hanakota horse club

中央競馬で行われる日曜日の重賞レースの展望を中心に、競馬にまつわるお話をお届けします。

【GⅠ 有馬記念】押し切りか漁夫の利か

今年の有馬記念、本当に難しくないですか!?てことで、いま考えていることを整理したく、今日は久しぶりのブログでまとめてみます。

レースはつくれるタイトルホルダー

まずはメンバー構成と枠順・並びについて。今年は逃げ・先行馬のラインアップが厚くなく、明確にハナを主張してくる馬はタイトルホルダーのみ(ブレークアップもハナへ行きたいクチですが、スタートと出脚の質が違う)。

入った枠順が7枠13番と外めに入っているものの、自身より内ではっきり先行馬と言えるのはウインマイティ―だけ。同型のブレークアップ、マークを受けるとツラいディープボンドは、双方とも8枠となり、タイトルホルダーにとっては枠順ほどキツい並びではありません。

つまり、ハナを叩くのに内枠にいるよりは脚を使いますが、ハナを取ること自体はそこまで大変なことではなく、自分のペース・展開には持ち込むことは比較的容易なのでは……?と思われます。

そのため、海外遠征帰り云々で……、を除けば、普通に走って勝ち負け、ないしは馬券になる確率は低くないと見立てられます。

展開のカギはディープボンド

タイトルホルダーがペースを握る……、となれば春の2戦と同様、後続に脚を使わせ圧倒するシーンは想像に難くないところです。

しかし、「そうは問屋が卸すのか!?」と言うと、そんなに甘くないはないと思っており、それを主導するのがディープボンドになってきます。

と言うのもディープボンドという馬自体に決め手がなく、非凡なスタミナで押し切る以外に活路はないからです。なので、勝負どころでタイトルホルダーのロングスパートよりも早くディープボンドが“超”ロングスパートを仕掛けてくるのか……!?はレースの決着を左右する要素となることでしょう。

そして、ディープボンドが先に仕掛けるなら、当然タイトルホルダーには厳しい展開となり、馬券にならない結果も想定の範疇となります。ですが、ディープボンドより先にスパートできれば、そこまでのポジション(恐らくディープボンドはタイトルホルダーより1、2頭は外を回る)の差から、天皇賞・春宝塚記念の焼き増しとなって不思議ないイメージです。

ちなみに、ディープボンドについては、仕掛けても仕掛けなくても買う予定はなく、仕掛けたらバテて、仕掛けなければキレ負けするとみています。

漁夫の利を得る馬は!?

勝負のポイントとしてディープボンドの仕掛けに触れましたが、これによる決着は"押し切りか漁夫の利か”といった次第です。

すなわち、タイトルホルダーが終始レースをコントロールし、ゴール板まで自分のスタイルを貫くか、ディープボンドの仕掛けによりタイトルホルダーが垂れたところ、漁夫の利を得て差し込む馬が勝つか……。

漁夫の利を得る馬が何か?を踏まえ、今年の有馬記念はこんな予想でいきたいと思います!

◎ 5枠9番 イクイノックス
現時点での見解として、能力、並び、展開を考慮し本命はイクイノックスとしました。恐らく構えるかたちを取ってくるため、タイトルホルダーが“スイスイ”となれば、自分から仕掛けるとは距離の面から考えづらく、届ききらずの2、3着はあると思います。

それでも終いの脚は大外枠、しかも状態面が?でしかなかったダービーでのパフォーマンスを考えれば、馬券になる確率はメンバーのなかで最も高い馬と言えるでしょう。

お世辞にも距離、中山への適性があるとは言えませんが、そこは55㎏の斤量が十二分にカバーしてくると思われ、馬場も乾いてそれなりにスピードが活きてくるなら、末脚が発揮されないことはないと思っています。

○ 7枠13番 タイトルホルダー
理由はすでに述べた通り。ペース・展開は握れるため、そうなれば能力的な上位は明らか。何も仕掛けてこないならイクイノックスだって凌ぎきってくれるでしょう。

それでも、ディープボンドの存在を考慮し、その場合の垂れ込みが想定できる以上、◎は打てないとし○(対抗)としました。

ただ……、ディープボンドがこない展開も全然あり得るため、イクイノックスにある距離やタフな展開への適性に対する疑問点を考えれば、最終的には馬券の買い方で扱いは決めることになりそうです。

▲ 5枠10番 ジャスティンパレス
この秋明らかに馬が変わっており、始動戦となった神戸新聞杯、大外枠からの積極策で3着に入った菊花賞と、春までのそれとは見違えるパフォーマンスを示しており、余勢を駆ってここでも一発!は十分に秘めた馬だと思います。

イクイノックス同様、55㎏の斤量も有利でしかなく、理想よりはちょっと外ですが、いまの充実ぶりから▲としました。

なお、この馬は漁夫の利タイプとは言い切れませんが、目下の充実度から印を上げています。

△ 3枠6番 ヴェラアズール
△ 3枠5番 ジェラルディーナ
イクイノックス以外の漁夫の利候補はこの2頭。どちらも溜めて弾けるタイプとあり、タイトルホルダーが絡まれたとき、好枠も利しての差し込みはイメージしやすいところです。

しかし、ヴェラアズールは松山騎手への乗り替わりで前走と同じ競馬ができるのか……?ジェラルディーナは多頭数の馬群を克服できるのか……?が未知な部分でしかないため、これらの懸念が杞憂に終わった場合、現時点での能力を買い△の一番手、二番手としました。

△ 4枠7番 エフフォーリア
すべてが?なんですよね……。けど、“去年の”エフフォーリアがこのメンバー、この枠順に入ったなら、当然のごとく本命候補であり、もし“去年の”エフフォーリアになっていれば、ここも突き抜けてきて不思議なく、思い切りには欠けますが△の三番手でお茶を濁させていただきます。

☆ 2枠3番 ボルドグフージュ
漁夫の利よりさらに後ろとなりますが、漁夫の利決着ならこの馬の番手まで馬券になる権利が出てくるかと思います。そのため☆(穴)で狙うというより、抑えておくって感じです。

結論、本命対抗がまだ決まりきってないわけですが、自分のなかで“どっちに振るか!?”の決め次第かな……、と思っています。

その辺はTwitterで報告するようにしますので、こちらは予想の考え方としてご参考いただけますと幸いです。

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年内は書くか分かりませんが、こんな感じでボチボチ書いてはいくつもりですので、更新があったときは引きつづきよろしくお願いいたします。

【GⅠ 宝塚記念】自ずと立った白羽の矢

今日は上半期の締めくくり!グランプリの名に相応しい豪華メンバーが出揃った宝塚記念を展望します。

※当日の馬場状態などを考慮した更新情報はTwitterにて

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逃げ・先行馬は多けれど……

今年のメンバー構成は豪華であると同時に、逃げ・先行馬が非常に多い顔ぶれとなっていて、キャリアのなかで逃げる、ないしは先行してレースのながれをつくった経験のある馬が実に11頭もおり、パンサラッサを筆頭に“何がなんでも!”マイペースに進めたいという馬も少なくはありません。

しかし、パンサラッサについてはやることが決まった馬であり、この馬のハナはほぼ100%確定的。この後ろも脚力やスタートの上手さなどを考えればタイトルホルダーがすんなりと番手に収まることができる枠順・並びであり、隊列はスムーズに決まったうえで、レース全体のペースコントロールはタイトルホルダーが行っていくものと想定されます。

