文京区で北海道ブックカフェを開業するまでの記録

北海道に憧れ移住して十数年 今2016年1月北海道の良さを文京区から発信したく ブックカフェを開業するまでの記録です。

トモリカフェ 護国寺駅(地下鉄有楽町線 徒歩5分)

あかりが灯るような、落ち着きと温かみのある空間にしたいがお店の由良だそうです。

 

訪れたのは夕方でした。2階からの広い窓が特徴です。

確かにゆったりした時間が過ごせました。

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メニューです。 食事も飲み物もオーガニックにこだわっています。

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5.5坪 8席

奥の窓から外にででベランダ席があります。

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ミシン台もテーブルです

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店内はアンティー雑貨で作られています。

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オーガニックコーヒー おいしかったです。

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壁の漆喰は 店主自らやったられたそうです。

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イチョウが紅葉の時期や新緑の時期なら眺め最高ですね

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2F お店の入り口 左側

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小さい看板があります

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東京都内文京区目白台2-7-12アーバンドヌール目白台203

11:30-18:00

定休日:月曜日 祝日

 

 

ブックカフェでブック販売って成り立つの?

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ブレンダーマンと言います。

昨年のマッサンブームの時、

余市ニッカウヰスキー工場で撮影しました。

 

長年、本の販売をされ、今は中古本を核にネットビジネス、

市町村の行政と組んで過疎化対策などたくさんの事業

展開をされている方と話してきました。

 

20年前リアル店舗で中古書店バブルがあったそうです。(知らなかった)

出店すれば 月100万円単位の売上。結構な出店ラッシュだった。

その後、マンガ喫茶 せどりと変容していくんですが

現在、中古本だけの切り口ではかなり厳しい。

実際古本屋は苦境で多く廃業している。

 

ではブックカフェはどうなのか?

実際うまく経営されている方は 奥さんが喫茶部門 旦那さんが本屋さん部門

経営がきっちり分業化しそれぞれ質が高く、相乗効果を生んでうまくいっている、

1人では手も回らず喫茶部門が売上、利益貢献のほとんど。

ブックカフェのブックは核にはならず 核の周りの要素の一つの考え。

 

テーマはやはり絞る

北海道+ブックカフェ、宇宙+ブックカフェ、マラソン+ブックカフェ、のように

コアファンづくりでないと厳しいし、それでもうまくいくかはわからないレベル。

北海道+料理、北海道+居酒屋ではすでにチェーン店もあるので他の切り口を探す。

 

じゃーどうするのか?

・マルチトラックの考えで一人よりも各分野の明るい人と考える。アピールする。

・費用機会の考えで やらなかったことから生じる利益損失を考える。アピールする。

・リスクは絶対避けられないので、リスクを軽減する方法を考える。

 全額自己資金ではなく、起業支援など国の支援金を活用する。

・利己経営でなく利他経営。

よく言われるが、利他経営すると周りが応援してくれるし、

向こうから 自分では考えつかなかったことがやってくる。

 

自分でこういう経営したいよりも(当然必要だが)、まわりの困っていること、

お手伝いできるような、ギャップを埋めるような方向で考えたほうが良い。

まだまだ 深い話も聞かせていだだき お二人には感謝しております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

北海道 移住者の仕事って?仕事はあるの?

 


優しい時間 - 明日~インストゥルメンタル・ヴァージョン【CD音源】

 「森の時計は ゆっくり時を刻む」

 

北海道に移住したら、雄大な大自然に抱かれて

自然と向き合った仕事がしたい方が多いです。

って他人事のようにいっていますが、自分もそうです。

 

自分の知り合いのお仕事ですが

農業

畑作農家(大規模)   野菜農家(小規模)   バラ農家(中規模)

酪農(大規模)     養鶏(小規模)

農業構成員(臨時従業員)

農家の従業員      酪農ヘルパー       森林組合

お店開業

ペンション経営     スーィツショップ     チーズショップ

農家レストラン     農家カフェ        パン屋

 

 

農業の場合

自分の場合は移住前に農業やりたいなと決めていました。(宅配で)

農業の場合は、JA各市町村経由か 個人農家にお願いして研修をします。

自分は個人農家に研修を願いしました。

 

新規就農は貯金0円でもできる?

