帰国して

 保護者の皆様方そして今回の派遣事業に係わったすべての方々に心よりお礼いたします。次回に向けてこの企画事業をさらにすばらしいものにするために、今回の旅の記録を編集し、気づいた点をまとめた上で、このブログを閉鎖します。なお、できるだけ早めに報告書をまとめますので、そちらにこのブログの一部を載せる予定です。

1 総括
 今回の派遣事業「白堊の翼」は昨日全員が無事に盛岡駅に到着したことで、ひとまず成功裏に終えることができました。今後は参加した生徒が一人一人の体験をこれからの自分の人生にどのように生かし、世界で活躍できるかが最終的な評価になってくるといえるでしょう。

2 派遣先(Brighton:England 、Dorothy Stringer High School)について
Brightonはロンドンから電車で1時間以内、多くの観光客が集まる風光明媚なリゾート地です。Dorothy Stringer High Schoolは住宅街にある生徒数は1400名程の公立校です。ここ最近は人気のある高校として多くの志願者があり、ブライトン市内の公立校の中ではもっとも良い高校の一つとされています。

3 ホームステイ期間中のプログラムの内容
ブライトン滞在中は、土日を除き毎日通学し、午前中は専属の英語教員による英語の授業と、午後は各自の希望により、クラブ活動や選択授業に参加するか、または市内や周辺部の半日観光でした。生徒には「言葉の壁」がありますので、通常の授業に参加するよりは、体育や芸術の授業に参加するのが賢明でしょう。期間中に小学校訪問があり、子供たちへの折り紙、習字などの紹介がありますので、出発前の準備が重要です。
  また、学校の最終日にフェアウェルパーティーを行ない、日本食と歌、踊りなどで、ホストファミリーやバディらをもてなすので、これも日本にいる間の準備が極めて重要です。今回は生徒たちの準備がしっかりとされており、ホストファミリーから、また訪問先でもとても喜ばれました。

4 ホストファミリー
  現地のスタッフにより、生徒はそれぞれのホストファミリーを紹介されました。一口にホストファミリーと言っても、各家庭色々ですので、生徒に対する対応が各家庭ごとに違いがあります。

5 ロンドン
  ロンドンでの研修は半日を現地の日本人ガイドによるバスを使っての名所めぐり、残り2日間を2グループに分かれての自主研修としました。

6 パリ 
  基本的にパリでの研修もロンドンと同じでしたが、ベルサイユ宮殿だけは、半日バスツアーを利用するグループと自分たちで研修したグループに分かれました。ベルサイユ宮殿はパリ市内から離れており、また建物が広大なので当初からバスツアーをプランに組み込んでおいたほうが良かったかもしれません。

7 準備(出発まで)
  研修の成功は出発前の準備で決まる、と言っても言い過ぎではありません。出発前にどれだけしっかりと準備ができるかがきわめて重要です。具体的には、自分自身の英語力の向上、自分なりの研修テーマの設定と現地での具体的な行動計画の作成、文化紹介の内容と準備、などです。文化紹介は自分自身のものと、グループで行うものをそれぞれ用意することが大切です。

8 服装(制服)
  現地校を訪れたとき気づいたことは、ほとんどの女子がズボンを履いている、ということです。とくに日本の女子生徒のミニスカートは極めて異様に見えます。性犯罪の対象にもなりかねませんので、ミニスカートはやめた方が無難でしょう。現地の先生にも「スカートは特にフォーマルの時以外は履かない方が良い」と言われましたので、生徒集会で校歌等の紹介の時以外は、生徒は私服でした。
  男子はブレザーにしましたがこれで正解でした。伝統的な詰め襟の学生服は現地では軍服に見えるので、これもやめた方が無難です。 

hakuanotsubasa2005-03-25

今日はパリ二日目です。8名はバスツアーで、4名は自力でベルサイユ宮殿を訪れました。昨日と違い、とてもいい天気です。桜がきれいに咲いています。午後はオルセ−美術館、希望者のみオペラ座にバレーを見に行きます。

それにしても、今日は最高の天気でした。生徒たちは丸一日パリの名所回りを楽しむことができました。

hakuanotsubasa2005-03-24

今日はパリまでユ-ロスタ-で移動です。shotaro君が荷物の検査でひっかかってしまい、時間がかかってしまいました。習字で使った文鎮が危険物と思われたようです。駅にはゴミ箱がありませんし、テロへの警戒が強いのを実感しました。

あいにくパリは雨模様ですが、主な名所をまわりました。

hakuanotsubasa2005-03-23

昨日は午前中雨が降ったりしましたが、生徒たちは有意義な自由研修を過ごしました。今日も自由研修でロンドンを中心に行動します。なれてしまうと、ロンドンも東京も、たいした変わりはありません。こういう時が、警戒心が弱まり、事故になりやすいので、もう一度注意を促したいと思います。

日にちが前後しますが、ロンドンでオペラを見る前に本校のALTだったエイドリアン・ト-マスさんと会うことができました。彼は昨年ロンドンの日本大使館に採用になり、主に日本語授業を実施しているイギリスの学校の支援や日本紹介のための広報活動を行っているそうです。彼いわく、採用されたのは推薦書を書いてくれたMr.Kawasakiと盛岡一高に勤務していたおかげだ、と言うことなそうで,|He praised Mr.Kawasaki very much!

今日は昨日と違って素晴らしい晴天です。2年生と1年生男子2名は、午前中バッキンガム宮殿の衛兵の交代を見学しました。午後は国会議事堂とミュージカルを見に行きます。一年生はオックスフォードまで足をのばしました。全員元気です。