崖の淵から、こんにちは。

崖の淵から、こんにちは。

迷走中の崖っぷち女です。アフィリ 麦チョコ やっぱり映画

【本当にヤバい時、ヒトは傍観者になる?】新宿駅南口、午後3時

れは、もう20年くらい前のこと。

大学1年生の夏

未だにあの場所に行くと、少しだけ足がすくむ。

私はそんな体験をした。


再開発が始まったばかりの新宿駅南口。

ゴチャゴチャとした駅周辺では

競馬の予想やら酒を酌み交わすおっちゃんが

まだ、チラホラいらっしゃった。そんな頃の話しです。

新宿駅南口、午後3時

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学の友人K子と一緒に新宿駅南口改札』に向かって歩いていた時のこと。

今でいうと ‟Flagsビル” のGAPがある
階段下あたりで
話しに夢中になっていた私は
急に何かに、つまづいた。

「す、すいません」そう言って足元を見てみると、


にゅ~っと伸びた長い脚と、バカでかい足には新品のエアマックス95

それは電話ボックスによりかかってグーグー眠る
大男の足なのでした。


「超ビックリ!」「ウケる~」
三年寝太郎かってーの!」


私たちは何がおかしいんだか、大男の眠る姿に爆笑しながら南口改札に向かう階段をゲラゲラと登っていったのでした。

この後、人生で5本の指に入る、恐ろしい体験をするとも知らずに・・・

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走れ!走れ!走りきれっ!


さて、ちょうど
階段の真ん中あたりまで来たときです。

K子が後ろを見てギョっと目を見開いたまま、
口をパクパクさせてます。

「え?なに?」

振り返ると、先ほどの寝太郎が
ものすごい勢いで、こちらに向かって走ってくるではありませんかっ!


や、や、やばいっ!!

に、に、逃げろっ!!



私たちは必死で階段を駆け上がった。


階段を登りきって後ろを振り返ると

大男は階段を3段飛ばしで

猪突猛進してきています。

は、速いっ!目が血走ってる!


た、た、助けてーー!!


「助けて!助けて!」と叫びながら
甲州街道沿いの歩道を必死になって走った私とK子。

さらなる悲劇がレモンを襲う


ちょうど、南口改札前のあたりに辿り着いた時。

私に、さらなる悲劇が起こりました。
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そう。コケたんです。


見事に『すってーん!』とコケて、
歩道の真ん中に顔を突っ伏してバターンと倒れてしまった私。

あぁ、やってもうた。


一番転んじゃいけない時に転ぶという ‟お約束人生”

なんでいつもこうなるんだ? 


絶体絶命の中、足がすくんで、立ち上がれずに突っ伏していると

『ブゥ~、ブゥ~』と、

聞いたこともない獣の息遣いが、
私の頭上から聞こえてきた。

お、終わった。


雑踏の中から聞こえる
「助けてください!」「誰か助けて!」
と、必死に叫ぶK子の声。


恐る恐る、少しだけ、顔を上げると

私の前には見覚えのある、‟にゅ~っ”と伸びた脚とエアマックス


その先には、私と大男を一定の距離を保って囲んでいる無数の人々の足が見える。

もう、ダメだ。逃げきれない。


ありがとう、お父さん。
ごめんなさい、お母さん。


地面にぶっ倒れている私に向かって寝太郎が

「でめぇ、ごの野郎!!」

と、大声で叫んで

私の胸ぐらをつかもうとした、まさにその時!


なぜか視界に入る全ての動きがスローモーションになったのです。

コマ送りのように一秒一秒がゆっくりと刻まれていく。



私はヤツの大きなの手を思いっきり「バシっ」とチョップし、スクっと立ち上がって彼の足元をするりと横へ抜けると、『シュタタタタン!』と忍者のように低い姿勢のまま、私たちを囲む群衆をすり抜け、駅ビルへと逃げ込んだのでした。


なぜあんな俊敏な動きができたのか。
未だに自分でもわからない。

自分の体が自分のものではなくなる感触を受けたのは、後にも先にもこの時だけです。

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連行されたのは、だれ?


は、必死で駅ビルの雑貨売り場の逃げ込んで

レジのお姉さんに
「助けてください!警察呼んでください!」
と、泣きながらお願いし、
そのままお巡りさんが来るまで
レジの下にかくまってもらったのでした。


の後どれくらい経ったかわかりません。
きっと数分だったのでしょう。
2人のお巡りさんが来てくれました。


あまりにも小さなおじさん二人組だったので、思わず

「本当に大丈夫ですか?」「拳銃用意しといてくださいっ」「見つかったら殺されちゃう」

とビビる私は、2人のお巡りさんの間に挟まれ、
両腕をガッチリつなぎながら、交番に辿り着いたのでした。

はたから見たら、私が連行される犯罪者


番に着くと、
「レモン!!」と飛びついてきたのはK子。

あぁ良かった!無事だったんだ!!

私たちは汗と涙と鼻水にまみれながら、
抱き合ってオイオイ泣き続けたのでした。


しばらくすると、お巡りさんが

「ところで、その顔の怪我は、彼にやられたのですか?」

・・・へ?