場合によっては、逃げる以外に手段のないアフリカンゴールドあたりが過度に主張する可能性もありますが、元々は逃げ馬でないことを考えると、タイトルホルダーに“なし”を付けるまでには至るとは思えず、レースの展開はタイトルホルダーが主導権を握るかたちで進んでいくことが規定路線といったところでしょう。

降らなければ止まらない馬場

今夜から明日にかけての宝塚市の天気は概ね晴れ。夜に少し降るようですが、土曜日の午後に降ったような弱い雨とみられ、馬場への影響はさほどないように思われます。

そうなると、先週に引きつづきまだ開幕2週目ということもあり、基本的には内・前有利の馬場となり、時計は比較的速く、止まりづらい状態にあるため、多少キツいながれになったとして、内回り特有のコーナー形状、短い直線とが相まって先行馬に有利な馬場状態になることが予想されます。

もちろん、明日も大気の状態は不安定なため、突然の大雨なんかが降る場合もありますが、そうなると予想そのものを変える必要があるため、ここではまず“雨は降っても大したことなく良馬場”を前提に、内・前有利の止まりづらい馬場状態。これをベースに予想を組み立てていきます。

条件的にはコレしかないっ!

逃げ・先行馬は多いけどすんなり隊列は決まりそう、内・前有利の良馬場。この2点を前提に印はこのようにしました。

◎ 3枠6番 タイトルホルダー
いまの充実度、速い脚が要らない舞台設定、斤量経験、さらに関西遠征に実績のある厩舎と、条件的に追い風となるものが非常に多く、しかも枠順と並びから展開的な不安も少なくなったとなれば、自ず白羽の矢はこの馬にを立てることとなりました。

それでも展開的な不安要素がゼロではないため、タイトルホルダーがこない馬券も用意するつもりですが、基本的にはこの馬を中心に組み立てていく予定で、仮に道悪になっても後ろの馬の鋭さが削がれるという点から、タイトルホルダーの◎は変えないつもりでいます。

 

▲ 4枠7番 デアリングタクト
実はタイトルホルダー以外にコレ!といった買う決め手がないため、今日の印に対抗はなし。▲(単穴)を2頭にして、あとは△とします。

で、▲の1頭目はデアリングタクトにしました。理由としては、上がりの掛かる差し勝負がこの馬の本質であり、ゆえに道悪の桜花賞の圧勝があると考えており、またベストパフォーマンスは秋華賞と言えるため、今回の舞台設定がは悪いわけはありません。

しかし、状態的に前走より上が現状であるのか?は、やってみないとでしかなく、2走ボケがくる可能性も十分にあるため、あくまで往時のデキ、能力なら!で単穴としています。

 

▲ 5枠10番 ヒシイグアス
距離が持つか?が読めないところですが、着実に地力は強化できており、ここで距離をこなしても不思議ではないと思っています。

小回りの高速決着が理想となるため、良馬場であればそれも理想的。ただし堀厩舎は関西での成績に信頼が置ける厩舎ではないため、適性が発揮されればで単穴の2頭目です。


△ 1枠1番 オーソリティ
安定してとはいえ、いずれも条件がこの馬向き、つまり左回りの仕掛けが遅い展開でしか走っておらず、今回なるであろう消耗戦的な展開ではパフォーマンスを下げることが想定されます。

しかし、晴れていれば内・前有利の馬場状態を味方とし、目下の充実度で粘り込むこともできる可能性があるとみており、どこまで適応できるか?で△としました。

 

△ 2枠4番 エフフォーリア
調教で出たブリンカーの効果で走りは戻ってくるかも?しれません。ですが、鹿戸厩舎というのは堀厩舎以上に関西遠征での実績が乏しく、エフフォーリア自身に斤量経験がないことも不安点となります。

また、先行馬が多いメンバー構成のなか、位置取りを悪くする可能性があり、最大10頭前後を差しきるだけの持続能力があるかは?なところ。これはダービーや天皇賞・秋のパフォーマンスからも真逆の適性が問われることとなり、同じく異なる適性が求められた有馬記念とは斤量、捌く頭数が違うため、正直言うと懐疑的な要素はかなり多いと言わざるを得ません。ただ引いた枠順はかなり良いため、良馬場でスピードが活きてくれば、再び現役最強の名を取り戻しても不思議ないといったところでしょう。

 

△ 7枠15番 ディープボンド
タイトルホルダーに展開的な不安があるなか、スタミナで押し切るならこの馬が最有力とみていました。が、入った枠順がなぁ……、といったところで、今回は先行したい馬が多くいるなか、この外枠に入ったということは、積極的にタイトルホルダーの近くを取りに行くなら相当に脚を使うことになり、かといって控えてしまうと馬群の外を終始回らされる羽目になり……、どちらに転んでも相当以上に上手く運ばなければなりません。

その“上手く”がかなう芽がないことはないため、△は打っておきましたが、基本的には苦しい立場という見立てでいます。


道悪要員

7枠13番 アリーヴォ
7枠15番 キングオブコージ

もし大雨でも降って道悪になるようなら……、で2頭に触れておきます。どちらもスタミナ系の差し馬となり、馬場が渋ることで前に行く馬が良馬場のときより確実に多く垂れてくると想定できるため、それを拾って着順を上げてきそうなアリーヴォとキングオブコージの2頭を道悪要員として取り上げておきます。

なお、道悪になった場合は、高速向きのヒシイグアスを消しにし、替わって2頭を買い目に入れる想定です。

消した馬ではパンサラッサ。元々距離に不安があるため、この枠からでは内側に少なくとも5~6頭はポジションを取りにくる馬がおり、これだけの頭数を越えてハナを取るには結構な脚を使わされる可能性が高いです。それでは残りきるのは難しいだろうという見立ての下、今回は見送りとさせていただきました。


安田記念は的中したとはいえ、今年のGⅠは、というか競馬の成績そのものが……、な上半期ですが、グランプリで一発っ!を願いつつ、少しずつでも借金を返していきたいところです。

夏の間はGⅠほどではないにせよ、ブログの更新を行うつもりでいますので、Twitterと併せチェックいただけるとうれしい限りです。

まだ帝王賞もあるし、競馬はいつでもどこでもやっていますので、私たち競馬バカには“終わり”というものはありませんが、ひとまずの区切りということで御礼を。

今シーズンもお付き合いいただき、ありがとうございました!

【GⅠ 安田記念】年度始めはリベンジからっ!

今日は午前中から家の大そうじをしました。

ついでに、ベッドの模様替えもしました。

なんでかって?新年度だからです。

ダービーの終わりはダービーの始まりーー恥辱にまみれた今年のダービーは終わり、今日デビューを果たした若駒たちと同様、来年のダービーへ。気持ちも新たに!今日は安田記念を展望してまいります。

東京5週連続GⅠのラストではなく、新年度最初のGⅠとして。

マイラー“しか”いない

例年、安田記念というのは、宝塚記念だと“ちょっと長い”中距離馬や、この時期にGⅠ級のレースがないトップスプリンターが出走の機会を求め、それなりの数出走してくるレースです。

しかし、今年のメンバーを見てみると、中距離GⅠ(大阪杯天皇書・秋)に出走するような馬はおらず、スプリンターにしても明確に短距離路線に席を置くのはナランフレグただ1頭。このほかはすべてマイルを主戦場とする馬が顔を揃えています。

いつもなら「総じて中距離やスプリントで名をはせた馬に人気が集まるが、ここマイルの舞台!“マイルはマイラー”で予想すべき」と、判を押したようにポイントにしていますが、今年に限っては“みんなマイラー”であるため、この格言は不要となります。

“どんな”マイラーを選ぶべき?

