再会
懐かしい感覚だ。
中学の時、同じ部活だった2人。実に一年半ぶりの再会だ。
「みんなそんなに変わってないな~」
まず思ったのは見た目に対してだった。
でも・・・、見えないところでみんな成長していたんだ。
懐かしい話をしよう。
それは中学2年、まだまだ部活現役のとき。
実は俺はサッカー部に所属していた。
入部理由は朝練がなかったから、それまでのサッカー経験はゼロ。
決して褒められた部員ではなかった(笑)
そんな中、他の二人は小学生の頃からサッカー少年だった。
そのうちの一人はえらくプライドが高かった。
例えば、下手な俺がそいつから簡単にボールを取ったりした日には
→わざとファウルになるような危ないプレーをしてくる
→練習後も険悪ムード
などなど、語ればいくらでもでてくる。
言って仕舞えば幼稚な行動の数々だ。
もう3年以上も前の話とはいえ
正直そいつに会うことは自分にとってかなり億劫なことだった。
ただこの考えはのちに、自分の愚かさを思い知らされる結果となった。
・・・次回に続く。
諸連絡。
旅立ち。‐信号‐
今日、友達が旅立った。
僕は人一倍表情から情報を受け取りやすい。
それは僕の意思とは関係なく、そしてとても繊細に感じてしまう。
表情は言葉よりはるかに多くの信号を発してくれる。
人の言葉はとても誤解を生みやすい。それに比べて表情というのは、その人自身をとてもよく映し出す。※もちろん例外はある。
彼は別れのホームでこんなことを言っていた。
「なんで、ここまで来たんだ(笑)わざわざお金払ってまで。」
でも、確かに感じた。(もしかしたら違うかも(;'∀'))
嬉しそうな彼の笑顔を。
僕は心から嬉しくて、思わず18歳にもなって嬉し泣きしそうになった(笑)
そのあともいろいろ話した。他愛ない話や、別れのあいさつのような話。
そして、いよいよ。
新幹線が発車する時間。
ドアが閉まる音。
列車の中から、窓の向こうの僕らに最高のぴーすを送ってくれて。
今にも泣きそうな顔つきで、最高の笑顔を送ってくれた。
みんなが泣きそうで、でもみんなが笑顔の旅立ちの瞬間。
それはあまりにも、特別な瞬間だった。
いつか必ず、こっちから向こうに出向いてやる!
今度はどんなふうに驚かせてやろうか。
今度はどんなふうに泣かせてやろうか。
こんな時間までそんなことを考えてしまってる(笑)
旅立ち。
今日、友達が旅立った。
今日友達が遠くへ旅立った。それは、自分にはとても慣れない出来事だった。
もちろん国内だし、これから会いに行こうとすれば行けてしまうだろう。
だけど、何か僕の心に『大きさのわからない穴』を開けた。
巷では、「失って初めて大切さに気づかされる」なんてよく聞く。
だけど、僕はそれってとても愚かなことだと思う。
「それなら初めから大切だと思っておけばいいじゃないか」
そんな風に自分勝手な僕は思ってしまう。さらに捻くれた僕はこうも言う。
「今更になって、そんなことをいうなんて都合よくないかい?」
極論は必ず敵を作るし、必ず間違いが含まれるから嫌いだ。
だけど、人の主観なんてものは愚かにも極論に逃げてしまう。
おっと、話が大分それてしまった。この話はまたいつか。
話を戻そう。
僕は何故だか常に心のどこかで、物事の最悪の事態を想像してしまう。
決してネガティブな性格なわけではない。むしろ逆だ。
最悪な事態を想定してるからこそポジティブに考えられると思っている。
そして、今回の友の旅立ちは突然のことじゃなかった。
それゆえ心の準備や覚悟とかは、ほぼ完璧にこなせていただろう。だから、自分の想定していたようになったし、何かハプニングが起きたわけじゃない。
それなのに、わかっていたのにとても辛く感じた事。
それは。
『彼の精一杯の表情だった』
next...
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