薬の効果はすんごい
さてさて、やっと心療内科で診察を受けて「大人のADHD」と診断された彼。
薬が2種類処方されました。
(そこまでのいきさつは前の記事で⇒「大人のADHD」)
飲み始めて数日が過ぎ・・・その効果の絶大さにびっくり。
幻聴がなくなる
薬を飲み始めて初めて聞いたのだが、以前はずっと幻聴があったそう。
ずっと耳元で自己否定するような声が聞こえていたみたい。
(早く言ってよね。もっと早く病院に引きずって行ったのに)
薬を飲み始めてからそれが聞こえなくなり、かなり楽になったとのこと。
薬の効果ってすんごいわと感じた。
私は耳鳴りが時々して、耳鼻科とかに通って(原因はわからない。たぶん更年期によるものだと思われる)薬を処方してもらって耳鳴りが治っただけでもかなり楽だったのに、幻聴ってかなりきつかっただろうなと改めて思う。
その幻聴(自己否定するもう一人の自分らしい)のせいで、いろいろ発言がおかしかったそうだ。ずっと自分に自信がないって言ってたのもこの幻聴が原因だったかもしれない。
運動能力があがる
彼は近くのジムに通って、いろいろ筋トレしてるのだけれど、薬を飲み始めてから筋トレが思うようにできるようになったとのこと。
なんか、よくわかんなかったのだけれど、どうも脳の司令がうまく筋肉に伝わっていなかったらしい(今まで)
それが脳からの司令がすぐに筋肉に伝わるようになって思うように体が動くようになったそうだ。
とにかく人生バラ色~
なんだか、とにかく人生バラ色になってしまったそうで、やることなすこと楽しくなってきたらしい。
仕事ははかどるし、幻聴は聞こえないし、運動も楽しいし。
自宅に帰れば、趣味の造形に熱中できるし。
でも、そんなバラ色の日々もわずか2週間近くで終了となる。
薬の効果はすごかったのだが・・・・
大人のADHD
今の彼と出会い、一緒に暮らし始めてもう10年になった。
離婚して数年後に今の彼と出会い、一緒に暮らし始めてもう10年が過ぎた。
簡単に私の過去を話すと、元旦那はアスベルガーで、長女は境界性パーソナリティ障害、次女は広汎性発達障害だった。
そういう環境にいたので、広汎性発達障害つまり、アスベルガー傾向のことはいろいろと知っているつもりだった。
だから、この10年間の中でも「たぶん・・・アスベルガーじゃないかな」と思い当たることはあったけれど、私が考えていたよりも彼は相当生きづらい毎日だったようだ。
7年ほど前に、多重人格的な症状が出て(またその時のことは後日、書くかもしれない)引きずるように心療内科に連れて行ったことはあったが、その時はADHDとは診断されなかった。
甘麦大棗湯という漢方薬で(ヒステリーや夜泣きに処方される漢方)その時はなんとかしのげた。1年くらいは通院したかな。
その後、まあ時々、怒りが爆発したりと普通ではないこともあったけれど、私も「またかあ~」ぐらいにしか見てなくて、特に通院することもなかった。
ただ、大量に処方されていた甘麦大棗湯は時々飲んでしのいでいたけどね。
大人のADHDと診断される
ここ数年、そうだな1ヶ月に1回くらいのペースでいきなり怒りのスイッチが入って訳もなく(というか、まあ火種はあるのだが)怒り出すことが定期的におこっていた。
男性なのに、まるで女性の生理前のイライラ(PMS月経前症候群)みたいだった。
その怒りの矛先はだいたい私に向けられ、今年の1月末には一歩間違ったらほんとうに殺されるんじゃないかと思うくらいの暴力を受けた。
さすがに落ち着いてから彼自身も、このままではまずいと考えたのか、いろいろネットを探して、自分はアスベルガーかもしれないと言い出した。
そこで2月の初めに心療内科医の予約をとって診察を受けることになった。
まあ、ここまできても自分で認めたくないのか、予約も私が代わりに取ったけれどね。
そして出された診断は「大人のADHD」
もちろん広汎性発達障害や鬱症料やら、いろんなものがミックスされてる状態だった。
青いカプセルがストラテラカプセル。
この薬で様子をみましょうとのことで、次の予約は3週間後。
とりあえず、病院に行ってくれただけでホッとしていたけれど、この薬が思った以上の効果を出すとはこの時は予想してなかった。