レースが行われるのは東京競馬場のマイル。このコースの特徴は何と言っても525mの長い直線。速く、長く脚を使うことが求められます。

しかも1600mのコース設定は、スタートから3コーナーまでの距離も十二分に取られており、向こう正面でのペースも上がりやすい形状。いわゆる“テン良し、中良し、終い良し”が要求され、馬そのものの能力が色濃く出やすいコースだということです。

そのため、前だの後ろだのではなく、まずはマイルの距離をより速く走れる高い走力を持っていることが買うべき馬の第一条件となり、そのうえで枠順や展開によって左右されるレースに向いた脚質・特性ーーこれ持っていることが第二の条件となります。

斤量の捉え方

ここからは印へと入っていきます。先ほど話した買う馬の条件はもちろんですが、安田記念と言えば、私がよく口にする“古馬は58㎏(牝馬は56㎏)を背負うレース”となるため、この点にも留意しつつ、1頭ずつ紹介していきます。

◎ 7枠13番 ソングライン
今回は枠にも恵まれましたね。しかもライバルとなるシュネルマイスター、ファインルージュらを内に見る並びにもなっており、枠順・並び的には“順番が回ってきた”感は強いと言えます。

前走のヴィクトリアマイルは脚を余す感じで5着まででしたが、今回はあそこまでの前残りはメンバー構成、並び順からは考えづらく、揉まれたくない1枠1番のカフェファラオが逃げの手に転じる?なんてこともあると、前に行かないといけないレシステンシア、サリオスらは必然的にこれを追いかけ、これに乗じて内のロータスランド、ホウオウアマゾンも積極策でないと……、な馬なため、先行馬にはキツい差し向きの競馬になることが基本線かな?と思っており、差し馬のなかで持ち時計、つまり高い走力を持っているのがシュネルマイスターであり、ソングラインとなります。

そのうえで2頭の並びを比較した際、これは上述したように並びではソングラインに分があるため、ヴィクトリアマイルの雪辱にて!もう一度この馬に本命を託します。

 

〇 4枠7番 ファインルージュ
対抗もヴィクトリアマイルと同じファインルージュにしました。完全にリベンジですね。

理由としてはこの馬も末脚が少しソングライン、それにシュネルマイスター、イルーシヴパンサーには及ばないものの、ヴィクトリアマイルでは想像以上の脚は使えており、何より3頭より器用さという武器があるうえでこの枠はソングライン同様、恵まれたと言えるでしょう。

それにソングラインにも同じことが言えますが、牡馬の58㎏と牝馬の56㎏は扱いこそ同じで限られたGⅠくらいでしか経験しないものですが、牡馬の58㎏と比較して牝馬の56㎏は物理的に2㎏軽いため、牝馬が牡馬に力負けしない現代競馬において、56㎏は58㎏ほど負担にはならないということも牝馬を本命、対抗に推す理由となっています。

ちなみに、ソングラインとの比較でこちらを対抗にしたのは、中2週ローテがソングラインより読めないこと、結果として武豊騎手というベストチョイスができたとはいえ、テン乗りで直前までヤネを決められなかった点をファインルージュの減点材料とし、ソングラインを本命に取っています。

 

▲ 4枠8番 イルーシヴパンサー
例年“プレ安田記念”となる東京新聞杯を直線一気で楽勝。未知の魅力で言ったらこの馬しかいないでしょう。

ただ、58㎏で同じ脚が使えるか?はやってみないことには分からないことですし、前走までとは相手の格が段違い。追い込んだとて、まだ前に何か……、がいる可能性は全然あるレベルのメンバーであるため、あくまで単穴(▲)とした次第です。

 

△ 5枠9番 シュネルマイスター
昨年のマイル戦線におけるグランアレグリアとの比較において、後継者に最も近い位置にいる馬は間違いなくこの馬だと思います。

しかし、伝え聞く報道やアラシさんの追い切り診断(アラシさんとは、私がいつも大変参考にさせていただいている元馬術選手のYoutuberさんです)では、軒並みイイ話が聞こえてきません。

自分で根拠を見出せていないだけに、地力で△の一番手にはしましたが、あくまで見聞きした情報からは……、といったところです。

 

△ 8枠17番 サリオス
先週の私が絶不調だったことはTwitterでも散々お知らせしましたが、レーン騎手と堀厩舎も抜群に!噛み合っていませんでした(詳細はしませんが)。

で、今週はサリオスと一緒にリベンジだ!ではなく、今回は外枠に入ることができたのが良かったと思います。この馬は530㎏を超える大型馬であり、器用さはゼロ。かつ終いが切れるタイプでは一斉ないため、早く吹かして長く脚を使いたいクチ。そのため、内枠に入ってしまうと、この馬にはない器用さを求められ、馬群で右往左往するうちに切れ負けするという敗戦が続いてしまうのです。

が、今回は馬群に入ることはまず考えられない8枠17番。位置取りはどうあれ、自分のタイミングでエンジンを掛けていくことはできるはずで、状態がまともなら格に見合った走りはしてくれると思います。最近の好走歴は香港マイルの3着ですが、このとき手綱を取っていたのもレーン騎手ですし、馬の特性は十分に理解したうえでレースに臨んでくれることを期待しています。

 

△ 7枠15番 セリフォス
去年のシュネルマイスターより強いか?と言われれば、即答で「ノー」ではあります。

それでも54㎏で出走できるのは間違いなくプラスに働くでしょうし、自身朝日杯の55㎏からNHKマイルCの57㎏へと2㎏増えたところが堪えた感じもしていて、2歳時の斤量より1㎏軽いとなれば、まだ底があっても……?と思えなくはありません。

枠にしてもヘンに揉まれる枠でもありませんし、積極的な競馬をして54㎏で“持ち”の良さを発揮できれば……!で、3つ目の△を打っておきます。

 

☆ 2枠3番 ロータスランド
ペースをつくれないことには何も始まらないのですが、“持ち”の良さはワンペースの競馬に対応してるよう、かなりあると思っていて、“持ち”を活かせるミルコ騎手というのも魅力的だと思います。

馬柱を見れば一目瞭然ですが、自分のペースをつくれないとマイルでは脆く、それが叶うかは……?どころか可能性は高くないですが、東京だとパフォーマンスを落とすホウオウアマゾンが手控え、枠順の差でレシステンシア、サリオスらにポジショニングでアドバンテージを持つことができれば、持ち前の“持ち”の良さが活きてくるやもしれません。

あと、何気に56㎏を背負って重賞勝ち(22年 京都牝馬S)があるというのも頼もしい実績として捉えています。

△をもう1頭打つならダノンザキッドなのですが、この馬のレースぶりを見るにサリオス並みに器用さがなく、かと言って先行できるタイプでもないため、2枠4番は厳しい枠だと思い、今回は見送りにしています。

また、レシステンシアに関しては隣にサリオスがいて、内にはロータスランドとホウオウアマゾン、ここにカフェファラオが絡んでくる?となると、前走ほど粘り込むのは難しいと考え、消しとしました。


とくに意図したわけではないですが、今日はリベンジ的な要素が多い内容になりましたね。リベンジ馬券として、ソングラインとサリオスのワイド(ワイドで勝負!もある意味リベンジ)なんか買ってみようかな~?と考えているところです。

ブログは少しお休みをいただき次回の更新は6月25日(土)。宝塚記念の展望をお届けします。

ちょっとしたお休みに入りますが、予想するレースのことはTwitterでもポイントをつぶやくので、いいね、フォロー等々いただけますとうれしい限りです。

※言い忘れてましたが明日は夕方から雨予報。もしレースに影響するようであれば、更新情報もTwitterでお届けします!