鏡を見たら、私の鼻の頭は真っ赤に擦り剝け血がにじんでいます。


こ、コケました。
走って逃げてるとき、コケました。

「押されたの?」とお巡りさん。

いいえ。だから私が勝手に転んだんですよっ。


そんなこんなで

気をつけてね。新宿は色んな人いるから。

とお巡りさんに言われて、被害らしい被害も無いのでもう帰ってね。という話しになり、

兄に交番まで迎えに来てもらい

私たちは無事に、新宿駅南口から脱出することができたのでした。

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あれから時は流れ・・・


新宿南口はどんどん整備され、

バスタ新宿やNewmanなど新しい施設が誕生し

すっかりキレイな駅に変貌した。


同時にあの頃の

きな臭い空気も無くなっていったのだが

私は新宿駅南口に降り立つたびに

あの暑い夏の日の「むわっ」とした

ねばっこい空気と

汗にまみれた人々の息づかいが、よみがえる。


ころで

今でも時々連絡を取り合う私たち。
つい先月も彼女に会った。

待ち合わせは、いつもの新宿駅南口
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お酒を飲むと、私たちはいつもこの時の話しになる。

「私はさ、あの時レモンは確実にヤラレタと思ったんだよ。あの絶体絶命のピンチをどうやって逃げ切ったの?」

そして、私は今でもやっぱり上手く説明できない。


するとこの間、K子が

今みたいに、スマホがあったらどうなってたかなぁ

あの時は携帯すら持っていなかった私とK子。


『即、動画でアップされて拡散されちゃったかもよ?』

『でもさ、あの大ピンチを切り抜けた瞬間の動画は、ちょっと見てみたい気がするよね~』


なんて笑いながらバカなことを話していると、
K子がボソッと言った。

もしスマホがあったら、誰か助けて、くれたかなぁ


そのつぶやきを聞いたとき、

『あぁ彼女も、あの時の息遣いが五感に染みついているんだなぁ』

と、私は思ったのでした。


答えは、やっぱりわからない。
でもこれだけは確かに言える。


ヤバい時には「助けて!」と言っても、助けてもらえない

と思った方がいい。


私だって、助けることはできない。

みんな怖いし、巻き込まれたくない。

良いとか悪いとか、そういう尺では測れない。

だから、自分の身は自分で守るしかない


そして窮地に追い込まれると、人は思わぬ力を発揮するものなのかもしれません。

合気道なら、か弱い私も未知なる力に頼らず戦うことが、できるかなぁ。

え?か弱いって誰のこと?

【動くな、死ね、甦れ!】『この狂気と絶望を受け止めることができますか?』

『動くな、死ね、甦れ!』 ヴィターリー・カネフスキー

映画を観終わったあと、衝撃のあまりに
立ち上がれなくなったのは
後にも先にも、この作品を観た時だけ。

狂気と絶望の中にある
みずみずしさと、ヒリヒリとした痛み。


感情に思考がついていけなくなった時

人は茫然と

その場から動けなくなるのかもしれません。


覚悟して観ないと精神が崩壊する映画


それでもやっぱり

絶対に観るべき名作がここにある!!


動くな、死ね、甦れ! Blu-ray

製作国:ソビエト連邦 1989年/ 上映時間:105分
監督:ヴィターリー・カネフスキー
キャスト:パーヴェル・ナザーロフ/ディナーラ・ドルカーロワ

ソビエト連邦時代に製作された作品。
カンヌ国際映画祭カメラ・ドールを受賞(1990年)。

簡単なあらすじ

主人公の12歳の少年、ワレルカは、旧ソビエトの極東にある荒んだ炭鉱の町に生きている。彼は学校で悪さをしたり盗んだり、たびたび騒動をくり返す。母親の愛人への憎悪から、だんだんエスカレートする悪戯。そんなワレルカのため、なんども危機を救ってくれる幼なじみの少女ガリーヤ。 ついに学校を退学になったワレルカは町から逃亡する。
そして2人の運命は思わぬ方向へ転がりはじめていく・・・

レモンの感想

時代や生まれた国、境遇がどうであったとしても
人は生きていかなくてはならない。

「生きる」ということはそういうこと。


映画の舞台

第二次世界大戦直後の極東シベリア”

と、聞いてピンと来た人もいると思います。


白黒の画面に時々写る旧日本兵の捕虜の姿と
呪文のように映画から聞こえる
彼らが歌う日本のうた。

ぎゅぅっと胸が締め付けられます。


ドキュメンタリーを見ているような感覚に陥るのは、主演の少年ワレルカが

本当のストリートチルドレンだったからかもしれません。


13歳で煙草をくわえ街を徘徊していた彼に
『かつて自分自身を見た』というカネフスキー監督。

そう、監督もまた
劣悪な境遇を生き抜いてきたひとりなのです。

この映画にリアリティを感じるのは
当然のことなのかもしれません。


荒れ果てた生活と絶望の中で

幼馴染のガリーヤは、彼にとって天使であり

希望なのだということが

痛いほどわかればわかるほど

この映画の残酷さと狂気が私の胸に突き刺さる。



カネフスキー監督は、

残酷な時代を生き抜いてきた自分自身の中にある

苦しみや痛みをしっかりと凝視し描くことで

これからのロシアに希望を見出そうとしていたのかも、しれません。


そして「すべての子ども達」にその未来があるのだと。


だから私は、この作品に
「やさしさ」を感じるのかもしれません。


ちょっとチラ見せ

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ワレルカ(パーヴェル)の表情に
監督のまなざしを感じる


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ロシアの定番 ‟ほっかむり” 姿。
おばちゃんっぽい少女ガリーヤ

