駐在商社マンの覚書

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失敗談を準備する (自己分析編)

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自分を知る作業は着々と進んでいますでしょうか。その中で、次は「失敗談を準備する」について書きたいと思います。下記が目次になります。

 

目次

 成功談より失敗談を

まず、なぜ失敗談なのかというと失敗した時の方がより人の本質的な部分が出ると思うからです。その失敗談を話す方がより自分という人間を理解してもらうのにはいいと考えます。

20年以上生きてきた中で全く失敗がなかったということは考えられないと思います。自分が感じる失敗の大小はあるにせよ、胸に手を当てて考えてみれば色々あるのではと思います。自分の失敗について掘り下げるのは重要な自分を知る作業です。

こういう自分自身も受験で希望の大学に悉く入れなかったり、部活で思うような成績が残せなかったりと数限りなく失敗を繰り返してきました。

重要なのは失敗の経験を思い出して暗い気持ちになるのではなく、その当時どのように感じ、その失敗を再度繰り返さないためにどう改善してきたかという点です。

ここで一つ。当方が好きなサッカー選手本田圭佑さんの名言です。

 

挫折は過程、

最後に成功すれば挫折は過程に変わる。

だから成功するまで諦めないだけ。

 

ここでお伝えしたいのは、失敗を失敗としてそのままにするのではなく、そこから何を学び、どのように現在にかけて改善されているのかということを示すのが重要であるということです。こういった話は経験上面接官に響くと感じました。

 

成功談は聞き飽きている

当方でさえ、グループ面接で良くあるサークルやバイトでの成功談を聞き飽きました。一方で面接官は何百人と面接を実施しています。当方以上に同じ話を聞かされているはずです。そんな中で失敗談を話すのは相手にとっても印象に残る可能性が極めて高いと思います。

また、僕らの成功談などは正直かなりちっぽけです。(自分自身も大した成功をおさめていません。普通の学生は皆そうです。)仮に全国大会で優勝した!日本代表に選ばれた等の経験があるのであれば他の人とは一線を画す成功談と言えますが、大多数の学生はそうではありません。

上記のように一線を画す他とは圧倒的に違う経験を持っているのであれば成功談を話すのは良いと思いますが、そうでないのであれば失敗談を準備するのは1つ良い方法だと思います。

 

具体例

当方が就活時代用いていた失敗の題材はサークル活動でした。監督のいないサッカーチームにおいてどのようにチームの方針を定め、活動していくのかが大きなポイントとなっていました。「楽しさ」を追求するのか「厳しく律し勝つこと」を追求するのか。自分達の先輩方はより「厳しく律し勝つこと」に重点を置いて活動しており、そういった部分に惹かれ入部した経緯があった自分としては楽しさをより追求することに違和感を感じていました。但し、その違和感を感じながらも自分が考える方向に組織を動かそうとせず、自分自身のチームへの関わり方が中途半端なものになっていき、実際に結果もついてきませんでした。こういった経験から自分自身感じることがあるのであれば組織に対してしっかりと発言していく。そして納得感を皆がある程度醸成出来たうえで組織を運営していけるように仕掛け(話し合いの場を持つ等)を作っていくべきというのが当方の反省及び次に繋げていくべき収穫として当時就活で話をしていました。

 

まとめ

如何でしたでしょうか。就活において面接官は成功談を聞き飽きています。もっと自分をさらけ出して失敗したことを話してもいいと思います。その中で自分が何を感じ、何を反省し、次に繋げているのかがより重要な点です。この点を意識して再度自己分析に取り掛かってみると良いかもしれません。

自分を知るところから始める (自己分析編)

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目次

 

なんで今更自分を知る?

このように感じる方もいるのではと思います。当方も就活生の際にある先輩にこの言葉を投げかけられた時に何を言っているのかと感じましたが振り返ってみるとこの作業を徹底的に行ったのが納得して就活を終えられた要因だと感じています。

ここで1つ。皆さんはマーケティングの有名な分析フレームワークをご存知でしょうか。それは3C分析と言います。3C分析とは、外部環境や競合の状況から事業の成功要因を導き、事業を成功に導くために用いられます。

  • Customer:市場・顧客
  • Competitor:競合
  • Company:自社

これを就活に例えるなら、

  • Customer:市場・顧客→採用する企業側
  • Competitor:競合→同じ就活生
  • Company:自社→自分自身

になります。正に就活とは自分という商品を買ってもらう(=採用してもらう)活動とも言えるかと思います。その際に上記3Cを考えたときに1番大事なのが自分自身だと私自身は考えてます。

1つ1つ見ていきたいと思います。採用する企業のことは、採用担当者の方がよっぽどよく理解しています。興味ある企業の研究を沢山すると言いますが、所詮限界はあります。また少し雑に言うと、入ってみないとわからないことだらけです。相手の事を全くわかっていないのも困りものですが、ここばかりに時間を割くのは得策とは言えません。

2つめの同じ就活生についてですが、正直気にしていても時間の無駄です。他の人がどのように動いているか知る分にはいいですが、常に流されず自分で考えて行動することを忘れないでください。

