すみれの散歩道

心惹かれる宝塚や映画などについて綴ります

台風11号と『ダディ・ロング・レッグズ』見逃し配信あり

台風11号

ちょっと分かりづらいけど、珍しい経路の台風なので記録の為に残しました。
私が住んでいる場所はようやく風が落ち着いてきましたが、被害の様子は明日以降に出てくる事でしょう。
今後は九州四国での雨が心配です。
上陸しないので風は弱まらないですね。
どうぞお気をつけください。


今日は花組の千秋楽、宝塚の天気はどうだったのでしょうか。
ずっと後回しにしていた書類のため一日「宝塚」は封印しました。
反省。ほんとに反省。
音さんやひとこちゃんの活躍を見たかったけど今回は潔く諦めました。


実は『蒼穹の昴』のチケットがとれまして10月に行ける事が決まり、尚且つ人間ドックの時期と重なりそうなので、今のうちに諸々の事を整理していました。
年末に向けてのプレ断捨離も含めてね。
寒い時ってお掃除嫌じゃないですか。
今年はじめてこんなに早くやっちゃった、なかなか良いかも。


早めの夕飯を食べ終わり『ダディ・ロング・レッグズ』配信を視聴。
ウェブスター原作『足長おじさん』です。
脚本演出はジョン・ケアード。
井上芳雄上白石萌音のふたりだけの舞台。
坂本真綾さんの出産により、今回は上白石萌音さんがジルーシャ役だそうです。
前から評判が良かったのでいつか観たいと思っていたのでラッキー。
見逃し配信は9/7(水)20:00迄。
私はテラサで観ました。


まだ全部は観ていませんがお薦めです。
是非是非!
前半だけでも心鷲づかみにされました。
もうふたりとも歌いぱなし。


小さい頃読んだ時の印象はもう少しオシャレな感じもしたし、友人の比重ももう少しあった様な記憶なんですが、何せ読んだのが50年近く前の事、自信が無い。
舞台はふたりだけなので、新しい世界に飛び込んだジルーシャの成長や戸惑い、手紙を貰うようになってからのジャービスの心の変化と葛藤がより強く出るような脚本演出になっていて惹きつけられました。
是非生で観たい舞台。


ジルーシャが「休み時間の普通の女の子の会話が分からない」という内容を歌うんですけど、これがもう胸が痛い、ホント。
こんな歌詞を書ける脚本家がいるのかと思ったけど、歌詞は専門の方がいるのか。
翻訳訳詞も揃って素晴らしい舞台になるんですね。


後半はまた明日観る予定。
もう瞼が重すぎ。
お休みなさい。







お読み頂きありがとうございました。
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

私のりーしゃ(笑)が次期副組長になります

先日、雪組の人事と来年の別箱が発表され、その中に私のりーしゃの副組長就任もございました。
これはおめでとうございますで良いんですよね。


宝塚の舞台は何となく分かるようになりましたが、宝塚歌劇団の組織自体はいまだに未知の世界。組長副組長は管理職と理解しているので、組織内ではご出世と認識しても宜しいのですよね。
おめでとうございます。
組長と副組長は男役と娘役で分け合うのかと思っていました。
緊急時の連絡は男役と娘役にわけて行きますよ~とか
単純に入団順かな。
考えてみれば全員が女性なので男役娘役でそんなことで分ける必要もないか。


管理職になると手当てが付いて年収も上がるのでしょうか。
下世話な話ですみません。気になりますよね。
すみれの園の内部はどうなっているのか、興味津々。
発言権も強くなったりして?


咲ちゃんの『オデッセイ』では私のりーしゃがご挨拶を行なっていたのでびっくり。
驚いて画面を見入ってしまった。
挨拶の内容が頭に入らず。
今後もこういう場面で出てくるのね。
嬉しい限りです。


例えば『SUPER VOYAGER!』組長みとさんと副組長にわさんが他のふたりの神様と白い衣装で出る様な場面に、これからはりーしゃが出るって事?
そうなれば良いな。


何だか知りませんが、私りーしゃが好きなんです。
もちろん『壬生義士伝』の佐助が冷たい水に手を入れた時の指の形とか、ショーで踊っている時の優しそうな笑顔とか、いくらでも素敵な所はありますが、そうじゃないのね。

りーしゃの芝居のうまさに私の好きが向かっている訳ではなんです。


私が舞台を見てりーしゃが気になる理由ってなんだか寂しそうに見える所なんです。
タカラジェンヌバレリーナ体型なので皆さんスリムなんですが、群舞で踊っている隣の男役と比べても細く感じます。
そこに細面の笑いきれない綺麗なお顔がのるとちょっと目が離せない。 
あんなに華やかで非日常の世界で寂しそうに見えるって普通は損だと思うんですけど、それが魅力になる不思議。特におーじくんの隣に来るとそれがちょっとアップする。

寂しそうな男役りーしゃと慰めきれずに所在無さげに立つおーじくんのお芝居を誰か作ってくれないか。
娘役も必要なので誰にしよう。
ゆきのさんはいかが?
そして叶ゆうりはゆきのさんの弟役で!
どんな芝居よ(笑)







お読み頂きありがとうございました(笑)
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

雪組 朝美絢『海辺のストルーエンセ』 指田さんは脚本家か演出家か


https://kageki.hankyu.co.jp/news/20220830_003.html

2023年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、【KAAT神奈川芸術劇場公演/梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ公演】の上演作品が決定しましたのでお知らせいたします。  


雪組公演
■主演・・・朝美 絢

◆KAAT神奈川芸術劇場:2023年2月3日(金)~2月12日(日)<一般前売:2023年1月8日(日)>
座席料金…S席8,300円 A席5,000円
梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ:2023年2月24日(金)~3月2日(木)<一般前売:2023年1月28日(土)>
座席料金…全席8,000円

ミュージカル・フォレルスケット
『海辺のストルーエンセ』
作・演出/指田 珠子

北海とバルト海に囲まれた潮騒響く国、女神フレイヤが住まう所・・・

18世紀中葉、若き王クリスチャン7世が治めるデンマーク王国大北方戦争後の中立政策によって、人々が平和な時代を謳歌していた頃。小さな町医者ヨハン・ストルーエンセは、啓蒙思想に傾倒し、保守的な医療現場を改革しようと奮闘していた。新しい考えを広め、いつか大きな世界で活躍したいという野心を抱くヨハンは、その美貌と賢さ、エレガントな立ち振る舞いを武器に、専属医として王達に近づく。
そこで目にしたものは、享楽に耽る王クリスチャン、無能な王を放任し国政を牛耳る宮廷官僚達、我が息子を王位に就かせようとするクリスチャンの継母ユリアーネとその一派、そして異国に慣れず王と不仲の王妃マチルデ。宮廷は「病」に満ちていた。国政を握り、世直しを行うチャンスとばかり、「治療」を開始するヨハンだったが、次第に孤独な王妃に惹かれていく。
果たして2人の、そしてデンマークの向かう先は・・・   






