240513 初代の黛敏郎が司会をやっていた時代から現在6代目の石丸幹二まで、見続けていた番組です。放送開始は1964年8月、愚亭はイタリア留学中でした。その後も2度の海外駐在期間があるので、中抜けながら、付き合いも60年!すごい番組です!
その収録現場に立ち会うのは今回が初めてです。たまたま手配してくれた、かつての職場仲間がありがたいことに愚亭を誘ってくれました。しかもすごくいい席で、感謝、感謝!
会場ですが、普段は初台のオペラシティーコンサートホールが多いのですが、今回はなぜか東京文化会館です。こちらの方が我が家からのアクセスが圧倒的にいいので、この点でもラッキーでした。
テレビ番組ではよくあることですが、2週まとめて収録します。司会者やアナウンサーはもちろん、1部2部で衣装を替えます。開始前にアナウンサーの竹内絵美さんからスマホに関する注意が。もし音が鳴った場合は、取り直しますので、とかおっかないことをおっしゃいます。マナーモードだし、会場は無線が切られているので、絶対に鳴ることはないと思いつつ、電源を落としました。
1部では4曲演奏されましたが、知っていた曲は「月の寄せる歌」のみ。これは名曲で、しかも愚亭が最も好きな作曲家の一人であるドボルジャークですからね。これを歌った森野美咲さん、生で聴くのは今回初めてですが、すごいソプラノがまた出現しましたね。スケールが大きく、先が楽しみです。余談ながら、同姓同名で女優もいるのですね、森野はともかく美咲って、それほどポピュラーでもないと思うのですが。検索していて、ちょっと混乱。
1部のアンコールに、森野美咲さんのルサルカが演奏されて、もうけものでした。
2部は一転、ブルックナーですよ。生誕200年ということで、今年はあちこちで演奏される作曲家です。普段はそれほど頻繁に演奏されることはないです。愚亭もそれほど好きな方ではないですが、彼が生まれたオーストリア中部のリンツや、幼少時を過ごしたザンクト・フローリアンを訪ねているので、関心がないわけではありません。
それにしても、30分ほどマエストロと司会者、アナウンサーがしゃべりましたが、やはり嫌われやすいタイプの作曲家であるのは間違いないようです。やはり、そこでも出てましたが、メロディーラインが分かりにくい、重厚長大でとっつきにくいですからねぇ。でも、愚亭は金管の出番が多い彼の楽曲は結構好きな部類です。2部で演奏された5番がまさにそうした楽曲でした。
終演後、雨がほぼ上がり、助かりました。朝の時点では大雨予報でしたから。上野駅構内で、2杯ほど飲んで帰りました。