最後の3つ目の自分自身ですが、ここが本当に大事なポイントです。言うなれば自社の商品を売るのに、その商品のことをしっかりと把握していなかったら売れるものも売れませんよね、。そのことと全く同じことです。とにかく徹底的に自分のことを知ってください。これが世の中的にいう自己分析というものなのかなと思います。

 

自分自身を知るための具体的作業 

ここで自分自身を徹底的に知るために実施したことが3つあります。

  • 過去の経験を洗い出し、全ての決断に対し「なんで?」とツッこむ
  • 自分自身の両親に自分がどういう人間か聞いてみる
  • 仲の良い友達に上記と同じくどういう人間か聞いてみる

1点目ですが、とにかく思い出せる範囲で全ての出来事を紙に書き出し、なんで?っとツッこめるだけツッコんでみてください。例えば、サッカーを始めた→なんで?→○○だったから→なんで?→××だから→なんで? というような具合です。

この作業を実施して感じたのは、人はありとあらゆる場面で大なり小なり決断をしているということです。決断をする際に自分の考え方や価値観が表れます。この浮かびあがってきた自身の考え方や価値観をしっかりと把握してください。当方が就活生の際はまず、就活開始と同時に1ヶ月半から2ヶ月間は徹底的にこの作業に時間を当てました。その間一つも合同説明会等には参加せずでした。とにかくしっかりと自分の経験を棚卸しようと考え行動してみました。周りの人からは少し変わっていると映ったかもしれませんが、、。

2点目もとても重要だと感じています。一番身近に自分の事を見てきた人なのでなんだかんだいっても自分のことを良く深いところまでわかってくれているものです。少し恥ずかしさはありますが、時間を取って両親から見てどういう風に見えているか聞いてみましょう。両親と話すとてもいい機会でもあると思います。

3点目もまた効果がある方法です。但し、本当に仲の良い友達に聞くべきです。より本質的な自分の人間性を見えている可能性が高いので。一緒にお酒でも飲みながら話すとお互いの本音が見えてきて良かった思い出があります。この方法もオススメです。

 

まとめ

 

如何でしたでしょうか。タイトルの通りまずは自分を知るところから始めるです。案外人というのは自分のことを理解・把握していませんし、それでは自分という商品を上手く買い手にアピール出来ません。この作業は恥ずかしさを伴ったり、自分の嫌な部分に目を背けたくなることが多々ありますが、そういう点こそ大事にしてください。その理由は次の記事に持ち越したいと思います。

就職活動を控える親子さんへ

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目次

 

まずはじめに

 

今回ブログを執筆しようとした経緯から簡単に説明させてください。

1点目に、どういった点を認識しておけば短期決戦の就活を思い描いた通りに乗り越えらえるかをお伝えしたいと思ったからです。これは当方が入社を決めた業界に関わらず、普遍的に使用可能な考え方だと思います。就活には内定獲得までに色々なフェーズがあると思います。これからフェーズに分けて色々と記事を執筆していきたいと思います。

2点目に、自分自身で当時感じたことや、考えたことを整理・纏めておきたいと感じたからです。 既に入社して満7年が経過しました。会社に7年も在籍していると色々と社会の仕組みやどういった若手が重宝されるのかという点も見えてきます。(この部分はあまり今回のブログでは関係ないので割愛しますが、)

脱線しましたが、結局時代が多少変わっても求められるものは大きく変わらないと思っています。なのでこのブログを辞典的かつ1つの判断軸に使用してもらえばこんなに嬉しいことはありません。

 

現役高校生には

 

このブログは基本的に就活を控えた大学生やそのお子さんを持つ親の方々がターゲットになりますが、もし仮に高校生がこのブログを見ていたらこう伝えたいです。

①将来やりたいことが定まっていないなら四の五の言わずに勉強しよう。

②何事にも考えるクセをつけよう。

 

・将来やりたいことが定まっていないならの意味

上記の意味は、既にサッカー選手に向けて動き出している。ピアノの演奏家になるために膨大な練習をしている等であればその目標に向けて突き進んでいけばいいのかなと。あまり所謂受験勉強は必要ないので。

一方でやりたいことが定まっていないなら取り敢えずなるべ高い偏差値の大学に入っておくことをお勧めします。就活における学歴は選考において引き続き一定程度のウェイトを占めます。自分の可能性も狭めないためにもより上の大学に入っておくこと勧めます。またいわゆる一流校の方が、目標高く行動している人も多く刺激的と思います。

 

 2点目の考えるクセをつけるというのはこれからの記事に繋がっていきますが、とにかく自分の頭で自分の回りの事象について考えるクセをつけてほしいと思います。日本人はよく根拠もなく「○○らしいよー」と言って流されていくことが多いです。そうではなくまずは「なんで?」と自分/相手に問いかけてみてください。悪いことは言いません。

 

最初に結論を

 

これから記事をアップしていきますが、まずは結論から言ってしまうととにかくこの短期決戦の間では「時間を大切にし、自分で考えて行動してください。」

一言で言ってしまうとかなり単純なのですが、こう考えるに至った背景等含め今後記事を通して説明させて頂きます。