いかない。

自分の身体に疲れたの

Twitterを辞める代わりに。

ブックマークができて便利なので始めた。 人に見せる意図はない自分への語りかけだが、孤独なので公開設定にする。 私は自分の身体が大嫌いだ。理由は簡単で、デブだからだ。 なぜデブなのか。性格が悪いからだ。 わがままで傍若無人で人の話に耳を傾けない、だから太るよと言われた所で受け入れずに食べたいものを食べたいだけ食べて、結果的に苦しくなってまた文句を言う。 そういう風に(望んでなくても)生きてきたデブだ。 努力が嫌いで、努力や我慢をすると他人がそれをしていないのが耐えられずカリカリイライラする。そういう自分も嫌い。 好きなものは美少女や女体。その中でも病弱でガリガリで今にも死にそうな儚い印象の生っ白い肌の女の子がいちばん好きだ。それ以外にも女らしさとされる記号のついた女が好きだ。デカい尻、デカい乳、やたらめったらくびれた腰、華奢な肩周り。逆を行くたくましい女はゴリラにしか見えない。でも私はそっちの体質だ。身長は158cmで体重は69kgを行ったり来たり。スリーサイズは上から100、110、100。胸はAカップ。この世にこれほど惨めな体の女がいたろうか。 毎日そう思っては泣いてダイエットをするのだが続かない。 これでも以前は79.9kgの体重を65kgにまで減らしたのだ。4kgもリバウンドしている。というのは体重計に乗れない期間があったからなのだが。 けれど痩せたのは私の努力ではなく、私が提案し母に作ってもらっていたスープのおかげなのだ。それと並行して炭水化物も制限した。 幼稚園生の頃から鈍臭すぎて、運動音痴の域を出ていた運動嫌いの私には食事療法しかあるまいと思って始めたそれは結果が伴った。けれど努力したとは思わない。いちばん大変なスープ作りを全て母に任せていたからだ。あまりにも惨めで情けない。どれだけ親に迷惑をかけて太っているのか。 それは10代の頃の話だが、今は20も半ばの既婚者だ。ちなみに配偶者は行き過ぎていないデブが好きな男性だ。 もういい年をしたヒトのメスだ。デブすぎて病気にもなった。脂肪肝だ。19歳の時だった。驚いた。皮下脂肪もあるにはあるが、その何十倍もの(素人目に見てだが)内臓脂肪がべったりと付いていた。職場の健康診断で発覚した。 いつまでも太っている場合ではないのだ。自己分析している場合ではないのだ。痩せなければ死ぬ。一度も女性として美しくないまま死ぬ。死ぬか痩せるか、選べと言われたら死ぬ方が楽だ。冗談じゃない。 辛い時どうやって耐えれば良いのか、人様に迷惑をかけずに済むのか。いつでもヘラヘラ笑っていられるのか。 余談かつ長くなるのだが、太っていることを受け入れられるデブには何の問題もない。 私は、グラビアアイドルやAV女優、さまざまな水商売。 美しさと気高さで男性の自尊心を保ち癒し精を搾取する職業の女性に酷く憧れがある。これは物心付いた頃からで、家はそのような性業界への目に厳しく、あれはニンゲンのやる仕事じゃない、まともじゃない、あんなことは絶対にしてはいけないと懇々と教育されてきた。けれど私は、これはもうどうしようもなく、宿命とばかりに、悲しくなるほどに、男性の事が好きなのだ。幼稚園に通う頃から男の子に関心が強く、まあ、男女問わずいじめられていたのだが、それでも私は特に男の子が好きだった。女の子にぶたれて泣いて、泣いているのがバレると別の女の子に怒られるので、バレないように砂いじりをしていると男の子が隣に来て、泣いている事に気付きながらも一緒に遊んで助けてくれた。そういう優しさを与えてくれたのはいつでも男性側だったのだ。ちなみに先生に泣いてるのがバレた時はいつもお腹が痛いと嘘をついていた。本当に痛いのはいつでも胸の奥だった。 思春期には性自認が揺らぐレベルで男性の事が好きだった。ただし体重は79.9kgの樽なのだ。恐怖でしかない。犯罪だ。男性の人権に対する冒涜だ。 それでも男の子は無差別に可愛く思えた。