黄金の鍵

遡りつつ飽きるまで、観劇記録と思いつき

DD現場記録’19

 今年も現場総括の時期がやってきました。結局有言不実行で観劇いっても滅多に更新することはありませんでした。むしろ観劇以外のことでよく更新していたような。DDここに極まれりの現場記録です。

 

●1月

テニミュ3rd 四天宝寺

 毎年恒例のテニミュによる観劇初めです。正直演出に疑問が残る点もありましたが、なんだかんだいって感情の総量はテニミュを見た満足感>疑念になってしまいがちです。

 

・歳が暮れ・るYO 明治座大合戦祭

 明治座とはいっていますが大阪梅芸で見ています。毎年恒例ながら時間が伸びすぎて司会者が巻くのを諦めるのはるひま以外の現場では見たことないです。物語の入れ子構造というか、神の視点にあった人が実は登場人物だったという仕掛け、めちゃくちゃ最高でネタバラシの時には脳内物質が出まくっていました。今年も行きたかったな……。

 

●2月

スタミュミュ シャッフルレビュー

 色々あって一番しんどかったけど一番幸せだったかなと今振り返ると思う現場でした。君は目の前でイケメンが組体操のピラミッドをする姿を見たことがあるか?私はこれで経験しました。星谷くんはまぶしすぎるな。

 

・ルパパト素顔の戦士 5弾

 ルパパトについては別記事書いているのでまたそちらで。素面は何回でも入れるし終わってからもっともっとがんばれたなあ入りたかったなあとなってしまう……まあがんばりが足りないんですけど……。千秋楽に誕生日お祝いできたのは本当に嬉しかった!

 

●3月

メサイア トワイライト -黄昏の荒野-

 こんなにしんどいメサイアがあったか!?を毎回毎回更新してくるのしんどいがすぎる!サリュート好きだったのでとにかくしんどかった。最後の百人斬りの景色は忘れたくても忘れられないくらいに美しくて鮮烈な舞踏でした。衣装が変わってしまったのが個人的に自分でも思っていた以上にショックで、作品に対する見方が少し変わってしまたようにも感じました。あと最後の黎明完結発表で腰抜けた。

 

・MANKAI STAGE A3! ~A&W 2019~

 SSの時ほど強烈に殴られた没入感と巨大感情は無かったなというのが素直な感想です。多分春夏に比べてキャストのことを知りすぎていたし、キャラクターに対する思い入れがありすぎたのも一因かなと思いました。これ言うと絶対あぁ……わかる……という顔をされるのですが御察しの通り有栖川誉推しです。ふしぎなルーペは名曲。みんなのうた入りして。

 

奥山かずさ 1st写真集お渡し会

 女神を見たことある?わたしはここで見ました。好きです

 

仮面ライダー斬月 鎧武外伝

 昔見ていた仮面ライダーを再び見るきっかけになったのはフォーゼでしたが、キャスト・キャラクターをはっきりと推して見るようになったのは鎧武がきっかけでした。城之内くんが好きです。変身者が変わってしまうのはちょっとしんどいかな、と思っていたのですが、劇中ではアーマードライダーとは呼ばれても、フォラスが変身するライダーは決してグリドンとは呼ばれなくて。ほかのライダーもそうです。チーム名に面影があっただけに心配していたのですが、これだけで救われた気がしました。斬月カチドキ、神々しかったな。今年の夏映画に出てきたのも嬉しかったです。それにしてもアイムとグラシャのキャスティングは凄まじい采配でした。喋った瞬間鳥肌立ちました。

 

●4月

・ルパパトFLT

 戦隊は放送終わっても遅くまでFLTの仕事あるから大変だな〜とか思っていましたが、追いかける当事者になったらなったでボーナスステージよ終わらないで、という気持ちでいっぱいでした。どこの会場もどの公演も楽しかった!詳しくはこちらをどうぞ。

goldeneschluessel.hatenadiary.jp

 

奥山かずさ 1st写真集お渡し会@大阪

 また女神に会えたので寿命が4673059720198年のびた

 

●5月

・ルパパトキュウ トークイベント

 警察キャストのほうが年齢層高いはずなのにめっちゃはっちゃけてるの本当にルパパト七不思議では?ほか6つ知らんけど。フランスロケ待ってます!

 

・MANKAI STAGE A3! ~SPRING 2019~

  エーステ見て春組のことめちゃくちゃ好きになったので、待ちに待った春単独でした!毎回毎回公演のミュージカルナンバーから公演曲へのつなぎがうますぎる!アリス大好きすぎてたくさん写真買いました。かわいい。

 

●6月

・悪い芝居vol.22 『野生の恋』

 初めて小劇場系のお芝居を見ました。見に行ってよかった!独特の距離感と肉声の伝わり方が、大劇場とはまた異なっていてくせになりそうでした。海輝くんのもつ儚げで芯の強い繊細な雰囲気とお芝居がめちゃくちゃ好きです。

 

●7月

・BATTLE OF TOKYO ライブビューイング

 普段ライビュは現場にカウントしませんがこれだは許して。完全にこれで火がつきました。エンターテインメントの真髄!あまりにも熱かった!パフォーマーバトルがとにかく格好良かった。ダンスのことわからないのが悔しいと思うくらいでした。最初行くかどうかも悩んでいたけど結局2日とも行ったのでチョロすぎる。

 

テニミュ3rd 全国立海前編

 遂に!とうとう!わたしのテニミュが一周しました。やっとテニミュ1年生を卒業できたかな、と思います。個人的にずっと悲願としていた、初めてのテニミュ観劇日と同じ日に見に行くということも実行できました。ていうかそこまでやるの!?ってなりました。後編のこと考えるとめちゃくちゃ鬱になった。し、後編見てきた今もなっています。1時間かけてS1やるのは無理……。

 

あんステDR

 あんスタ事前登録の時から推してたキャラがようやく納得いくキャスティングとなったので行きました。長かった。個人的に演出が肌に合わないというか苦手なので若干虚無になりましたが、客降りも挨拶もピンポイントで推しキャラ引けたのでまあ……。

 

●8月

・MANKAI STAGE A3! ~SUMMER 2019~

 夏単独!安心と信頼のキャストによる最高のコンテンツでした。まどかくんが客降りの時にさんかくポーズじゃなくてまるポーズするのがかわいすぎた!ここまでエーステ全部見てきたけれど秋単独だけは予定も合わないしチケットも取れないしで断念してます。

 

スタミュミュ 3rdシーズン

 キャスティングで一旦血反吐吐きましたが、中身はやっぱりスタミュだしスタミュミュだしできらめきエネルギーをチャージできました。スタミュ性善説世界線。また星谷くんに会いたいな。

 

●9月

メサイア 黎明乃刻

 こんな日が来ると思わなかった。メサイアは永遠に続くと思っていました。やっぱり毎シリーズしんどいの限界更新に挑戦してくるシリーズです。まあそんなシリーズもこれで一区切りなんですけど(自爆)。小暮くんが最後の最後で姫から騎士になったの最強では?刻シリーズが完結なだけで、また次の世界がきてくれることを切に願っております。

 