次期トップコンビ御園座公演とは別に、2番手あーさの公演が発表されました。おめでとうございます。
医者というとfffのゲルハルト先生を思い出した、でも今回は野心をもって王たちに近づくんですね。良いと思います(笑)
あーさの役でゲルハルト先生が一番好き。
異国に慣れず王と不仲の王妃マチルデとのロマンスも有りですよね。宝塚らしい物語になりそう。


てっきりあがちんを中心とした若手の舞台かと勝手に思ってました。
それで前回の妄想劇場ではあがちんを外していました。
でも考えてみれば2021年『ほんものの魔法使い』2022年『Sweet Little Rock 'n' Roll』『心中・恋の大和路』だったので、順番でいうとあーさの番ですね。ドキドキが落ち着きました。


以前にも書きましたが、雪組に組替えで来てくれるのはすごく嬉しい。
新しい風が吹くだろうし、その生徒さんがきっかけで以前出演していた作品をDVDで観る事で雪組以外の良さも知ったりする、それがあやなの『阿弖流為
宝塚ファンになりたての頃、他の方のブログで組らしさが失われたとか、どの組をみてるのか分からないという感想をみました。
毎日の様に劇場に通われる方はそう思われるかもしれませんが、そのような感覚は今でも私にはありません。
歌が上手かったり、熱いダンサーだったり、キラキラが過ぎたり、雪組で観られてラッキー。


だけど雪組から組替えされるのは、ホントに寂しい。
宝塚の組替えはただの部署異動でなく、もう宝塚では同じ舞台で観ることは出来ないということ。
しかし栄転には違いなく、ファンはその生徒の行く先に大輪の花が咲くことを祈るのみです。
雪組から星組有沙瞳月組へ月城かなと、花組へ永久希せあが組替えになりそれぞれの組で活躍しています。


何となくあがちんにもそんな未来を考えていました。
万博のアンバサダーになりダイキンのCMにも出ていますが、それが保険になるとは思えんぞと。


しかし、享楽に耽る王クリスチャン、これはあがちんでしょ。
急に人が変わってすみません。
北欧デンマークなので金髪の王あがちんを、野心溢れる金髪あーさがどう籠絡するのを観てみたい。



そして作・演出は指田 珠子(さしだ しゅこ)
指田さんは『龍の宮(たつのみや)物語』『冬霞(ふゆがすみ)の巴里』で宝塚ファンの心をガッツリ掴みました。
私が観たのはひとこの冬霞だけ。ライブ配信
見終わった時ジャン・コクトーの『恐るべき子供たち』を思い出していました。
萩尾さんも作品にしています。どちらも何十年も前に読んだので詳細や結末は覚えていません。
姉と弟の近親相姦的な関わり方や、エキセントリックな友人への憧れ、その友人に似ている謎の美少女など、魅力的な登場人物や設定がいっぱい詰まったコクトーの代表作。でも作品を語るのは難しい、自分が出てしまいそう、そんな作品です。


宝塚では脚本と演出をひとりで担います。
冬霞は冒頭のひとこの登場シーンや血塗られた様な衣装、食事のシーン、ゾンビの様なダンサー達、亡霊になってまでも立派な父親、アナキストあすか、飽きずに楽しめました。
絵面がよかった。
あーさの作品でも期待しています。






お読み頂きありがとうございました。
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

雪組トップ娘役発表・夢白あやさん おめでとうございます

咲ちゃんはじめ雪組の皆さんに早くお会いしたい

本日雪組関連の発表が色々ありました。

まずは次期トップ娘役の夢白あやさん、
おめでとうございます。

先日のディレイ配信『心中・恋の大和路』で遊女梅川を演じていました。
納得です。


そしてプレお披露目は『BONNIE & CLYDE』
潤色・演出/大野 拓史 
2009年サンディエゴにて初演、2011年にブロードウェイにて上演された「BONNIE & CLYDE」は、伝説のギャング・カップルを描いた、脚本アイヴァン・メンチェル、作詞ドン・ブラック、作曲フランク・ワイルドホーンによるミュージカル作品。日本では2012年に青山劇場にて初演され好評を博した作品を、彩風咲奈と夢白あやの雪組新トップコンビのお披露目公演として上演致します。


ワイルドホーン繋がりなのかな。

ブロードウェイミュージカルなので楽曲が楽しみ。

そして潤色・演出が大野さん

礼さんの『柳生忍法帳』『阿弖流為』は私の好みにあってたのでこちらも楽しみ。

どっちもまあまあ血なまぐさい。

問題は御園座!やっぱり御園座か!

どうやって行くの?

わからん

でも行くしか無いよね。

実はさっき「マツコの知らない世界」で愛知県のクロワッサンと「所ジャパン」で三河安城の北京飯が紹介されていました。

どちらも美味しそう。

愛知県に行くと食べられるの?

三河安城って愛知県ですよね。



しかし、それよりも期待するのはフィナーレでしょ!

大野さんは田淵さんの『ハリウッド・ゴシップ』を超えるフィナーレを我々に提供できるでしょうか。

乞うご期待!








お読み頂きありがとうございました。
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

雪組『心中・恋の大和路』ディレイ配信と心中物の難しさ

チョコバッキー 配信のお供


通常、配信開始から30分後にお芝居が始まりますが、ディレイ配信はほぼ同時でした。
ちょっと慌てた。
そして幕間が5分、慌ただしい。


今回、画面に演者のお名前が入っていて嬉しい。
ディレイ配信だから?
前回の『夢千鳥』は購入期限を誤り観ること叶わず、比較できません。
今後は通常の配信もこれでお願いします。
特に新人公演は名前を売らないといけないと思うので、必要じゃないかな。


夢白さんがポスターよりも綺麗なメイクでほっとした。
あれはいくら何でも撮り直しが必要なレベルだと思う。
遊女には見えないし、夢白さんの美しさがちっとも出てなかった。
動いている夢白梅川は綺麗で愚かな梅川でした。





孫右衛門は梅川に女が誑かしたと言っていたが、そうでは無いでしょう。
もちろん最初は遊女とお客かもしれない。
でも梅川はそれほど賢そうには見えないし、田舎のお客と忠兵衛を天秤に掛ける気もなさそうだし、遊女にはもともと向かなかったかも。
でも遊女に向く女ってなんだ。

ふたりの恋が問題と言うよりも、忠兵衛自身のふわふわとした所在のなさ、野心の無さ、商いへの興味の無さ、それに加えて養子であることのプレッシャーもあるのかな、そっちの方が問題なのではと思った。


