : @yuyuyusuke871

バズるレシピ研究会ブログ:レシピの書き方で拡散力は変わる!〜河瀬璃菜編 第二弾〜

連載第一弾はFCFのwebコンテンツプロデューサーである河瀬璃菜(以下りな助)に「ネットでレシピが拡散されるためにまず考えること」について話を伺った。

 

第二弾はレシピの書き方で変わる拡散力について伺い、どのような構成、書き方、表現が拡散力につながるかを追求する。

 

第一弾はこちら→http://foodcreative.hateblo.jp/entry/2016/09/28/105707

 

 

《プロフィール》

f:id:foodcreative:20160921103805j:plain

株式会社フードクリエイティブファクトリー所属

ついでにビューティー料理研究家

フードコーディネーター

執筆プロデューサー

 

河瀬璃菜

1988年5月8日生まれ。 福岡県出身。

HP:http://foodcreativefactory.com/

BLOG:http://lineblog.me/linakawase/

Twitterhttps://twitter.com/Linasuke0508

beausHP:http://beaus.net/

 
 
 

■1、構成はどのように考えているんですか?

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矢内:レシピの構成はどのように考えているんでしょうか?

 

りな助:作る人がどんな風に作っているのかを想像しながら作ります。

例えば私は野菜を切ったりするものは一番初めにまとめてます。作り方3でいきなり野菜を切たりとか、そういうのって不親切だなって思って。 包丁使うものは最初で終わり!ってなると洗い物もしやすいですし、途中で手を洗ったりなどの手間も省けますよね。どのようにしたらその人が一番りやすいかを意識してますね。

 

矢内:僕もあまり料理せず不器用なので、これをやって、あれをやってと動きが多いレシピは難しく感じてしまうことがあったのでなるほどなあと感じます

 

りな助:簡単にできるものはなるべく簡素化させるというのも意識してます。

媒体にもよりますが、下茹での作業って電子レンジでできるよなっていうものは電子レンジを使ったりしますね。醤油とみりんと砂糖と、、、って調味料をたくさん用意しなくてはいけないものはめんつゆを使ったりしますし、豆板醤って一般の家庭にあるのかな?って思ったら、焼き肉のタレを使ったりなどなるべく材料を少なく簡単に作れる工夫はしていますね。

 

 

■2、レシピの書き方で気をつけている点はありますか?

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 矢内:書き方自体で気をつけていることはあるのでしょうか。

 

りな助:そのレシピ表記が本当に正しいのかどうかということは一番気をつけています

 

矢内:レシピ表記?

 

りな助:例えば、フライパンに油を「しく」のではなく正しくは「ひく」だったりとか。味を塩コショウで「整える」ではなく調整するという意味なのでしく「調える」だとかですね。

本当にその表記が世の中で正しいものなのか、そういった所はすごく気をつけてます。その理由として、受託の案件が多いので、レシピ表記が正しいものでないと当然その企業様の信頼に関わることになります。

せっかく良いレシピでも、「不適切な表現のレシピを出している」と捉えられてしまうことはすごくもったいないことなので、特に気をつけてますね。

 

矢内:広く知られる媒体であれば特にそうですね。

 

りな助:バズればバズるほど、多くの人の目に触れるのでなるべく誰でも正確に作れるようにレシピをつくるようにしてます。

せっかくの拡散されても炎上してしまっては本末転倒です。

 

 

■3、わかりやすい表現として、工夫していることはありますか?

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 矢内:わかりやすい表現方法として工夫している点など伺いたいです。

 

りな助:基本ですけど、例えば「えのきを3等分に切る」と表記されているとするじゃないですか。でもえのきって、料理をしない人にとっては、石づきをどこまで切ったらいいかわからないということがあると思うんです。

 
 矢内:わからないこと、多々ありますね!
 
