Tôkai?という片隅

東海地方田舎に住む20代ゲイが音楽や旅行、持病の脊柱側弯症、人生観のことなど日々感じたことを書いてゆきます

脊柱側弯症のこと(術後3日目)

身体は元気になってきてナースコールを呼ぶ頻度も下がりながら

とにかくあと1日、コルセットができるまでを待ち望んでいました。

ドレーンから出てくる術後の血液も量が多く、翌朝のDrの判断で管を抜いて立ち上がれるか決まるとのことでした。

術後の鈍痛は傷の痛みというよりはドレーンの管による異物感が大きく、痛み止めもあまり効かない状態で、

とにかく、翌朝、翌朝!と感情を無にしながらごろごろしていました。

脊柱側弯症のこと(術後2日目)

(10月26日(水))

 

 

雄たけびを上げながら寝たのか寝てないのか分からない状態で起きた朝。

コルセットの型どりをしました。

金属のパイプの上に寝かされ、ラップを巻かれたり、メジャーで採寸されて

「え?これで作られるの?ほんとに?大丈夫?」と思う仕事の速さでした。

とは言っても、なかなか身体を動かすだけでもしんどいなかで

型どりの数分も鬼の所業でした( ゚Д゚)

発熱や嘔吐感は全くないものの、ずっと寝たきりでご飯を食べお腹がかなりはり、

おむつにもなれず便秘気味になり、

たくさん寝ているから寝付けず…

2日目の夜がいちばんつらかったかもしれません。

体位交換もナースコールしなくてはだめなのですが

呼ぶのも面倒になって自分でごそごそしてはシーツが乱れて、治しに来てもらうという

わがままな患者になってました(苦笑)

 

 

脊柱側弯症のこと(術後1日目)

(10月25日)(火)

地獄のICUの晩を乗り越え、

予定では、術後3か月装着するコルセットの型どりを朝イチで行うとのことでしたが、

ストレッチャーによる酔いから嘔吐が止まらず、

大事をとって翌日に型どりしようとなりました。

コルセット完成までは数日かかり、出来上がらないと、立位歩行が許可されずベッドに張り付け状態だったので

1日も早く型を取って作ってほしかったのですが…

まあ仕方がない。要求を言える元気もなく…。

 

術後の自身のからだにはいろんな管がつながっていました。

 尿道管、背中にはドレーン(術後の出血量を見る、体内に血液が残らないように外に出す管?)足には圧迫させて筋収縮を促すベルト、腕には点滴・・・・。

寝たきり状態、寝返りも一人ではしてはならず、その都度ナースコール。

痛み止めの点滴をいれても落ち着かない体の違和感、鈍痛・・・・。

ICUから個室にうつってはいたのですが、

ナースコール鳴らさずに痛い痛いと漏らしていたのでうるさかったろうな(苦笑)

 

張り付け状態でありながらも、食事は昼食から常食で開始。

 寝た状態で食べる違和感とそれどころではない鈍痛とだるさから

 フルーツ以外は無理やり口にぶちこむといった感じ。

 

 体温も38度5分まで出て、とにかくぼーっとしてました。

 

 とにかく早く時間が過ぎてほしい、翌日に型をとりたい。早く起き上がれるようになりたい、たくさんの管を取りたいの気持ちでいっぱいでした。

脊柱側弯症のこと(手術当日~地獄のICUに泊まる)

10月24日(月)。

ついに手術当日。

朝には、両親が到着し、手術予定時間を少し遅れて、

10時30分から手術となりました。

朝に浣腸をし、点滴を一本打ち、手術着(あの青いやつ)に着替えて

手術室へ。。。

 

身体は元気なのに、ストレッチャーで運ばれる感じはかなり異様。

 

手術室でミスチルの曲(知らない歌だったけど櫻井さんの声だった)が流れているのが印象的で。母が主治医のことを「櫻井さんをイケメンにした感じ」と評していたことが伝わったのか?とどうでもいい妄想をしながら、

麻酔を口から吸わせられ、あとはもう意識がありません(笑)

 