梅川が遊女に向かない遊女なら、忠兵衛は商人に向かない商人。
そのふたりが自らの境遇から逃れたいと思い、ちょっとした拍子に若気の至りから郭を出奔する、という位の方が現代の日本では受け入れられ安そう。


それか女性の梅川から見た「道行」を作った方がいいかも、でもそれじゃあ宝塚としては成立しないか。


演者の歌と台詞が良く、後半はロック調の音楽にのせてエンターテイメント性を強めに持ってきたので、それぞれの芸を楽しんで観ていました。


そら忠兵衛のあの甘え上手は誰に似たのでしょうか。
親父さんに似たとは思えないね。
八右衛門にお金を貸して貰う時のちょっと強気の甘え方がどうしようも無くダメ男で、冒頭で梅川に嫉妬する時の面倒くささもダメ男。
父孫右衛門と最後まで顔を合せず梅川に任せてしまう、辛さから逃げ出すのもダメ男。
そんなダメ男をどれだけ魅力的にみせられるかの勝負が今回の作品だったかも。




実は『オデッセイ』の時ホテルでスカイステージ『近松・恋の道行』を観ました。
植田景子作、愛音羽麗主演、ヒロインは実咲凜音、みりおんが綺麗、すごく綺麗。
お芝居の前半は全く観ず、後半だけを観ましたが、これが面白かった。
近松自身も出ており近松親子の葛藤、近松息子の恋物語、主人公の友人の裏切り、主人公の兄弟との関わりなど結構複雑だったけど、整理整頓されていて分かりやすく、見応えありました。
物陰に隠れていたみりおんに恋人の姉が、隠れていることが分かっていながら嫌みを言うんだけど、その後のみりおんの静かな啖呵というのか独白が良かった。
遊女の身を嘆いてそれでもあの人を好きな気持ちに偽りは無い、みたいな
覚えていないのが残念なくらい良い台詞だった。
こういうプライドがあったればこそ郭でも生きて行けたのではないだろうか。
あなたと私と何が違うのかという抗議も含めて。




亀屋忠兵衛      和希 そら
梅川         夢白 あや
丹波屋八右衛門    凪七 瑠海
孫右衛門       汝鳥 伶
宿衆・藤屋(古手買)  悠真 倫
妙閑        千風 カレン
番頭・伊兵衛/忠三郎 真那 春人
女将・お清      愛 すみれ
宿衆・丸十(傀儡師)  天月 翼
かもん太夫      妃華 ゆきの
手代・与平      諏訪 さき
遣手・おたつ     羽織 夕夏
女房・おかね     琴羽 りり
宿衆・伊勢屋(巡礼男 麻斗 海伶
宿衆・嶋屋(飴屋) 一禾 あお
宿衆・角屋(巡礼女)  真友月 れあ
宿衆・もず屋(節季候)壮海 はるま
女中・おまん     愛羽 あやね
遊女・鳴渡瀬     莉奈 くるみ
遊女・千代歳     愛陽 みち
若侍・甚内      蒼波 黎也
丁稚・庄介      紀城 ゆりや
幇間        希翠 那音
丁稚・三太      霧乃 あさと

天咲 礼愛
琴峰 紗あら
愛空 みなみ
希翠 那音
華純 沙那
瑞季 せれな
風立 にき

《専科》
汝鳥 伶
悠真 倫
凪七 瑠海

※8月10日(水)、日本青年館ホールにおける公演実施が可能となったため、追加公演を実施いたしました。






そらくんの、「皆様にたくさんの幸せが訪れますように」というご挨拶が好きです。
お読み頂きありがとうございました。
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

真風涼帆007決定という事で雪組別箱公演を予想する

ブーゲンビリアもオオゴチョウもまだまだ花盛り

来年の宙組公演が発表されました。
現在の宝塚歌劇団の中でジェームズ・ボンドを演じられるのはゆりかさんだけでしょう。
半年前なら古くさい題材をと思ったかもしれないけど、皮肉にも今の情勢では『王家に捧ぐ歌』や『NEVER SAY GOODBYE』よりも相応しいかも。
007自体がスパイのパロディになっているので気楽に見られる。



宙組公演
■主演・・・真風 涼帆、潤 花

宝塚大劇場:2023年3月~4月(予定)<一般前売:未定>
東京宝塚劇場:2023年5月~6月(予定)<一般前売:未定>

アクション・ロマネスク
カジノ・ロワイヤル ~我が名はボンド~』
原作/イアン・フレミング007/カジノ・ロワイヤル」(創元推理文庫
脚本・演出/小池 修一郎


1本物なので芝居の幕が下りた後、短いショーが付きます。
小池センセイ、ポー以上の出来を期待してよろしいですか。ワンスはそうでも無かったので是非よろしくお願いしたい。





今までこのサイトでは人事面についてあまり語ることはありませんでした。
語るものが私には無かったからです。


私にとって宝塚歌劇団はいわばお取引先みたいなもの。
チケットを購入し対価に見合うものを見せて貰えば何の文句もありません。
お取引先みたいな歌劇団の人事関連をネットであれこれ言うことは極力控えていました。


このところのゆりかさんの去就については置いといて、えー置いとくのと思った方、すみません、置いときます。


さて、潤花ちゃんはどうするんだろうと思ったんです。
宙組に組替え後はお芝居ではゆりかさんとの相性良く、役も潤花自身の公的なキャラクターとも合い、水を得た魚の様とはこの事だなと。
ただ、ショーでは私の見たいダンスシーンが無くて残念だった。
残念というのは言葉が強いかも、あくまでも私が見たいものが無いということです。
『Délicieux(デリシュー)!-甘美なる巴里-』お薦めです。


本公演はハイローで3作目、その次で4作目、それで一緒にというのは何とも勿体ない、次期トップスターと組む可能性もありますが、もしかして宙組先代トップ娘役のまどかちゃんの様にスライドもあるのかなと。
潤花ちゃんは元雪組生。
咲ちゃんとのダンスも良かったよ。

特に『ハリウッド・ゴシップ』のデュエットダンスは宝塚のなかでもあまり見たことないタイプで、子供の頃観た1920年代のハリウッド映画の様なダンスで、素敵!
いや、あのフィナーレは最初から最後まで最高のフィナーレだったけどね!
Blu-rayでしか観ていない私が言ってます、ハイ。
良いとこのお坊ちゃんのような咲ちゃんと太陽のような笑顔の潤花ちゃん。

