かぐや様は告らせたい EDについて
はじめてのブログで何を書こうかと悩んでいたのですが
下らないギャグや登場キャラクターの魅力に惹かれて、今期唯一全話数見ている
『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~』のEDについて
注目して見ていこうと思います。
3話の特殊ED『チカチカダンス』は恐らく他の方や作画を担当した
アニメーターの方のツイートを辿れば大体分かると思いますので
今回は通常ED『センチメンタルクライシス』の方に注目してみます。
まず物語はかぐやが生徒会室でうたた寝をしてしまい彼女の夢の中へ誘われ...
彼女の厳しい父と母、そしてその親の後姿をどこか悲しそうに見つめ
涙ぐむかぐやとそれを支えるメイドの早坂の点描から始まります。
そして空高くを飛ぶ飛行船が現れ
その一室に佇むかぐやと早坂の画面へ移ります。
決して平民では乗る事のない飛行船を
巨大財閥である四宮家の家庭に、そして格子状の窓で
鳥かごに囚われたかぐやをイメージしているんじゃないかなと。
かぐや救出を決意する3人と銃を構えかぐやの脱出を手助けする早坂の画面へ。
ここで早坂が構えているリー・エンフィールド(?)という銃ですが
最近『ドールズフロントライン』というソーシャルゲームを
個人的にプレイしていたお陰で知ったのですがこの銃、
もしかしたら、かぐやと早坂が四宮家に逆らって
自立していく様を象徴するモチーフなのかな。
←(リー・エンフィールド)
そして四宮家としての殻を破るように黒い服が破れて
翼が生え、白い純白なワンピースへと変わっていきます。
翼が生えるなら白銀達飛行機で来なくても良くない??とも思ったのですが
白銀や藤原書記、石上会計達も四宮家ほどとは行かないにしても、
そこそこの家庭を築いていく暗示なのかなと思いました。
あとこのシーンで思う事が何点かあるのですが
かぐやが自分から生えた翼で飛んでいるのと対照的に白銀が飛行機に乗っているのは、
本来はダメダメだが、高すぎるプライドから常日頃勉学も運動も地道に頑張って
習得している白銀自身の努力を、ライト兄弟達が試行錯誤の末完成させた
飛行機の翼(努力の翼)とかぐやの羽(元々身に備わっている才能という翼)で表現しているのかなとも。
また飛行機の歴史を調べた所、白銀が乗っている機体は『ブレリオ XI』というらしく
世界初の有人飛行を行ったライト兄弟のライトフライヤー号(1903年)から
たった6年しか経っていない代物のようで、彼がまだまだ発展途上に
いることも表しているのかなと勝手に創造を膨らませてしまいました。
↑(Bleriot XIのレプリカ)
と言葉の引き出しがあまり無く画像での説明ばかりでしたが
ともかくチカチカダンスのようなユーモア溢れる特殊EDもいいけど
通常EDも十分魅力的に仕上がっているんだぞ!と勝手に思ったり...
というか本編も十分楽しめる内容だと思うので、暇を持て余していない
そこの貴方にも疲れを癒す効果があるかはともかくオススメのアニメです。