「私が助けてあげる」
・・・泣ける


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線路を歩くシーンは映画の定番なんだけど
この作品にはリアリティがある。

実はこの作品は三部作になっています。

第一部:『動くな、死ね、甦れ!』

この記事で書いた作品です。

第二部:『ひとりで生きる』

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前作「動くな~」から2年後、15歳になった2人を描いた作品。
少し大人になった2人は、どのような人生を歩むのか。

第三部:『ぼくら20世紀の子供たち』

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カネフスキーストリートチルドレンを撮った
ドキュメンタリー作品。

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残忍にならざるを得ない過酷な現実と
子どもの心に垣間見る純粋さを
カネフスキーが映し出す。

この作品には、すっかり大人になった
『ワレルカ少年とガリーヤ少女』が出てくるのだが・・・
その姿と悲しい現実が、痛くて苦しくて愛おしい。

3部作まとめて観たい方はDVDBOXもあります。

ヴィターリー・カネフスキー DVD-BOX

ヴィターリー・カネフスキー DVD-BOX

私がこの映画を観たのは、今から20年くらい前。
つい最近、再上映されていたようです。
劇場で観たかったなぁ。
調べてみたら鹿児島の「ガーデンズシネマ」で、6月7日~10日まで上映されるようです。
鹿児島かぁ。お近くの方、ぜひ!!

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【我が家を切り裂く事件が起きた!?】「おじさん派 V.S. おばさん派」論争勃発

今、我が家では、家族を二分させている大問題がある


我が家の近所に数年前に開店した八百屋さん。

60歳くらい店主がお店を切り盛りしています。

安くて新鮮で店主も親切!という

商店の鏡みたいな八百屋さんです。

さて、ことの発端は、3日ほど前のこと

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『酢豚が食べたい』

と姪っ子のA子が言うものだから

「よし!レモンおばさんが作ってあげる!」

ということになり、ピーマンが足りないので、

姪っ子を連れて八百屋さんに出かけたのでした。


い店内は込み合っていて、商売繁盛。

無事にピーマンを買って帰る途中のこと


「ねぇ、おじさん、風邪引いてたのかな?」と姪っ子。

「え?誰が?」と私。


「だからぁ、八百屋のおじさん!マスクしてたでしょ?」

・・・ん?

「だから、やおやのぉお、じ、さ、ん

それを聞いて思わず噴き出した私。


「やだっA子ってば。‟おじさん” じゃないよ!‟おばさん” だよ!」と大爆笑。

ふと見ると、私の横で顔を真っ赤にしている
姪っ子小学6年生。

「なんでっ!絶対に、お、じ、さ、んだよ!!」

と言って、私の手をふりほどき、走って帰ってしまったのでした。


に戻ると、
姪っ子がジジ(私の父)に必死の形相で、
さっきの話しをしています。


「そんなムキにならなくてもさぁ。でも笑っちゃったよ。A子ってば、八百屋の‟おばさん”のこと、‟おじさん”だと思ってたんだよ。」

と、私が言うと、すかさずジジが

「なに言ってるんだ!あの八百屋はだろっ」
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爺さんよ…いくら孫がカワイイからって、そこ、すり寄せなくても…


すると台所の奥からババ(私の母)が出てきて

「そうよレモン、あんたこそ、なに言ってるの!‟おじさん”よ」

ゲラゲラ笑う、ジジ、ババ、姪っ子。


「そ、そんなはずはないって。おばさんだってば!」

今度は私が必死の訴えをしていると

ゲームをしていた甥っ子のB太郎(小3)が
顔を上げて


「僕は、オンナだと思ってたよ~」


でかしたB太郎!
すかさず甥っ子にハイタッチっ!!


よしっ。これで3対2ねっ!


ということで、我が家の論争は始まった。
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おじさん派(ジジ・ババ・姪っ子)の意見と、私たちの反論

髪の毛が短いから

⇒ ショートカットのおばさんだっているじゃない。

ノーメークだから

⇒ 化粧をしていない ‟おばさん” なんて、いっぱいいる。私も含めて。

いつもズボンを履いているから

⇒ 八百屋だよ?動きやすい服装してるだけですっ。それにしても、未だに「パンツ」って言うことに抵抗ある私は、それこそ『おばさん』。

調子よく論破していると、
相手も食い下がってきた。

おばさん派(レモン・甥っ子)の意見と、その反論

手が柔らかそうだったから

⇒「ぽっちゃりおじさん」だからだよ!

物腰が柔らかいから

⇒ それ、性別に関係ないでしょ。

優しいから

⇒ だから、性別関係ないって。


根拠に乏しい我々「おばさん派」
決定打に欠けるジジババ姪の「おじさん派」


すると、ババが

「あ!タマネギも無かった。買ってこなきゃ...」


はい。そんな訳で、タマネギ1個を買うだけのために、我々5人は、ゾロゾロと勇んで八百屋へ向かったのでした。

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八百屋さんに到着


『いらっしゃーい。あれ?買い忘れ?』

気さくな店主の声がけに、
ビクっとするレモン家一同。


ええ、まぁ。と曖昧な返事しながら、
いそいそとタマネギを選んでいると


あれ?甥っ子がいない・・・


ふと見ると、店主の目の前に立ち、
顔をじっと見つめている甥。


「ちょっ、B太郎っ!何やってんの!」


という私の声と同時に、店主が言った。


「どうした?おばさんの顔に、何かついてる?」


!!!!