私が咲ちゃんの相手役に求める物って何といっても宝塚的ダンス、宝塚的ダンサー何だわ。そらくんとのダンスでザワザワしたのはこれだったかも、そらくん大好きなんだけど。



決して夢白さんを否定している訳ではありません。
夢白さんは『ヴェネツィアの紋章』のオリンピア、『夢介千両みやげ』新人公演の浜次、大人の女性が似合う白羽ゆり似の美貌の娘役、咲ちゃんとの芝居の相性も悪く無いはず。


ただお芝居もダンスも一度も組んだことがありません。
あえての戦略でしょうか。


そんなこんなで潤花スライドを妄想していましたが、今回の発表であえなく撃沈。
来年2月の別箱は雪組の担当になりそうなので、全然ダメダメ。
それで気を取り直して、公演自体の予想。
このところ地方公演は柴田作品の再演が多いですね。
私も大好きです。
咲ちゃんの福岡公演はチケットが当たったので楽しみにしていたのにコロナ禍の為中止。
かなり落ち込みました。1月のオデッセイもね。
福岡でうどん、食べる気満々でした。



黒い瞳』              博多座:2019年2月2日(土)〜2月25日(月)
『アルジェの男』         全国ツアー:2019年5月4日(土)〜5月23日(木)
赤と黒』              御園座:2020年2月10日(月)~3月4日(水) 
『炎のボレロ』   梅田芸術劇場メインホール:2020年8月29日(土)〜9月6日(日) ★予定は福岡
『哀しみのコルドバ』       全国ツアー:2021年8月25日(水)〜9月14日(火)
『川霧の橋』             博多座:2021年10月11日(月)〜11月3日(水)
ヴェネチアの紋章』       全国ツアー:2021年6月2日(水)~6月15日(火)
フィレンツェに燃える』     全国ツアー:2022年10月14日(金)~11月3日(木)予定

来年には本公演で花組の『うたかたの恋』が予定されています。



私は雪組の別箱公演に『白昼の稲妻』を是非お薦めしたい。
2003-2004宙組の本公演作品。

19世紀前半の混沌としたパリを舞台に、貴族や商人、下町の人々、その様々な人生が交錯する人間ドラマ
シェイクスビアの「オセロー」になぞらえた劇中劇がこの物語の結末を握る。
(DVD収納ケース説明書きより)

これにちぎさんもカチャも出てるの。

スマホを横にすると見易いです
アルベール・ド・クレール(男爵家の次男)     - 和央ようか⇒彩風咲奈
ヴィヴィアンヌ・ド・ポヴェール(伯爵令嬢)    - 花總まり⇒夢白あや
オーギュスト・ド・オルセー(アルベールの友人)    - 初風緑⇒朝美絢
エドモン・ド・ランブルーズ(侯爵)        - 水夏希/安蘭けい⇒和希そら
ローラン・サバティエ (仕立屋)         - 大和悠河⇒諏訪さきor眞ノ宮るい
ギャランティーヌ・ド・マルタン (サロンの女主人) - 貴柳みどり⇒杏野このみor妃華ゆきのor希良々うみ
ベラ・サヴォワ (テアトル・パリの女優、オーギュストの恋人)- 彩乃かなみ⇒野々花ひまりor音彩唯
クロード・シモン(テアトル・パリの劇場主)      -磯野千尋⇒透真かずき
ヴェルネ(商人)                -美郷真也⇒桜路薫orりんきらor久城あす
カッサンドラ(下町の宿の女将)         -出雲綾⇒愛すみれor希良々うみ
クリスティーナ・ド・クレー(アルベールの母、詩人) -京三紗⇒京三紗
ジャン・クローデル(テアトル・パリの役者)      -遼河はるひ⇒星加梨杏or聖海 由侑
ルネ(少年)                  -花影アリス⇒音彩唯or


簡単にいうとヒロインの復讐物語。
私の印象では歌唱多め。
物語の主人公はヒロインですが、主演はトップスターだという演出です。
脚本は柴田さん、
演出はオギー、
歌詞はふたりの名前が記載。
まさに最強のふたり

荻田さんが手掛ける作品で無駄な演出はひとつも無い。すべてに意味がある。
演者の良さを生かし、今までに無い魅力も引き出す。
音楽、衣装、演者の入り出も含めてこれぞ総合芸術、20年前の作品ですが今見ても面白い。
是非荻田さんの演出で縁の深い雪組での公演を願っています。

劇場は博多座でよろしくね。







お読み頂きありがとうございました。
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

「歌劇」8月号

shop.tca-pictures.net


近くの本屋さんへ「graph8月号」を買いに行ったところ何と売り切れ。

これです。
shop.tca-pictures.net

桜木みなと、和希そら、朝月希和の麗しき3人組。


正直宝塚関連の商品ってこちらでの動きは鈍いんですけど、今回は違った。
先週買っとけばよかったです。


それで表題の歌劇8月号を購入。
表紙は朝美絢、残り1冊だった。


表紙全体はブラウンゴールドの色彩で、あーさは深い紫のジャケットにサイドが少しキュッとなったヘアスタイル、とても素敵。
『オデッセイ』のアポロンのヘアも良かったが、高さと横幅はこの位が一番似合うような気がする。
そしてジャケットの肩幅が広めで頭の形との相性がいいわ。
あーさの写真の中で一番好きかも。
あーさには是非正統派を目指して欲しい。


カラーポートレートのアンニュイなれいこさんのページを捲るとなこちゃん(星空瞳)の可憐な笑顔。
そして誰かを思う瀬戸さん、もしかしてこっちゃん?


最後は宙組で気になっている留風輝さん、個人的にこの方の行く末にとても興味があります。
宙組人事についていろいろ言われているようですが、キキちゃん(芹香斗亜)とずんちゃん(桜木みなと)に関しては全然心配しておらず。
留風さんは全国ツアーで観たときに存在感溢れるスター感を感じたので今後どうなるか興味津々。

スタイルも台詞も良く、歌はもっと良し。
『バロンの末裔』の頭取とは違う、もっともっとオラオラ系のショーで観てみたいと思っていた所に、次回は『ハイアンドロー』
悪くてはっちゃけて劇場中の視線を一身に集める留風さんを期待しています。


飛龍つかささんと音くり寿さんは『巡礼の年〜リスト・フェレンツ、魂の彷徨〜』での退団を発表。
音さんの歌を初めて聴いたのは『マスカレードホテル』衝撃的でしたが、私は『哀しみのコルドバ』のアンフェリータが好きだった。
年齢的にもくり寿さんに合っていて、あのナバロの娘というのが納得。
やさしく気遣いが出来て、男性を見る目がありそうで、きっと幸せになるよねという役でした。
幸せになって欲しい。
大劇場の千秋楽の配信は観ることはできませんでしたが、東京千秋楽はちゃんと予定を空けているので今から楽しみ。