・HiGH&LOW THE WORST 完成披露試写会

 ずっとずっと待っていた鬼邪高スピンオフ!!!!!そして初ランぺ現場!!!!!轟洋介くんへの激重お気持ち表明についてはこちらをどうぞ↓

goldeneschluessel.hatenadiary.jp

 ランペイジ、あまりにも格好良すぎた!やっぱりアーティストの現場は足を運んでなんぼだなとなりました。音の迫力も圧も空気感も桁違い。席が遠くてもダンス素敵だなあとなるので猫担当の彼が好きです。 

 

●10月

テニミュ大運動会2019

  千石さんに!また!会えた!南のピンチをカバーする千石さんというか森田くんが出来キャスすぎてはなまるで〜〜〜す!!!って感じでした(?) ここ最近ずっとテニミュを分析的に見たり、公演の演出がいまひとつハマらないのもあったりして、テニミュに少し距離を感じていたのですが、運動会が全部思い出させてくれました。テニミュって楽しいじゃん!360°客席の目がある会場で2時間ノンストップエチュードするの、冷静に考えるとすごすぎる。大好きな青8にまた会えたのも嬉しかったです。「またね」「ばいばい」で去った古田くんが、「またきまーす!」て言ってくれたのがなんだかんだで一番嬉しかったかもしれないです。ダンシング玉入れはとにかく笑いました。テニミュと宝塚の世界線が……遂に……。

 

・Psychic Fever 武者修行@京都

 半田龍臣…………

 

●11月

・GENERATIONS LIVE TOUR 2019 少年クロニクル

 スケジュール的に行けるな〜と思っていたら参加していました。詳しくはこちらをどうぞ↓

goldeneschluessel.hatenadiary.jp

 来年のPERFECT YEAR 2020も楽しみすぎる!

 

奥山かずさ 2020カレンダーイベント

 久しぶりに会えてとにかく嬉しかった以外の感情がない!何故補正も加工もしていないのにあれだけ写真写りが良いんだ???2ショがイエベとブルベの見本みたいになったのが個人的にツボです。カレンダーめちゃでかい。

 

濱正悟 2020カレンダーイベント

 あまりにも顔も声も良くて実在を疑うレベルでした。めちゃくちゃ美!なのに身に纏う雰囲気も距離感も絶妙に謎で本当におもしろい人だなあと思います。一度お話してみたかったので足を運ぶことができてよかった!

 

●12月

・Psychic Fever 武者修行@大阪

 はやくBOT2020に参加してくれ〜〜〜!!!!!デビュー待ってます!!みんなかわいいしかっこいいし曲好きなので応援していきたいです。

 

・HiGH&LOW THE WORST 大ヒット御礼応援上映 ライブビューイング

 まさかドーベルも見られると思わんやん?チケ代倍額必要では?村山さんの不意討ちで涙腺がやられました。この目で轟くんを見られるまでは死ねないので長生きします。

 

テニミュ3rd 全国立海 後編

 これにて現場納めとなりました。遂に本当に本当に3rdの終わり、自分のテニミュの一周となりました。演出等にどれだけ気になることがあっても、やっぱりテニミュは終わったときには楽しくなってしまうなあと。3rd前半が割と新曲祭りだったからここにきての懐メロ大会はちょっと面喰らうところがなくもないけれど、そういえばこんな曲もあったなあと思い出すのも悪くはない気分でした。幸村くんが幸せになりますように。

 

タイトルにも入れましたが、とにかくDDな1年でした。自分が楽しいのでまあいいかなという気分ですが。来年はRMPG、サンフェス、ブタキンの予定がとりあえずあります。あとVシネ!新年度以降どこで何してるかまだ未定ですがとりあえずは生きているとは思います。

 

今年もあとわずかとなりましたが、良いお年を。

また来年もよろしくお願いします。

年代記の1ページ

 2019年11月8日、GENERATIONS from EXILE TRIBEのドームツアー「少年クロニクル」東京2日目に行ってきました。LDHにハマった話を書く前に現場の感想書くことになるとは思ってもいませんでした。突発的に現場行きを決めたもので……。

若干セトリ・演出バレしながら書いていますのでご注意ください。

 

 これまでにきちんと会場に足を運んだことのあるコンサートはドリライ*1のみ、LDH系列のものはザラとBOTをライビュで、GOTRとTYFを映像で見ただけであり、先日の幕張はコンサートのみを目的として構成されたものでは無いためノーカンとすると、今回が生まれて初めてのアーティストのライブコンサートへの参加でした。先日のBOTから本格的にのめり込んだのでとにかく歴は浅いのですが、行く機会があるのにここで行かなければ絶対後悔すると思い、ザワからLDH界隈に引きずり込んだ友人と参加してきました。

 当日は馴染みのある水道橋にいるのに、会場がTDCホールでもGロッソでも無い*2のがとにかく不思議で、いつも素通りしていたドームに今日はとうとう入るのかと思うとなんだか一般人になった気分でずっとそわそわしていました。一般人は会場がどうこうでにやけたりはしない。

 一応立ち位置センターのパフォーマー👽さんが一番気になっていて、彼を中心に応援しているのですが、当日の座席(2階スタンド1塁側でした)からは見事にアリーナの照明がセンステに被っていて、びっくりするほど何も見えなくてちょっとだけ泣きました。トロッコはちゃんと見られる位置だったのでまあなんとか……いやでもセンター見えないのはつらい……。

 OP映像の世界観に圧倒されていたら始まった1曲目、いつも画面越しに見て、イヤホン越しに声を聞いている彼らが本当に目の前に、同じ空間にスポットライトを浴びて存在しているのが、現実のことなのにどこか夢のようで、信じられなくて、曲にノるどころではなくなって、ほぼまるまる一曲の間地蔵していました(迷惑)。パニックになりすぎて半ば泣いていました。こうして振り返ってみると我ながらめちゃくちゃ気持ち悪い……。

 その後は聞き慣れた好きな曲でようやく自我を取り戻して踊り狂ったり、バラードに聞き入ったり、女絡み演出にきゃーきゃーしたりと、ひたすらに時間と空間を満喫しました。個人的にはワンミリの演出が一番思い出深いです。まさか生のコンサートのステージ上であのMVを再現するとは!誰も想像しないというかできると思わないでしょ……。女性ダンサーさんに向ける笑みがみんな柔らかくて素敵で、終始叫びながら見ていました。あまりにも衝撃的かつ最高の演出だったのでもう一度、いや一度とは言わず何度でも見たい……。あとオロチ兄弟に会えると思っていなかったのでもうとにかく興奮しました!!!!!!!!!!オロチ兄のあのセリフを、とあるモーション*3付きで生で聞けた瞬間には、もう鳥肌立ちまくりでした。アクションもアクロバットも距離が離れているのに凄まじい迫力を感じました。そして東京ドームで奏様とピアノデートするという、強めの幻覚のような現実も味わったのでわたしは果音ちゃんです(????)