聞いたっ?! 聞いたーー!!


思わず隣にいた姪と顔を見合わせ、
手をぎゅっと握りあう私たち。

後ろを振り返ると、
ジジが「うん」とうなずいている。


ババはというと、タマネギ以外にキャベツやらトマトやらセロリやら、たくさんの野菜をカゴに入れて、普通に買い物しちゃってる。

当初の目的を逸脱してしまった彼女は、さて置き、とにかく我々4人は確かに聞いたのだ。


任務を果たした我々5人は、野菜をどっさり買い込み、店を後にしたのでした。


『結論でたね!』と思った、そこのあなた!
甘いです。

ここから意外な展開が・・・
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レモン家の論争は、終わらない?


しばらく黙々を歩いた後
興奮気味に口火を切ったのは、私。

「B太郎、あんなにジロジロ見ちゃダメ。失礼なんだよ。」

と大人として注意をするも、説得力ゼロ。


姪と甥は息を「ふぅ~」と吐いて、緊張から解かれた安堵の表情。

そして姪っ子が嬉しそうに

「でもさ、今回はB太郎のおかげで【おじさん】ってことがわかったね!!」


・・・・は?


「だ、か、ら~、‟お、じ、さ、ん”!!って八百屋さんが、自分で言ってたじゃん!」


・・・ち、ちがう!!!


私は慌てて

「ちょ、何を言ってるの!‟おばさん”て、言ったんだよっ!」

「ジジ!聞いたよね?うなずいてたじゃん!」


今度こそ爺さんを味方につけようとした私に

「レモンが急に振り返ったから、うなずいただけだよ。なんか聞いたのか?」

と、爺さん。

な、なんなんだよ。紛らわしいっ


ならばと、

「B太郎!あんた近くで聞いてたでしょ!」


B太郎を問い詰めるも

「レモンが後ろから大きな声出したから、よく聞こえなかった・・・」

マジかよ。しかも私かよ、元凶は。


家族の白い目が私に注がれる中、B太郎が衝撃の事実を言った。


「でも、やっぱり‟おばさん”だったよ。
だってオッパイが膨らんでた


ぉおー。ついに決定的な証拠をつかんだのです。

でかしたぞ、B太郎!

2回目のハイタッチをしようとしたその時です。


「いい加減なことを言うんじゃない。」

と、またしても爺さん。


『俺はさっき、この目でしっかり確認したが、
そういった膨らみは見られなかったぞ。』
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まったく。
大きな声で何を言いだすんだ、この爺さんは。

しっかり確認してんじゃないよ、
破廉恥ジジイめ。


しかし、そんなツッコミよりも

「確認済みか。また振り出しに戻ったか」と買ってきた野菜をジッと見つめる私たちなのでした。
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救世主、登場か?


『ただいま~』

あ!ママ(私の姉)が帰ってきた!

とりあえず、作った酢豚を食べながら
私たちは自分の派閥に姉を引き込もうと、
八百屋のおじさん、おばさん問題について
詳細を説明した後、息をのんで聞いてみた。


「で、どっちだと思う?」


姉は、しばらく私をジーっと見つめて


「それ、どっちでも、よくない?」

「それよりあんたさ、髪の毛、切りなよ。
ますます山下達郎に似てきてるから。


一刀両断。なぜか流れ弾が私に被弾。


「えー、山下って誰?」と早速ググる姪と甥。

画像を見ながら

「わぁ~レモンちゃんみたい!」
「でもレモンちゃんの方が、目が大きくてちょっとだけカワイイよ!」

・・・はいはい。どうも、ありがとさん。


すると甥っ子が

「ねぇ、この山下っていう‟おばさん”、何してる人なの?」


!!!!


「違う!‟おじさん”だってばっ!!男だってば!」


「あっ、そっか!タツローだった!」

と言いながら笑ってる子ども達を見た時、

私は何かを悟ったのでした。


うか。年を取ると、男も女も無くなって

『中性化』していくんだな。

そして私も、
その一歩を着実に進んでいっているんだな。


とりあえず髪の毛、切ろうっと。

口紅くらいは、つけようっと。


老いを受け入れながらも、ささやかな抵抗を試みる。という結論に達したのでした。


ちなみにこちらが山下達郎さん。

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確かに。どっちでもいいの、かな。

【カッコイイ大人って、こーゆーことっ!】ブルース・ブラザーズ(THE BLUES BROTHERS)

ブルース・ブラザーズ』(THE BLUES BROTHERS) ジョン・ランディス

音楽?ダンス?アクション?コメディー?

そういう型にはめようとすると暴れだす。

映画だって人だって同じ

自分を型にはめようするから見失う。

「最近、頭でっかちになってない?」
「なんか勝手に落ち込んでない?」


考えるな!感じろ!