シアターtha歌劇のコーナーには人気者が4人。
あがちんの半袖Tシャツが夏らしくて良いですね。男役は腕や脚を隠したがりますが半袖good!
男役のくささとあの時代の良さを学ぶ為ジェームズ・ディーンが主人公の作品を観たそうですが、私のイメージのジェーム・ズディーンとくささがどうしても結びつかず、ちょっと気になる。


花組一押しのはなこちゃんは、ちぎみゆだいの作品。
意外、でも泣きたい時には何ですね。
はなこちゃん、ダンスシーンではセンターに居る事が多くなっているので是非たくさんカメラに抜かれて欲しい。


ずんちゃんは正塚先生の作品。
良くタカラジェンヌのお話でお聞きします。
これって1本ものかな、1時間半のお芝居かな、後者なら是非観てみたい。


華音さんのお薦めは私も納得。
大劇場で観劇しました。
宝塚は底冷えのする季節でしたが劇場内は熱気に溢れていました。


STAGE PHOTOは花組さんと宙組さん。
常々れいこちゃんの事を宝塚一の美貌と申しておりますが、れいちゃんリストをみるとちょっと揺らぎます。
れいちゃんフィギュアを作って真風フィギュアを侍らせたい妄想が抑えきれない(笑)


今日は咲ちゃんのロングインタビューまでたどり着かなかった。
皆様お休みなさい、また明日、かな








お読み頂きありがとうございました。
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

雪組『オデッセイ』咲ちゃんのデュエットダンス

グッズは実用的なものが好き

オデッセイではデュエットダンスがふたつ。第一部の囚われの王妃カセキョーと第二部の希和ちゃんとのシーン。


第6章アラビア海は幕前のコミカルな場面から一転して、金の奴隷と囚われの王妃の悲恋物語が始まります。
陰ソロは有栖妃華、Stranger In Paradise
2020年入団のカセキョーは劇団からの抜擢が続いていますが、顔は可愛らしく体も柔らかで、小さな丸顔に長い手足で踊る王妃は庇護欲を掻立てられました。
ブルー系に金の飾りが上品で、全身布に覆われて肌が出ているのは顔と手足だけ。
有栖妃華の伸びやかな歌とカセキョーの柔らかな身体の動きがシンクロしてとても気持ち良かった。
男役の女装が多い作品でしたがこれはカセキョーの起用に納得しました。

本来出会うはずの無い金の奴隷と囚われの王妃、
初めて会ったとしても、目を合わせ肌を触れあえばお互いを望んでいることが分かる、この時の咲ちゃんの表情は囚われの王妃の愛を渇望しながら、愛する者の期待と不安が感じられました。
ドラマティックな素敵なデュエットダンス、悲劇的な結末。




希和ちゃんとはTAKARAZUKAの場面のあと、舞台上で髪飾りを外すのを見ていますので、ここからデュエットダンスが始まるとワクワク
そして2番手あーさのカゲソロで、白い軍服の咲ちゃんとティアードドレスの希和ちゃんのデュエットダンスが始まります。
雪組に来てから何故かドンドン癖が強くなっているあーさの歌ですが、これはホントに良かった。
劇場で聞いたときは誰かわからず後でプログラムで確認。
美しいふたりに寄り添った丁寧な歌い方。Collars of The Wind
トップコンビのダンスに2番手の歌、王道です。

希和ちゃんは上半身が柔らかくて、片手を咲ちゃんに添えてもう片方の腕を回し上半身を大きく反る技をするんですけど、その動きが美しく優雅。
希和ちゃんが元の位置に戻るまでじっと見つめる咲ちゃんの目元が優しい。
キュンキュンとは違ったうっとりとした多幸感、ふたりの信頼関係から来るであろう安心感、この二人絶対別れないよねという謎の大丈夫感(笑)

言葉は要らない、ただお互いに見つめるだけで永遠の時が流れる。
私(男役)は貴女のもの、貴女は私のもの。
身も心もあなたに捧げます。
ザ・タカラヅカ
どんな神様も祝福することでしょう。


悪意のない美しい世界を観せる
それが宝塚










お読み頂きありがとうございました。
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

宝塚にいる幸せ 宝塚を卒業する幸せ


本日『蒼穹の昴』で卒業する生徒さんの発表がありました。
娘役4人です。


2022/08/18

下記の生徒の退団発表がありましたのでお知らせいたします。   
雪組
千風 カレン        90期
朝月 希和 -すでに発表済-  96期
羽織 夕夏         100期
花束 ゆめ         103期
2022年12月25日(雪組 東京宝塚劇場公演千秋楽)付で退団   


太字は私が追記しました。

カレンさんは副組長、コムさんの頃から雪組にいらっしゃったんですね。
ショーでは組長のにわさんと一緒のイメージ。
恋の大和路では忠兵衛の養母、配信を楽しみにしています。


はおりんは何と言ってもだいもんの卒業公演『シルクロード』のダスカの歌手、真彩希帆を中心に有栖妃華と歌って踊る踊る!
歌える事は知っていたが、貴女こんなに踊れる人だったのとびっくりした。
『Sensational!』でも黒鳥で踊っていてオペラグラスでガン見。


ブーケちゃんはお顔よりもお名前から先に認識。
宝塚らしいお名前じゃないですか、センスあるなと。
『ODYSSEY』ではNYの場面で聖海由侑とデュエット、新しいシンガーが出てきたと思ったら今回の発表で驚きました。


希和ちゃんの時もそうでしたが、退団発表を見る度に寂しい思いもあります。
でも、宝塚に入るために何年もコツコツと努力を重ねてきた生徒さん達なので、次のステージに進むための決意も熟慮の上かと。

そして制約が大きいように見える宝塚歌劇団タカラジェンヌの重荷を下ろして実名の自分を取り戻し新しい冒険に乗り出す彼女達にエールを送りたいと思います。

制約が大きいというのはあくまでも外側から見てということです。


www.instagram.com

だいもんは元雪組の橘幸さんのレッスンを受けられたようですね。







お読み頂きありがとうございました。
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

スカイステージ星組『The Lost Glory -美しき幻影-』2014年

良い日がつづきますように

梅田のホテルではスカイステージには大変お世話になりました。
こちらは大好きな轟さんご出演の星組作品です。

植田景子さんの作・演出
今まで避けていた演出家でしたがこれが非常に面白かった。
8年前の作品、それも良かったかも。
シェークスピアの『オセロー』が元ネタ、でもそのまんまでない所が良かった。

オセロー  ⇒轟悠
デズデモーナ⇒夢咲ねね
イヤーゴー ⇒柚希礼音
キャシオー ⇒真風涼帆
そのほかにも
夢咲さんの元恋人に紅ゆずる
証券市場に詳しい街の少年に礼真琴
田舎から出て来たばかりの女の子に綺咲愛里
轟さんの建築設計会社の社員に瀬尾ゆりあ
轟さんの恩人で取引先の富豪に十輝いりす