 メンバーについてはそれぞれ知っていたつもりでも、いざ実際生でパフォーマンスする姿を見てみると、ステップが高速すぎたし、DJ格好良すぎたし、ドラム叩きながらブレずに歌うのが凄まじすぎたし、動きが人間離れしていたし、弾き語りが美しすぎたし、ストンプにぶち上がったし、ラップパートがハマっていたしで、想像を遥かに超える魅力に完全にやられて帰ってきました。今でもHKD聞く度にあの日を思い出して少しにやけてしまいます。不審者。

 ちなみに今現在、個人的にメンタルにくる案件をいくつか抱えているのですが、DREAMERSのとあるフレーズを聞いた瞬間、楽しいはずなのにぽろぽろ泣いてしまいました。ラストの立ち位置がいつもとポジションが異なっていた点も後押ししてきて、感情が思考に追いつかない状態になりながらしばらく見ていました。アーティストの彼らは、たった7人で何万人もの人間を幸せにしたり、夢や活力を与えたりすることができる。その場にいるときは当たり前のように享受していた状況ですが、今こうして改めて文字に起こして振り返ってみると、奇跡や魔法*4にも似たようなことを行っているように思えて他なりません。

 普段は演技をしている姿や、ラジオやweb番組といったバラエティ系の姿に親しむ時間の方がなにかと長くなってしまうのですが、ステージ上の彼らはそのどの姿よりも圧倒的に輝いていました。勿論、芝居が下手とか、バラエティに向いていないという意味ではありません。むしろどの場所でも活躍できるほど様々なスキルを併せ持ち、それらを常に磨いてすらいます。それでも、その持てる力を完全に解放し、全力を放って輝けるのが、ステージという彼らにとっての本来の居場所であり、最大限に活躍できる主戦場であるのだろうな、という印象を受けました。どこから目線の何様の感想だこれ。そしてやはり現地で生のエンターテインメントを浴びるのは、最高の贅沢だと個人的には思います。瞬間の芸術は鮮度が命なので……。

 そしてこれは完全に余談ですが、メンバーが少ない分、パフォーマーショーケースでひとりに割り振られる時間が長めなのがちょっぴり羨ましいな〜なんてことも思ったり思わなかったり。それぞれのグループにはそれぞれの強みがあるので、ステージングにも違いが生まれるのは当然なのですが、それでもやはりパフォーマーソロはしっかりがっつりたっぷり長めにほしい……な……。

 とにかくはじめてコンサートを見たアーティストがGENERATIONSでよかった〜〜〜〜〜!!!このひとことに尽きます!次はセンター見えるところで見たい!アルバム発売、紅白初出場、そしてデビュー7周年おめでとうございます!

 楽しい物語で、彼らの年代記のページがいつまでも増えていきますように。

 

 

 

 

*1:ミュージカル『テニスの王子様』におけるDream Liveの略称

*2:テニミュスーパー戦隊素面公演の聖地です

*3:村山さんがS1コブラ戦前にやってた右頬を拳でぱしぱし殴るあの動作

*4:型月信者なのですがあえてここは魔法とします

運命論信者とハイロー

 HiGH&LOW THE WORSTの公開からはやくも2週間が経とうとしております。皆様お元気ですか。わたしはとりあえず4回見ました。あと2回は行く予定です。

 

以下当たり前のようにザワ本編ネタバレして書いています。

 

 と言う訳で。DTCの上映後に予告を喰らって映画館で立てなくなってから1年が経ち、ようやくHiGH&LOW THE WORST(通称:ザワ)が上映されました。この間同じくLDHがぶち上げた新プロジェクトということで、プリレジェ(PRINCE OF LEGEND)を軽率に覗きにいったら身動き取れなくなるくらいまでハマり、そこから芋蔓式にBATTLE OF TOKYOそしてJr.EXILEにハマるというコンボを見事に喰らいました。おたくは学習しない。このことについてはまた違う記事書きます。

 そもそも2次元のおたくのマジョリティの例に漏れず、自分も数年前まではLDH界隈を敬遠していました。テニミュのおたくもしているので輪をかけて遠ざけていました。そんな自分がどうしてハイローにハマったのかというと、轟洋介の中の人をはじめとするseason2からの新キャストがあまりにも魅力的だったからです。物心ついて初めて好きになったテレビの向こうの人間だった前田公輝、特撮で気が狂うほど好きなキャラを演じていた稲葉友。この2人の存在がとにかく大きすぎて今まであれほど避けていたコンテンツだったのに一瞬で視聴を決めました。特に公輝くんは2.5からの戦国鍋で10年ぶりに運命的に(画面越しに)再会した直後だったので、これは見ない訳にはいかないという気持ちに拍車がかかりました。見始めてみればアクションは凄まじいわ映像にとにかく金はかかっているわでそれまでの偏見も価値観も吹っ飛ばされました。途中でHulu入ってseason1も一晩で見ました。お蔭で山王のみんながやたらと沈痛な面持ちだった理由がやっとわかったけれど、チハルがどうしてあそこまでナチュラルに受け入れられているかは余計にわからなくなりました。

 そしてepisode7,8。これは本当に誇張抜きで50回くらいは見ています。毎回村山さんと轟くんの拳がぶつかるところで絶対「痛い!!!」と叫んで見ています。物心ついて初めて好きになった芸能人が、変わらぬ格好良さで、黒髪学ラン片耳ピアスという性癖どストライクのキャラデザをして*1、これまた性癖どストライクな性格で、D2の中でも特に好きな山田裕貴演じる村山さんという番長とタイマンを張る。もう訳わからないくらい好きなものしか詰まっていなくて今こうして文字に起こしていても混乱します。これほどまでにハマるものに出会えるなんてもう運命としか考えられない。とどめのデコピンと、最高にアガるタイミングでのチームソング(と、定時を煽りまくるちゃんじん演じる中園)で追い打ちかけられて初見は処理落ちしました。ザムのトラックのところも抗争終了後の距離感も最高だった。

 これだけ思い入れがあるのにEOSやFMでは全く影も形もなかった全日、というか轟くんにスポットが当たるスピンオフが製作される。そう思っていました。ですが、公開されたザワの予告で、あの村山さんのセリフを口にして中心に立っているのは轟くんではありませんでした。twitterでお気持ち表明しまくるくらいには割とかなりショックを受けました。鬼邪高の、全日の頭は絶対絶対轟くんじゃないと嫌だ。ep.0の視聴を経て楓士雄というキャラクターの解像度が上がっても、幕張で本編見るまではずっとそう思っていました。

 そして迎えた運命の日。会場にいるほぼ全員が初見で、会場の雰囲気という特性もあり、半ば応援上映のような形で本編を視聴しました。ちゃんと轟くん出てきた時に会場が沸いてくれてよかった。上映終了後、とりあえず友人に向けて発した第一声は「やっぱり轟洋介しか」でした。悲しいほどにおたく。

 村山さんとの再戦に始まり、河川敷での抗争では鳳仙相手に単騎でほとんど無傷で善戦し、絶望団地戦でも形勢逆転投石からのシャツの裾も出さない*2圧倒的活躍を見せ、ラストの神社では全日のみんなと同じ話題を共有する姿が見られて、まさに轟洋介満漢全席という感じの内容でしたが、どこかに違和感を感じていました。