カッコイイの定義のすべてが、この映画に詰まってます。


製作国:アメリカ 1980年/ 上映時間:133分
監督:ジョン・ランディス
俳優:ジョン・ベルーシダン・エイクロイド

簡単なあらすじ

アメリカの番組サタデー・ナイト・ライブの人気コーナーを映画化。生まれ育った孤児院のピンチを救うために、ブルースブラザーズが(ジョン・ベルーシダン・エイクロイド)が、かつての仲間を集めてバンドを再結成し、各所でライブを開くのだが・・・

サタデー・ナイト・クラブとは

アメリカで1975年から生放送されている、公開コメディバラエティ番組のこと。コントや風刺、音楽ゲストの生演奏などが楽しめる。アメリカのコメディアンにとってはスターへの登龍門のひとつであり、この映画の主演のジョン・ベルーシダン・エイクロイドの他、ビル・マーレイエディ・マーフィマイク・マイヤーズ、といった著名なコメディアンを輩出している。

レモンの感想

音楽とダンスとカーチェイス!!

ジェイムス・ブラウン/レイ・チャールズ/ジョン・リー・フッカー/アレサ・フランクリンなど超豪華な有名歌手が出演し、歌って踊る。

ソウルフルなミュージカルも大きな見どころ

そして何よりも、
ブルースブラザーズが各所で披露するライブは圧巻!!
あらすじよりも、ワンシーンワンシーンが楽しくて仕方ない。

カッコイイ大人が本気でふざけたり

好きなことを思いっきり楽しむと、

きっとこういう作品が出来上がるのかもしれません。


音楽が好きとか嫌いとか
映画が好きとか嫌いとか
あの子が好きとか嫌いとか

この際、全部忘れて、一緒に歌って踊りませんか?

ちょっとチラ見せ

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アレサ・フランクリンの後ろで踊りだす2人。
彼女のソウルフルな歌声に震えます。
私の大好きなシーン


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映像と音楽が見事に融合したカーアクション


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真ん中はレイチャールズ。
3人のコラボシーンはとっても楽しい。


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町中のみんなが踊りだす!
え?スリラーのMVみたい?
その通りです。監督はこの後、マイケルジャクソンの「スリラー」のMVを製作しました。


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バンドシーンは、もう最高です。
言葉は必要ありません。


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ダン・エイクロイドに惚れます。
わかってます。
私の世代にとって、彼は「ゴーストバスターズ」のおっさん。
昔はカッコよかったのね!
って思ったら大間違い。
この映画からわずか4年後にゴーストバスターズは公開されている。

えっと、同一人物、だよね?

主演のジョン・ベルーシは、薬物中毒により1982年に33歳の若さで亡くなった。彼の死によってオリジナルのブルース・ブラザーズは終了。しかし、ジョン・ベルーシ亡き後もエイクロイドやバンドのメンバーにより、1998年に映画『ブルース・ブラザーズ2000』が公開され、エリック・クラプトンB.B.キングなどの豪華な出演者し話題となった。でもやっぱりブルースブラザーズは、ジョンがいなきゃダメなのよ。

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【両方書いて、比べてみましたっ】【雑記ブログ】と【特化ブログ】どっちがいいの?問題に、ついに答えが!

以前の記事で書きましたが

私レモンは試しに【特化ブログ】を別アカウントで始めたのです。

詳しくはこちらをどうぞ
gake-hello.hatenablog.jp


この時、記事の最後に

特化と雑記の結果をお知らせしますね~

なんて書いちゃったものだから、

何かを発表しなくちゃいけないと

律儀な私は、ちょっと気にしていたのです。


「で?特化ブログどうなったのさ?」って指摘されたり

「嘘つきめっ!」と吹き矢が首に刺さる日が来るんじゃないかと、ちょっと、ビクビクしていたのでした。
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さて【特化ブログ】をはじめて10日間が経ちましたし、少し奇妙な事実がありましたので書き記しておきます。

「雑記」と「特化」を比べてみよう

「雑記ブログ」崖の淵から、こんにちは。


ブログ開始:2019年2月

記事数:20記事

読者数:もうすぐ100名!

特徴:Twitterと連携させています。

映画のみブログ村に登録しました。

「特化ブログ」別アカウント(別名:孤独ブログ)


ブログ開始:2019年3月

記事数:10記事

読者数:数人

特徴:Twitterは、ブログ記事を載せるくらい。
   フォロー5人。フォロワー5人。
   はてなグループなし。孤独です。


☆さすがに寂しいので、ブログ村に入村しました。

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「雑記ブログ」と「特化ブログ」のアクセス数

皆さま、アクセス数とか見飽きていると思います。だから何?って感じですよね。

特に私の場合、少ないから、
哀しくなるだけだから
でも、そこにあなたはいるのだから。

さぁ、勇気を持って見てみましょうっ

雑記ブログ「崖の淵から、こんにちは。」このブログのことね!


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急に増えました。
ちなみに96人は最高数字です。
「父の言葉」の記事です。
おとーん!ネタにしてごめんね。

実は正直申しまして、
今まで10人くらいの日ばかりでした。

何百人とかのアクセス数のブログも多いようですので、このグラフを寂しく感じる方も多いと思いますが、
「顔が見えるブログ」ってことで、許してください。


ところで
お気づきの方もいらっしゃったかもしれませんが

私レモンは、崖淵ブログの存続をかけて

先週は【特化ブログ】に負けるもんかっ!!