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【GⅡ ダービーデーの“アレ”】僕たちは帰ります。府中の内馬場へ

ワイドウさん。私、気づいてしまいました。

ありましたよっ!私たち、てかワイドウさんにも……!!

今年のJRAプレミアムの対象!“ワイドウ”じゃないですかっ!!!!!

そして、明日のダービーデーも「ダービーデーワイド」とくれば!もぉ~っ!鬼に金棒!これでダービーの的中は、まいどぅ店長的に言えば「間違いないっ!」ですね!

 

2022年 JRAプレミアム 対象レース一覧 JRA

 

そんなわけで、私とワイドウさんのダービー的中が確定した(フラグでしかない?)ということで、今日の2本目は先週から話題の“アレ”。

ダービーデーのトリを飾る真の大一番!府中の内馬場が最も熱気を帯びる日本一の最終レース!目黒記念を展望します!

※まいどぅ店長とは、私が勤める会社の地下にある居酒屋の元店長。現在は東北に住んでいますが、GⅠ期間には必ずLINEのやり取りをする競馬友達です。

かえって深くは考えず

一転してマジメにいきます。まずは土曜日の競馬の見ての馬場状態について。今日はスローペースの競馬ばかりだったため、一概に「こう!」とは決めつけられず、公式の発表にもあった通り、朝は実質的には稍重であったとすると、今夜ひと晩、また明日の日中と馬場の乾きは進むため、まだ変貌の余地は残されていると言えます。

しかし、Cコース替わりをむかえ、型通り内側の馬場には改善が見られ、高速馬場とは言えないまでも東京のそれと言える時計は出ていて、速い脚、つまりは上がり33秒台とかも出せる状態にあり、ペースによっては内・前の決着もある馬場となっていました。

ですが、やはりいまの馬場は軽くはなさそうで、展開的に残りそうな逃げ・先行馬が残り切れていなかったのも事実であり、総じて内外はフラットな状態にあると考えることができます。

なので、速い脚、それなりの持ち時計があることをベースに、内外・前後のバイアスはそこまでなく、馬場だけで言えばかえって難しく考えず、「フラットな条件である」という前提で明日は取り組もうかと思います。

目黒記念のお約束

先日も昨年の記事をリンクしましたが、目黒記念における基本事項をおさらいしておきましょう。目黒記念のポイントは以下の3点となります。

  • 前走天皇賞組は割り引き
  • リーピーターにはご用心
  • これを言ったら当たらない一言がある

3つ目はオカルトでしかありませんが、「オレのダービーは目黒記念!」を言った人で目黒記念を的中させた人は、ほんっとぉ~~~に!1人も出会ったことがないため、これは強烈なジンクスだと考えていただいて差支えありません(おまえ、“粗品の呪い”と真っ向勝負する気だよな?ていうツッコミがありそうですがw)。

1つ目と2つ目に関しては、目黒記念フリークを自負する私が、いや、私などが言うまでもなく、ある程度確たるエビデンスを持った傾向となりますので、天皇賞ローテのマカオンドールは消し。昨年の覇者なのに!54㎏に留まったウインイキートスは買い!とします。

詳しくは昨年の記事をもう1回リンクしておきますので、併せてご覧くださいませ。

hanakota.hatenadiary.jp

昨年の焼き増しには“ならない”

まだ記憶に新しい昨年の目黒記念。史上空前のスローペースというある意味“らしい”レースになったわけですが、今年もメンバー構成だけを見れば確たる逃げ馬がいないどころか、先行馬と言える馬もバジオウ、ウインイキートス、パラダイスリーフぐらい。一見、「昨年の焼き増しになるのでは?」とも見て取ることができます。

しかし、昨年と今年とでは同じようなメンバー構成でも、馬場と並びが異なっており、馬場は先ほど述べた通り、“軽くはない”ため、先行馬に厳しくなっておかしくなく、並びにしても最も先行気質なパラダイスリーフが17番枠におり、これに乗じて外側の枠にながれに乗っていきそうな馬が多いため、自ずから外主導の序盤となりそうなことから、たとえ1000m通過時点で昨年と同じようなタイムだったとしても、これらの条件から昨年ほどは前が残らないのでは?と考えています。

キーワードは“鋭さ”

ここからは目黒記念の印です。ダービーは絞り切れない要素が多く、それ仕様の印にさせていただきましたが、こちらはいつもの感じでいきます。キーワードは“鋭さ”にて、この馬から目黒記念は勝負します!

◎ 5枠9番 ディアマンミノル
今年のメンバー構成は逃げ・先行馬が少ないと言いましたが、もう1つ特徴があり、それは脚の速い馬が少なく、これらの多くが追い込み気質の馬だということです。

そのため、「焼き増しにならない」とは言ったものの、実は可能性として焼き増しに”なってしまう”ことは考えられ、そうなると出走頭数の多いスタミナ系の差し馬は出番がなくなってしまいます。

そこで注目するのが“鋭さ”。つまり、長い直線で速い脚が使えるかが、重要となり、この鋭さを持つ馬がディアマンミノルです。予想の通り差し向きの展開になればもちろん、仮に昨年の焼き増しになってしまったとしても、昨年ほど残りやすい馬場ではなく、かと言って鋭さは活きるため、どちらに転んでも、力を発揮してくれると期待しています。

 

〇 8枠16番 ウインイキートス
理由はリピーターだから。それだけでも十分ですが、昨年の圧勝劇があったにも関わらず54㎏止まりは魅力でしかないです。それに、「ならない」とは言っても“なる”可能性はあるため、そうなれば連覇も視野に入ってくることでしょう。

 

▲ 7枠14番 アサマノイタズラ
本来?この馬の勝負ジョッキーは田辺騎手だと思うのですが、今回は相棒の嶋田騎手できました。だから▲(単穴)にしています。

はぁ?て感じかもしれませんが、目黒記念とはそういうものだと思っていて、斤量もGⅡ勝ちがあるのに56㎏なわけですから、目黒記念の常識からは重い印を打つべき馬だと思います。

ディアマンミノルには鋭さでは劣ること、あとはいつ走るか掴みどころがないことなど、不確定要素が多すぎるため、これ以上の評価はできませんが、如何にも目黒記念を勝ちそうな馬ということで、いかにもの印としています。

 

☆ 3枠6番 ダンディズム
いつもなら△(相手・ヒモ候補)からいきますが、今日の☆(穴)の方が評価しているのでこちらから。このダンディズムは、タイプで言えばディアマンミノルの下位互換にあたる馬だと思っていて、2400m前後の距離における鋭さ勝負で力を発揮しています。
理由はこれだけですが、ディアマンミノルと同様の特性を持つのであれば、一緒に馬券になって不思議はない存在と思っています。

 