 確かに楓士雄は人たらしのイイやつで、圧倒的光属性の陽で、文句のつけどころの無いほどに主人公として成り立つキャラクターです。けれど、結局いつも主人公校よりライバル校、いい人よりも悪人、まともな人よりも狂人を好きになってしまう自分にとっては、『どうしてもなんとなく好ましく思えない』キャラクターでした。勿論演者さんは好きですし、キャラクターとしても(ちょっと前述とは矛盾しますが)好きです。そもそもハイローに嫌いなキャラクターがいない。全員主役。それでもどこか好ましく思えない楓士雄に、好きな轟くんが影響を受けて変化している、と感じてしまう自分がいました。これがザワを見て感じた違和感の正体でした。一方通行における打ち止め、加々美いつきにおける有賀涼、轟洋介における花岡楓士雄。新たに生じたキャラクター同士の関係性も好きだけれど、それとは別に、影響を受けて変化する前のキャラクターのほうがどうしても好きだった。この問題に以前から悩まされていました。自分にとっては好ましく思えない変化でも、そのキャラクターの根幹に関わる変化であり、切り離して語ることは到底できないため余計に感情が複雑化してしまう。この悪循環を割り切れずに過ごしていました。

 幕張でのイベントから公開初日まで、ずっとひとりで悶々とこの感情を抱えて過ごしていました。ですが、公開初日を過ぎると次第に様々なハイローのおたくの考察や感想が流れてくるようになりました。それらの多くはあまりにも轟くん中心に物事を考えすぎて、轟に足りなかったものが楓士雄にあるだの轟はザワで成長しただのうるせ〜〜〜しらね〜〜〜〜Ain't Afraid To Die状態だった厄介過激派轟洋介原理主義者の自分の考えを、次第に広げてくれたように思います。まさに井の中の蛙大海を知らず。ありがとうtwitter、ありがとうおたくの集合知。現在はとりあえずのところ、鬼邪高全体の頭は村山さん卒業により不在となった/全日の頭は轟くんのまま/定時に認められている全日は轟一派だけ/楓士雄はまだ轟くんには勝てない/轟くんは自分に足りないものが何かわかった/それを備えた頃には定時も含めて真に鬼邪高の頭になるはず、というところで自分の中では整理をつけたつもりでいます。楓士雄によって轟くんに引き起こされた変化については、正直なところ完全には受容できたわけではないけれど、これを踏まえて轟洋介が轟洋介の目指す完全体に近づくのであれば良いのかな、とも思います。でもこれから感想とか読んだりザワ見たりしたらまたいろいろ変わるんだろうな。

 何があろうと轟洋介は最強だし轟一派は最高なことには変わりは無いです。ep.0で八木高に3人だけで乗り込むところ最高すぎませんか?あれはもう神話です。

 そして余談ですが、ザワはいにしえのD2のおたくの自分がとにかく涙した映画でもありました。やまだゆーきにちゃんじんにじゅんじゅんにあっちゃん。大スクリーンでこれだけ大暴れしているところが見られる日がくるなんて。ずっと好きです。

 ちなみにおたくに大刺さりして大バズりし、現にハイロー初見だった友人を何人も仕留めた小田島有剣ですが、刺さることには刺さったものの、唯一神轟洋介を崇める一神教の信者だったので信仰鞍替えとまではいきませんでした。でも対戦カード組んでくれたのにはめちゃくちゃ沸きました。鳳仙スピンオフ……待ってます……ッ(CV.コブラ

 

 という訳で(?)、物心ついて初めて好きになったテレビの向こうの人に、1●年越しに画面越しに運命的に再会し、その結果新規ジャンルを開拓して性癖ドンピシャなキャラに運命的に出会い、思考が狂ったという、狂気の運命論信者による記事でした。運命はマジであると思う。これはガチ*3

 とりあえず全人類ハイロー見てください。テニミュのおたくで宗教上の問題で敬遠している人がいたとしても今回のザワは大丈夫です*4。よろしくお願いします。ハイローはいいぞ。

*1:好きなキャラクターの原点が雲雀恭弥なのでお察し

*2:轟くんは格下相手では着衣が乱れることは無い

*3:ハイローによる副作用で語彙力が低下した

*4:某T氏が全く出演しないので……

ピンク色の存在証明

ルパパトが終わりました。

世間一般ではまあスーパー戦隊シリーズは2月の放送終了で終わることになりますが、おたくにとっては4月まで、今年はVシネもあったので5月まで延長戦でおたくができました。ずっと割とスーパー戦隊仮面ライダーな感じのニチアサおたくだったので、戦隊はFLT長いし拘束時間長くなってすぐ次の仕事に移れないからしんどいな〜なんて横目に見ていましたが、いざ当事者となるとその長さが逆にありがたくて、知名度ブーストかかってるうちにどんどんどんどん次の仕事に早く出てほしいという気持ちを必死に押し殺していました。でも思ったより並行して仕事してるんですね。当事者になって初めて知りました。

 

隙あらば自分語り失礼しますが、私はおジャ魔女どれみよりウルトラマンプリキュアより仮面ライダーセーラームーンよりスーパー戦隊という幼少期からの筋金入りの特撮おたくでした。幼稚園カバンもウルトラマン柄で、シルバニアファミリーでなくウルトラマンの指人形で育ったために情緒がありません(?)。そんな趣味で、おまけに幼少期からそこそこ身長もあって、妙にませていたかわいくない子供だったので、いつしか自分で自分にピンク色を選ぶことを敬遠させていました。そして積もり積もったそれはピンク色コンプレックス、ひいてはかわいいコンプレックスへと立派に進化してしまいました。

KERAに出会ったり、肯定してくれる人ができたりと、年が経つにつれて少しずつかわいいものに対する屈折した気持ちは解消されつつありましたが、どれだけかわいい服を買えるようになってもカラーバリエーションとしてピンクの存在は端から無視することはなくなりませんでした。パトレン3号に出会うまでは。

 

例年通り新シリーズも視聴するか、とルパパトの情報をチェックし始めた頃は、ガワの格好良さから快盗を応援することになるかな、と思っていました。しかし、放送が始まってからは、キャラが魅力的に思えていつの間にか警察を応援するようになりました。その中でも男勝りでサバサバした性格ながらも、ぬいぐるみなどの可愛いものを好むパトレン3号/明神つかさに、特に惚れ込むようになりました。キャストがtwitterでスイングガチャチャレンジしていた動画が可愛くて、試しに引いてみたガチャで一発で3号を引き当てたことも背中を押しました (単純)。

つかさ先輩はとにかく同性でも惚れてしまうくらい格好良くて、それでいて可愛らしい一面もあって、その全てが魅力的でした。その在り方は前述のように自分にはそぐわないからと決めつけてしまっていた私にとってはすごく眩しくて、憧れでした。

 

特撮恒例夏映画のシーズンは、全国舞台挨拶周りがあります。普段テレビの向こう側にしか存在しないキャラクター、そしてキャストたちをこの目で直接見られる機会ですので、勿論チケットを取りましたが、ある問題に直面しました。着る服問題です。