今となっては豪華キャストで星組さんとはご縁の薄い私でもお得感があります。

まず衣装が豪華、特にトップ娘役夢咲ねねさんが着ている衣装が素晴らしい。
あれもアルマーニなの?
ゴールドのウエディングドレスを上品に着こなせるのはタカラジェンヌだけかも。
むかし板東玉三郎のデズデモーナをテレビで見て、あれも衣装が素敵でしたが、貞淑と人妻と美しさが一緒になったら禍いを招いてしまうのかと思ったが、夢咲さんにもリアルな色気を感じました。
ちえさんとのタンゴも見応えあり。赤い衣装に黒いストッキング、これは紅さんの妄想(だったはず)
歌がすごくよかった。


真風がちょっと女性にだらしない御曹司役で、彼のせいで会社の評判が落ち、彼のおかげで危機を脱するという美味しい役。
真ん中分けのヘアスタイルが可愛く、スタイリッシュで生まれながらの王子様。
現在の真風さんの青年時代を見ているような。
綺咲さんと良い感じになりそうだけど、その前に彼女は田舎に帰ってしまう。
恋が始まる前の微妙な距離感、空気感。
女性の作家だからこそなのか。


対する紅さんが今まで見たことが無い紅さん。顔も別人の様でした。
やっぱり芝居の人。
昔の恋人に執着するあまり、イヤーゴー的柚希礼音さんの悪巧みにはまってしまいます。
決して宝塚的かっこいい役では無いけど、最後の悔しさに満ちた表情が印象的。
衣装がとっても似合っていた。


礼さんが少年でいつでも舞台のセンターで歌っていた。
力強く伸びやかな歌声、耳福というやつですね。

十輝さんは貫禄があって瀬尾さんは美しかった。
紫藤りゅうもどこかで見たけどどこで見たか覚えてない。残念。


元ネタではイアーゴーの同性愛的な部分も感じられ、この作品もそれを引き継いでいると思うので、それなら最後はやはりちえさんは轟さんに抱かれて死にゆくべきだと思います。
そして芝居の前半で夢咲さんが嫉妬する位の仲の良さを二人の男役に演じさせても良かったし、私は轟さんが好きだけど最後の場面は蛇足に感じました。
舞台上で柚希さんはずっとひとりで奸計を巡らせているんだけど、二人の出自には相通じるものがあるからこそちえさんは裏切られたと感じた、轟さんとの絡みをもっと見せた方が最後の悲劇が効いてくるんじゃないかな。(すいません、役名が覚えていないので)


あと舞台装置にペットボトルが使われていたが、これは証券市場が虚業のようなものと言っているのか、それとも高層ビルの建設がバビロンの塔のようなものと言っているのか。
いずれにしてもあまり効果的では無かったかな。


 




お読み頂きありがとうございました。
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

NHK 特集ドラマ『アイドル』愛希れいか出演 戦時下のエンターテイメントの役割

さききわ

www.nhk.jp

祝日午後7時半からの放送ということは、きっと子供たちにも観て欲しいという事だと思います。最近のNHKはドラマを通じて色々なメッセージを送っています。
支配人兼プロデューサーの佐々木千里(椎名桔平)が言う割には「エロ」は抑えめでした。
タイトルは『アイドール』でも良かったのでは?


発表があってからずっと楽しみにしていました。
新宿の劇場「ムーラン・ジュール」の看板スター高輪芳子役、元タカラジェンヌのちゃぴに相応しい役だなと。
芝居の声は役に合わせてでしょうか、私にとっては初めましてのちゃぴの声。


冒頭のちゃぴはショースターの本領発揮

♪ここは新宿~何でもありの世界
♪そうよ何だってできる 今日からは~

ズンチャズンチャズンチャズンチャのリズムとちゃぴの伸びやかな声でムーラン・ジュールの世界に入ります。


芳子は松竹歌劇団に居られなくなって佐々木に拾われた設定。
歌も安定してスタイル抜群、華やかなショースターに相応しかった。
長く引き締まった脚、デコルテが美しい。
バックダンサーも充実してステージの場面は楽しめました。
別の場面では山崎育三郎とのデュエットソングもあり。


対して明日待子(古川琴音)がセンターになると、曲は当時っぽくてダンスは現代のアイドル風。
まさに「エロ」から「可愛い」へ。
近いうちにうたコンでやって頂きたい。


慰問から帰ってきて自分のした事が死に行く兵士たちの背中を押したのでは無いかと自分を責める待子、そんな待子にムーラン・ジュールの復活を宣言する佐々木はファンからの手紙を待子に渡します。
ここはタカラジェンヌとファンの関係を思い出します。

リンク先から一週間の見逃し配信、そしてちゃぴ始め出演者の動画も観られます。






そしてこちらは昨日の『歴史探偵』
テーマは戦争とアイドル
www.nhk.jp


何と2017年の明日待子さんのインタビュー、高峰秀子さんのエッセイも紹介されていました。
明日待子さんは長生きされたんですね。
中村メイコさんの映像もあり子供の私から見るとおしどり夫婦が売りのテレビタレントのイメージでしたが、母からは子役スターと聞いていました。ホントだったのね。
そして高峰秀子さんは私が小さい頃も恪の高い映画スターでした。


戦時中の宝塚歌劇団の事件については何となく知っていましたが、その後の劇団運営にも影響を与え国策に沿った舞台作りをせざるを得なかったと。

しかし今うっすらとした戦時中みたいなもので、もしかすると何かのきっかけで私たちが住んでいる国も本格的にその中に進む可能性がある現状を思うと、司会の佐藤二朗さんの動揺は胸に迫りました。
同業者ゆえに一層衝撃を受けたかもしれません。





そしてこれも言っておきたい。
ドラマの最後に出てきた戦後最大の歌姫を演じていたのは誰?
新たなスターは私たちの知らないうちに誕生しているのですね。







お読み頂きありがとうございました。
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

『心中・恋の大和路』ディレイ配信と夢の音楽会#1「おこがましいんですけど、とうこさんとお呼びしてよろしいでしょうか」と和希そらが王子様

エクレアも好き


日本青年館千秋楽、おめでとうございます。
本日HPにて雪組のディレイ配信のお知らせがありました。


https://kageki.hankyu.co.jp/news/20220810_001.html



雪組 日本青年館ホール公演『心中・恋の大和路』収録映像のディレイ配信について
2022/08/10


この度特別企画として、収録した公演映像を以下の日時でディレイ配信することを決定しましたので、お知らせいたします。   

配信について
宝塚歌劇の動画配信サービス「タカラヅカ・オン・デマンド」にて配信いたします。

■日時:8月28日(日)19:00配信開始
■販売期間:8月21日(日)10:00~8月28日(日)19:30
■視聴方法:「Rakuten TV」「U-NEXT」「dTV」にて配信
■視聴料:3,500円(税込)
※本配信は、事前に収録した公演を配信する「ディレイ配信」となります。
※詳細はこちらでもお知らせしております。
※いずれのサービスでも見逃し配信は予定しておりません。
著作権上の都合により、一部割愛となる可能性がございます。
※配信開始後にご購入された場合でもその時点からの配信となり、巻き戻しての再生はできません。   