りな助:しめじはとるのかな?舞茸はどうするんだろうな?とか。初めてその料理を作る人がそのレシピを見た時でもキチンと手順を踏んで作れるように、えのきの石づきを切るなども、わかりにくいものには写真を入れてわかりやすくもします。写真で見ると、「えのきってここは食べれたんだ!」とそれだけでも驚く人はいますしね。それを応用した記事が以前作ったこちらの記事とかですかね。
 
 

(企画、メニュー提案、編集まで河瀬が担当しています。)
 
 
矢内:なるほど。細かくて親切ですねぇ。他にもなにかありますか?
 
りな助:そうですね。例えば、鷹の爪ってどれぐらい炒めたらいいんだろうって思うこともあると思うんです。そうしたら、「香りがたつまで炒める」など表記します。「熱したフライパンを、、、」という表記に対し、熱したフライパンって強火?という疑問に対して火でフライパンを熱する」と表記します。本当に初歩的なことなんですが、その人がレシピを作る時に、迷いそうなことを一切排除するということですかね。
 
矢内:とてもわかりやすいです!どこまで何をやるかが明確ですと、効率よく作業が進みますね。レシピ表記の細かな気配りが、作り手のやる気にも繋がると思いました。
 
 
 
いかがでしたか?
連載第二弾は、レシピの書き方について気をつけている点を伺いました。
まずはどのような人が実際に作るのかを想像し、細かく手順を考えていくこと、
そして読み手を意識した正しい表記と表現がとても大切なことなんですね。
次回は、「写真の撮り方で変わる拡散力!」について伺います。

 

 

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《プロフィール》

矢内悠介 

神奈川県出身 

1985年4月17日生まれ

株式会社フードクリエイティブファクトリー所属

営業プロデューサー

Facebook  : 矢内悠介

Twitter : @yuyuyusuke871

 

【バズるレシピ研究会】ネットでレシピが拡散されるためにまず考えること~河瀬璃菜編 第一弾~

多様化するネット社会で近年注目を浴びているのがコンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングとは端的に言うと良質なコンテンツを作り、それをwebで伝達することにフォーカスした戦略的なマーケティングの考え方のことだ。

 

良質なコンテンツはネットユーザーによってSNSで拡散され多くの人に読まれる。

Googleでは「SNSで拡散数の高いサイト」をSEO上、高く評価しているため良質なコンテンツを自社サイトで発信することで多くのネットユーザーの目に留まり自社のファンが増える。という仕組みだ。

 

「広告を打たなくても、ネットでの発信力を高めたい。でもネット民に支持される良質なコンテンツをつくるには社内リソースでは難しい」。というように考えている方も少なくはないはず。

 

フードクリエイティブファクトリー(以下FCF)では社内リソースでのコンテンツ制作は難しいと考える企業に代わり、食に特化したコンテンツを作りバズらせる(=ネット状で拡散させる)ことを強みとしている。

 

日々「食」に関するコンテンツが発信されている中、良質なコンテンツを作り込んでいくためにはどうすれば良いか?このブログではFCFが得意とする「レシピ制作」を中心に、バズるレシピの研究のため社内外にて取材し、発信していく。

 

連載第一弾はFCFのwebコンテンツプロデューサーである河瀬璃菜(以下りな助)に「ネットでレシピが拡散されるためにまず考えること」について話を伺った。

 

《プロフィール》

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株式会社フードクリエイティブファクトリー所属

ついでにビューティー料理研究家

フードコーディネーター

執筆プロデューサー

 

河瀬璃菜

1988年5月8日生まれ。 福岡県出身。

HP:http://foodcreativefactory.com/

BLOG:http://lineblog.me/linakawase/

Twitterhttps://twitter.com/Linasuke0508

beausHP:http://beaus.net/

 

 

 

1、まずレシピを考えるにあたって考えなければいけないことを教えてください!

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矢内:本日はよろしくお願いします!早速ですが、レシピ構成を考える時にまず考えることは何なのでしょうか?
 
