話の本題に入る前に相撲キッズが選ぶ恐怖映像BEST5を見てほしい。
見た?
見るまで下にスクロールするんじゃねえぞ
恐怖映像を検索してYouTubeの無断転載されてるやつを見た奴だけが通れ
え?転載されてないので見れない?
いや、さっきまであったはずだけど、ちゃんと調べてよ
。。。
ほんとだ。。。調べても出てこない。。。なんで???
さっきまであったはずなのに、チャンネルも履歴も消されてる。。。
でもおれは、、、確かにこの目で見たはずなんだよ、相撲キッズが選ぶ恐怖映像を!!!
どうなってんだよ、まじで!!!
何焦ってんの、落ち着けよだと?落ち着いてられるか!俺の命がかかってんだぞ!!!
俺だけじゃない、サークルのみんなも。。。
とにかく、あの映像を他のやつにも見せねえとやばいんだよ!!!
はぁ。。。はぁ。。。 とりあえず今は何時だ?
スマホの時計じゃない、あの箪笥の上に置いてある時計だよ。
時計の針は動いていない?あぁ、そうだった、お前のはまだ動き出していないのか。
俺のはもう五時24分を過ぎている。今日の東の夜空で最も輝く星はアルクトゥルス、もう座標を計算する時間もないな。
もういいや、誰かを犠牲にして生きても仕方ないもんな、ごめんみんな、もうこれ以上は無理みたいだ。
ええっと、じゃあ、なんの話をしようとしたんだっけ?ああ、キンタマのデカいハムスターか。
じゃあ、それではキンタマがデカすぎるハムスターの話をしよう。
「むかしむかし、あるところにキンタマがデカすぎるハムスターがいました。
~省略~
トロッコは誰も轢かずに止まりました。なぜならハムスターのキンタマがデカすぎてその重さで止まったからです。でもそのハムスターは死んでしまいました。神様はこのハムスターを地上で最も勇敢な魂であるとし、天国へと運んでいきました。おしまい」
男は話を終えたとたん、俯いたまま椅子から動かなくなり灰のように白い粉となり、どこからともなくくる風に運ばれていった。
私ももう帰ろうと立ち上がり、ふと箪笥の上に置いてあった止まっていた時計を見ると針が動き出していた。