子育ての森forestree

日々の備忘録&愛してやまないものたちを語ります

一押し チェリスト宮田大氏、今だからこそ

 

 

今年の1番

celloはやっぱり良い!!!!!!!!

宮田大様は、私が20年前に栃木に嫁いでからたまに地元紙下野新聞

お名前はお見かけしました。

こんなに素敵になってしまって・・・・・

気を吐く演奏、音を掴んで操って、この方が奏でたい音を天上から持ち帰って来て下さる。

有り難う。毎日何回見てるんでしょう、私。

私は、クラシック音楽にど素人です。何も難しいことは言えませんが

兎に角、宮田大=音 になっています。

これが、私の今の、浄化。

 

こんなにどうして良いか分からない程になってしまった

コロナウィルスの影響下にある今日

どうか、どうか、誰もが優しい心だけはそのままでいて欲しい

心から祈っております。

 

 


「おくりびと」 久石譲作曲 / 宮田大

義母のお葬式

1月末、母が老衰で亡くなりました

本当にお疲れ様、おかあさん

介護施設での生活は約八年でした

その前の約二年半は、自宅での介護生活でした

当時、娘が小学三年生頃からの出来事です

なかなか大変な、濃密な時間でした

介護とは、ご飯をお口に運ぶこととか、着替えを手伝うことと

思っている人がいるかもしれませんが、

それは、気遣いの1つ

介護とは、つまり究極は下の世話をすることと向き合うことだと思います

誰でもが最後の最後は、布団の上に寝たまま動く気力も無くなり

すべてお世話をしてもらうことを避けることは出来ません

だから、人ごとではない

下の世話は、ハードです

便や尿意を当たり前にコントロールすることが

出来なくなってしまったつらさも全て受け止める

自分が被介護者になることを想像出来ますか


さて、この長い長い介護生活の上で

私が母の様々な事柄の方向性を決めるキーパーソンになっていました

良くも悪くも、母の後半の人生は私に委ねられていたのかもしれません

母にとっては、きっと辛かったと思います

自宅にいることが出来なかったのですから、それを嫁の私が選択したのですから

 

私は腰や背中の骨が悪い為、介護をすると相手の体重を支え続けたり

更に何度も屈折する姿勢に耐えられません

続ければ、2人とも自滅する予想はたちます

背骨に沿って自律神経の束があります

腰を痛めたままにすることは、自律神経を粉砕することです

大げさではなく本当のこと

 

私は、その生活の中で子どもを育て上げ、更に中学受験をさせ、娘の才能を引き出すこともしたかった

初めの自宅での二年半の介護生活の後、同時進行が出来なくなり、

つまり私自身の身体と折り合いをつけられなくなり、私は娘を選んだのです

だからこそ、娘の才能の糸口を見つけ、社会に橋渡しをすることが

すべての決着だったのです

 

今年の1月初め、娘と私で介護施設に行き

娘は大学合格を母に伝えました

その日は、過去5年ほどの母とは違う様子でした

僅かな時間だけのいつもの微細な反応からは想像もつかない

30分ほど続く、視線の交差、娘の指を手のひらと指で握ろうとした仕草

私も驚きました

 

母は寝たきりではあったのですが

協力して子育てをしてくれていたんです

私とベットの上の母の共同作業の結実が、この春の娘の門出です

 

もちろん、主人も本当に頑張っていました

心を尽くしていたのですが、なんせ出張が多すぎてまず家を空ける時間が

ありすぎました

こういうバランスや環境で、自宅介護をもう少し頑張れる人もいるんだけどね

介護は、心身共に介護者が健康で無ければ続かない

そこに尽きると思います

お母さん、ありがとう

親孝行

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娘からのプレゼント

 

先日、娘が受験したセンター試験の日は、私の誕生日でした

住まいが地方なので車で移動できる大学での受験であった為、ゆっくりめな朝でした

そんな朝でしたが、大きな箱を持ちながら二階の部屋から降りて

『お誕生日おめでとう!!受験合格おめでとう!!』と、プレゼントを渡されました

もの凄い驚きの 完全無欠のサプライズプレゼントです

こんな受験当日に!!!!!!