通常とは違い、出演者が舞台に並び主演のそらくんのご挨拶もあったそうですね。
皆様のTwitterを拝見しています。

宙組『HiGH&LOW-THE PREQUEL-』初日の翌日。
このままめでたい事が続いて欲しい。
花組月組の再開も心待ちにしています。


7月の観劇時、あちこちに出かけるのは控えてなるべくホテルで過ごす様にしていました。
何せ阪急系列のホテル、スカイステージの見放題。
梅田芸術劇場からの帰り、たこ焼きとお酒を買ってお部屋で寛いでスカイステージ三昧でした。
以前「新梅田食堂街」で美味しいたこ焼き屋さんを見つけたので、今回もそこに。
並んでいるとメニューが回ってきたのですぐ前の女性に何が美味しいか聞くとソース味との事。
美味しかった、たこ焼き大好き。
前は葱たくさんのたこ焼き、ポン酢味だったかな、これも良かった。
たこが大きくて食べ応えあります。
並んでいた女性はお持ち帰りでは無くイートイン、それもいいですね。
新梅田食堂街」は迷路の様ですが、こちらは分かりやすい場所にあり助かります。




スカイステージで安蘭さんとそらくんの番組がありました。
そらくんからのリクエスト、本科生の時にとうこさんの退団公演があったんですね。
自主練習の時のお話もあり。


そらくんはダークカラーのスーツに中はちょっと変わったネックのブラウス。
とうこさんはノースリーブのセットアップかな、下はパンツ。
無地に千鳥格子柄の腰布付。
ふたりのお洋服のカラーが合っていてお揃いのカップルコーデの様。
とうこさんからの歌い方のあれこれに嬉しそうに反応するそらくんが可愛らしかった。
シンガー同士の興味深い内容もありましたが、お酒も入っていて細かくは覚えていないのが残念。


デュエットは2曲。
『凍てついた明日―ボニー&クライド―』から「Bruce Requiem」
『スカーレットピンパーネル』から「ひとかけらの勇気」
舞台とはまた違った歌い方で、ひとりホテルの部屋でしみじみと聞くことができました。
二人ともシンガーで雪組繋がり、そして組替え経験者、いつの日か客席でお会いしたいです。


で、最後にそらくんが一人で豪華なお花の前で視聴者に向けてご挨拶をするんですけど、このときのそらくんがマジ少女漫画の憧れの王子様!
花を背負ってる!
昔々の少女漫画!
最近何だかそらくんの美しさのスピードが10倍速で上がってきているように感じています。








お読み頂きありがとうございました。
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

『宝塚舞踏会』開催見送り

グミ美味しい


朝出社して30分は穏やかな時間を過ごしていましたが、その後は週明け怒濤のお仕事モード。
ランチの後は休憩も取らず、どうにかほぼ定時にあがり初心者向けヨガに参加。

今日一日私はナニをしていたのか、正直あまり覚えていません。
ひとつ仕事が終わる前に次の仕事がやってくる、先週提出したものを再度確認される、その繰り返し。

咲ちゃんもそんな事ある?

昨日幸せな時間を過ごした反動でしょうか?



本日HPに『心中・恋の大和路』のライブ配信ではなく『宝塚舞踏会』の開催見送りのお知らせがありました。
そらくんの発表はいつ?

実はちょっと狙っていたんですよ。
蒼穹の昴』は公演の後半にもう一度観たいので、10/25の『宝塚舞踏会』もチケット参戦してみようかなと。
淡き夢となりにけり。

朝月さんの参加はどうよと思う所もありますが、だって本公演中に宝塚舞踏会に参加し、その後本公演終わってすぐに自分のミュージックサロンって、いくら何でも働かせすぎ。
実質3公演同時進行。
あっサヨナラショーも!



宝塚大劇場での公演なのでその日は本公演はお休み。
平日でもあり秋には連続休暇が貰えるので密かに参戦する気満々でした。

雪組だけでなく各組のスターさんを観られるチャンスなので、来年開催できれば是非観てみたいけど、その時は朝月さんはいないのね。
はいからさんの吉次や夢介のお銀がよかったので期待してました。
さっきのはあくまでも劇団に対してね。


娘が今年独立し、今までやらなかった事、初めての事に挑戦中。
だから一ノ瀬航季さんのバウも狙っています(笑)





お読み頂きありがとうございました。
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

雪組『ODYSSEY』ライブ配信 タカラヅカ的幸せな時間

幸せな時間でした

咲ちゃん、希和ちゃん、雪組の皆様、
千秋楽おめでとうございます。

楽しすぎて座って観ることが出来ませんでした(笑)
フラッグは持っていませんが振りは完璧、もちろんステップ付きで参加しました(笑)
幸せな時間。
でもパレード・タカラヅカあたりからグッと来てしまい、最後の咲ちゃんの挨拶で我慢できなくなりました。
りーしゃのご挨拶の後、咲ちゃんのご挨拶が4回。
その都度お客様への感謝の気持ちを述べ深々とお辞儀をされていました。
ご自身では訥々と話していると言っていましたが、不思議とこの挨拶はどうなるんだろうとかは心配はしませんでした。
彩風さん、割としっかり者じゃないでしょうか。

今回参加出来なかった方の名前をひとりひとり読んで、1月の国際フォーラムの公演の中止についての思いをおっしゃっていましたが、それも含めて彩風さんや組子のエネルギーとなったかもしれません。
彩風さんのお話の中で印象に残ったのが、「今回完走したといっても国際フォーラムの出来事がなくなったわけではなく、どの公演もどの1日も失いたくないと改めて思います」(ニュアンス)

これってもしかすると欲深いな、雪組だけずるいなと捉える方もいるかもしれません、でも、だったらもっと欲深くなって良いよ、こんな素敵な公演だったらって、ホントそう思います。
まあ誰も思っていないかもしれませんが、実は私は少し驚きました。