△ 5枠10番 プリマヴィスタ
現2200mにおける日本レコードホルダー。とはいえ前走は超高速馬場を内から抜けてきてなのでマユツバな感じもあります。

だから△なのですが、見方によっては2000mで鳴かず飛ばずだったのが、スタミナ要素が求められ一変したとも取れ、それは今回の舞台でも活きる適性。そこまで人気もしていないので、しっかり抑えておきます。

 

△ 4枠7番 マイネルウィルトス
鋭さは皆無と言って過言ではないのですが、どこまでも追える粘り腰はあり、相対的に今回は好位までには着けられそう。とにかく追ってくれるミルコ騎手でもありますし、追って追って!さらに追って!で馬券に絡む走りをしてほしいところです。

 

△ 2枠3番 バジオウ
土曜日は5連勝と今週にきて乗れてきた戸崎騎手。ここ最近はすっかり鳴りを……、ではありますが、ここにきて存在感を出してきています。

この馬を選んだ理由はそれだけでなく、展開が“焼き増し”になったとき、この枠と展開で圏内を拾えることはあるのかな?といった具合で、あくまで“焼き増し”になったときの抑えという感じです。

印は以上となりますが、トップハンデ(57.5kg)の2頭、ボッケリーニとアリストテレスは、ディアマンミノルはきたのに……、とならないよう、実績を買って抑えの抑えにしておきます。

また、消した馬からはパラダイスリーフとフライライクバードについて。パラダイスリーフは、メンバー構成は確実に恵まれ、ルメール騎手でそこそこ人気もしていますが、先ほどから述べている通り、昨年の焼き増しには馬場、並びからはならない可能性が高く、準OPを勝ったばかりの身の上では厳しい戦いを強いられそうなため。フライライクバードは、この路線の安定株で外枠もいまの馬場と2400mとの比較ではそこまで不利ではないものの、この馬の脚力ではこの大外枠を克服するのは至難と捉え、今回は見送りとしました。


今年も目黒記念は予想なのか?願望なのか?はたまた占いか何かなのか……!?といったところですが、目黒記念とは“そういう”レースですから、今年も目黒記念“らしい”予想で府中の内馬場を存分に堪能したいと思います。

最後に、しれっと入れ込んでましたが、これを書いている途中……、“粗品の呪い”がダノンベルーガへと発動されました。どうするっ!?て正直思ってしまいましたが……、ワイドウさんと私にはJRAプレミアムがあるっ!ということで!

じゃなくて、自分で考えに考えたダービーの予想すからっ!“現時点では”呪いとの真向勝負を!自分自身を貫く所存でいます。

明日はいよいよ2019年のジャパンカップ以来、2年半ぶりとなる府中の内馬場。おそらく、私はこう言うでしょう。

僕たちは、帰ってきましたーーと。

※明日、ダービーおよび目黒記念の更新情報はTwitterにて!何かあれば更新します!

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【GⅠ 日本ダービー】集合は、新宿駅京王線乗り場!

先生のご尽力、いや、ご強運により明日の府中行きが決まった私。

実に3年ぶりとなる“新宿駅京王線乗り場集合”に向け、メインと“アレ”の予想はある程度やっておくべく、ここでダービーの展望をお届けさせていただきます。今日はまだ馬場の状態も見れていませんので、何か更新があった際はTwitterにて!お届けいたします。

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なお、今日紹介する予想ポイントは、5月26日(木)に行った先生、ワイドウさん、シャケトラとの座談会であげられたポイントを中心に、レースの展望を行ってまいります。

どの馬を、どこまで買うべきか?

多くの方が「なんじゃこりゃ!?」と思われたであろう今年のダービーの枠順。こんなにも有力馬が外にいったのは多分2015年のドゥラメンテの年以来かと思います。

今年のGⅠは未だ1番人気が未勝利であるように、結構に荒れた決着が連続しているとあってか、というより”そう仕組まれてる”のでは?と邪推してしまっても……、なんですが、とにかく予想が難しい枠順となっています。

この枠順はどこが難しいのか?のというと、そのポイントは3点。

まず有力視される4頭がいずれも2ケタ馬番になっており、かと言って4頭に次ぐ馬(格で言えばキラーアビリティやプラダリアあたり)もダービー週の東京 2400mで「Good!」と言えるところに入ったのはプラダリアくらい。逆に皆が欲しいとされる内枠と言っても、そこに入ってるのは地力的に「どうか?」という馬となるため、アテにするのチョイスが難しいという点。

次に、先行馬が入った枠も1枠2番のセイウンハーデスから8枠17番のロードレゼルまで、内外満遍なく広がっており、どの馬が先手を取るのかが本当にゲートが開いてみないことには分からず、展開が読みづらいという点。

そして、展開が読みづらいがゆえにアスクワイルドモア、マテンロウレオ、マテンロウオリオン、ジャスティンロックといった追い込み系の馬が食い込んでくるのか?こないのか?くるならどの馬がくるのか?ここで名前をあげた4頭は、いずれも実力が拮抗しているだけに、買うならばどの馬をチョイスすべきは非常に難解だという点。

この3点により、軸馬も、また相手やヒモに買う馬までも、「どの馬を、どこまで買うべきか」が非常に判断しづらくなっています。

青葉賞馬の悲願

ダービーにおける有名な格言に「青葉賞馬はダービーを勝てない」という格言があることは、多くの皆さんがご存じだと思います。

でも、今年はそれが破られるのでは……?と、密かに思っている私がいます。つまり、先ほど少し触れたプラダリアが、快挙を果たす!ことになるのですが、この馬より実力上位と目される皐月賞の1~4着馬がみんな外枠へと追いやられており、同じく5着のアスクビクターモアも、地力ではプラダリアより上かもしれませんが、脚質、メンバー構成、枠順から、ゲートが開いてみないことには実力が発揮できるかは判断がしづらく、今年は相対的にみて決して小さくはないチャンスがあると見立てています。

もちろん、プラダリア自身も未勝利を勝ちあがるのに少し苦戦はしたものの、2400m路線に舵を切って以降は底を見せておらず、素材の質でプラダリアより上位にいる馬が枠順で“割を食う”かたちなのであれば、未知の魅力で一発!はあっても良いのかと思う次第です。

あと、これは個人的、かつオカルト的な話ですが、ダービーを勝つ馬には“それなりのストーリー”が描けないことにはダービーを勝てないとも思っており、プラダリアには史上初の兄弟タッグによるGⅠ制覇というストーリーがあり、しかも2年連続で兄が弟の管理馬に騎乗するというおまけ付き。“令和のフサイチコンコルド”ならぬ“令和のラムタラ”が誕生しても……?といったところです。

今日の印はダービー仕様

サラっときてしまいましたが、これを書いているのは土曜日の10:00過ぎ。まだ馬場を見れていないため、分かり得る要素からポイントをあげさせていただきました(プラダリアの件は座談会時、私が一方的に話してただけですwwwおそらく先生あたりはあまり評価していません)。

そのため、今日の競馬が終わったあと、明日のレース直前には印の構成が変わっている可能性はありますが、この辺の更新情報はTwitterにて、できる限りお知らせしたいと考えています。

では、第89回 東京優駿 日本ダービー、今年はこの馬に託したいと思います!