と必死に毎日投稿したのでした。
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あ、もちろん「特化ブログ」の方も私が書いているのですが

愛着が全然違います。

私はこのレモンのブログがなんだか気に入っています。

コメントのやりとりとか
こちらからブログに行って、
記事を読んでフムフムと納得したり
ラーメン屋で爆笑して鼻から麺が出てきたり

『なんだかんだで楽しんでます』

あれ?なんの話だったかな?

そうそう比較してたんだった!
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続いて、特化ブログを見てみましょう。

特化ブログ 別名:孤独のブログ


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上がったり下がったりしています。

簡単に説明をします。

3月28日は4個記事を載せました。
3月29、30は忙しくて記事を載せられませんでした。
他の日は、ひとつくらいのペースで記事を載せました。

ちなみに4月に入って

Amazonアソシエイトに登録できました

記事数は5つでした。

2つ目のアカウントはすぐに審査が通過できるみたいです。

「雑記ブログ」と「特化ブログ」の流入元の違い

これは、アフィリエイトで稼ぎたい方にとっては
興味深い内容かもしれません。
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『 雑記ブログ』の流入


Twitter:41%

はてなブログ(グループ、ブクマ含む):46%

Yahoo、Google検索:5%


という感じです。
100にならないという謎が残りますが・・・

ええ、検索がシンデマス。
むしろこの5%は奇跡だと感じます。


『特化ブログ』の流入


Twitter:25%

はてなブログ:14%

Yahoo、Google検索:28%

ブログ村:20%


大きな違いは、ネット検索からの流入が一番多いということです。

あとブログ村から約20%の人が来てくれてます。

この崖淵ブログとは明らかに異なります。

はてなブログでの交流が無いので当たり前かもしれませんが。

ちなみに【特化ブログ】のスターの数は平均5個くらい・・・孤独☆

おまけの報告。

さて、「だから何だ?」

っていう結果になりそうだったのですが

実は、昨日、思わぬ事実が判明しました。

な、なーんと!!


初めてのアフィリエイト収入がっ!!


もうね、アフィリエイトとか、
毎回0円だから忘れていたくらいです。

というより、忘れたかった、くらいです。
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ところが先日Amazonアソシエイトを見てみると

90円という文字が!

ちょっと、90円で笑わないでくださいよっ

私にとっては二度見三度見するくらいの衝撃だったんですから。


震えながら見てみると

注文済み商品の合計:2

ななな、なんと!2つも!

間違えて2回クリックしちゃったのかなぁ。

2つでも90円ていう悲しい現実はこの際、置いておいて、とにかく、2つお買い上げいただけたようです。

さーて、皆さん、ココで問題です!

お買い上げいただけたのは、

この【雑記ブログ】からでしょうか?

それとも

孤独の【特化ブログ】からでしょうか?


え?なに?『オレ死霊館、買ったぜ!!』

はいはい、そこのあなた、テキトーなこと言わないで。


お買い上げいただいたのは・・・


特化ブログの商品でした。


そりゃそうだ。って言ったの誰ですかっ
しっかり聞こえてますからね!

ひとまず結論!


Googleアドセンスはまた別の話しだとは思いますが、Amazonアソシエイト楽天アフィリエイト、A8netなどのアフィリエイト収入を増やすためには

商品を限定して紹介できて、

その商品に興味のある人が集まる

『特化ブログ』を作ってもいいのかもしれません。

たとえアクセス数が少なくても、超特化していると、商品をポチリしてくれる可能性が高いのかも。
収益が出た日は、40人くらいのアクセス数でした。


ちなみに『A8net.』は、もっとチャリン!となるみたいです。
審査が無くて、無料ですぐに登録できることが初心者の私には嬉しい限りです。
ありがたや~


A8.net


今回のレモン調べでは、

アクセス数と収益は、必ずしも比例しない

という結果になりました。

あくまでも、10日間の比較ですけどね!
たまたまかもしれませんけど、ね。

てか、たかだか90円だから
もはや、どーでもいい感じ…

やっぱりレモン調べは酸っぱい結果ばかりです。

でも私、最近こう思うんです。


ブログの醍醐味は、アフィリエイトではなく、楽しく書いたり読んだりすること。

なのかもしれないなぁって。

え?逃げてる?キレイにまとめすぎ?

アフィリエイト」なんてカテゴリー作らなきゃよかったな。←コレは本音


勝手に結論!!

私は崖っぷちの、この雑記ブログで

これからも自由に、自分の好きなことを書いていきたいと思いまーす。
これからもよろしくお願いしまっす。
なんだそりゃ。
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【閲覧注意】たまにはこんな幽霊奇談。チビっても知らないよ!【死霊館シリーズ】

死霊館』シリーズ (ジェームズ・ワン

なんかさ、海外のホラーって怖くないんだよね!

そもそも幽霊の概念が違うんだよ。

てか、足、ついちゃってるしさ。

全然っ、怖くないだよねぇ?

という方は、ちょっとこの映画を観てください。

死霊館

この映画、実話なんですっ!!


