ノマド探求

二次元移住準備記

また応用情報技術者試験をサボってしまった。

先週、応用情報技術者の春期試験があったが、前回に続き、結局、試験を受けなかった。過去問題集を買った後は全く試験勉強をしないまま試験日当日を迎え、合格する可能性はほぼなし。しかも、申し込み開始の初日に応募したにもかかわらず、試験会場は電車を乗り継がなければ行けない、自宅から遠く離れた僻地を指定され、試験前日には受ける気が失せてしまった。仕事が忙しかったと言い訳をするつもりはない。三月は残業時間が法定限度の80時間に迫るほど、忙しかったのは事実だ。しかし、勉強をする時間は十分にあった。平日は厳しいとしても、土日祝日は時間を取れたはずなのだ。

次の仕事を探す際に、応用情報技術者で問われる資質は役に立つので、午後問題だけでも勉強する価値はあった。今回落ちても、次回受ける時に試験勉強は当然、活きてくる。それを分かっていながら、勉強をしなかった。今の派遣契約を終了する段取りがついた辺りから徐々に気が抜けてしまい、何をするにも面倒になった。気を抜くと自己管理が疎かになるのは、未だに克服できていない小学生の頃からの課題だ。試験は受けるだけでも意味がある。例え受かる可能性が天文学的な割合で低くても、受ければ受かる可能性はゼロではない。しかし試験を受けなければ、その可能性はすべからくゼロになる。

試験に限らず、人生において何かをできる機会があったのに、みすみすそれを逃してしまった経験が幾度とあった。理由は様々だが、面倒臭いからやらないは最悪の理由の一つだ。このままだと、怠いを理由に何でも目の前の物事を回避する、逃げ癖がつき始め、いずれは加速度をつけて怠惰の沼に引きずり込まれる。怖いから逃げたい気持ちは、一度抑えてしまえば次からはあまり怖くなくなる。むらっ気が出そうになった時は、まず最初に与えられた機会を愚直に選べば良い。一度逃した機会は、二度と戻っては来ないのだ。

ひとまず職務経歴書の更新完了。

仕事を辞める前の準備に、ひとまず職務経歴書の更新をした。今働いている職場の実務経験を追加するだけでも問題ないが、これを機にレイアウトの刷新と前の職務経歴の見直しをした。一つの職場につき、三つの実務経験を記載したのは今までと同じだ。今回はさらに、一つの実務経験につき、三つの具体例を箇条書きで挙げ、代わりにお化粧をした文章を削って、すっきり読みやすくした。結果として一つの職場につき、三つの実務経験と九つの具体例を職務経歴書に記載する。三と九という数字は収まりが良いし、なんだか神秘的なので、レイアウトはこの数字を意識した。派遣会社に再度、添削してもらい微調整をしたら、派遣会社に登録した情報を更新して完了だ。

職務経歴書の更新の他は、仕事を辞める前に何か検定を取得したい。六年前に無職になった時は、だらだらとLPICの勉強をしていたら半年がすぐに経ってしまった。仕事を辞めた後のニート生活を存分に楽しむために、今回は必要な準備は事前に終わらせておく。今月の後半に試験を受ける応用情報技術者試験に合格すれば言うことなしだったが、全く勉強をしていないので、日商簿記三級が落とし所だろう。簿記の知識が役に立つ機会は今後ないと思うが、今の職場の実務経験を裏付けるために取っておく。健康保険と年金の切り替えと失業手当をもらう準備も済ませておこう。

なんだかんだでタイに行く。

遅くても五月末には今の派遣の仕事を辞めている。辞めた後は、しばらくはニートをしながら、ゆっくりと今後について考えるつもりだ。今年に入ってからも連日連夜、残業が続き、精神的に疲れた。今月の残業時間は、上限の80時間近くまで行くだろう。まだ充実感や達成感の残る仕事であれば良いが、残念ながら誰もやりたがらない残務整理がほとんどを占める。酷いものだと十数年前まで遡る核廃棄物処理のような業務を引き継いでいる。というわけで、仕事を辞めた後の予定を考えて、日々の鬱憤を紛らわせている次第だ。

辞めた後は、とりあえずタイに旅行に行く。すでに飛行機はマイレージの優待券で押さえた。大量のマイレージが今月末に期限を迎えるので償却するため、優待券に引き換えたのだ。タイに行くのは、その結果に過ぎない。歴史的な円安が続くどころか、さらに加速しそうな勢いで、当初は自粛しているゲームを祝ニートを契機に解禁し、自室に籠もっていようと考えていた。旅費に占める割合では比較的大きな飛行機代を滞在費に回せたが、それでも燃料サーチャージなどを払うと五万円ぐらいの出費になる。

タイに滞在中は、派手な遊びをするつもりはない。しかし、せめて宿だけは年相応に小綺麗な所に泊まりたい。日本より物価はまだ安いので、飲み食いに関しては、予算内で満喫できるだろう。本場のタイ料理とマッサージを堪能する他は、何をしようか思案中だ。行きと帰りの出発日の宿を押さえれば、あとは現地で何をするか考えても良いかな。観光に飽きたら、田舎のゲストハウスで好きな音楽を聴きながら、読みたかった本を読むのが、時間の潰し方としては最高だ。勉強などのためになるようなことはせず、退屈を楽しみたい。