富山で馬の牧場はじめました

アラフォとアラフィフの中年夫婦が一念発起。東京のど真ん中から富山へ移住。馬の牧場をはじめました

ブログお引っ越しのお知らせ

いつもブログを読んでいただきありがとうございます。

はてなブログを始めたのが昨年の10月のこと。

人生で初めてのブログ。手探りの中とにかく継続することだけを考えて描いていくうちに、たくさんの方に読んでいただけるようになりました。

それが励みにもなり、マンガを描き、ブログを書く作業はとても楽しく充実した時間にもなっていきました。

書くことにも慣れ、他の方のブログを見たり勉強するうちに、ブログを整理して一から構築し直したいという気持ちが強くなりました。

そのためにも、「絵日記」カテゴリに力を入れているレンタルブログへの引っ越しをすることにしました。

 

はてなブログで読者登録をしてくださった方々や、にほんブログ村で登録をしてくださった方々にはご不便、ご迷惑をおかけしますが、もし気が向いたら新しいブログものぞいていただければ嬉しいです。

これまでのブログは引き続きはてなブログでご覧いただくことができます。

URLは

https://frontierumako.hatenablog.com

です。

 

これまでのURLは新しいブログ

ライブドアブログ「今日もうちのウマコが騒いでる」のアドレスになります。

https://www.frontierumako.com

 

過去のマンガは修正しながら少しずつ新しいブログに追加していく予定です。

 

一年間本当にありがとうございました。

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11月19日はビッグハートの日とさせていただいております

 

 

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我が家のウマコは現在ビバ、シル、ハクの3頭ですが、フロンティアオープン時はビバ、シルのほか、ビッグハートという長老がいました。

彼はうちに来る以前は北海道の幼稚園で飼われており、その後育成牧場に預けられ、縁あって我が家に来ることになったのです。

 

幼稚園で騒々しい中で揉まれたのか、はたまた大勢の人間に揉まれてきたのか、当初より達観しているところがあり、見たことのない遊具に恐れおののくビバやシルを励まし、ときには叱咤し、先頭を歩き続けてくれました。

 

ミニチュアホースと呼ばれる大きさのジャンルだったため、見た目は赤ちゃん。

そのため誰よりも可愛がられてきたのですが、心はおっさん。

そんなビッグとの思い出は数知れず。

牧場中を引きずられたわたしは少々苦々しい気持ちもあるのですが、今でも彼がフロンティアのアイドルホースと呼べる存在なのは確かなことです。

 

2018年11月12日のこと。

牧場で歩けなくなり、それから一週間。介護の日々が続きました。

 

馬は立てなくなると自らの体重で内蔵をやられてしまうため、安楽死を選択することがほとんどです。

ビッグもまた、自力では立てなくなってしまったため、ミラージュランドさんに器具を借りて上から吊るす手段を試みました。

でも思いの外苦しそうにしていたため、仕方なくごはんを食べるときだけ人力で半身を支えて食べさせ、あとは成り行きにまかせることにしたのです。

食欲もあり、立ちたいという欲求も見受けられ、仲間(とくにシル)とも一緒にいたい素振りを見せていたため、安楽死を選択するのはしのびなかったのでした。

 

それから一週間。

彼は亡くなる数時間前までごはんを美味しそうに食べ、自力で排泄し、生きる意欲を見せ続け、最期はシル、ビバ、ハク、わたしたちがいるところで息を引き取りました。

 

わたしにとっては生まれて初めて共に生きた馬とのはじめてのお別れ。

とまどい、悲しみ、後悔、いろいろな思いがありますが、彼が残してくれた教育は確実にビバとシルに残っています。

そして、4ヶ月ほど共に暮らしたハクは今、号令隊長だったビッグに代わり、大きな声で号令をかけています。

 

ニンジンをねだるときに必ず舌を出してお愛想を振りまくビッグは今も、牧場と虹の橋を行ったり来たりしているのでしょう。

 

今回はビッグの思い出話しでした。

 

私事ですが、現在新しいソフトでのお絵かきに移行し、目下勉強中なため、ブログ更新が滞り気味ですが、これからもどうぞよろしくおねがいします!

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この見た目で騙される。。。

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大好きなシルと。女の子しか好きではなかった。。。

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得意の寝食い。。。

 

馬がしっぽを振る理由

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馬がシッポを振るとき。

それはたいていはハエを払うとき。

だからシッポを編んだり短く切ったりなんてもってのほか。

ナチュラルに長くしていてくれないと、不快なハエを追い払えないのです。

(あ、でも競技とかで限られた時間オシャレするときにはもちろんありですよ!)