気づいたときにはICU

手術時間は10時30分から16時半ごろ。計6時間でした。

母曰く、朦朧した様子が続いていたみたいでしたが、

とにかく「腹減った~なんか食べたい~飲みたい~~」と言ってたらしい(笑)

気づいた時には朝にはいなかった姉がかけつけて、

目が覚めたのを覚えてます。

 

あ、そういえば、手術は無事成功とのこと。貯血は200mlくらい余って

途中で戻されました。

その夜は一晩ICUで過ごしたものの30分から1時間おきに看護師が

体位移動や点滴交換?等で起こされる始末…。

空腹状態だったのに嘔吐が止まらず、出した液が赤褐色だったのを見て驚きました。

 

途中からお茶が飲めるようになってきて

朝になり、装具を作るための採寸場に移動、、、のはずだったのです…が。(次記事に続く)

 

 

 

脊柱側弯症のこと(入院開始!)

10月21日(金)

ついに入院日。手術は10月24日(月)。

24日は朝9時から手術予定とのことで、

術前にいろんな同意書を書いたり、麻酔科医師の説明やICUの説明などから

金曜からの入院となりました。

 

21日はいろんな説明や、側彎学会の人の写真撮影、術後のリハビリの紹介などもあり

目まぐるしくいろんな人が病室に訪れたり。

 

22日~23日はとにかく暇で、

不良患者の僕はこっそり近場のコンビニに繰り出したり(真似しないでね)、わけもなく病院内を散策したり、ちょっとはまりかけているHey!Say!JUMPのライブDVDを見たり仕事の挨拶の電話をしたり、メールを送ったりしてました。

23日は前日ということで、浣腸して腸内洗浄して、シャワーを浴びて、背中のうぶ毛をバリカンで剃ってもらっていよいよ…といった感じ。

術前でドキドキしながらも、しっかり寝ないと!と日付をまたぐ前には寝ました(^^)

 

 

脊柱側弯症のこと(入院前日)

10月は、とにかく仕事が舞い込んできて、

 

「え?おまえほんとに休むの?そうはさせねえぞ???」

 

と誰かに言われてるくらいの

 

忙しさでした。

 

貯血のせいで体力も落ちてきているし、

僕が休む間、だれか代わりに人手が配置されるわけではないので、

引き継ぎにも必死になるし、焦るし、申し訳なさでいっぱいで、

かなりへとへとでした。

 

でも、職場の同僚、上司は本当に体のことを気を使ってくれて、

入院前、わざわざ送り出す会を開いてくれ、

良い豚肉のしゃぶしゃぶ会をしました( *´艸`)

さらには、

 

「早く元気に帰ってくるように!!」、と

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 「カエル」の抱き枕を入院のお供にいただきました(笑)

どうやら僕に似ているらしくこれに決めたそうです(笑)どんなや('_')

 

 

まあ。なんて素敵な職場ですかね。ここで働けて良かったなあと思いつつ、

元気になったら早く復帰しないと!のプレッシャーも感じつつ(笑)

暖かい職場に見送られて、入院の準備(お泊りセット)を進めました(^^)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

脊柱側弯症のこと(医療費)

入院準備となると自己貯血と術前検査という病院側の準備はもちろんですが、

一応、社会人ですので、職場への休みの届け出(主治医の診断書)と限度額申請の準備も済ませました。

 

側弯症の手術は一般的に実費だと、100万は軽くくだらないとのことで、

健康保険3割負担でもなかなかな痛手ですが、現在の医療費制度、ご存じの方も多いとは思いますが、「高額療養費制度」といって月々の負担限度額が収入によって決められ、後日キャッシュバックされるという制度があります。ありがたいですよね。

 

ただ、「後日返金」だと支払い時の負担もなかなか大変となるので、事前に職場の保険担当者に申請して「限度額適用認定証」を受け取り、病院で提示できれば

退院時の支払い時に限度額分のみを支払えばいいというものなので、

もし医療費のことで手術を躊躇している方がいれば、一度調べてご自身の負担額を確認してみて限度額申請できと方法などを調べてみると良いと思います(^^)

 

また、生命保険加入してる人は入院手当や手術負担金なども適用されるか確認してみるのも大事です!