やっぱり

彼も人間だった。

病気になったことを悔やんでいた。

7人のあの頃を思い出していた。

きっと今までの彼は忙しくて考える暇も少なかったのだろう。

このコロナ休みの間、嫌でも出来てしまう1人の時間に彼はきっと考え込んでしまったのだろう。

あの日の声は震えていた。

あの日の彼はきっと泣いていた。

 

でも私は彼が弱さを見してくれたことを嬉しく感じる。

抱え込まないで全部教えてくれたこと。

経験を語り、一緒に歩もうとしてくれたこと。

ファンとしてはとても嬉しかったんだ。

LIFE IS

LIFE IS

9月24日に発売した安田章大の写真集だ。

今更になって見てみた。

 

第1の感想は「怖い」

写真集に写ってる彼はとても美しい。

とても人間らしい。素敵である。

だがどこか儚くて苦しくてどこか消えてしまいそうな彼がいて私は恐怖心を抱いてしまった。

彼がこの大自然の中見つめる先には何があったのだろうか。

未来への希望かそれとも過去への思いか。

 

この写真集の中に火の中に横たわる彼の写真がある。

まるでもう一生起き上がらないのではないかと想像してしまうくらいリアルであった。

でもそこに私は魅力を感じてしまった。

何故だろうか。分からないが、

きっと彼の最期はきっと美しいのだろうと勝手に想像してしまったのであった。

 

LIFE IS

彼は生きている。強く、儚く、

この写真集でいつも笑顔にしてくれるIDOLである安田章大の知らない部分をまたひとつしれたような気がした。ありがとう。

アイドル、アーティスト、芸能人。

彼らがテレビに出る意味とは何だろうか。

『国民に元気と笑顔をもたらす』

 

彼らも私も人間だ。

独りでは生きていけない。

誰にだって心の支えは必要だ。

それは家族でも友人でも恋人でも

時に手の届かない芸能人であったりもする。

 

恋をするななんて言える立場などない。

彼らの人生なんだから。

だが、自分は何万人もの人に

応援され、愛されてることを自覚して欲しい。

例えば、好きな人が居たとしよう。

その好きな人に恋人らしき人がいる。

好きな人が近くにいて話しかけられる関係だったら?

いくらでも話は聞けるし、

自分が好きな人の恋人になれる可能性だって無くはない。

だが、手の届かない人だったら?

話しかけられもせず、情報も嘘か誠かなんて分かるはずもない。

大好きな人に恋人がいるかもしれないなんて知らせに

ショックを受けない人がいるのだろうか。

 

私と彼ら

私は彼らを知らない。

知っていると断言できるものは顔だけだ。

名前も好きな食べ物も、好きなタイプも性格も。

隠そうと思えば隠せる事実。

私は何も知らない。

 

彼らは私を知らない。

私の顔も名前も好きな食べ物も好きなタイプも。

勝手に好意を持ってることも。

見ず知らずの人に嫉妬してしまうことも。

 

でも知って欲しい。

彼らをを好きで好きで仕方がなくて、

忘れられない人が居ることを。

毎日彼らのことでいっぱいで、

テレビなのに見ると幸せになることを。

ほんの少しの匂わせも

とても大きなショックであることを。

 

私達は彼らに会うことができない。

自分の力で彼らを振り向かす事ができない。

自分の手で彼らに嫌われる事もできない。

直接思いを伝えることも、

目の前で振られることも。

 

せつないせつないせつない

このどこにも行き場のない思いは

どこへ捨てたらいいのだろうか。 

いつになったら彼らを嫌いになって

忘れられるのだろうか。

 

 

神様はやっぱり不平等だ

やっと分かった自分の気持ち

「2人の夢を叶えて欲しい」

なんて綺麗な言葉じゃなくて

 

きっと私は2人が5人から離れることが寂しくて

グループを抜けたことを少しだけでも後悔して欲しいかった。

彼らを忘れて欲しくなかった。

楽しかった思い出を切ない思い出に変えたくなかった。

あの場所よりも居心地のいい場所を見つけて欲しくなかった。

 

こんな心配なんて要らなかったけどね

どうして2人は最高に居心地のいい場所を

自ら手放したのだろうか。

 

幼い頃から常日頃一緒に居た彼ら。

きっと家族よりも長い年月を共にしていた。

好きや嫌いなんて感情を超えた、

そういつか誰かが言った

なのに何故2人は離れていった?

彼らみんなでいることはどんな時でも最強だった。

きっとあの場に居ればどんな事でも乗り越えられる、そんな気がしてた。

そしてきっと彼らは死ぬまで一緒に居るんだと。

 

最近若くて仲のいいあるアイドルを目にした。

彼らはデビューして数年。

さほど時は経っていない。

誰も未来は見えない。

なのに。

きっとこのアイドルは仲のいいままずっと続いていくんだ、

そう思っていた自分がいた。

未来は見えない、永遠なんてないはずなのに。

きっとあのおっちゃんの彼らも昔はそうだった。

でも長い年月を共に過ごしてきた彼らだからこそ

この未来を選んだ、ふとそう思った。

 

 

信用してるから信用されてるから

大事だから大切だから

大好きだから忘れられないから

 

だから離れることを決めた

だから離れることを応援した

 

 

そんな気がした。

人間

遠い遠い遠い存在。

そう彼らは私の心だけを奪っていくの、無責任に。

どこで生きているのかをしらない

どうやって生きているのか

そもそもこの世に存在するのかすら疑ってしまう。

私が知っているのは

彼らの嘘かも分からない名前と表向きの顔

ただそれだけで。

だが、そのほんのちょっとの情報だけでも

惚れてしまった。

 

彼らは私の存在をしらない。

きっと数えきれないほど居るファンの1人だと。

それすらも知ってくれない。

そんな彼らは私にとって人生を変えてくれた大事な人。

同じ人間であるのに

どうして私は手の届かない人に惚れてしまったのだろうか。

どうして彼らは無責任に惚れさせてしまうのだろうか。

決して叶うことのない恋をどうして。