新規就農準備金(2年間360万円)と別に2年間生活費(15万円✖24か月)など非常に手当てが手厚いです。

※自分は一切もらいませでした。なんでですかねー

ただ現金を持つと知恵を使わずお金を使ってしまいます

農機具も中古をさがさず まー金あるしで買う人います。

さらに問題なのは

市町村によって「推し作物」が決まっているので、その作物しか作れなくなります。

そうなると、作物栽培のひな型があり、ひな型施設が必要になります。

中古でいいものでも新品を使います。

いわゆる 地元の公共事業が始まり、新規就農準備金はなくなって借金が生まれます。

お金借りたり 貰うってこういうことです。全てではありませんが。

自分が市町村が考える営農計画からの判断ですが、

メリットもあります。周りがベテラン農家で 作物栽培など相談にのってもらえます。

やる気があって 夫婦であれば多分就農はできます。

※酪農 畑作は初期投資が1億円かかるので、自己資金をしっかり揃えないと無理ですただ同じ町内で28歳の夫婦の方は自己資金少なくても 働いていた農場主に気に入られてその農場を譲り受けました、その後も順調です。

人なんですね、、、

 

農業構成員(臨時従業員)の場合

移住する前に決めていないパターンです。

ただ 雪の溶ける前の3月から11月末までは結構仕事はありますし、

農家の方も人手が足りないです。

11月~2月はビート工場(砂糖をつくる工場)JR除雪のバイト

もあるのでなんとかなります。

ざっくりですが、手取り15万円くらいです。

 

お店開業の場合

新築自宅兼店舗の方。

この方々は自然の中でゆったりした時間を提供したいと考えているので

農家跡地を購入して更地に替えたり、小さい林を購入し造成しています。

セルフビルダーの方も3人いますよ。

 

空家を改装

結構空家見かけるんですが、なかなか売らないんですよ。

個人では 相手からみれば どこの誰?なので

本気ならば そこに住んで地元の方と信頼関係を築くのが遠回りのようで

近道かもしれません。実際情報も入ってきます。

一番いいのは

市町村で移住者が多いところは行政が率先して紹介してくれるので

無理して自力でさがすより ある程度絞った方がいいです。

美瑛町役場には空き地 空家リストがありますし、民間でもあります。

 アパートの借家もやはり移住者が多いところはあります。

 

さいごに

ゆるい感じの方がいいかもしれません。

数年住むとそうなっちゃいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小さなカフェ開業のメリットとは?

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ヤギ牧場 この牧場ではシェイブル(ヤギチーズ)を作ってます

結構クセがあるので、好き嫌いはでますが、苦み旨みがすきですね。

 

牛たちを放牧している螺酪農家もいます。

ハイジの世界で楽しそうですね。

じゃー嫌なことはないのか???

あります!   

臭いです。

毎日ではないんですが、

今の酪農家は牛舎内で飼っているのでどうしても 糞尿が溜まってきます。

その溜まった糞尿を年に数回数か所の畑にとんでもない量をまきます。

当然発酵した堆肥ではない生なので臭いがきついです。

 

正直考えたこともあるんですが、 農家カフェ

牧草地を見ながらランチなんて気持ちよさよう お客さんくるかなー とも考えたんですが、この臭いがまず無理ですね。

カップルや北海道に初めて来た観光客がで来たら自分も申し訳ない。

特に食事ですからねー 景色いいんですけど、、、

 

小さなカフェのメリット

初期投資が少ない

目が行き届く

常連客を取りこみやすい

固定費が安い

一人でまわせる

家庭用でも代用できる

インテリアがきまる

※「わたしサイズのちいさなカフェ」 引用

 

初期投資が少ない 

始めることも大変ですが、続けることがもっと大変なので 初期投資を抑えて運営費を保持できることは精神的にも少しは楽かも。

自分は椅子・テーブル・食器類は北海道の作り手、道産の材料のものを使いたいので、初期投資のバランスですを考えないとだめです。

 

目が行き届く

お客さんとの距離感が近いので、グラスの水が無いとか物理的なことから、このお客さんは一人でたそがれたい、話かけてもらいたいなどの空気感が早くつかめそう。

 

常連客を取りこみやすい

ファンですね。

今のビジネスはマスより小さなコミュニティのほうが強い感じがします。

ただ自分がお客の立場だったら、オーナーさんと常連さんがずーっと話してると 

疎外感を感じて2度と行かないでしょうね。この辺がむずかしい。

 

固定費が安い

水道光熱費 賃料は抑えられます。

 

一人でまわせる

気軽なようですが、

自分の時給換算ができていない。ヘタすれば時給200円、、、

病気になったら現金収入がなくなる。

ここは強みを伸ばし弱みをなるべく減らす努力でね。

 

家庭用でも代用できる

家電 調理器具類はそうですね。

電気代の節約にもなる。

 

インテリアがきまる

統一感がでるということか?