◎ 6枠12番 ダノンベルーガ
先生からの「hanakotaさん、今年の3歳って強いと思います?」の問いには正直……、「何とも言えない」と回答してしまったのですが、この世代の強い馬は?と問われれば、「ダノンベルーガとイクイノックスが素材的には抜けている」と断言でき、実を言うと皐月賞直後からダービーの本命はダノンベルーガと半ば決めていました。

その理由は皐月賞で魅せたパフォーマンスにあり、あの日における最悪枠である1枠1番をこなし、しかも皐月賞までの過去2戦が外を悠々走っているだけだったのに対し、いきなりのGⅠで初めてながれに乗せる競馬をし、それでいて4着にまとめたあたり、「やっぱり能力はホンモノだな」と感じることができたからです。

そのうえで今回の舞台替わりは共同通信杯新馬戦の内容からして確実に好転する材料といえ、これはイクイノックスにも同じことは言えるものの、入ったところは受難の大外18番。ライバルに対し相対的な要素でも勝っており、皐月賞終了時点から変わらず、ダノンベルーガを本命とします。なお、変わってなければワイドウさんの本命もダノンベルーガです。

 

〇 3枠6番 プラダリア
本命臭プンプンでしたが対抗です。やはりダノンベルーガ、イクイノックスにはポテンシャルで明らかに劣っており、相対的にチャンスがあると言っても過去の青葉賞馬と比較すると、特段に強いとは言えず、さすがに枠順だけで本命にはしませんでした。

しかし、先ほどから繰り返し述べている通り、相対的に見てチャンスは決して小さくないため、“少し過度な”期待をします。

 

△ 7枠13番 ドウデュース
先生の本命(書き方としては「◎ 7枠13番 武豊」なんですがw)。しかし、この枠順、元々のポテンシャルを考えたとき、私としては勝つのはダノンベルーガ一択!と思っており、それゆえに▲(単穴)はなし!ドウデュースは良い馬だけど圏内までかな?といったところ。

たしかに良い馬ですし、皐月賞ではいままでにないかたちで能力の高さを示してくれました。それに近年の“ダービー請負人”である友道師が管理する馬でもあり、勝ち方を知った陣営というのも心強い限りです。あと、先生のプライベートでの“ノリ具合”からしても……、というオカルトもあるものの……w

それでも、馬の能力的にワンパンチ足りてないのは割と明白な感じがあり、△の一番手までとしています。

 

△ 7枠15番 ジオグリフ
同世代のこの時期なら距離はこなせても?ではありますが、やっぱり血統、それから中山での脚の使い方的に東京の2400mには懐疑的にならざるを得ず、素材としてもダノンベルーガ、イクイノックスには一枚劣るものがあり、皐月賞はそれを枠順と福永騎手の120点満点の騎乗がカバーしたところが大きいため、ここで強くは狙えません。

 

△ 8枠18番 イクイノックス
イクイノックスに関しては、素材の良さはダノンベルーガに勝るとも劣らないとみていますが、皐月賞で差されて負けているのが気に入らない点としてまずあり、これはやはり……、という要素で中5週で仕上がりが……?なのは、調教があまり分からない私でも思ってしまったこと。これらの不安要素があるうえで大外枠……、なため、印は打ってもここまでが“せいぜい”といった次第です。シャケトラは、本命に“決めていた”とのことで、これまたシャケトラにもプライベートでの“ながれ”がきているものの、私としては期待が大きかっただけに、落胆したものも小さくはありませんでした。

印としてはここまでとなり、プラダリア以外おもしろくも何ともないものとなっています。ですが、枠順のところで書いた通り、今年のダービーは有力馬に割と明確な不安要素(主に枠順)があり、それに替わる伏兵も帯に短し襷に長しといったところ……、3連系馬券の3列目には、以下の馬も組み込んで馬券を買いたいと思います。ちなみにジオグリフ、イクイノックスも私的には3列目要員です。

先ほど名前をあげた追い込み4頭はその通り、くる可能性はあるけど何がくるか?なため、全部抑える。それから、先行馬で何か……!?ならで、アスクビクターモアとロードレゼルを入れ込んでいます。


ダービー馬には「ダービー馬になるべくストーリーがある」と言いましたが、今年のダービーは馬券を買う身内にも“それなりのストーリー”があり、そのストーリーのある2人の本命に真っ向から対峙することになった私の予想。

もし馬券を買う側にもストーリーが必要なら……、ワイドウさん、何かありますかね?私にはないので、“粗品の呪い”以外で何かいただけますと……!です。

※ワイドウさんは副業(私たちは仕事のことを副業と言っていますw)のため座談会には遅れて登場しました。なので、先生とシャケトラの“ストーリー”はまだ知りません。

【GⅠ オークス】桜花賞との違い

今日は本題であるオークスの展望へと入る前に、まずは今年の桜花賞が“例年とは違う桜花賞だった”ということを念頭に入れておきましょう。

その違いについては、当ブログでも桜花賞の展望で取り上げていますので、手前味噌で恐縮ですが、例年の桜花賞とどう違ったのか、予めご一読のうえ、今日の展望をご覧くださいませ。

hanakota.hatenadiary.jp

要するに、メンバー構成、枠順、展開、馬場が、すべて“内・前有利”となったことで、例年であれば勝ち負けする強い差し馬が、馬券に絡めなかったということです。

では、桜花賞が例年とは違う桜花賞だった。これを前提に、“違い”に着目して今日のポイントへと参りましょう。

速い?けど重い馬場

桜花賞の馬場状態が速くて軽い、しかも内・前有利だったのに対し、明日の馬場状態は速い?けど重い、どちらかというと外寄りが〇になると思われます。

土曜日の競馬を見ていても、おそらくこうなることは既定路線であり、しかも日中は予報以上に雨が降ったことから、メインレースには稍重まで悪化。明日は晴れるとのことなので、それなりの回復は見込まれますが、桜花賞のような軽くて前が残りやすい馬場にはならないと想定されます。

だだし、土曜日のメインレースは稍重と言えど決着タイムは1.46.3。勝ったカレンシュトラウスは33秒台の上がりを出しており、稍重にしては速い時計が出てもいることは忘れてはなりません。つまり、持ち時計の担保はある程度必要な要素だということです。

そのうえで内側が傷み、先行馬が持たせづらい馬場状態であることから、馬場の外めを差してくる馬。すなわち桜花賞の上位馬とは真逆の馬ーーサークルオブライフをはじめとする差し馬に優位な馬場状態にあります。

馬選びのポイント

今年の出走メンバーは、良い末脚は持っているのに桜花賞では届かずだった馬が多く、サークルオブライフ、プレサージュリフトといった重賞勝ち馬はもちろんのこと、着順は振るってない馬のなかにも良い末脚を持った馬がエントリーしています。

加えて、馬場状態も桜花賞とは真逆ーー差し馬に向いた状態にあるため、これも桜花賞とは反対に差し・追い込み系の馬で上位の印を構成することがセオリーと言えるでしょう。

ここでポイントになるのは2点。1つは有力視される差し・追い込み馬のなかから何を選ぶべきか?

