読書メモ 『英会話この順序で覚えれば絶対だ―子どもが言葉を覚えるように』イーオン教育企画部編
読みました。
カテゴライズされていて、項目別にたくさんの文が集められています。
分かりやすいですが、かなり口語的であまり聞いたことがないものもあって、レベルアップしたい方にはいいかもしれません。
難易度?あるいは使用頻度?のようなマーカーがあるともっといいなと思いました。
読書メモ 『知識ゼロからの外国人雇用』竹内 幸一
読みました。
外国人の雇用に関することや、国別対処法などが書かれています。
私見やステレオタイプであると思われる個所もありますが、軽く押さえておきたい方にとっては読みやすい本かもしれません。
p15~176のポイントをまとめると以下の6つになります。
ポイント1 外国人材受け入れの重要性を社員全員に伝える
ポイント2 上司選びを間違えない。
ポイント3 仕事の意義を感じさせる
ポイント4 孤独にさせない仕掛けづくりが重要。
ポイント5 社員の異文化教育は必ず行う
ポイント6 キャリアパスを明示するのが理想
外国人社員を雇用する際には上司がとても大事なので、異文化を理解しようとする人物、かつ差別的な意識を持っていない人に加え、普段使っている日本語を分かりやすく外国人社員に説明できる説明力が求められると言います。
昨今、「やさしい日本語」がいろんなところで言われていますが、外国人社員へのケアができる上司であるかどうかを見極めてから配属させた方が良いんだそうです。
さらに上司には、外国人社員とのコミュニケーション研修会、外国人社員には、日本の働き方や、日本人の特性、日本人社員と上手にコミュニケーションを取りながら仕事していくストラテジーに関する研修会などを設ける必要性をとりあげています。
そして、外国人材にはモチベーション維持のためにも、外国人にしかできない仕事をやってもらうのが理想であると書かれています。それに加え、車内で孤独にさせないためにも、外国人社員の人数を考慮したほうがいいそうです。その対策として、同じ国籍から何人か採用したり、仕事以外のコミュニケーションの機会を作ったりして、外国人人材を重要視しているという会社側の理念を見せる必要があるそうです。
もう一点大事なのは、キャリアパスを明示する必要があるということです。自分が今いる位置、そして努力してどれぐらいまで成果を出せば、どこまでのポジションにつけられるのかを明示したほうがモチベーションにもつながります。
簡単に読んだ箇所をまとめました。外国人社員の雇用に悩んでいる方や、これから積極的に外国人社員を雇用しようとしている方は是非一度読んでみてください。
PS:
国別性格・対処法のところは私としてはあまり参考にならないのかなと思いました・・・( ;∀;)
ステレオタイプの助長になりかねないので、どこの国の人!ではなく、日本人社員と同じように、ひとりの人、ひとりの社員としてお互いを尊重し合い、理解し合いながら、よりよい社内環境作っていけばいいのではないかなと思いました。
読書メモ 『TOEIC爺さん755点クリアー61歳の英語独習法』鈴木邦弥
TOEIC爺さんすばらしいです。
普通の爺さんだと思っていたのですが、意外とすごい方でした。
ある意味スパルタ的勉強法でもあったのかなと思います。
でも、結局のところ、語学には近道なしということなのかなと改めて思いました。
メモ:
P31人間というものは目標ができると時間というものをうまく生み出すのである。
P80~86
書道が教えてくれた継続は力なりの極意
P113
文化が分からなければ翻訳はできない。
読書メモ 『教育効果を可視化する学習化学』ジヨン・ハッテイ
読みました。
たくさんの先行研究を紹介しつつ、著者の議論を展開していく感じの書き方で、とても勉強になる一冊でした。
ここにあげている先行研究を全部読んでみたい気持ちに駆られます。
教育効果についてこんなにたくさんの方々が研究し、実践し、一緒に教育現場を作って行っているんだんだなと改めて教師の仕事の大変さや、すばらしさに気づきました。
読書メモ 『 新次元の日本語教育の理論と企画と実践: 第二言語教育学と表現活動中心のアプローチ』西口光一
忘れないうちに今年読んだ本を記録ーその13
NEJやNIJという日本語教科書の著者である西口先生が書かれた本です。
表現中心活動というのはなんだろうとか、たくさん話す?たくさん表現する?演劇をやったりするのかなとか。。。思いながらこの本を読みました。
「マスタテクスト」というものをここで初めて知りました。こういう言い方で言うんだなということ、さらに教師が語り手になって、たくさん語り掛けることで、学習者が教師やマスタテクストから言葉を盗み取り、自分のものにしていくということだそうです。
今までずっと同じ教科書しか使ったことがないので、こういう教科書もあるんだなととても新鮮でした。
昨今、教師はファシリテーターであるという論が一般的になっていているのですが、西口先生のお話ですと、最初は教師の話を聞きながら言葉を盗み取ることが大事だそうです。
子どもが言葉を習得していくように、良質なインプットを繰り返しながら、真似し、さらに盗み取り、自分の言葉にしくプロセスが大事だと書かれています。(私見のまとめですが・・・)
とても興味深い一冊でしたので、まだ読んでいない方はこちらのNEJ教科書に一度目を通してから読むと分かりやすいのでお勧めします。
NEJ:A New Approach to Elementary Japanese <vol.2> テーマで学ぶ基礎日本語
- 作者:西口 光一
- 発売日: 2012/08/01
- メディア: ペーパーバック