未熟で、純粋で、阿呆に見えた。平和な生き物だと思っていた。 何歳になっても親友はいつも男の子だった。でも、段々と引き離されていった。他の女の子とつるんでいたので、私をハブくように指示されたのか、生理的に嫌になったのかは知らないが。でもそれ以来私から距離を置くようになったのでやはり本人の意思だったのだろうと思う。幼稚園からの幼馴染のいじめっ子は私が15歳になっても私をいじめた。いじめない幼馴染の男の子はいじめなかったが、特に仲良く過ごす事も無かった。 そんな感じで厨二病にかかり文字通り黒歴史となったのが中学時代。 高校はフレキシブルスクールを選んだのだが、その頃には完全に自尊心を空っぽにされていて、とにかく目をつけられないように平身低頭で行こうと心に決めていた。せっかく新しい環境なのだから、もう失敗したくないと感じた。 その高校は良かった。理由は分からないのだが数人の女の子から凄まじく熱烈なラブコールをもらっていた。ファンクラブを作るだの言われてこの子は何を言っているのだろうと思った。 何かが刺さったのだろうか。 だがそこでも特定のグループからバカにされたりはした。相変わらず友達になるのは男の子だったのでその子と遊んでいるのがバレると、付き合ってるのかな?と後ろ指を指され、え?じゃああの2人がセックスしてるの?やだ〜〜きも〜〜いと爆笑された。 ただ、そういうのを良くないと思う子もきちんといて、辞めなよと言ってくれたおかげでそれより大きな事態になる事は無かった。本当にありがたい。ああいうかっこいい人になるのが人生での目標だ。 当たり前だが目立つ方ではないし目立つのは嫌いだ。ただし、これは、目立つじゃねーか!の言葉を受け入れるしかないのだが、その頃の私はゴスロリファッションが好きでオタクで部活は人前に立つものだった。誤解しないで欲しいのだが、鏡は見ている。 鏡を見た上で、ゴスロリファッションをしている時の自分が一番可愛く見えたのだ。精神安定剤のようなものだった。 それでコソコソ噂されてもその時の自分にいちばん自信があった。モデルの女の子も数名いて、授業がかぶると興味本位で話しかけられたりもした。先述したように私はそのような美しさを持った女性が大好きなので心の底から嬉しかった。ただ、中身がコレなのでそれを隠すのに必死すぎてセクハラ親父にならないように気を付けてる親父レベルには死んだJKだった。 同じような趣味の友達もでき、3日目のコミケに一緒に赴きどこの誰とも知れない人々の脂汗を浴びながら美少女を買い溜めし、今でも事あるごとに雑談にも満たないLINEをしあったりしている。ちなみにその友人は私と同じ身長で、ダイエットをし40kg台になった。 しかしそんな高校生活でも私は男に目をつけた。(彼氏がいたり目をつけられたり告白されたりといったことはJKにしては少ないとは思うのだが無かったわけではない。片手で足りる程度にはあった。) こっぴどい失恋により良心の欠けた少し壊れ気味の男の子だった。最初は生活リズムの一致だけだったのだが、そのうちそれで済まなくなっていった。グロいので詳細は省く。 今の旦那と出会ったのはその後であり、かつ、上記のような性破綻は全て伝えた上で結婚してくれている。 余談終わり 要するに、いや、全然要せていないが、私はデブを受け入れられないデブなのだ。 旦那が正面ド直球満塁ホームラン級のバチクソ好みな男で、かつ無条件に愛してくれるお陰で以前のような自尊心の喪失は起こらなくなったのだが、それにしても未だ自認の女性性が破綻し続けているのが申し訳なさすぎて、少しでも人格を治そうと思ってダイエットに踏み切ったわけである。 美少女が好きな自分と目を覆いたくなるようなデブの自分の摩擦によるストレスを軽減することによって心に余裕を作ろうという訳だ。 上手くいくか否かは分からない上に自信も無いが、これ以上人からの愛情を台無しにしたくない。 復習も済んだので意識改革のためのダイエットを始めようと思う。