少子化を考える

国の財政が借金だらけでヤバイというのに、少子化で人口も減って高齢化で労働人口まで減ってかなりヤバイ状態だ。
少子化でなにがヤバイかっていうと、これからお金を稼がず使うだけの存在になる老人が増えると言うことと、それを支える人が少なくなるって事だ。
そこで、この問題に本気で考えてみることにした。
ただし、社会が豊かになれば少子化に向かうのは道理なので、それには逆らわず少子化に適応した社会にするにはどうしたらいいかを考える。
まず、国の財政だが税収が減っているのだから、これを増やす方法を考えるか、支出を減らす方法を考えなきゃいけない。
増やすほうは自分が考えるまでもなく動きがあるが、消費税を増税するのは間違いで、
所得税のみを微増とする。その代わりに相続税を大幅にアップする。こうすることでお金の流れを消費方向に向かわせ、景気を上向かせ税収を上げる。
支出を減らすためにはもちろん公務員をはじめとする公共団体の合理化を押し進める。
そして公共事業の高齢化シフトだ。ハコモノや過度の僻地インフラ整備による公共事業を極力排除し、高齢化による高齢化のための公共事業を展開する。
その一つが生活保護の現金支給停止と年金の国民年金一本化事業で、目的は高齢者に対する雇用を促進する事と支出を抑える事になる。
具体的には生活保護の現金支給を止め、公共事業による福祉施設への入居という手段をとる。福祉施設運営は高齢者を中心として行う。これにより生活保護費の不正拠出を排除し、高齢者への雇用を創出する。その上で年金は一本化し国民年金は現在の生活保護レベルにする。社会保険庁は解体し、国民保険分より多く支払った分のお金は返金する。
年金受給者より生活保護者の方がいっぱいお金がもらえるなどという話はおかしいのだし、年金制度にレベル差があること自体もおかしいのだ。

還元濾過あれこれ

ちょっと前まで濾過といえば、魚が食べ残したエサやフンを物理的にこしとる物理濾過が一般的な認識だった。水や器具が汚れたらゴシゴシと洗った。今でもそういう認識の人が多いようだ。
最近では、硝化菌の働きでアンモニアをより無害な硝酸塩にまで変化させる生物濾過の認識が広まったため、濾材を水道水でジャバジャバ洗うようなことは無くなった。でも、魚が生きていく以上アンモニアは硝酸塩になって蓄積していく。面倒な水替えだけは必要になってしまう。
水替えをしないとどうなるか。まず硝酸塩が蓄積することで水がどんどんと酸性に傾いていきます。魚が弱って病気になりやすくなります。
でも、この水替えって結構大変で熱帯魚なら温度合わせはもちろんのこと、少しづつ慎重にやらないとショックで魚が死んでしまいます。
水槽に水草を入れることである程度は硝酸塩を消費してくれるのですが、水替え不要とまでとなると、水槽に入れられる魚はほんの少しになってしまう。
そこで、硝酸塩そのものを分解して窒素ガスにしてくれる菌を利用して還元濾過をしようという事になったわけです。
還元濾過は水替えが大変な海水水槽をやっている人たちが多く興味を示し、日夜研究に励んでおられるようです。
還元濾過については山田氏のサイトが参考になりました。
http://yamada.cside.com/small/tank/t00021.html
簡単に説明すると、デニボールやデニマックスといった、いわゆる炭素源をエサに還元濾過を行う菌を繁殖させるというものです。実はこの炭素源というのは砂糖でも同じことなのです。

砂糖添加水槽を考える

「水槽に砂糖を入れるだけで水替えが不要になる。」
こんな怪しげな話を聞いてやってみる方もやってみる方だが自分はやってみたw。
最初は見事に失敗。砂糖を入れると次の日には水槽真っ白。
砂糖を入れ続けると、水槽はドブみたいな臭いがして、茶色いゼリーみたいなぶよぶよでパイプが詰まりまくった。魚も病気になる始末。
「やっぱり、こんな方法じゃ水替え不要になんてならないな。」
そう思って半年は砂糖添加水槽のことなんて忘れていた。

しかし、最近になってgoogle:脱窒]と[google:接触曝気法の話を聞くようになり、今までの方法をちょっと変えるだけで本当に水替え無しでも水槽が維持できるようになったのです。

理屈はさておき、自分の成功例を紹介します。
水草を入れる。
脱窒されてしまうのでたくさん入れても枯れてしまう。アヌビアスナナとか丈夫なやつを入れる。入れると魚の調子がいい。窒素以外のリンなどを処理してくれるからかもしれない。池などの屋外であれば水草じゃなくてもコケを放置しておけばいい。
・必ずエアレーションする。
極端にぶくぶくやらなくても大丈夫。でも酸素の供給は重要。接触曝気法なんだから。
・上面濾過装置と底面濾過装置を連結して使う
よくある底面から上面への接続ではなくて、上面から底面に接続します。底面濾過装置が嫌気濾過に一役かっているかどうかは謎ですが、濾過面積が広くなるのと酸素を多く取り込んだ水を上面濾過装置に送り込みたかったのでこうしてあります。
・上面濾過装置の濾材はセラミック+ウールマット
基本的に濾材は洗わないのですが、ウールマットだけだと詰まってしまうことがあるのでセラミック濾材を使います。セラミック濾材はリング型でも米粒型でもどちらでもいいと思います。屋外の濾過装置ではプランター軽石を入れたものを使用しています。
・砂糖添加の量は適当
本当に適当です。強いて言うなら、熱帯魚を飼っている60cm水槽では多くてもティースプーン1/4。鯉とか金魚を飼っている外の60cm×2連結水槽では1〜2杯分を毎日添加しています。
・砂糖を添加する場所は濾過装置に。
水槽内ではなく、濾材に振り掛けるような感じで添加しています。濾材に形成される生物膜にエサをやるみたいです。

こんな感じでもう3ヶ月ほど水替え無しで水槽を維持できています。pH測定しても7〜7.5ぐらい。うーん不思議だ。