ちなみにシリーズになっていて

2013年に第1作目【死霊館
2016年に第2作目【死霊館エンフィールド事件】

2018年にスピンオフで【死霊館のシスター
がありますが、最後のスピンオフは監督も俳優も違う。
時系列的には一番古い話だけれど
後付け感があるし、実話じゃない。

では、怖いものみたさで見ていきましょう!!


【第一作目:死霊館

『全米ではR指定ながら興行収入1億ドルを突破する大ヒットを記録』

製作:2013年アメリカ / 上映時間:112分
監督:ジェームズ・ワン
俳優:ベラ・ファーミガ/パトリック・ウィルソン

簡単なあらすじ

1971年、アメリカ・ロードアイランド州に建つ、古びた一軒家に両親と5人の娘たちが引っ越してきた。念願のマイホームに喜ぶ一家だったが、不気味な現象が次々と発生。一家は心霊学者のウォーレン夫妻(ベラ・ファーミガ/パトリック・ウィルソン)に助けを求める。夫妻が家を調べると、この土地の恐ろしい歴史が明らかに。夫妻はなんとかして一家を救おうと立ち向かうのだが……。
40年もの間、関係者全員が口を閉ざし続けた戦慄の『実話』を映画化。


レモンの感想

実は私、ホラーが苦手。
人一倍の怖がりだから、ほとんど観ない。
ほとんど観ないくせにこの【死霊館】は、観てしまった。

なぜかって?

それは「ストーリーが面白い」から。

実在の霊能力者ウォーレン夫妻の事件簿なので、
サーモセンサー、音声映像などを駆使して幽霊屋敷の調査する。

『ムー』とか『冝保愛子』で育った私としては、心霊現象の数々を調査していくスリリングさがたまらない。

え?冝保愛子。古すぎた?


では続いて、
世界中を震撼させた事件を映画化した2作目!


【第二作目:死霊館エンフィールド事件】

前作の大ヒット映画『死霊館』から3年。
同スタッフとキャストが、再び恐怖の実話を映画化した。しかもあの有名な「エンフィールド事件」を。


エンフィールド事件とは

1977年。イギリスのエンフィールドにある町営住宅に住む、母親と4人の子どもの家で起きた世界を震撼させた事件。
正体不明の音が聞こえたり、目の前で重い家具が床の上を滑ったり。子どもが吹っ飛んだり。
しかもこの事件では、警官も目撃者になっている

『史上最長期間続いたポルターガイスト現象』として心霊史に残る大事件。

簡単なあらすじ

舞台はロンドン北部エンフィールド。正体不明の音や囁き声、人体浮遊などの怪奇解現象に苦しむ家族を救うべく、ウォーレン夫妻は再び恐怖の中、前回よりも強い霊的な現象に立ち向かうことになるのだが・・・。
世界を震撼させた「エンフィールド事件」を映画化。


レモンの感想

怖かった。これ、怖かった。
なんか、イギリス北部ってさ、暗いのよ。
雨ばっかり降ってさ。

前回を凌ぐ、スリリングさ。
狂言なの?事実なの?
と観ているこちらも霊能力夫婦も行ったり来たり。

しかし、やっぱり
ラストのエンドロールでチビりました。

お待たせしました!!ちょっとチラ見せ

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霊能力者のウォーレン妻。
な、なにか見えたの??
それより、その服はなに?


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志村!後ろ!後ろ!
てな感じの古典芸能。でも怖い。


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憑依されてしまいました。
ママ!家族の絆を思い出して!!



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こちらは第二作目の「エンフィールド事件」
このシスターは後々の作品で出てきます


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これは実際に被害にあった一家です。
エンドロールで実在の家族の写真が流れます
幸せそうな家族写真がめっちゃ怖い。
だって後ろに写ってる、この家って・・・

そう。この映画で一番怖いのは
実はエンドロールかもしれません。

死霊館】の霊能力者夫婦が保管している恐ろしい人形の話

アナベル』シリーズも見逃せないのでご紹介

え?交通指導で婦人警官がこんな人形持ってたよって?
違います!腹話術人形じゃありません!

この話も実話ですからね。

ちなみにアナベル人形は実在していて
今でも厳重に保管されています。

しかも本物はまさかの布製。
『いっそのこと枕元に置いておけば?』
てくらいカワイイ。
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こんな感じのラガディアン人形です。
実物はググってください。
ビビって貼れない・・・

まとめの感想

監督の演出力の高さを感じる映画です。
音の使い方が秀逸。

最初の方の不穏な感じを出す演出が最高!

なんだか怖いよ。
親子で遊んでいるシーンなのに
なんだか怖いよ。という感じ。

大袈裟な演出は全くなくて
ストーリーもしっかりしています。
怖がらせるためだけの映画ではないのです。
リアリティをしっかり感じることができます。

でも、やっぱり、この映画が怖いのは
実在の人物による、恐怖体験だからなのかもしれません。

ちなみに、アナベルシリーズ最新作!
アナベル 死霊博物館』が今年の9月に劇場公開されます。主演は【死霊館】と同じ夫婦です。楽しみですね!


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【それって本当?】第一印象の取扱い説明書 ~だから私は嫌われる?~

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春です。はじまりの季節です。

一目でそれとわかる、ザ・新入社員がビジネス街を歩き始めています。

そのせいでしょうか?