普段テニミュ2.5次元ジャンルに身を置いているので、現場に行く時はカラーギャングになりがちでした。しかし、少年漫画系の舞台化が多いジャンルかつ、推しが演じたキャラクターのイメージカラーがピンクだったことが無かったため、ピンクを身につけたことは一度もなく、勿論服も一着も持っていませんでした。

世の中の所謂量産型おたくの子達はなんであんなにいとも容易くピンクを身に纏えるんだろうか*1、こんなそこそこでかくてかわいくもない女がピンクを着て迫害されないだろうかとか散々悩みましたが、結局は自己顕示欲の塊でもあるのでピンクを着て推しアピールする道を選びました。本当に単細胞。

そうして初めて自分の意思で着ることを決めたピンク色の服は、今思えば遠目からでは白に見間違えてしまうくらいの薄いピンク色でしたが、それでも袖を通すまでにはかなり躊躇いました。結局、ピンクを着て外出しても誰からも迫害されないし、誰も私が何色の服を着ても気にしていないし、本当にただの思い過ごしで杞憂で自意識過剰でした。ピンクを着ることって、こんなに難しくないことだったんだって2●年間生きてきてようやく気付きました。遅。

 

素面第4弾、第5弾にもピンクを身につけて足を運ぶことができ、鞄の中身や小物にも次第にピンクが増えていきました。そんな中でひとつだけどうしても叶えたいことがありました。それは、FLTでピンク色のワンピースを着ることでした。これができた時、自分の中のかわいいコンプレックスとピンク色コンプレックスを少しでも消滅させられるのではと気付いたその日から、とにかく服を探しまくりました。まあでもこれがびっくりするほど無かった。ちょうど流行りがラベンダーとくすみ色で理想のピンクに全くもって出会えませんでした。めちゃくちゃ時間がかかった挙句、結局譲ってもらったピンクのシャツワンピースを着ることにしました (身バレ)。あのピンク色コンプレックスで一時期かわいいコンプレックスを拗らせてスカートすら履けなかった自分が、全身ピンクになるしかも丈の短いワンピースを着る。1年前の自分に言っても多分信じてくれなかったと思います。

 

そしてFLTでは無事にピンクを着て、推しおねえさん*2がつかさ先輩から卒業するところを見届けることができました。感無量でした。べしょべしょになりました。でも変なタイミングで掛け声出す大友は滅んでほしい。

その後のVシネクスト・ルパパトキュウのイベントでも、背中を押してくれた友人のお蔭もあり、ピンクを着ることができました。最後の最後までピンクで駆け抜けられました。

 

素面も全然チケ取れなかったし、ギャラクシー賞を受賞したり、初のVS戦隊だったり、色々なことがあった戦隊で、色々なことがあった1年間と少しですが、ルパパトのお蔭でお祭りみたいに楽しく生きられたなあと振り返って思います。ルパパトを通じて知り合えた人もたくさんいるし、できた思い出もたくさんあります。とにかく楽しかったな。

 

ルパパトにかかわったすべてのひとに感謝です。1年間+α本当にありがとうございました!いつまでも大好きです!10years待ってます!ていうか普通にスピンオフ期待してますノエルさんをアルセーヌに会わせてあげてくださいあと国際警察に快盗チェンジさせてくださいフランスロケ待ってます!

 

これで私がルパパトのおたくであったことの自己満足存在証明記録は終わりです。

改めて、つかさ先輩、そしてかずささん。はじめは推しの色だからという免罪符を、そして最終的には胸を張って、ピンク色を着る勇気を与えてくれてありがとうございました。私の好きな色はたくさんあるけれど、ピンクもそのうちのひとつになりました。大好きな人の色だからです。本当にありがとうございました!

 

 

で、最後にちょっとだけ。

FLT大阪の前に推しおねえさんの写真集お渡し会がありました(みなさん買ってください)。ここでもピンク着ていたんですが、向こうからピンクだ!って気付いてもらえてもうその場で死ぬんじゃないかってくらい嬉しかったです。貴女のお蔭でピンク着られるようになりましたって伝えたら、じゃあ一緒にピンク着ようね!って言ってもらえたので、私はこれからもピンクを着ます。ありがとう。

 

 

*1:量産型おたくのことは大好きです みんなめちゃくちゃ可愛い 可愛くあろうとする女の子の存在自体が可愛い

*2:中の人のことを個人的にこう呼んでます

今年を振り返・る

メサイアとかエーステとか色々書こうと思ってたのに気付いたら12月でした。筆不精にも程がある……。とりあえず今年見たもののまとめを書こうかと思います。便宜上推しと書いていますが世間一般から見たら推しって呼べるほど推してないかもしれません、許してください。タイトルは年末年始といえばのアレのオマージュです。

●1月
・3rd比嘉公演
ハイローでヒップホップの解像度が上がったので3rd比嘉の曲調がドツボすぎて劇場で聞くたびにプチョヘンザしかけた冬でした。フォロワーさんが比嘉新校歌のこと「不穏なPerf…me」って読んでたのがツボにハマったので以来ずっとそうやって呼んでます。語感が好き。声に出して読みたい日本語(?) DDなので軽率に凛くんにわいてました。

ポーの一族
関西に来てしばらく経ちましたがようやく宝塚デビューしました。ムラの福利厚生が日頃適当な物販や情報出しや飲食スペースで飼い慣らされたわかはい界隈のおたくには染み渡りました。というかむしろ整いすぎてて怖い。圧倒的な顔の美しさと歌のクオリティで目眩がするほど濃厚な時間を過ごしました。舞台上にアラン・トワイライトが生きてたんですよね……。ここで柚香光さんという女神に出逢いました。顔が好き。

・る年
新年早々死体になる推しを見てテンション上がりました。久しぶりにるひま見たけど相変わらず向かうところ敵無しみたいな感じで元気が出る(?) いつものごとく時間が伸びに伸びたので、最初はがんばって2部の司会で巻こうとしていたまーしーさんが途中で諦めて通常進行に切り替えたのには笑いました。あれは巻くのは無理……。

・月刊イベント
コンセプト写真集がめちゃめちゃ好きなので、初めて月刊シリーズを知った時から絶対推しで出たら嬉しいのにな〜と思ってたら本当に出た。人選に感謝です。絶対●すマンも良いけれど個人的には冒頭のさらさらヘアのほうが好きです。年齢不詳感がすごい。


●2月
仮面ライダーエグゼイド トリロジー vol.1,2
ファイナルに行ったりプレバンに貢ぐくらいドハマりしたエグゼイドのVシネは行かない訳が無い!とのことで行きました。Vシネになると流血あるのは良いんだけどやたらとお色気シーン挟んでくるのは未だにちょっと苦手です。ニチアサヒロインをあまりそういう目線で見たくない……。光の闇医者の好きが深まりました。また会いたいなあ。

・かけ隼
シリーズ3部作なのに前2作見ずに行きました。殺陣は凄かったです。息つく間も無い手数に圧倒されました。新撰組と土方さんが好きなので箱館戦争への流れは無条件で泣いてしまう案件でした。


