3月末の人事異動で別の高校への勤務が命じられた
正直な話、初任から2年というのは
異例中の異例であって信じられなかった
初めて担任した学年をそのまま卒業させて
4年の勤務を終えて外へ出るはずだった
2年間は本当に充実していて
心は病んだし、耐えきれなくて
どうにもいかない日も多々あったけれど
自分を成長させてくれるきっかけになった
子供達は涙を流して送り出してくれた
全力でぶつかろうとした分だけ
子供たちは返してくれるんだと改めて思った
寂しいけれど公務員だから
ぶつけたい気持ちも抑えつつ荷物を片付けた
4月
新たな学校での生活が始まった
またしても一年生の担任
ただし今度はクラスのメンバーは2.5倍の40人
学年の先生方もベテランばかり
正直出来上がった空気にプレッシャーしかない
入学式まではひたすら不安
どうしていいかもわからないし
なにをすべきかも全て空気を読んで動いた
入学式当日
そんな不安は消えた
やはり子供が好きなんだと思う
どんな大変な相談事も
どんなに複雑なここにも書けないものでも
ちゃんと誠意を持って話ができる
毎日が楽しい
10季ぶりの公式戦の勝利もあり
達成感充実感も日々得られている
手放しで全てが最高とは言えなくても
毎日ご飯食べて元気に寝られてるから万事OK
あっという間に5月だけど、
また頑張ろうって気にはなってるかな。
クラス目標は「ちいさわ」
どんな小さなことでも
毎日変わり続ける
生徒が考えたら力作
不思議な縁を感じながら
今年もまた一年がんばります。