オーナーの色がだせるということか?

タイトルには ブックカフェとうたっていますが、、、(苦笑)

自分は北海道をどう表現しようかなとまだまだ考えている。

①北海道専門の雑誌 本などのブックカフェスタイルなのか?

②北海道のクリエイターズ商品を販売用として陳列するのか?

富良野で7月下旬クリエイターズマーケットがあり全道のちいさな作り手さんが

一斉に集まるイベントあり、何度か行っているが、

木の廃材で作ったもの、彫金、バックなど欲くなる本格的なモノが結構はまります。

③食材でくくるなど

いろいろ思案中 

近いところにいるんだから、もっとまわらないともったいない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ファームトミタ ラベンダー 北海道

 

 

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  この丘が最後に残ったラベンダー畑

 富良野は北海道でも豪雪地帯なので、今は深い雪のなかです。

自分が北海道に移住して 以前の記事で 
北海道の風景が日常になり

感動が薄くなってきていると書きましたが、


ファームトミタのラベンダー畑だけは得別で

一番美しい7月上旬には(自分も農繁期なのですが)、毎年必ず行きます。

 

なんでかなーと今考えながら入力しているんですが、、、、、
食欲「食べたい」、睡眠欲「眠りたい」と同じで
我慢できないこと

ただただ「ラベンダー畑が観たい・行きたい」欲なのかな。

園内に歩いている人は、老若男女、日本人、外国人みな楽しそう 
空気感もいいんです。みんな幸せ笑顔です。

トミタファームラベンダー畑は入場も駐車場も無料なんです。

さらに素晴らしい風景に、心もおさいふも開放的になっていくんでしょうね。

生産性効率も大切ですが、人に喜んでもらうことが一番大切です

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ここで

 富良野ラベンダーの簡単歴史


富良野のラベンダーは戦後復興の時期 
都会の人々が生活にも若干ながらゆとりがでて


香料会社がラベンダーで香水を作ろうと 
涼しい気候でラベンダー栽培に合う北海道の中で特に条件にあっ、

富良野で大々的に始まりました。

最初は札幌郊外でスタートしましたが、うまくいかなかったようです。 

 

その当時 富良野一帯は250戸がラベンダーを栽培
今の日比較にならないほど畑で咲いていたそうです。

しかし昭和40年中頃から輸入自由化により安価なラベンダーが輸入され
価格が暴落しラベンダーを辞める農家が増えてきました。

生活できませんから仕方ないです。

 

富田忠雄さんの農場でもラベンダー畑をつぶして、他の作物に転作しようと畑をつぶしていましたが、最後の10アール300坪を(最盛期は12ヘクタール42000坪)どうしてもつぶすことができず ほそぼそと栽培していました。

周りの農家からみれば単なる変わりですね、、、


ただ売り先もなく 一円にもなりませんが、
しっかりと雑草を抜いたり 冬の寒さ(マイナス20℃、豪雪)に負けないように

作業しないとそのまま枯れてしまうので

忙しい農作業の合間に管理していたので大変だったと思います。

 

それから数年後「JR(国鉄)のポスター」や「北の国から」の放映によって有名にはなりますが、生活のたしにはならず 
たまに訪れる写真家や観光客に家の庭先でラベンダーの香り袋を買ってもらい
徐々に徐々に今の農場になりました。

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ラベンダーアイス 

 今では夏の時期 日本中からアルバイトの方がきますし、

富良野 北海道観光の超目玉になっています。

 

数年前富田忠雄さんが偶然園内を歩いており、一緒に写真お願いしました。

今でも大切にしています。

その冨田忠雄さんも昨年7月上旬

ちょうどラベンダーがきれいな時期に83歳でこの世を去りました。

富田忠雄さん人生を見ていると
一気にやろうとせず、毎日階段一段ずつ上がるように
生きていけばいいんだなと自分なりに解釈しています。

そんなカフェが目標です。

 

 

 

 

私サイズのちいさなカフェを読んで自分の農業スタイルを考えた

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デントコーン(牛用のとうきび)と雲

 

呑みに行って、1:30帰宅 4日目ブログ更新できず、、、超反省

これからは呑む前にアップする。

 

本屋に行って「私サイズのちいさなカフェ」を購入

すべて10坪未満。人気店に教わるカフェ開業

店主のコンセプト 開業資金 お店レイアウト 

一日のスケジュール 住所 お店の写真多数 

開業基礎知識がざーっと書いてあり まったくの初心者には非常にためになる

特に気になった開業資金 坪 面積 場所

 