私は、去年の秋に近くの国立大学を編入枠で受験して、貯金で賄えるという範囲で

主人から許可をもらいました

 

この大変な中学受験からの6年間の集大成であるセンター試験の最中ですから、浮かれている母親の私は

ほんとうに良くないのでしょうけど

パパと相談しながらプレゼントを決めた娘の特上の温かさを手放しで喜びました

登校するときに使う防水のザックとパスケース、娘のお小遣いだけで頑張ってくれた

アフタヌーンティーギフト券に、こんなに親孝行されていいのかなと親冥利に尽きます

パパも忙しいのに、ギフトを何にするか選んでいるときはすごく楽しそうで

パパの方がノリノリだったよと報告があり

星占いによると、今年はやぎ座のラッキーイヤーだそうでまさに!!を体験してます

 

娘は大学が決定しています

でも、センター試験は受けなければならず力試しですが

これまた予想以上に健闘したようです

 

ママとしては、貴方の愛ある愛らしい行動を神様が見てたんだねと言いたい

また、車で受験校まで行くとき富士山が見えたしね


楽しそうに「他の人に授ける」心と行動は、

神様に愛される娘の流儀なのでしょう

それに気づいて、行動できる、貴方は偉い

本当に6年間頑張りました

 

 待ち遠しいな、tea for twoだね

オシャレな、天下無敵の女子高生の好みは

帝国ホテルのアフタヌーンティーらしい

渋いね、ホテルのチョイスがよろしい

なかなか良い子に育っているぞ

親孝行娘


貴方の町から富士山は見えますか

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富士山から100キロ地点

 

10月某日、私の家のほど近くの交差点を東京方面に曲がったら国道に出た途端

フロントガラスいっぱいに現れたのは、富士山!!!!

主人の実家に引っ越して18年になりますが、今年の10月まで見たこと無いのです。

義母が何度も見えると言ってたけれど、本気にしていませんでした。

だって、この国道に並行した道が私のウォーキングコースなのに、全く見えませんでし

たよ。でも、不思議な事に今年の10月に初めて見え、そして先週木曜日も見ました。

 

今年私と娘は本当にぎりぎりの細く長い道の先に到達しました。

10月に見たのは入試が終わって一週間経った頃。これは何となく良いことあるかもと

心の中で思いました。精一杯頑張った時には、神様は喜びのサインをくれます。

 

昔、娘が4才の頃、夏の間実家の母に預かって貰い初めての1人のお泊まりが

一ヶ月もの長い間になりました。

私の勉強の為であったのですが、娘なりに小さな心で受け止め、泣かないように我慢

する姿が立派だったと母が言っていました。

娘を迎えに行った帰り道、バスの車窓から2人で空いっぱいの二重虹を見ました。

神様が頑張ったねと、頭を撫でてくれたように感じました。

子どもとは言っても人格がある1人の人間。小さな人間なりにこの状況におかれて

するべき事を乗り越える。そして、大人は無論当たり前にするべき事を果たし、娘本人

と周囲の援助に感謝する。

その2人は、寧ろ頑張り合った同志になるのだと思いました。

 

そして、時は流れて行く中で、娘は私達からの愛情に包まれながらも、愛情から自立す

べく自分と戦う時は本人が荒れました。まだ余韻はありそうですが。

同時に、母親として受け止めるのか突き放すのか迷い激情に振り回されるのは、日常茶

飯事です。何度もさなぎから還り、殻を脱ぎ捨てるごとに、娘の心の芯に宿るものが

見えてきています。勿論!まだまだ未熟ではありますけれどね。

今は、個として大地を踏みしめる娘の立ち姿が本当に綺麗です。

 

私は、小綺麗にまとめてかっこよく子育てするタイプではありません。

泥臭く、野蛮に、真っ正面から人間くさく子育てをしてきました。

アウトドア大好きな自然派ということじゃないです。誤解なきよう(笑

秩序はあるけど、良妻賢母ではありません。

なんでもかんでも自由主義ではありませんが、究極に至っては、心に嘘をつかないこと

を選択する。例え子どもだろうと説明に納得がいっていない様子なら、本質的な話しを

伝えて、世の中の仕組みを教える。このことがどこに繋がっていく教えなのかを必ず話

すこと。躾上の抽象的な「きちんと」とか「しっかりと」という表現だと我が娘は、全く反

応示さないから、より具体的にどう社会で生きるかを教えることが私の子育てでした。

 

 

そして、18年、あんなにも綺麗な立ち姿で真っ直ぐに生きている。

いいんじゃないかと思います。

 


 

 

夏が過ぎて秋も過ぎようとしています

私の住む地域で大変な洪水がありました

詳しくは、4年前の関東東北豪雨、茨城県常総市の鬼怒川決壊の時

水害のあったところは、また被災してしまいました

家は田舎の中でも辺鄙で交通機関がホントに無くて住みづらいのですが

あらゆる災害からはたまたま免れています

それでも、通学に使わなくてはいけない鉄道は破壊されてしまったので

どうしようかと思いましたが、なんと近隣駅から上り電車はほんの少し「運行」

になりました

娘は、月曜日から学校へ行けます

私も、学校まで送り迎えすることなく仕事へいけます

でも下り電車は「全く動かず、工事中」の状態です

 