 

なので、ごくたま〜に、ハエもほかの虫もいないのにシッポをブンブンと振り回されると、地味に傷つきます。

なぜかって、「邪魔だ」「どっかいけ」「うっとうしい」「五月蝿い」と言われているのは、ほかの誰でもない、わたしなのだから。

 

この仕事を始めて接客業にもある程度なれ、対人間にも抗体ができましたが、動物からのこういった攻撃にはものすごく心が凹むのは、四年たった今でも変わりません。。。

がんばれ、わたし。。

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思慮深い馬と後先考えない馬

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フロンティアの朝の風景。

厩舎の掃除をしている間、ウマコたちは低い柵にロープで繋がれたまま各々自由に過ごしています。

といってもやることはないので、もっぱらウマコたちの興味の対象は柵の向こう側に生えている草。顔だけ柵の向こう側に突き出してもぐもぐタイムを楽しむのです。

 

さて、この草ですが、毎朝食べているため手前のほうには噛めるほどの草がほとんど生えていません。

なので、限界まで首を伸ばし、その先にある草を食べるのですが、このとき柵によっかかりすぎると柵が曲がってしまいます。

すでに傾いている箇所もあり、よっかかっているのが見つかるとわたしたちにしこたま叱られるのです。

そのため思慮深いビバは考えたのでしょう。

柵に体が触れないよう踏ん張りながら、限界まで挑戦しています。

 

いっぽうハクちゃんですが、よっかかりボスに怒られているビバの様子を見ていたはずなのに、なにも学習していなかったのでしょう。

前足だけ柵をまたいでホクホクした顔で柵の向こう側の草を食べているではありませんか。

 

ふだんきちんと足を上げず、ズベズベと走っているハクからは想像もつかないことで驚きましたが、案の定そこから戻れなくなり助ける羽目に。

ただ、その日はたまたまボスがいなかったのです。

戻れずに佇んでいる400キロ弱の巨体を、ヒーコラ言いながら救助したのでした。

 

目の前にある障害物は避けずにぶつかり、力で前に進もうとする我が家の破壊王ハクちゃん。

この日以来、彼のつなぎ場所は別のところに移ったのは言うまでもありません。

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ハッピーハロウィン♬

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今日はハロウィン。

フロンティアのある遊園地、ミラージュランドでも、コロナの影響でハロウィンイベントは開催されませんが、どうやら北陸のコスプレイヤーたちがひそかに集結するという噂を聞きました。

ということはウマコたちの出番も期待できるところ。

ワクワクしながら今日のオープンを迎えたいと思います。

 

さて、コスプレ、ハロウィンといえば、我が家でも毎年なにかしらウマコたちにかぶりものやらでコスプレさせたいのですが、もって15分。

気づけばどっかに落ちているか、たてがみにひっかかってブランブランしているか、振り落として噛み砕いている始末。

付け方が悪いのでしょうが、もとより飾り物をあまりつけたことのない我が家のウマコたちにとってははた迷惑なのでしょう。

鏡を見せても「は〜??」という感じだし、邪魔でしかない、といった表情を浮かべています。

そういうわたしもまた、コスプレをしようと毎年考えるのですが、結局いつもと同じ格好になるのでウマコのことはいえません。

唯一ボスだけは普段着が周囲から見たらコスプレなので、今年もまたカウボーイがいるとキャーキャー言われる予定です。

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ハクちゃんのお仕事

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ビバだけでは大変なので、乗馬用として我が家へ迎えたハクちゃんですが、

自分の仕事は「エサやり体験係」だと思い込んでいます。

なので、乗馬の仕事が入ると「え?」みたいな顔をしてイヤイヤお部屋を出るのです。

 

逆にエサやり体験のお客さんが来ると、誰よりも鳴き、誰よりもお鼻を鳴らして猛アピール。

ニンジンをめぐり、入り口にいちばん近いシルとバチバチと火花を散らしている様は、普段ののんびりヌボ〜としたハクちゃんとは大違い。

 

ただ、アピールが全力すぎて変顔になるため、お客さんは笑ってしまいしばらくのあいだニンジンを目前に笑われ続けるハクちゃんでした。

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のんびりハクちゃんが機敏になるとき

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なにをするにもスロー、速いのはごはんを食べるときだけ。

そんなハクちゃんですが、2歳年下のビバをアニキと慕っています。

シルのようにケンカをうってくるわけでもないので、ビバもハクに対しては結構寛大で、2頭が一緒にいても比較的穏やかで平和な時間が流れるのです。

牧場の馬小屋にいるときも、暇を持て余したビバに足や大事なところをハムハムされてもジッと我慢しながら静かにビバから離れていきます。

 

ただ、ときどき虫の居所が悪いビバの餌食にも。。。

 

なあんにもしていないのにガブリとやられるのです。

それも一切の間合いを入れずに閃光のようなスピードでやられるため、のんびりなハクちゃんに逃げられるわけもなく。

毎回飛び上がっていました。

 

ところが今年に入った夏くらいからでしょうか。

来るなっという気配を察知し、瞬間移動して難を逃れるようになったのです。

スピードを上げることはできないので、アンテナの感度を高めたのでしょう。

以前よりもやられることが少なくなり、真っ白な体に緑の歯型がつくこともなくなりました。

 

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