●3月
仮面ライダーエグゼイド トリロジー vol.3
神、本当にしぶといな……というのが観終わった後に最初に浮かんだ感想です。貴利矢VS黎斗の因縁に遂に決着がついたのは良かったけれどそれで終わらないのが神だよな……。それにしてもエグゼイドくんは雨降らし好きですね……。


●4月
立海チムパ
立海なのに青年館でしか公演をやらなかったこと、多分死んでも根に持つと思います。3rdの学校格差に辟易しつつも内容は楽しく観劇できました。なんかこの頃からTSCでもチケット取りにくくなった気がします。人気公演が続くから仕方無いのかな……。お見送りのハイタッチでは恐る恐る幸村くんに触れてきましたがあまりにもお顔が美しかったので長生きできそうな気がしました。

・GEM CLUB Ⅱ
本田さんのダンスが好きなのと、古田くんのパフォーマンスが久しぶりに見られるとのことで行きました。上質なエンターテイメントを全身に浴びて幸せに浸ったひとときでした。何度かキャストさんも仰っていましたが、実力のある若手があれだけ揃ってあれだけのパフォーマンスをする機会はあまり無く、見る側にとっても貴重な体験ができたなと思いました。またいつかどこかで古田くんのパフォーマンスが見られますように。

メサイア 月詠乃刻
本当は月詠始まる前に更新しようと思っていたのに、いつの間にか月詠も終わりTM'18も終わり幻夜の公開も終わってしまいました。初の候補生ではないチャーチを卒業したサクラを主演とした作品、思うところがありすぎて考えるだけでちょっと苦しいです。詳しいことはまた(多分)書きますが、今作は和のテイストが入った殺陣や衣装がとにかく好きでした。


●5月
・DREAM LIVE 2018
また千石さんにこんなにも早く会えると思っていなかったので、ふわふわしながら横浜に向かいました。千石さんのことは以前書いた長い重い面倒くさいエントリで大体書いたので置いておきます。
goldeneschluessel.hatenadiary.jp

このドリライはとにかく楽しくてまさに夢の世界なんだなと何度も感じる空間でした。最初の「歌って!」でざわつきながらも即座に順応したテニモンのこと一生好きでいたい……。青学スタートという定石を覆した立海、とにかくかっこよかったです。

青春鉄道3
2の面白さが忘れられなくて観に行きました。上越上官が好きなのでプロミス見たかったけど神戸公演のみなのでそれは叶わず。でもりひとくんがめちゃめちゃ可愛かったので大満足でした。尾久駅はやばい。3時間戦争もやばい。エモとギャグのバランスが最高でとにかく楽しかったです。はらぺこまちが口に食べ物が入ってない状態で発したセリフがあったかどうか覚えてないくらいなのでそこも好き……。山陽さんが帰ってくるの、ずっと待ってます。あと西武スピンオフおめでとうございます!安比奈好きなので行きたい……。


●6月
現場無かったです……。しいて言うならFGO脱出行きました。脱出失敗でとにかく悔しかった……。リベンジしたいです。


●7月
・エーステ
もう7月これを見てからエーステのことを毎日考えているレベルで魅了されました。このことも記事書こうと思っているんですけど思いが先走りすぎてなかなかまとまらない……。冬組が好きなので春夏はとりあえず、と思って観に行ったはずだったのにな。プリステで松崎さんの演出に親しんでたので劇中劇の独白シーンでめっちゃニヤニヤしてしまいました。

スタミュミュ2nd
スタミュはモヤモヤしたり嫌な人がいたりしないので、観たら120%ハッピーになれるところが好きです。OVAやドラマCDまでは追えていないので前作みたいにここがこういう風に再現されるのか!という感動は無かったけれど、それでも華桜会の葛藤やちむらぎの重圧、ちむとりのひたむきさにたくさん心を動かされました。ラストの花吹雪紙吹雪の中できらきらしながら踊る星谷くん、この世の煌めきの象徴だった。ちなみにミュミュの紙吹雪は宝塚より量が多いです。

・MESSIAH -異聞・天草四郎-/百花繚乱 -BEAUTIFUL GARDEN-
花組の方のメサイアです!最初このタイトル聞いた時は度肝を抜かれました。宝塚の贔屓(仮)もメサイアに出るとかどっちのメサイアの話をしてるのかわからなくなるやつ。縁あってとても良い席で見られたのですが、間近で見る柚香さんの顔が本当に本当に美しくて同じ人間だと思えなかったです。ヒトなんだ……。初めて2部制でショーがあるやつをるひま以外で()観たのですが、とにかく圧倒されました。最初の方の娘役さんたちの衣装がアナ…イみがあって大興奮しながら見てました。というか花美男子のDaydream Funkやばない?????あそこはめちゃめちゃシンメだし2.5だしアイドルだしでテンション上がりすぎて脳がパンクしました。好き。制服モチーフ衣装で差し色メンカラはおたくが好きなやつなのでとにかく刺さりまくりました。写真……(キャトルに駆け込む絵文字)。


●8月
・3rd全国氷帝
テニミュは行ったらいつも「やっぱりテニミュはいいな……好きだな……」となるのですが、全氷はあんまりならなかった公演でした。比嘉の新どうなるは前述の通り曲調がヒップホップですごく好きだったけれど、あとは長太郎くんの気迫に改めて感情を揺すぶられたくらいでした。関東氷帝の頃はまだぴよぴよしてたお顔がガラッと変わっててそれだけで感動してたのに、気迫の圧が上がっててそれにも圧倒されました。「死んでも止めます!」と叫ぶ長太郎くんはあの夏でいちばんかっこよかった。3rdは新曲を入れたり再構成したりして結構革新的な演出をするところが好きだったのですが、この全氷だけは1st2ndの焼き直しという感じがどうも否めなくて冗長に思えてしまいました。あと氷帝の子たちは跡部のバックダンサーではないです。これだけは関氷六角全氷と何回見ても捨て切れない思いです……。

・ルパパト夏映画舞台挨拶
毎年仮面ライダー>戦隊というハマり具合になるのに、今年は逆転して戦隊にドハマりした1年になりました。つかさ先輩がとにかく素敵で素敵で。放送前は快盗の衣装とかガワとか設定が好きだし快盗応援しようかな〜とか考えていましたが、始まるや否やつかさ先輩に魅了されて警察の虜になっていました。放送回を追うごとにどんどんお芝居もアクションもキレを増していくつかさ先輩、大好きです。映画はWレッドがメインですが、お仕事しているつかさ先輩を見られて幸せなので大丈夫です(?)


