春は 桜
春は 桜
春は 桜、散りゆくさまも見事です。
~さくら さくら やよいの空は 見わたすかぎり~
昔懐かしい童謡です。のどかななかに喜びと寂しさがこめられているように感じます。
桜には、出会いと別れ、生と死を連想させる何かがあるのでしょうか?
満開の桜には妖しい気配が、月夜の桜には不気味な気配を感じさせる何か・・・桜には不思議な力があるようです。
私が今,気になっているのは、一茶の辞世の句です。
「美しや 障子の穴の 天の川」
その前に一茶は、「死にげいこせん 花の雨」とも詠っています。
昔の人は、桜の木を見ながら、もう一つの世界を見ていたような気がします。
井の頭公園の桜
井の頭公園の夜桜