よかったのは、こんな私の個人的な都合だけです

この県南地域全体としては、言葉も出ないほど辛い思いをしている方々ばかりです

あっという間に何かが変わってしまいます

それでも、また私の一日は起きて洗濯をして、ご飯を作り、ご飯を食べ・・を

繰り返している、2つの世界が同時に動いているような感じます

 

娘は感受性が過敏なので、受験生にもかかわらず心あらずになっています

この2つの世界の狭間にいることが苦しくて荒れています

でも、人は人に結局助けられて明日へ繋いでいくのだなと思うことがありました

娘の辛さのはけ口を、この前訪れたアート展の芸術家さんが受け止めて

くれたようです

感じている世界観にクロスする何かがあったのかも

娘にとっては嬉しかったんでしょう

この子が、音楽で何をしようとするのか

何が源泉でそこに向かうのか

 

生きて感じていることが、そのまま反映していくような

例えば、音楽やアートが彼女には必要なのでしょう

びっくりしたよ、子猫ちゃん

昨日、娘と帰宅、家に入ろうとしたら、

どこかの猫が庭で座っていた

娘が、猫語でこんにちはの意味する「にゃー」をテンポ良く発したら

返事をして娘の後を追い始めた

しばらく見ていて、ふとこの顔立ちは

前に私が、田んぼあぜ道から拾ってきた捨て猫に似てるのではと、、、

焦る

 

 

私を見つけたときのあの捨て猫の姿が忘れられない

散歩コースを回っていたとき、ほんの20センチも満たない生き物が

私の後を付いて離れなくなった

早足に過ぎ去ろうとしたけど

そのおちびさんは、熱くなったアスファルトを駆けてくる

もう猪突猛進とはこのことだろう

なりふり構わない、子猫に追いかけられている私

 

私が、この子の救世主なんだろう

そう思ったら、100メートル位駆け出した足を止めて、猫を抱っこしてしまった

片手で軽々と持てる

私が見つけるまでよく体力があったね

カラスがいる電信柱に囲まれているのに、狙われなかったね

その捨て猫をお風呂に入れてミルクやカリカリをあげながら

貰い主を探した

家から10キロぐらい離れたところに貰われた、何年も前の話である

 

子猫から見たら、背丈の大きい私

自分から走り去っていく私

どう考えても、恐怖と絶望しかない

そこを食らいつくパンチと、そのルートを私はたまたまその日だけ

ちょっと回ってみた時出会ったという運の良さ

 

こういうのは、人間でも起こりうる

なりふり構わない時、純粋な人間像が見える

そういうときの、言葉がすごく強い

その言葉に耳を傾けてもらえるチャンスがあったら

それは、運が良いと言おう

出会いは簡単には起こらない

でも良い出会いは、必ず繋がっていく

人としての清らかさは大切である

 

件の家に立ち寄り猫は

主人が最近家の周りで見かけるという

あまりにきれいでどこかの家猫風

あの捨て猫でなくてよかったよ

猫の恩返しバージョンでさ、追いかけてまた来たと思いました

 

声が出ない

突然、今週金曜日の4時半ぐらいに

声が出なくなった

 

 失語ではなく、

声帯に傷がついているとかで

高音を出すと、ガッサガサ、カッサカサのスカスカな発音になってしまう

 

また、先週の金曜は、突然の高熱を3年ぶりに

出してしまい驚いた

 

やっぱりこれは、少しお休みサインだよね

実際、自覚症状に乏しい私にあまりしたことのない体調不良で訴えている

 

丁度の頃合いですが、約17年間続けた私主宰の

塾を今週で閉校しました

少しずつ制限を設けて、実動を減らして何とか

この仕事に対する気持ちが切れないうちに止めることが出来ました

 

求められれば、商売としてやるのが筋なのか

地元貢献として、助け続けて行くのが筋なのか

ごく一般的な見地からは、この辺りが正解でしょ

 

ただね、教えるのは、私で

私の気持ちは、何処かに置いたままにするのかな

ずっと彷徨っていました

 

やる気のない人から教えてもらう方が

可愛そうと、自分を突き放して考えてみました

いや、教えていくうちに、

すぐのめり込むのは、私だから

やる気がない、訳ではないか

 

もう時間がないから

身体が動くうちに、やりたかったことやりたい

んだわ

自分に対するコントロールの仕方がおぼろげながら

分かりはじめて

この年になって、やっと遠近が見渡せる余裕も出てきました

責任を取ることの意味が、ずしんと感じるようになった

なんとなく当たり前の倫理観と日常的所作でこなしている

ことから、やっと超えたのだ

 

だから、重心の位置がわかり、生きるのが楽になったんだわ

 

今は少しだけ準備を整える、そんな時間なの