もう1つは、差し・追い込みへ注目が集まる条件が整ったことで、先行馬に漁夫の利が生まれることを忘れてはならないこと。そのうえで、どの馬に出し抜けの可能性があるのかを見極める点が、買う馬を決める際のポイントとなります。

出し抜けには注意しつつも

では印です。繰り返しになりますが、桜花賞とは真逆の馬場状態から差し馬優位と取り、上位の印には差し・追い込み系の馬を。下位(抑え)には、漁夫の利を考慮し出し抜けが見込めそうな馬をチョイスし、1頭ずつ紹介してまいります。

◎ 6枠11番 ベルクレスタ
ここまでのポイントから、本命候補としたのは4頭。馬番の順にルージュエヴァイユ、サークルオブライフ、ベルクレスタ、プレサージュリフトです。

そのなかでベルクレスタを選んだ理由は、まず以て末脚の質が、ほかの候補に対し、まったく引けを取っていないこと。加えて、入った枠順も伸びやすい外側の馬場へと誘導しやすい6枠11番。信頼のおける能力と、相対的に恵まれた枠順。2つを根拠に本命へと抜てきさせていただきました!

あとは……、「本命にするとこない隼人」とかいうワイドウさんの迷格言が的中しなければ……wwwといった次第です。

 

○ 3枠6番 サークルオブライフ
こちらは“型通り”といった対抗。常に安定して高いパフォーマンスを出せますし、府中への舞台替わりも確実に歓迎!といったクチでしょう。

それでも、ベルクレスタやプレサージュリフトに対しては、進路取りで少し苦慮する可能性のある並びになっており、追い遅れる不安があるため、妙味も含め対抗に落としています。

ただし!桜花賞までの内容、また超名門女子校とでも言うべき国枝厩舎の馬ということから、崩れる心配はさほどないとも取れるため、この馬から入る馬券も手元には置いておくつもりです。

 

▲ 8枠16番 プレサージュリフト
レース経験が乏しいため、外枠はむしろ歓迎だと思います。それにベルクレスタ、スターズオンアースには先着したという事実もあり、ポテンシャルは当然認めるべき馬です。

しかし、レース経験が乏しいということは、実戦感覚の無さだけでなく、体質的に使い詰めしづらいのでは?という不安があるため、能力は認めつつの単穴(▲)としました。


△ 2枠4番 ルージュエヴァイユ
枠順の差で4番手にしましたが、理由はシンプル。上位にあげた3頭が崩れた場合、差してくるのは“この馬だろう”というだけです。

 

△ 5枠9番 エリカヴィータ
出し抜けが見込める馬にはエリカヴィータを推したいと思います。

如何せん速い脚はないため、スタートである程度先行できることが大前提となりますが、先行さえできれば、ずーーーっと!伸びてくれそうな渋とい脚は持っており、強気に仕掛け、しつこく!粘り込んでもらえればと思っています。

福永騎手にしても、テン乗り関東馬ですから、先を見据えて……、なんてことはしないはずで、しっかり漁夫の利を狙いにきてくれるでしょう。

あと、この馬も超名門女子校(国枝厩舎)の馬だということは忘れてはいけません。

 

△ 4枠8番 ナミュール
印を打った理由は、チューリップ賞までのポテンシャル。以上です!なんですが、今回は調整過程を変えてきており、それが良い方向に転べば、まだ逆転の芽は残されていると考えます。

 

△ 7枠13番 パーソナルハイ
フラワーカップで始動して、桜花賞に出走して、フローラステークスを挟んで……、なので、おつりがあるのか?ではあります。

でも……、割と簡単に逃げられそうなのも目に見えていて、この馬のすぐ後ろにいるであろうウォーターナビレラ、サウンドビバーチェらは明確に距離不安があり、逃げてしまえば“あれよあれよ”の可能性は捨て切れません。

 

△ 8枠18番 スターズオンアース
これまでの走りを見るに、この大外枠は確実に良くなく、消しも正直考えました。
ですが、能力と実戦経験の豊富さから、抑えの抑えといったところで抑えています。

 

消した馬からはウォーターナビレラとアートハウスに触れておきましょう。ウォーターナビレラに関しては、“桜花賞が例年とは違う桜花賞だった”からこそ!好走できた馬であり、距離が延びて、しかも持たせづらい馬場状態においては苦しいと言わざるを得ないため。

アートハウスは前走圧巻と言えど、あのメンバーでは当たり前と言って良く、前々走エリカ賞の内容からも、一線級ではまだ脆さを露呈する可能性の方が高いため、今回は見送り(もしかしたら3連系の3列目には入れるかも?)としています。


今日は“例年とは違う”桜花賞との違いに着目し、オークスを展望して参りましたが、先生やシャケトラ、ワイドウさんとは、すでにダービーの話題で持ち切りでした(ダービーというか“アレ”の話題とも言えますがw)。

来週はダービーデーといえば!の“アレ”についてもたっぷり展望しますので、今年も微力ながら年に一度の祭典に華を添えたい所存ですっ!

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【GⅠ ヴィクトリアマイル】このレース、マイルにつき……

今日はヴィクトリアマイルを展望します。

今年は一昨年のアーモンドアイ、昨年のグランアレグリアといったスーパースターの出走こそないものの、スーパーアイドルのソダシはいて、ほかにもアカイイト、レイパパレ、レシステンシア……、そして三冠牝馬 デアリングタクトもここに標準を合わせ戦列へと復帰。

ほかにも、アンドヴァラナウトやソングライン、ファインルージュといった生きの良い4歳馬が脇を固め、厚みという点では近2年に勝るとも劣らない顔触れとなりました。

さながら“ミスJRAコンテスト”とでも言うべききらびやかな一戦となった今年のヴィクトリアマイル。果たしてネームバリューの通り決着するのかーー。今日はこのあたりを重点にお話させていただきます。

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“舞台はマイル”という落とし穴

実はヴィクトリアマイル、過去にもネームバリューのある現役屈指の牝馬たちが数多く出走しています。
そして……、数々の牝馬が……、馬群に沈んでいます。

それが「なぜか?」と言うと、「マイルだから」です。つまり、注目度の高い中距離のレースで名をあげた馬が、そこで得たネームバリューのまま人気し、マイルの舞台で惨敗を重ねてきたレースがここ、ヴィクトリアマイルだということです。

今年にしてもその香りはプンプンしていて、マイルへの対応が怪しい?有力馬はこんな具合。

  • アカイイト
    上がりの速さ“だけ”なら対応できるかも?だが、追走力は皆無に等しく、新馬戦(4着)の1400m戦以降はずっと1800m以上の距離、つまりは道中のペースが緩やかな距離しか走ってない。
  • アンドヴァラナウト
    「マイル戦の成績は【1-3-0-0】と実績は十分。対応力は高い」とか新聞には書かれそうですが、この4戦はいずれも“走った距離がマイルだった”だけのもの。このレベルのマイル戦とは道中のペースがまるで別物であることから、真の意味でマイル対応はどうか……?といったところ。
  • デアリングタクト
    たしかに三冠馬、つまりは桜花賞馬なわけですからマイルがダメとは言い切れません。しかし、桜花賞にしろ、その前のエルフィンSにしろ、時計の掛かる馬場でバテた馬を拾って勝った感は強く、マイルにおける対応力の幅は未知数でしかない。
  • レイパパレ
    新馬、1勝クラスはマイルでの勝ち上がり。だが、メンバーレベル、時計とも高い次元の内容とは言えず、久しぶりのマイルが牝馬頂上決戦となると、レースを自分でコントロールできない限りは苦しいと言わざるを得ない。
  • レシステンシア
    阪神JFの勝ち馬であり、桜花賞NHKマイルCの2着馬。一見「マイル、サイコーじゃん!」て感じですが、それは3歳の春までの話。以降はトップレベルのマイル戦で一度も馬券になっておらず、終いのごまかしが利かない東京コースともなれば、ワンペース型のレシステンシアには厳しい舞台となりそう。

