空気とか肌ざわりとか

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写真のことは全く詳しくないのすが…。

津田直さんの写真集からは、色んな空気が伝わってきます。

その場所に行った事がないのに、その場の空気を吸ってるような、感覚になる

あ、この感じ、知ってる、っていう。

目で見てる風景なんだけど、その時のその体ぜんぶで、感じていたいって、思う瞬間
思う場所

そういうものが、たくさん詰まってた。


いつかオリジナルプリントを見てみたい。

写真のことは今もまったく分からないけど、
初めて写真展を見に行きたいと思いました。



さをり織り。

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吉祥寺の工房じょうたさんにて、さをり織りをやらせてもらっています。

 

第一回目は、思いつくまま自由に織り進めていきました。

 

糸屑を挟み込んでみたり。

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色のコントラストを楽しんでみたり。ひっぱってもけもけさせてみたり…。

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出来上がり。

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バックにしようと思ってたけど、もうちょっと長く作ってストールでもよかったな。

 

それにしても、楽しい!

 

何をしても自由。

 

糸をひっぱっても、糸屑を入れてもいい。縦糸が切れたっていい。

その人なりの、世界が表現できれば。

そういう考え方がとても好き。

 

先日、(2回目)は

縦糸のセレクト、準備からやらせてもらいました。

 

糸を触っていると、なんともいえない心地よさがあって。

ぴっちり並んだ糸を見ては、美しい…と見とれていたら、随分とゆっくりペースになっていたみたいです。

 

でも、いいのです。

今は、ひとつずつ、ひとつずつ、きれいだなあとか、

美しいなあとか、

そうやって発見して行くのがとても楽しい。

 

次回は、準備した縦糸を機に張るところから。

 

どんな色が出てくるのか、今からとても楽しみです。

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本をよむ場所

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眠いですねえ。春。昼間の時間を取り戻すように、

ずっと気になっていた、ブックカフェ?なのかな。fuzkueに行ってきました。

 
 
ここの考え方を先に知っていたから、なんとなくイメージはしていたものの、やはりすごく居心地がよかった。
 
メニューの冒頭5ページに渡るこのお店の紹介、考え方、などなどがあり。
料金はメニューにかかれている値段プラス、払いたければもっと払ってもいい、というスタイル。(で、いまはやっているそうです)
 
土曜日の夜。意外にも?お客さんで席の6割ほどがうまっていた。
(平日のほうが混むのかな?と勝手におもってました、失礼すみません。。)
 
窓際のカウンターのような席と、どっしりと寛げるようなソファー席。
ゆったり小説読みたかったので、ソファー席へ。
 
座ると、ほどよく沈む感じでゆらゆらロッキングチェアーみたいにできて、くつろげる感大。
 
まずはカフェオレを。
ミルクたっぷりの優しい味。どこぞかの陶芸家さんのものと思われるカップも素敵。
 
小腹が空いたころに、カレーを注文。ソファー席にはサイドテーブルがあるだけなので、器を持って食べる形になるだろうなぁと思っていたら、ここ食べずらいので荷物そのままでいいのでカウンター席へどうぞ、と。
ありがたく席移動。
 
ポテトサラダが少しと、ご飯と、牛スジが入ったカレーと、ピクルスが少し。
見た目、きちんと感があって、いろんなスパイスの味がしっかり広がって、とても美味しい。
このカレー目的にでも、また来たいかも。
 
そのあとは、読み始めた小説をここで一気に読み上げてしまいたくなって、
カフェ・マリアテレジアを注文。
オレンジリキュールとコーヒー。
あたたかくて、適度にアルコール感があって、美味しい。
 
ふわふわした気持ちで読み進め。
 
閉店間際まで本の世界に入って、一気に読み上げた。
一度に読み上げたことなんて、最近なかったなぁ。とても、贅沢な時間。
 
美味しくて、静かで、集中できて、でもくつろげて。
こういう場所、欲しかった。
また行きます。

花粉症が。

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お花見シーズン到来。

毎年、この時期が楽しみでなりません。だけど、この時期晴れているほど辛いものが…。そうそれは花粉。

今年も、いつも通りくしゃみが出始め…。溢れ流れる鼻水を待ち構えていまたものの、あれ?あんまり酷くない。というか、マスクなしでも全然いける!

 

なんでしょう。治った訳ではないけど、確実に軽くなった。

一日くしゃみを数回する程度。

これってやっぱり朝ヨガを続けているおかげなのかな?

平日3〜4日、コアから熱くなって、汗をかいてる。からだの巡りがよくなって、免疫力があがったのかしら。

 

それとも、お肉やお酒が減って、野菜中心の食生活になったから?

 

うーん、原因は分からないけど、今年のお花見はマスクもせず、快適に、ごろごろと青空をながめてゆっくりできました。

一年で一番好きなこの季節が快適に過ごせるようになって、すごく嬉しい◎

 

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Well begun is...

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Well begun is half done

はじめてしまえば、なんとかなる。

はじめてしまえば、半分は終わったものだ。

 

平日朝、ヨガに通い始めて4ヶ月。

ヨガをすることは、毎日の自分の体調、だけでなく気持ちを観察することでもある。

落ち着いてるときも、ソワソワしてるときも、ただながめてみる。

 

気持ちのありようを眺めていると、自分というものが見えてくる。

こういう状況のとき、私はこう思うのか。とか。

それを重ねていくことで、より感性を研ぎ澄まして一つ一つの選択をしていけるような気がしてる。

 

 

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ブログ更新したいなーーと思いつつ開いてみるも、何をかくかまとまらなかったり思い浮かばなくて閉じること何回か、したあとに そういえばメモに何か残してあったなあと思って、タイトル「いつかブログに」を読み返してみると、あー全然このままアップすればいいじゃないかという内容だった。

 

そういえばこのとき、なんにも考えずにただ手が動いてるって感じだった。

頭を通さない文章ってこういうことなんだなあ。

 

でも、書き出しの文章とそのあとに続く文章がまったく関連していないけど、なにがしたかったのか思い出せない。書いたときはなんか関連してたのかもしれないけど。

まあいいか、そのうち思い出したらで。

 

何はともあれ、良い言葉です。Well begun is half done.