望海さんもワンスの公演中止を泣いて嫌がったとおっしゃっていました。
歌わずにはいられない、踊らずにはいられない、表現せずにはいられない、そういう事ですね。


私は梅田では2回観ることはできましたが楽しすぎて全然足りず、
ギリギリまでチケットを探しましたが、ムリムリ潔く諦めて帰路につき、それからずっとこの千秋楽を楽しみにしていました。
良かったホントに良かった。
今回は1公演も欠ける事無く完走出来たこと、そして観たかった咲ちゃんが観られたこと。
咲ちゃんの思いが籠もったショーを観られて幸せでした。

h-9073.hatenablog.com


若手男役を抜擢してあーさや希和ちゃんひまりちゃんが割を食ったかなとか、南極海のシーンのトップコンビはあれでいいのかとか、ジェラール・フィリップのシーン要るかなとか、いろいろ言いたい事もありますが、今回は咲ちゃんの高音がいっぱい聞けて大変うれしゅうございました。ありがとう野口センセ。



そしてこちらは綾凰華さんのインスタグラム
https://www.instagram.com/p/Cg8Ow0pvqt2/?igshid=YmMyMTA2M2Y=


残念ながら夢介で卒業し、今回の公演には参加することが出来なかったあやなさん。
素敵なダンサー。
文章からもお人柄が分かります。

きいちゃん、あんりさんとの対談も楽しく拝見してます。
美しい同期3人。





お読み頂きありがとうございました。
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

台風6号発生と宝塚シアター花組『ダンディズム』キャリオカは断然こっち

沖縄本島地方、令和4年台風第6号に関する気象情報が発表
公開日 2022年07月31日 14:20, 更新日 2022年07月31日 14:20
7月31日14時8分、沖縄気象台は、沖縄本島地方に発表されている警報・注意報の経過、予測、防災上の留意点などを解説するために令和4年台風第6号に関する気象情報を発表した。

31日12時に那覇市の北約40キロで台風第6号が発生しました。沖縄本島地方では、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、うねりを伴った高波に十分注意してください。本島中南部と本島北部では、強風に注意してください。


何と沖縄本島のすぐ近くで台風発生とは!
午前中、突然スマホの画面に豪雨注意のお知らせが上がりました。
2時間後の予定。
いつもなら15分後とかそんなものだと思います。

先週小笠原諸島付近で発生した台風5号は現在朝鮮半島付近に停滞中?
今回の台風6号はほぼ北向け。

中心の気圧は998ヘクトパスカル、最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルなので強くは無いですね。
前回の5号も中心気圧は1000を超え時速も20~30キロ位であっという間に通過。

毎年フィリピン付近で台風が発生すると海水温の高い海上を北上するため、近づく途中で「大きくて強い台風」に発達し、高気圧に遮られると速度が落ち、結果的に長時間停滞するのが苦痛でした。もちろん農作物の被害も大きく悩みの種。

しかし台風が来ないと水不足が心配だし、海水温は台風でかき混ぜられずに上昇するし、害虫は吹き飛ばされずと別の心配事も出てきます。

明日のお昼にはチェジュ島近くに行くようです。
だんだん、雨も強くなってきました。
明日が心配です、韓国でも被害がありませんように。









さて、
もうひとつのタイトルの件、阪急系列のホテルで観たので簡単に感想を。
宝塚ファンを廃人にする憧れのスカイステージ!
もしかして以前よりも随分画質が良くなったかな。
Blu-rayなみの綺麗さ。
皆さん、こんな綺麗な画面で観ているのかあ、うらやましい。
昔のDVDって画質悪すぎ。



星組湖月わたるさんの卒業公演『ネオダンディズム』はDVD持っていて、冒頭のチャイナマフィアと白いヒラヒラのシーンと陽月 華さんのロケットのシーンが大好き。
でも「キャリオカ」のシーンは納得いかなくて、いつか記事でも書いた。
それが花組の「キャリオカ」は振付けが全然違ってた。

これぞ正解!じゃないですか。

いや~スッキリした。
星組版は間延びしていて、「キャリオカ」で観る方の気持ちが上がっているのに、画面を観ていると全然ノレナイ。
爆発しないまま終わってしまった感。
高揚感、期待感がしぼんでしまった残念感。
それが花組版では曲とダンスが合っていて、舞台への演者の入り出も含めて気持ちよかった。
これぞダンスミュージックシーン!



「俺の傷が痛い、痛い胸の傷が」は花組版は白地に太いストライプのスーツ+ハット。驚いたけどこれはどちらも有り。
湖月さんも真矢ミキさんもシンガーではありませんが、どちらも芝居歌として成立していました。
ぐっときました。古い言い方ですみません。


順番は前後しますが、ショーの冒頭で、体操のように踊るトップスター真矢ミキさんがいろいろ面白すぎ。
時代的なものもあると思いますが、お顔が白すぎて青いシャドーで金髪前髪ポワン。
そして体型補正をやっている様には見えなくて、いや、やってはいると思いますよ。
でもほら珠城さんとか真風さんとか見ていると、真矢さんは細っそく感じて何だか見てはいけないものを見た様な感じ。
そのイデタチで綺麗な白目をむきながらポージング!
ホント赤ちゃんみたいな綺麗な白目。
紫吹淳さん始め他の男役さんがエレガント系のダンスなので、真矢さんの異質さが際立っていた。
実際にご覧になった方の感想を聞いてみたい。
かなり好き嫌いあったのでは?



カラフルなルンペンみたいな場面は好みじゃなかったけど、真矢さんが銀橋を渡るときに観客に間が持たないから?「しゃべってても良いよ」とかのアドリブもあり。自由で自信があるんだなって思った。


相手役は純名里沙さん。
朝ドラのヒロイン、結構好きでした。退団後も歌番組に出ていたのを覚えている、歌がお上手。
でも何で真矢さんの相手役だったんだろう。
ザ・お姫様で、真矢さんならもっと大人な娘役、例えば海乃美月さんや仙名 彩世さんみたいな娘役さんが合うかなと。


仙女の祈り、
雪組トップスターの朝海ひかるさんもギターを持ってご出演。
出てると知ってたらもっと真剣に観たのに!
若き日のコムさんに会えてうれしいけど。

それと初風緑さんもちょこっと映っていました。
初風さんは宙組時代とオギーの作品で好きになりました。


星組安蘭けいさんが2番手でしたが、花組は良く分からず。
花組はほぼ真矢ミキさんの真矢ミキさんの為のショーでした。


花組の『ダンディズム』は星組の『ネオダンディズム』とは全くの別物で、
はじめてタラカヅカを観る人向けでは無いかもしれませんが、私はすごく惹かれました。
カメラも2階席から撮っていて、照明が全体的に明るく見やすい。



是非、いつか咲ちゃんで花組版『キャリオカ』やって欲しい。
絶対楽しそう。







お読み頂きありがとうございました。
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村