知っていてほしい、沖縄の基地問題
昨年も、沖縄の基地問題について多くの報道がなされ、多くの議論が醸された。元米兵による殺人、遺体遺棄事件、「土人」「シナ人」発現、オスプレイ墜落・・・
基地はいらない。今まで多くの沖縄県民が訴えてきた。いらない、と声を上げた。県民大会を開いた。幾多もの選挙で、県議会選挙で、市町村長選挙で、修参議院議員選挙で、知事選挙で、「いらない。」と、意思を示した。
しかし、認められなかった。許されてこなかった。「沖縄は基地がないと食っていけない。」「お金もらってるんだろ。」「中国が攻めてきたらどうする。日本のために基地を置け。」
そのような理論で、沖縄県民の意見は、思いは踏みにじられてきた。
沖縄戦で、日本本土に戦火が及ばないようにするため、最前線で命をかけて戦った沖縄。あの沖縄戦で、唯一日本で起こったあの地上戦で、アメリカ軍による侵攻を食い止め、日本に戦火が及ぶことはなかった。戦争は終わった。
後に、日本はアメリカの統治下となる。1951年、日本は独立。再び独立国家としての道を歩み始める。しかし、沖縄は差し出された。日本が独立するために、アメリカに差し出されたのである。
それから時は流れ、沖縄は再び日本の一部となったが、戦後70年以上経った今も尚、莫大な基地がおかれたままとなっている。
以下の動画は、沖縄の基地問題についてわかりやすくまとめた動画です。
今一度、考えてみてほしい。沖縄の人々の意見が、許されざるべきものなのかを。
「基地がないと沖縄は成り立たない」「お金をもらっているんだから基地はあって当然」そういう意見が本当に正しいものなのかどうかを。
「日本の安全のために基地を置け」そういう論理で、沖縄だけにこんなに多くもの基地を置くことが許されるのかどうかを。
この動画が、読者の皆様が沖縄問題について、少しでも考えるきっかけになれば幸いです。
You tubeでしかみれないので、you tubeに移って動画をご覧ください。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
また、よろしくお願い致します。
今だから、愛する沖縄のために
今だから、伝えておきたいことがある。伝えなければならないことがある。私は沖縄に生まれ、沖縄で育ち、成人して島を離れ、本土で生活している沖縄県民、うちなーんちゅです。
沖縄はとても良いところだ。とても平和な島です。日差しが暖かい。夏は焼き付けるような日差しが降り注ぐが、島を離れた今、久しぶりに帰るとその日差しも優しく感じる。冬の日差しも尚、暖かく、優しい。
海がきれいだ。あそこまでにきれいな海はほかに見たことがない。故郷をひいきするつもりはないが、ひいきなのかもしれない。しかし、エメラルドグリーンに輝くあの海は、何度見ても美しい。何度見ても、心が洗われるような心地がするのである。
もちろん海だけでなく、山、川、空、美しい自然が織りなす美しい景色が残っている。
そしてあの、ほのぼのと流れる、ゆったりとした時間が好きだ。それは、沖縄の人々のゆったりとした気質によるものかもしれないし、暖かな気候のせいかもしれない。私は、帰った時にやはりどことなく感じる、穏やかに流れるあの時間が好きだ。
そんな平和な沖縄だが、私が思い出すたび、心に重くのしかかる、どうしようもない鬱屈とした感情を覚える問題があるのだ。
沖縄問題。基地問題。
ここまで読んでくれた皆さんの中には、今、私が発した言葉を聞いて読む気が失せたかたもいるのではないだろうか。でも、伝えたいのです。沖縄で今、何が起こっているのかを。沖縄が背負ってきた苦しみを。そしてもうすぐ、忘れ去られてしまいそうな、今となっては誰も思い返そうともしなくなりそうな、かつて起こった出来事、沖縄の歴史を。
この思いから、このブログを始めました。これから少しずつ、そんな問題も含めて、皆さんに知ってほしい沖縄のことを発信していくつもりです。
よろしくお願いします。