700万円 8坪 10席 豊島区雑司ヶ谷2F

450万円 5.5坪 8席 文京区目白台2F

390万円 8坪 11席 川崎市中原区

1400万円 8.9坪 14席 埼玉県川島町 自宅兼 購入

 420万円 9坪 10席 国立市 

495万円 9坪 12席 三鷹市井の頭

250万円 5坪 8席  小金井市

180万円 9坪 10席 埼玉県入間市2F

100万円 9坪 11席 国立市

600万円 8.5坪 10席 国立市

43万円 6坪 7席 目黒区

73万円 6坪 6席 杉並区下井草

760万円 9.8坪 10席 板橋区

320万円 6.8坪 10席 世田谷区代田

 

開業資金は本当にまちまちなんですね。

 

開業すると、時間がなく他のお店に行けなくなるし、

訪れることによって学びも大きくなると オーナーさんも言っていたので

実際この本をもってお店の雰囲気を体感してこよう。

 

開業資金の問題もあり内装を完璧に業者任せてにしていないことが、

写真で見ると 逆にお店の個性になっている

2Fは一見さんは入りずらいが、入店すると景色がよくて快適空間になる。

 

開業時 開業後も皆さん大変な部分はあるはずですが、

続いているということは、本人が楽しそうにやっているんだし

だからお客さんへの創意工夫も積み上がっていくんだろうし

その姿を見ているから、お客さんも絶えないんだろうなー

 

ジュンク堂の本棚には 繁盛店はこうつくれ!数字を読め!効率をはかれ!

この種の本が結構あった。

カフェも事業経営なので当然必要だし、学ばなくてはならないと思うが、

 

就農した当初は

少量多品種でたくさんの野菜を作って

お客さんに届けたいがコンセプトだったのに、

最近は 粗利額 回転率 作業性 耕作地の効率化 配送効率 云々で

小品種 単作に変わってしまった。

 

すっかり所得を得るための手段に変わってしまった。

楽しいだけじゃ 経営できないと思う自分もいるし

自分が楽しくないと やっぱり続かないと思う自分もいる。

 

結局 自分じゃなくても

誰でも代わりができる 農業に変えてしまったことなんだろう。

 

 

 

北海道 チーズ王国 十勝ナチュラルチーズ協会

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北海道 チーズ王国

20年ほど前から、個人酪農家の方々が
自前の牛乳をつかってナチュラルチーズ工房を作っています。

新得の共同学舎の宮嶋望さんが始めたとい思います。

何度もヨーロッパに行き、技法を学んだと聞きました。

チーズの熟成庫も手作りのレンガで外側には炭で囲み湿度と温度を一定に保ち

新得町の冬はマイナス20℃以下まで下がります)

数年間 じっくりチーズ寝かせています。

入ったことがありますが、厳かな感じになります。

 

移住するまではチーズと言えば 6Pプロセスチーズや

カールチーズ味、チーズビットくらしか興味ありませんでしたが、
さすがに北海道に住むと変わりますね。

本州からもチーズツアーを組んで直接チーズ工房を
訪れる方もいらっしゃいました。

 

酪農が盛んな十勝地方にも共同学舎以外にもナチュラルチーズ工房があります。

十勝ナチュラルチーズ協会

平成18年(今から約8年前)十勝管内の12のチーズ工房で結成されました。

タイプ

シェーブル(ヤギ)、ブルーチーズ ウォッシュ  熟成タイプ

カマンベール フレッシュタイプ 非加熱などなど

工房は

NEED   さらべつチーズ工房   にしかわ牧場   ハピネスデーリィー
ミルキーハウス多田  ランランファーム   共同学舎新得農場
湖水地方牧場  十勝野フロマージュ  帯広農業高校   JAあしょろ

協会に入ってはいませんが 

香林農園 鹿追チーズ工房 半田ファーム 花畑牧場など

 

十勝管内以外にも 富良野 函館 釧路 岩見沢などまだまだ

おそらく100近くあるのかなー

モンドセレクションとか普通に受賞しているし、
(最近はなんでもモンドセレクションの気もしますが、、、)

 

どこまで東京で知られているのか
これからつくる カフェでも発信できれば考えています。

今までふんわりだったので 一度しっかり調べ食べよう!

 

ジョギングしながら、店舗開業のオーディオブックを聞いたが

立地調査 人の動向調査 不動産 開業資金 ランニングコストなど

やること盛りだくさん、、、

まずは優先順位をまずつけていこう。

来週からは カフェめぐり 

カフェ選びもそうだが、

その前に何を見るのか調べるのかまとめよう。