本屋さんには

「第一印象で9割決まる!」とか
人は見た目が9割!」とか

第一印象をアップさせようぜっ!
ていう内容の書籍が多くて驚きます。

あ、あと9割ね。何かしら9割って書いてある。

はい?餃子の満州
それは3割ね。
謙虚だけど根拠はないよね。


で、私なり考えてみたんです。

ホントに人は第一印象が大事なのか?

そして

第一印象をアップさせたその先には、何があるのか?


では早速、見ていきましょう。
あくまでも、レモンの独断レポートですのであしからず!

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そもそも第一印象ってなに?

辞書を引いてみました。

物事や人に接したとき、最初に受けた感じ

あ、物でもいいんだ。

例文も書いてあったので載せておきます。

例文:「京都はぜんざいであるとは余が当時に受けた第一印象で」〈夏目漱石

なぜ、この辞書が夏目漱石を引用したのかわかりませんが、第一印象の使い方よりも、
夏目さん的には、京都は『おしるこ』ではなく『ぜんざい』なのね?
という情報を得ることができました。


夏目漱石はさておき

『第一印象が良い、悪い』とは

『最初に受けた感じが良いか?悪いか?』
ってことでして


多くの意見は「第一印象が良い」ことを良し!としていて

多くの人は「第一印象」を良くしたいと頑張っている。

ということのようです。

ん? 本当に第一印象が良いほうが、いいコトなの?

私の実体験でみてみましょっ
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Ver.① いつも明るく元気いっぱい!モチベも高くてやる気満々


「会社の成長に貢献することで、自分自身を高めていきたいですっ」

なんてこと。
言っていたこともあるような・・・

いつも笑顔で元気に挨拶!
をモットーに上司からも可愛がられるそんな存在。

いいんです。とっても。

【素】なら、ね。

私は違いました。
素ではなかった。明らかにつくってた。


演じきれれば良かったのですが、

中途半端な私は、だんだんと素が出るようになり
何でもしますっ!!みたいなキャラだったのに

クソ忙しい時に「シュレッターかけてね」なんて雑用頼まれて、ちょっと面倒くさそうにしてしまったり

疲れた時に、どうでもいい話を聞かされて

テキトーに相槌をうってしまったら最後


「なんかぁ、レモンちゃんって、思ってた子と違ってた」

「ああ見えて、結構性格キツイよねぇ」


なんて囁かれてしまう始末。
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いやいや、私だってイライラする日はあるんですよ。

いつも元気って決めつけたり、
何を頼んでも笑顔で引き受けるとか、
勝手に思い込まないでくださいよ!

第一印象で、勝手に決めつけないでくださいよぉ!

と思っても、誰も納得してはくれません。


たかだか数回の無愛想で、評価は堕ちていき、

取り戻すのは容易ではなかったのです。

結局、取り戻せずにサヨナラしたような・・・


では次の会社へGO!
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Ver.② 愛想があんまり良くない。明るい新人の中で埋もれてちゃってるね


返事はするし、挨拶もする。

でも、先ほどの元気ハツラツ愛されキャラと比べると、笑顔も少なくて、存在感がない。というバージョン。


愛想が良くないので、最初は

「なんか頼みづらいなぁ」
「可愛げが、ないなよね」

なんて言われてしまう。


しかーし!なぜなのでしょうか!


何も変わらず淡々と仕事をしているだけなのに

ある時から

「レモンさんって無愛想だけど、挨拶はしっかりするし、仕事だって真面目にしっかりこなしてるよね!」

なんて声が上がってきて


「レモンさんて、案外いい奴なのかもしれないね。」

と、なぜか『いい人』に格上げされて


「いや、むしろ周りに流されないその態度は、称賛に値するよ」

なんて、褒められちゃったりして


「称賛を超えて、羨望しちゃう!」

と、なぜだか『憧れの的』となっていく。
あ、ちょっと盛っちゃった。

POINT!

自分は何も変わっていないのに
周りが勝手に高く評価してくれるようになるんです。

へーんなの。
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レモンの考察


人は得体の知れない存在を警戒して遠ざけようとする。

⇒だから、②の無愛想なケースでは、最初に距離を置かれる


しかし時間が経つと、関係性を築くために

相手を『この人は、こういう人だ』と、

自分の都合のいいようにインプットする


自分自身が相手の人と

『どういう風に接すればよいか?』

という対処方法がわかったことにより

相手への不信感が拭い去られ

相手は最初から何も変わっていないのに

結構いい人

と評価が変化していくのではないでしょうか?

出ました!レモンの結論


第一印象を良くしようと画策すると

後で評価が下がってしまう恐れがある。


反対に、第一印象が悪い人の方は、

普通にしているだけで、後々の評価が上がっていくことが多いので

第一印象を良くする必要は無い!!

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追記

ドラマでもよくあるこんな話。


いつも無愛想な一匹オオカミな先輩が

結局は良い人で、主人公を助けてくれちゃったりする。

男女だったりすと、付き合ってしまったりする。


逆に愛想のいい先輩が

主人公のことを何度もサポートしてあげてきたであろうことは、一切描かれることはないのです。

それもそれで、なんだかなぁ。


人の印象なんて相手次第で変わっちゃうので
第一印象なんて「気にしなくてもいい!」ってことですね!

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