悩んでるよりもまずは始めてみようって、背中を押してくれる。

 

我が家に新芽さんがこんにちは。春ですね。嬉しいけど花粉症。

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ぬのと、いと

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染めの小道

桜染め

手織りのものが気になったり

 

つくづく布関係にときめき続けてます

 

そして、そういう場所って圧倒的に女性の方が多いんですよね。(いいとか悪いとかの話じゃなく)

 

仕事でも、ユニセックスの商品企画にたずさわっていることもあり、

グラフィックデザインを見て、

これは女性に人気か、男性に人気か、という意見を交わすことがよくあります。

 

女性は植物など季節の情緒を感じるものがすきな方が多い。

男性は…よくわからないけど、シンプルななかに何か粋のようなエッセンスがあるものがすき、なのかな?うーん、まだまだよくわかりません。w

 

そしてその女性がすきなもののなかには、布や刺繍があって。

特に、手織りや手刺繍、刺し子。

 

私自身も、とっても大好き

どうして、といわれても、説明が、できない。

太古のむかしから、世界中どこでも、家族の着るものをつくってきたのは女性だ、という話は良く聞きます。

きっとそんな遺伝子が、無意識のうちに受け継がれているのかな、と、感じます。

 

今度、手織りや手刺繍の布が好きな男性と話す機会があったら、どんなところに惹かれるのか、改めて聞いてみたいな。

まったく違う視点がありそう。

 

 

 

 桜染めは蔵前Maitoさんで体験させてもらいました。

抽出された染料は、ふんわーり、おいしそうな桜の香りがして、桜餅が食べたくなりました。

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壺草苑にて

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青梅にある工房「壺草苑」に藍染め体験に行ってきました。

 

志村ふくみさんの「一色一生」を読み、「色を奏でいのちを紡ぐ」(DVD)を見て以来、ずーっと気になっていた藍染め。

 

藍は生き物。といいます。

江戸時代から続く「天然藍灰汁醗酵建て」という技法は、同じ瓶でもよく染まる日もあれば、なかなか染まらない日もあり、時には病気になってしまう瓶もあるそう…。

天然藍灰汁醗酵建

-てんねんあいあくはっこうだて-

藍染の染液をつくることを「藍を建てる」と言います。

天然藍灰汁醗酵建ては日本の藍染の黄金期である江戸時代を中心に行われていた方法です。

化学薬品を一切使わず、自然界からとれる原料のみを用いるため、布やそれを身につける私たちだけでなく、環境にとっても非常に優しい染色方法なのです。

(壺草苑HPより)

工房の作りや仕事の時間は、人間の都合ではなく全て藍に合わせているそうです。

使い終わった染液は、沈殿している物は畑の肥料に、液体はまったく害のないものなのでそのまま排水溝にながせるそうで、藍の具合を見る時には舐めて(!)味で確かめる事もあるということでした。

 

そんな「藍」ってどんな感じなんだろう。

ゴム手袋お貸しします、と言われたけれど、あえて素手で染めさせてもらった。

藍の感触が知りたかった。

(染めたあとは、手がまっさお。三日間くらいは落ちないそうです。)

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徹底した温度管理がされている瓶の中に手を入れると、ほどよくひんやりしていて、でもあったかさも感じるふしぎな感じ。少しぬるぬるとしている。

醗酵しているから、なかで菌が動いているんだ。

「よろしくお願いします」と心の中でつぶやきながら、持って来たブラウスを浸して行く。染液は濃紺なので、中が見えない。手探りで染液の中でブラウスを万遍なくにぎり、布の中の空気を追い出していく。

肩やアームホールを探し、縫い目を開き、縫い代までしっかりと液がしみこむようにもみ込む。

瓶は地面に埋める形になっているので、染めているときはずっと前屈みの状態に。足腰が痛くなる。でも丁寧に丁寧に。

充分に浸したら、中で形を整えて取り出し、ここからがスピード命。

素早くギュッ、ギュッと絞ってから皺にならないように広げる。

 

引き上げてすぐは、綺麗な緑色。酸化して段々青くなっていく。

この時しか見れない色のグラデーションは、本当に美しい。

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一枚はこの作業を2回、もう一枚はなるべく濃い青にしたかったので、この作業を6回ほど繰り返した。

 

工房でできる作業はここまでで、この後は持ち帰って翌日まで真水に浸して、洗って干して出来上がり。

(製品の場合は堅牢度を強くするため、4〜5回洗いと天日干しを繰り返すらしいです…

染めだけでも大変なのに、すごく手がかかってる!)

 

今回工房で職人さんと話して思った事は、心から惚れ込んでやっている仕事をしている人は、輝いているっていうこと。

もちろん、大変なことたくさんあると思う。というか、その時間の方が多いと思う。

からだ的にもしんどいことばかりな感じだし…

 

でも、伝統的な染め方をすることで自然と共生していけること、それが何よりも色がきれいだということ、藍はいきものであるということ。他にもいろーんな要素があって、それに惚れ込んでいるから、キラキラしている。

目も、心も。

そんな「仕事」をするって、とってもとっても素敵なことだと思う。

 

 そういう人は周りに居る人や出会った人をも元気にしてくれるパワーがある。

今回お話ができてすごく嬉しかった。

 

私もそういう「仕事」をする人でありたい。