あえてネームバリューのある馬だけを抽出しましたが、ここにあげた5頭は、マイルだと確実にケチが付いてくる馬であることは抑えるべきポイントです。

対して、ソダシ、ソングライン、ファインルージュあたりは、マイルでこそ!の馬であり、ソングライン、ファインルージュの2頭は、格でこそ上記したアンドヴァラナウト以外の4頭とソダシには劣るものの、舞台適性という点においては一日の長があっておかしくない適性、能力を持っていると言えます。

GⅠを勝つということは、それだけ競走能力が秀でていることの証明であり、未知数である以上、マイルもこなしてしまう可能性はあります。

それでもなお、ヴィクトリアマイルというのはここで紹介した4頭のようなGⅠ馬が一敗地に塗れた舞台であり、それがマイルという舞台設定によるものということは、忘れてはなりません。

ポイントは脚の“持ち”

お次は馬場について。今週の関東地方は、木曜日から雨が降りつづき、当初は土曜日の日中まで悪天候が予報されていました。

しかし、フタを開けてみれば、土曜日の午前中には雨が止み、驚くべきは馬場状態!木曜の夜から土曜の午前中まで断続的に降りつづいたにも関わらず、なんと!朝から稍重発表……!土曜の10Rには良馬場にまで回復していました。

「どんな路盤してんだっ!」といったところですが、土曜日は午前中から発表の通り、いや稍重にしては「速い」と言える時計で推移し、メインの京王杯SC(1400m)も1.20.2で決着。このまま明日は降らない予報となっているため、馬場は「普通に高速」と言って差し支えない状態にあります。

ただし、土曜日は多少なり馬場が渋ったなかで競馬が行われたこと、先週までに馬場の内側はそれなりに傷んだこと、この辺りを考慮すると、今週からBコースに替わったとはいえ、速いだけではなく、しっかりとした持続力が必要な馬場状態だということです。

この馬場で長い直線を走るとなれば、スプリント系の馬、ワンペース系の馬には食指は伸びづらく、具体的にはレシステンシアあたりが買えない馬となってきます。

加えて、速いだけでなく、“持ち”も必要になるため、先行馬にとっては脚の“使いどころ”が焦点となり、ここは展開に左右される要素であることから、有力馬のなかではソダシやレイパパレといったあたりも軸にするには……、といったところでいます。

マイルはマイラー

ここからは印です。“もう”使ってしまいましたが、速いけど、豊富な“持ち”が求められる馬場状態、スピードの持続力勝負なら……!という観点にて、“マイルはマイラー”で印を打っています。

◎ 1枠2番 ソングライン
ひと言で言えば、東京のマイル戦らしい高速持続力勝負なら!もうこの馬でしょう!といったところ。昨年のNHKマイルC富士Sと、当舞台における長く良い脚を使ったレース内容を素直に評価したいと思います。

元々ムラッ気のある馬で、海外帰りもケチの付けどころとなりますが、ネームバリューのある馬たちが多く出走してきたことで、人気の方もなかなかに手頃となれば!これまでに魅せているパフォーマンスを重視し、東京マイルでこそ!のこの馬で勝負します。

 

○ 6枠11番 ファインルージュ
“持ち”の良さという点においてはソングラインに引けを取らないと思います。しかし、末脚の威力において、やや劣るところがあり、前走東京新聞杯にしても、勝ったイルーシヴパンサーの決め手が出色とはいえ、完敗の内容でした。

マイルでの安定感ならソングラインより上かもしれないですし、桜花賞の1.31.2という時計も好材料なのは確かですが、決め手の差で対抗にしました。

 

▲ 3枠5番 ソダシ
高速馬場の持続力勝負なら!この馬は外せません。ですが、先ほど述べた通り、ただ速いだけで東京の長い直線を凌ぎきるのは至難の業。レイパパレあたりが早めに仕掛けてくることも想定されるなかでは単穴(▲)が上々といったところでしょう。

それでも、ソダシ自らが押し切るかたちをつくるなら、マイルの高速決着はお誂え向きでもあり、勝つ可能性は十分にある1頭として3番手の評価としました。

 

△ 7枠13番 レイパパレ
いつも軽視してしまう馬なので、ここも内枠なら消しと考えていました。しかし、入ったのは7枠13番で、しかも自分より外側に先行馬らしい先行馬はいません。

それならば、先ほど紹介した「レースを自分でコントロール」ができる算段が立ち、算段通りに仕掛けることができれば、長い直線も持たせられると踏んでのものとなるため、本当にそうなったときを見越し、△を打たせてもらいました。

 

△ 2枠4番 マジックキャッスル
いきなり穴っぽいところにいきますが、ヴィクトリアマイルを語るうえで、もう1つ忘れてはならないこと。それが“リピーター”です。東京マイルという王道ながらにして、ここにしかない適性が求められる舞台。近走の内容はあまり褒められたものではありませんが、前走阪神牝馬Sでは、着順こそ振るわなかったものの、最後まで走ってはおり、バテた馬を拾っての馬券圏内はなくはないのでは……!?と密かに期待をしています。

 

△ 1枠1番 デアリングタクト
入った枠が良くなく、状態もやはり……?なため、思い切って!も考えたものの、それなりにパワーを要する高速馬場という条件から、元々のポテンシャルに敬意を表し、△の3番手にした次第です。理由は本当にこれだけなので、健在なら!圏内に食い込んでくるシーンは皆さんもご存じの通り、あって然るべきの決着ではないでしょうか。

 

☆ 8枠17番 シャドウディーヴァ
何度か穴馬に指名し、その度に……、なため、もう本当にここが最後だと思います。

では何で最後をここにしたか?と言うと、明らかに今回は控える競馬を示唆しており、この馬のベストパフォーマンスである昨年の府中牝馬Sのような競馬をしようとしているからです。

そのときと同じ脚が使えるか?は当然わからず、むしろ低いかもしれませんが、多少なり荒れてパワーを求められる馬場状態において、ゴール前は多くの馬が甘くなることが想定されます。そこを無欲の豪脚で……!というクライマックスに淡い期待を寄せ、おそらくこれが最後の穴馬指名となることでしょう。

以上が今日の印となります。テンも、ナカも、終いも速い、そして“持ち”の良いマイラータイプの馬を上位に取り、レイパパレ以外の△、☆は、持続力で劣る馬がそれなりの数垂れてくることを見越し、それらを拾って直線で順位を上げてくれるであろう馬をチョイスした次第です。

なお、ここまでに名前をあげ、あまり評価できないとしたアカイイト、アンドヴァラナウト、レシステンシアは、上述してきた通り、良馬場での施行がほぼ確実な状況においては、マイルにおけるスピード、または持続力に劣ると判断し、今回は見送りとしています。


さて、今日は“マイルはマイラー”を“もう”使ってしまったと言いましたが、これは例年であれば安田記念で使う格言で、春の番組上の都合から、安田記念には多く中距離馬が出走するものの、結局は餅は餅屋でマイラーが勝つという先生と私が毎年言っている格言だったりします。

これを使ったレースこそ違いますが、中距離路線から多くの実力馬が出走してきた今年のヴィクトリアマイルは、“マイルはマイラー”を使うに相応しいのではないか?という見方からレース展望をさせていただきました。

今週もお付き合いくださり、ありがとうございます。