2015 ハコイリムスメ

わたしたちハコイリ♡ムスメは、女優志望の女の子七人で結成されたアイドルグループです。おもに80年代から90年代の先輩アイドルさんの名曲をカバーさせていただき、癒しと安らぎ、そしてときめきをお届けできるように頑張っています。

2014年の夏から通いはじめたハコムスことハコイリムスメ。
今年参加したライブや各種イベントを数えてみたところ、なんと53回でした。Swarmのチェックインを数えているので、いくつかの漏れを考えると、週に一回以上は癒しと安らぎ、そしてときめきと時おり爆笑をお届けされてきたことになります。2015年はハコイリムスメの年だった。本当にありがたい。

あらためてハコムスに惹かれている理由を考えてみると、女優志望の女の子たちが作り出す繊細な表情や仕草とあわせて曲が表現されているところ、まったく興味なかった時代に発売されていたカバーされるアイドル楽曲が好みなこと、年相応のおふざけやだらしなさみたいなものを見せつつも品が悪くならないかわいいメンバーの魅力の三点でしょうか。特に定期公演は、披露される歌や踊りはともかく、MCや企画コーナーでは整った容貌とおとなしいグループ名の雰囲気とはちょっと違うやりとりで笑わされることも多く、毎回楽しく過ごせました。カルチャーズ劇場でのイベントということで、多少の敷居の高さはあると思いますが、あの雰囲気と面白さを外向きに発信できればいいのになと思う昨今です。

今年は、春に新メンバー阿部かれんさんの加入と初めてのオリジナル曲とボイトレの開始、夏休み開始前後に門前亜里さんの脱退とそれ以降のイベントラッシュがあって、この二つの時期を境にしてグループの体制と印象が変わったのも大きかった。
門前さんがいたころは、何かあっても最終的にはほわっとした門前さんの包容力に覆われてメンバーみんながぬくぬくしていたイメージだったのに、活発な夏休みのイベントを経てからは、経験値が上がって一回り逞しくなり、それぞれの面白いところが前面に出てきたのは頼もしかったです。
年明けの大阪遠征でスパイスカレーを食べたり、ほくそう春まつりで電車間違えて成田空港まで行ったり、夏はTIFでハコムスちゃんが売るかき氷食べたり、宮城でレンタカー借りて大崎肉まつりに行ったりと、あちこちアクティブに動き回れたのも個人的には面白い経験だった。

秋から冬にかけては、平日の夜にお芝居だけの定期公演「DX劇団ハコムス」。これは、脚本・演出が物足りないというのが正直な感想で、きっと演者側では時間をかけて深く理解して、共有されていることもあるのでしょうが、キャラクターの関係性や動機など伝わって来ないものもあるよなと実感しました。つらい。

そして年末のCD4枚同時リリース（めでたい！）と来月も続くリリースイベント。これは今のところ、行ったことないところばかりで小旅行気分で面白いものの、多数の人の目に触れるかというと、ちょっと違うところもあるので、来月に期待しております。

一年を通してみると、歌って踊るグループとしては、声量も増し、ピッチも改善され、体力もついてそうだしで見違えたという表現で間違いないし、表現の基礎体力の充実はなかなか違うものだなと実感します。なかでも歌唱力がアップして歌パートが増えた点でも、嫌みに感じさせず下品にならないギリギリを守ってグループ全体を面白くしたトークでも、TwitterやMCで発せられる真摯な姿勢でも鉄戸美桜統括リーダーが今年の優勝。鉄戸さんは歌声も細くてすーっと通るような声質で大好きです。本当に歌がうまくなってくれて嬉しい。
あとは他の子も頑張っていたけれど、阿部ちゃんは未経験で春からのスタートを考えると成長角度が高くてすごい。

来年は、歌とダンスについては底上げされたスキルをより引き上げて、ソロパートもハモもユニゾンももっときれいに聴きたいな。分かりやすくワイワイ盛り上がりたいというのも分からないではないですが、曲のあいだだけはうっとり魅了されてしまう空間作りをいま以上にお願いしたいし、カルチャーズ劇場以外の大きい会場やアイドルと親和性のない場所でも、魅力が最大限に発揮されて心を鷲掴みにするような力をつけてもらえればなと思っています。
お芝居については、個人のお仕事はなるべく見に行きたい。女の子七人を集めた物語は制約も多くて大変でしょうけれど、ハコムスでもいい巡り合わせがあるなら、また見たいかなといったところ。

ということで、2015年にお世話になったハコムスのみなさん、引き続き2016年もよろしくお願いします。（あと、またバスツアー行きたいなと思っておりますので、スタッフの方々よろしくお願いします）