7枚の絵。

 

 

 

ふと、絵を描いてみたくなった。

 

 

 

数十年前の高校の美術の授業でしか

絵を描いた経験はないのだけれど、

なぜだか描ける気がした。

 

 

ベッドの中で、愛用の手帳に走り書きしてみた。

あっという間に1枚目の絵が生れ出た。

大好きなすずめ。

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楽しかったので

次の日は4枚も絵を描いた。

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眠りと眠りの間に

次々と不格好な雀が生まれ出てくる。

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次の日は羽がふわふわの寒すずめ。

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その次の日は背景も書いてみた。

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7枚の絵。

 

七羽のすずめ。

 

 

嫉妬

 

苦しくなるから見たくはないの。

 

お嬢さんの面差しを通して、貴方が愛した人の面差しを透かし見てしまうから。

貴方が一目ぼれをしたという有名なエピソードが思い出されるの。

 

美しい顔。

貴方が愛した美しい顔。

 

透かして見る幻像に嫉妬してしまうの。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

In any case

ほら、やっぱり結末は同じ。

いつも同じ。

同じ。同じ。

 

 道しるべも地図も方位磁針も、なんの意味もない。

回り道をしたって、

雲の上を歩いたって

たどり着く場所はいつだって同じなんだから。

 

ら 

 

優しくしないで。

踏み込まないで。

踏み込ませないで。

 

 

 春の雨だって、散り落ちる木の葉だって

みんな、みんな、

水面(みなも)に消える泡なんだから。