●9月
メサイアTM'18
ブロマイドがネタバレになるからブラインドで売りますという事前情報でざわざわしてたら開幕情報解禁ラッシュで瀕死になり衣装登壇でトドメを刺されました。葉礼ちゃん昴流くん、まじか……。チャーチ組は安定の関西弁で喋り倒すしボケ倒すし、北方はみやこくんが天然かまして総ツッコミ喰らうしで笑いっぱなしのひとときでした。「丁寧に殺した」というあまりにもえげつないワードには震えましたが……。


●10月
・リボステ
原点にして頂点の作品が2.5になったので観に行きました。ニーコさんが全然変わらなくてキュートで素敵で無敵でずっとあのままで元気でいてほしいな……と思いながら見ていました。中身は若干冗長に感じましたが、日常編と黒曜編をまとめるとなるとまあ難しいよね……。川上くんのランチアさんは漫画からそのまま出てきました感がとにかくすごかったです。川上くんめちゃめちゃかっこいい。

・ダイ舞
衣装の肌色具合で若干気後れしていましたが、終演後はとにかく観てよかったなと思う作品でした。この作品についても記事を書こうと思ってたのにいつの間にやら年の瀬です。DIVEは眠れる天才が内なる才能をきちんと気付けて適切な環境で伸ばして開花するという天才の物語で、勿論知季のことも沖津のことも要一のことも天才だし凄いと思うけれど、個人的にはレイジと大広くんがしんどいなあと思って見ていました。自分はがんばることを諦めて生きてきた人間なので、あの舞台上に生きる人たちはみんな少し眩しすぎました。

・比嘉チムパ
チケットが激戦すぎた……。何度かキャストから言葉が出たように、3rd比嘉の集大成となるような内容でした。ヒップホップもダンスも仲の良さも謙虚さも(?)全部素敵でした。3rd比嘉で初めて表現された比嘉のバックボーンや、3rd新キャラの追加された意味が生きるエンディングで、最後に持ってきた校歌も0番に立つ新垣くんもエモかった。また3rd比嘉に会いたいです。


●11月
・BLOOD CLUB DOLLS 1
住んでいる地域の公開が遅かったので11月の話にしています。こんなお芝居をする推しが見たいな〜と思っていたような役柄のひとつがこの映画で叶いました。ガラの悪いチャラいトんでるホスト、最高でした。ストーリーはあまり良くわからなかったけれど……。あと多分2には出ない……。

メサイア 幻夜乃刻
4月から心待ちにしていた主演映画!スクリーンに大写しで見る推しの顔は最高。舞台挨拶でも仲の良さが垣間見えたり、事務所の先輩後輩の関係性が感じられたりと短いながらも楽しい時間になりました。映画を見ると映画のお仕事もっとたくさんやってほしいな……となります。舞台は瞬間の芸術だけど映画は永遠に残るので。

・素顔の戦士第4弾
小さい頃からずっとずっと特撮が好きなので、初めて見る本格的なヒーローショーに
ただひたすら感激しました。テレビの中にいつも見ているヒーローが、キャストが、目の前にいることの高揚感!ちびっこたちと一緒に年甲斐も無くたくさん応援しました。日替わりはつかさ先輩が可愛かったのは勿論ですが、咲也というか横山くんがかなりギャグセン高くてずっと笑いっぱなしでした。バ…ダイ製じゃなかったら死んでた。あと濱さんの間の取り方が好き。


●12月
・遙か3
ネオロマンスはもとい乙女ゲームにほぼ触れてこなかった人間なので、最初はどんな感じなんだろうと身構えましたが、1幕が終わる頃にはすっかりのめり込んで観ていました。望美ちゃんが守られるヒロインじゃなくて自分が先陣を切ってみんなを守ろうとするヒロインなのも好きになれた一因かなと思います。衣装も素敵だったし可愛かったし殺陣も良かった! ヒノエくんは好きにならないはいないのでは……?という素敵なキャラクターでした。あと衣装も良かったです。スパッツと脚……。また機会があればゲームにも触れたいと思います。余談ですが気付くと後ろに立っているいなせの白龍、FG○の異星の巫女ポジションじゃなかったですか?

・3rd四天宝寺公演
今年の観劇納めでした。2nd全国立海からテニミュを見始めた新規おたくでしたが、いよいよ四天が登場するとのことでもう一周も目前なんだな……と感傷的になってしまいました。次のキャストが来るまでは前のキャストがキャラクターだと思っていたので、舞台に立つユウジが見たことない顔をしていて急にそわそわしてしまうオープニングでした。でも3rd四天はみんな可愛くてかっこよくて強くて、ああ代替わりしたんだな、タスキが繋がったんだなとしみじみ感じました。久しぶりに橘さんや亜久津の姿を目にすることができたのも嬉しかったけれど、亜久津が今回の劇中では一度たりとも山吹のユニフォームを纏うことは無かったので、そこは少し切なかったです。というか最後写真出すの不意打ちすぎて全部感情を持っていかれました。山吹も確かにコートで青学と火花を散らしていたんだなあ。


以上です。思ったより長くなりました。BGMはエーステの劇中歌アルバムでお送りしました。個別書くつもりなのは早めに書けたらいいな……。来年からはなるべく観たら書くようにしたいです。有言実行できた試しがありませんが。とりあえずエーステの話から書くと思います。またメサイアのことは先延ばしにするんですか自分……。ちなみに来年の観劇初めはまたテニミュで迎える予定です。それでは、良いお年を。

便箋のバリエーション少なすぎ問題

前回の記事からしばらく経ってようやく書くのがこんな内容かよ、という感じですが、自分にとってはかなり切実な問題なのでとりあえず書き留めておきます。こういうのは若手俳優ファンの手紙のお題に分類されるのかもしれないけれど。

 

手紙を書くのが好きです。特別字が綺麗な訳でもないし(むしろ汚い部類に入ると思う)、イラストを添えられるという訳でもないし、語彙が豊富という訳でもないけれど、舞台を見に行ったら必ず1通は手紙を書いています。推しにはもちろん、好きなキャラクターを演じるキャストさんや顔や演技が好きなキャストさんなど、とにかくいいな、何か感想を伝えたいと思ったらすぐペンを執ってしまいます。

使うペンの種類もインクの色も決まっていて、キャラや舞台のイメージの色やモチーフのシールを使うのが大まかな自分ルールで、なんとか体裁だけはこれでだいたい自己満足する仕上がりになるのですが、とにかく便箋がままならない。

一応書きたいことを一通り書くといつもだいたい便箋2枚分くらいになるし、書き損じも割と多い方なので、レターパッドを使っています。けれどこのレターパッドが曲者で、可愛い柄のものを選ぶと枚数が少なすぎるし、かといって枚数の多さで選ぶとシンプルすぎる。シールでキャラや舞台のイメージを加味するから便箋自体はシンプルなものでいいとはいえ、罫線だけだと味気無さすぎてつまらない。いつもこのジレンマにひとりでに苦しめられています。

昔初めて手紙を書く時に購入したレターパッドは、紙自体にも色があって罫線がカラーで上下にちょっとしたアラベスク風の装飾が付いていて、その上50枚綴りでたっぷり使えてシンプルすぎず派手すぎず、どんなモチーフにも合うという丁度良い理想形だったのですが、使い切る頃には廃盤になったのかどこを探しても見つかりませんでした。悲しい。

箔押しやカッティングのものや全て柄が違うのも可愛いけれど、とにかく枚数が少ないし都度購入しないといけないのも手間だし、認知を狙っている訳ではないけどあまりころころ変えるのも好きじゃないし。花柄や空柄などのレターパッドは枚数が多くてもどんなモチーフにでも合うという訳でも無いし。1回しかそのキャスト宛に出さないということも多々あるのでパックレターをいちいち買うのもな、とも思うなど、自分のこだわりが強すぎるのも問題だと重々承知してはいるのですが、それでも内容がそこまで立派じゃ無い分、少しでもぱっと見の第一印象がなんとかなればという思いが邪魔をしています。

