マイ・インターン
先日映画「マイ・インターン」を見ました.
監督:ナンシー・マイヤーズ
ファッション通販サイトの女社長のジュールズ(アン・ハサウェイ)の会社にシニア・インターンで70歳のベン(ロバート・デ・ニーロ)やって来るという話で,最初は仕事をもらえずにいるベンが,その人柄の良さから社内で人気者になっていく.一方で,ジュールズは会社でも私生活においても大きな決断や問題が迫って来るというもの.
最近,旅行でネカフェを利用することがあり,そのPCに「マイ・インターン」が入っていたのが見ようと思ったきっかけ.ネカフェでは吹き替えしかなかったので,レンタルして自宅で観ました.
印象的だったのは,ベンの紳士的で誠実なところ.ハンカチは貸すために持ち歩いているというエピソードは格好良いなと感じました.あと,この映画でスーツを着こなす人は格好良いともなりましたね.まあ,総じてロバート・デ・ニーロは格好良かったです.
また,この映画を観てると同じくアン・ハサウェイ主演の「プラダを着た悪魔」と比べてしまいます.予告編にも「プラダを着た悪魔から9年ー」みたいな謳い文句が出ていました.プラダを着た悪魔では最終的に夢であったジャーナリストになっているので,マイ・インターンはその続編という訳ではないと思いますが,やはり似ているなという印象はありました.
プラダを着た悪魔ではファッション雑誌「ラン・ウェイ」の女編集長ミランダ(メリル・ストリープ)の娘にハリー・ポッターの原稿を届けるというシーンがあったが,マイ・インターンのベンがFacebookに登録をするシーンでも好きな本でハリー・ポッターが出てきて,偶然なんだろうけど意識しているのかもとか少し考えてします(笑)
映画としてはなかなか面白く観れたが,プラダを着た悪魔は超えれていないかなと感じた.映画は好きで時々観るが,視聴中に他の映画と比べてこういう感情が出てくるのは純粋にその映画を楽しめていない感じがしてもったいないと思ってしまう…
まあ,批判的な目を持つことも大事っちゃ大事かなと.
なんでこの映画が少し物足りなく感じたかというと,一つはそんなに嫌なやつが出てきてなかったからかなという気がしています.映画ってだいたい嫌なやつだったり敵だったりが出てきますが,この映画では特にそういうやつが出てこない,というかそういう見せ方を意図的にしていなかったように感じる .嫌なやつが出て来ると映画が面白くなるという訳ではないと思うがなんか物足りない感じがした.
それから,物語を通して何が言いたいことだったのかがよくわからなかったかなという気もしている.物語を通して脇役には成長が見られたけど,主人公の2人は言うほどかって感じ.
だいぶディスってしまったが,一方で,脇役はなかなかいい味出してるというかストーリーを面白くしていると感じたし,映画の雰囲気もすごくいい感じでした.
総じて,演者は良かったが,ストーリーにもう少し深みが欲しかった印象の映画でした.
はじめまして
はじめまして.
建築を学んでいると「言葉」って大事だなと思うことがよくあります.
建築って最終的にモノになることを目指しますし,モノにするためにはその良さを人に伝える必要があります.
しかしモノの良さを伝えるって私にとってはなかなか難しいことのように思えるんですよね.
建築って「プロポーションが良い」とか「スケール感が良い」とか言うように結構感覚的な部分を多く含んでいますが,一方で建築手法などはかなり論理的に説明されたりもします.
そもそも私自身,かなり感覚派なところがあると思っていまして,例えば建築を見に行ったりすると結構好き嫌いはっきりしている方だと思います.
しかし好き嫌いを人に説明することが非常に苦手なんですよね.
まあ,ブログを始めようと思い立ったのも,建築だったり他のことだったりについて自分の思っていることを言葉にしてより的確に表現できるようになれればと思ったからであって,今後自分の思うことをしっかり伝わるようにブログを書けたらなと思っています.