りな助:よろしくお願いします!私は受託でのコンテンツ制作の案件がほとんどなので、どんな媒体なのかをまず考えますね。主婦向けなのか、独身女性なのかなど。

 

矢内:誰に向けて発信するのか、ターゲットを決めると。

 

りな助:そうですね。その人がどんなライフスタイルを送っていて今、どんなものを欲しがっているかなとか。

常にアンテナを張ってSNSや雑誌など見るようにはしてますね。主婦の方に向けてでも、20代の新米主婦なのか、40代のベテラン主婦なのかなどで違ってきます。

20代、30代の方でしたら、小さいお子様が喜ぶものを作ってあげたいとなるかもしれないですし、40代、50代の方でしたらメタボになってきた旦那さんに健康を気使ったものを作ってあげたいと思うかもしれないですよね。

 

矢内:なるほど。その人のライフスタイルをはっきりとイメージするんですね。

 

りな助:あとはネットで拡散されるとなると、ネット民に刺さるというのも大切なので今ネットでどんなものが拡散されているのかを常にリサーチしてます。

 

矢内:リサーチ方法は具体的には何があるのですか?

 

りな助:はてなブックマークが多いですかね。はてなブックマークで拡散されるということがバズることへの繋がる一つの方法だと思います。ホットエントリーのものは全部見てます。

 

2、バズるレシピをつくる上で大切にしていることを教えてください。

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矢内:バズるレシピをつくる上で大切にしていることを伺いたいです!

 

りな助:材料が少ないこと、家に普通にある調味料を使うこと、3ステップぐらいで作れること。などは一番気を使っています。

長いレシピだとwebページでのスクロールが大変なんですよね。パッとみて、料理をしない人でも「簡単そうだから作ってみようかな。」と感じてもらい、拡散の母数を増やしています。

 

矢内:確かに、普段料理をしない人は「難しそう」と感じるとなかなか手を出せないですね。僕もまったくしないわけではないんですが、レシピが複雑なものには手を出していないです。

 

りな助:あとはギャップも大切にしています。自分の今までの常識が覆るようなもの。豆腐に塩をかけたらチーズみたいな味になるとか、鶏肉に片栗粉をふったらプルプルになるとか。

 

r.gnavi.co.jp

 

r.gnavi.co.jp

 

矢内:それは思わず記事の中身を覗きたくなりますね!

 

3、イメージを膨らませる方法を教えてください。

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矢内:イメージってどんな風に膨らませていくんでしょうか?

 

りな助:ある一つのメニューを考える時に、連想ゲームをするようにしてますね。

 

矢内:連想ゲーム??

 

りな助:常備菜レシピが流行っているとして、常備菜作るなら肉がいいかな、どんな肉にしようかな、安い肉を使いたいな、などと考えていき、安い肉の部位などを連想させて。

結果牛スジ使おうと決めたら、牛スジと何使うかをまた色々な組み合わせで連想させたり・・・

 

矢内:うーむ。連想スピードが伝わってきますね!

 

りな助:そうですね。色んなこと頭に浮かべながら進めてます。あとは似ているものを探して作れるかどうかも考えてますね。

この間、自家製のツナを作ったんですよ。これって何かメリットがある他の食材でもできるかな?と考えて、ササミでササミツナを作ってみたり。まぐろより安いというメリットがありますよね。

あと肉味噌が流行ったので、肉味噌風に豆腐でそぼろにしてみたり。こちらも肉より安くヘルシーに作れるのでメリットを感じますよね。

 

矢内:なるほど!似たものとはいえ他のもので代用し、そこにさらなるメリットがあると嬉しいですよね。今あるものからの連想もレシピイメージに役立ちそうですね。

 

 

第一弾はネットでレシピが拡散されるためにまず考えることを伺いました。

レシピをいざ作る前のイメージや連想方法がとても大切であることがわかります。

是非、バズるレシピをつくる上で参考にしてみてくださいね。

次回は「レシピの書き方で変わる拡散力」について伺います!

 

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《プロフィール》

矢内悠介 

神奈川県出身 

1985年4月17日生まれ

株式会社フードクリエイティブファクトリー所属

営業プロデューサー

Facebook  : 矢内悠介

Twitter : @yuyuyusuke871