もう個人で印刷所にデザイン持ち込んで自作便箋を作るしか未来は無いのか。

おすすめのレターセット情報お待ちしております。

虚無より愛を込めて

今週のお題「あの人へラブレター」

 

ちょうど良いお題だったので、今しか無いと思ってこの記事を書くことに決めました。

前の投稿はもう4年も前だし文体が違いすぎて鳥肌が立つし下げたくて仕方ないし、メサイアについても書こうと思っていたしと、やることがたくさんあるのですが、今書かないと多分この先もうまく言語化できない気がするので、自己満足ですがあの人へと言葉を綴ろうかと思います。

 

記事タイトルはこちらより引用しました。

 

The Indifference Engine (ハヤカワ文庫JA)

The Indifference Engine (ハヤカワ文庫JA)

 

 

 

 

千石清純様

わたしがあなたを好きになったのは確か4年前で、初めてこの目で見たのは2年前の5月で、遠くからだったけれど笑顔も声も何もかもきらきらして見えました。本当はあなたが試合している姿を、あなたをテニスの王子様たらしめているところの、テニスをしている姿を観に行きたかったけれど、どうしても自分のことが忙しくて、泣きながら見送ったことがずっとずっと心残りでした。初めて見るあなたが夢の世界の姿でいいのかなとも思ったけれど、そんな不安をかき消すように輝いているあなたに向かってひたすらに緑のペンライトを振った時間は、今でも昨日のことのように思い出せます。

 

夏の氷帝公演では、深読みオタクなので自分がかつて合宿を共に過ごした選手が極限状態で試合をしているS1ではどんな顔をしているんだろう、と思ってずっと千石さんのことを見ていました。日によって少しずつ表情に見える色が違うような気がして、千石さんって人間だし生きているんだな、と当たり前のことを再確認していました。

今までずっといわゆる茶の間だったわたしにしてはそこそこの回数劇場に足を運びましたが、とうとう大千秋楽のライビュ以外ではDYBのコールを聞けなかったのも、今となってはひとつの思い出です。楽なら絶対やるよね!と思い地方楽を取ったこともあったけれど、そんなことはなかった。

 

2017年の冬には、初めてチョコレートを贈りました。伝票の控えがなんだか蔑ろにできなくて、ずっと財布にとってありました。そしたらその夏、サマバレがあって、ランクインしてて、素敵なメッセージをもらえて。わたしが千石さんを好きになってからはまだまだ日が浅くて、わたしなんかよりもずっとずっと前から、ずっとずっと大きな愛で千石さんを支え続けてきてくれたお姉様たちがたくさんいたからこそということはよくよく理解していたけれど、それでも1/1899になれたことがとても幸せでした。

 

この年の5月、山吹のみんながまた8人揃って同じユニフォームを着て舞台に立つという、夢のようなひとときを一緒に過ごせたのも、ひとつの思い出です。腑に落ちないこともあったけれど、亜久津がいることが何よりも嬉しくて仕方が無いというような千石さんの笑顔を見ていたら、こんな夢も悪くないな、なんて。この時、千石さんを演じたもりたくんのパンフレットのコメントがあまりにも良くて、遠征先の友人の家で号泣したこともありました。山吹公演の円盤に収録されている大楽後のコメントで、1人だけ山吹勝ってたよね!?という輪に参加しないで静かに笑っていたり、SNSで千石さんのことを大切にしているところが垣間見えたりする、もりたくんの千石さんへの姿勢が大好きだったのですが、このコメントを経て大好きが狂おしいほど好きに変わるくらい衝撃的でした。こんなに真剣に向き合ってもらえる千石さんは幸せだし、そんな風に愛を持って演じられた千石さんを見られる/会えるわたしはもっと幸せだな、と勝手ながら思っています。その後更新されたテニモの記事*1も一言一言がすごく沁みて、もりたくんが千石さんで良かったなと心底感じました。

 

そして、2018年の2月。バレンタイン・キッスが発売されましたね。去年の名前4文字でもうこれは千石さんだろういや千石さんしかいない!と思っていたにも関わらず越智先輩だったショックが忘れられなかったので、発表された時はしばらく何も手につかなかったです。直接お礼するってこういうことだったんですね……!ちょうどテニラビがリリースされて初めてのバレンタインだったので、タイミング良くものすごくフィーチャーされたのは、千石さんのラッキーのなせるワザだったのでしょうか。トークパートでもちゃんと女の子に触れてくれる千石さん、1ミリもぶれていなくて最高でした。

 

そしてつい先日。また夢の世界で千石さんに会うことができました。こんなにも早く、またわたしの生きる世界と千石さんが生きる世界とが、テニミュを介して交わる日がくるとは思ってもいませんでした。久しぶりに見た3度目の夢の世界の千石さんは、初めて見た時と変わらずきらきらしていたけれど、あの時よりも一回りもふた回りも頼もしくて明るくて眩しく見えました。山吹みんなの思いを背負っていたからでしょうか。「会いたかったよ」という言葉に「わたしも!」と叫んだ声は少しでも届いていたでしょうか。”ザ・レギュラー”でモニター越しに射抜かれた時には、膝から崩れ落ちないようにするのが精一杯でした。セイヤーで楽しそうに跳ねまわったり他のキャラクターに絡みに行ったりしているのを見ていると、こちらまでつられてつい笑顔になっていました。楽しそうにしている千石さんを見られたことが、わたしにとっての幸せでした。客降りの時に一度だけ近くまで来たけれど、こちらへ上がってくることはなく、結局その後はあなたの背中を目で追うだけになりました。贅沢なことを言うと少しだけ苦しかったけれど、届きそうで届かないところにいる千石さんが、わたしにとっての千石さんなんだなとその時なんとなく悟りました。

ドリライが終わって、またわたしの生きる世界と千石さんの生きる世界は別の方向へと進み始めましたが、いつかどこかで必ず交わる日がくると信じています。その時は8人揃った山吹のみんなと笑いあう千石さんに会えたら、尚更嬉しいです、なんて。

そして、もう何度目かもわからないくらい言っていますが、もりたくんが千石さんで本当に本当に良かったです。千石さんを生きてくれてありがとうございました。

 

長々と2次元と3次元と織り交ぜて書いてしまいましたが、自分の中ではなんとか一区切りつけられたと思います。一方的でごめんなさい。

わたしが生きている世界は虚無だけれど、千石さんに触れているとその時は確かな存在を感じられます。近くて遠いあなたに、この手紙が届くことを祈ります。

最後になりましたが、U-17日本代表入りおめでとうございます。千石さんの実力も運も、きちんと評価されて発揮できるような、世界を相手にした千石さんらしい、千石さんのテニスが見られる日を心待ちにしております。

千石さんと、千石さんにまつわるすべての人に、いつまでも幸運の女神が微笑み続けますように。

 

虚無より愛を込めて らそより

 

 

*1:テニモにそれまで入会していなかったのですがtwitterで記事タイトルが公開された直後に入会を決めました