備忘録

科学技術論を専門とする大学教員・研究者である林真理の教育、研究、生活雑記。はてなダイアリーから移行してきました。

きれいな音を褒められた

 例年の健康診断ですが、本年は西新宿のビルにある初めてのクリニックが指定されました。あとで調べたところ、昨年竣工したばかりの新しい建築です。

 2重の自動扉に守られた1階フロアは一見客をよせつけない雰囲気があります。天井が高くて、大量のお花が飾ってあります。本物かどうかわかりませんでしたが、フローラルな香がただよってきました。

 10時直前のエレベータに乗り合わせたのは、1つ上の階で降りる会社員らしき2名。一人はスタバか何かの飲み物をもっています。これもあとで調べたところ、そのフロアはインターネット広告の会社です。

 クリニックのフロアに入るとホテルのロビーのようなスペースが待っています。各種検査室の前にもソファーがあって、検査と検査のあいだもソファーで待てるようになっています。人が少なくて空いていたからかも知れませんが、この空間に検査着と簡易スリッパでいることに場違いな感じがするほどです。

 応対してくれた方は皆さんにこやかで丁寧でした。問診をしてくれたドクターなど、心臓の音がきれいですねと、ベタ褒めです。高齢者のための褒めて伸ばす健康指導術の免状を取得しているに違いありません。

 帰りのエレベータでは、SRLと書かれた大きな荷物を抱えた人と一緒になりました。大事な検体を落とさないよう、開ボタンを押して先に出てもらいました。

 授業のない平日の健康診断。3週間(月曜日は4週間)がおわりました。前期授業はあと12週です。健康に気をつけて頑張ります。

桜のあるマンション

近所の大通り沿いに、社員寮を名乗る古い建物がありました。解体され集合住宅になると知った時、お庭の桜はなくなってしまうものだと思いました。が、なんと桜の木の存在を売り物にしたネーミングのマンションになりました。公園でのお花見には向きませんが、上に上に伸びる種類の桜があるとデベロッパーには便利ではないかと想像します。

 

世界史探究

受験生に影響されて山川の教科書を自分で買って少し読んでいますが、いろいろと驚きや気付きがあります。もしかすると高校時代に学んだときの記憶が薄れたり書き換わったりしているだけかも知れませんが、知らないことが多いです。地理でおなじみの気候区分入世界地図が表紙の裏に登場するのは、気候変動が重要な主題になり、人間の歴史は生態系の変化とともにあるという環境史の視点が導入されてきたことと無縁ではないだろうと考えます。

40年前の葉書

 1枚の葉書が出てきました。大学生のとき古書店で購入した、300円という鉛筆書きの文字が裏表紙を開くと見える『フランス語の入門』(白水社)に、買ったときから入っていた葉書です。捨てられずにいたことは記憶にあります。その後、本の頁にはさまれ数度の引越に耐えた葉書が、年末年始の片付けで再発見されたというわけです。あらためて見ると丁寧なカラーの版画が印象的な、美しい葉書です。

 葉書は東京都練馬区の人から同区内の人にあてたもので、何年も前の美術大学の学園祭イベントのお知らせでした。当時住んでいた区内でしたが縁もゆかりもない場所でしたし、古いものなので特に届けようとも考えず、だからといって捨てることもせずにいました。(買った古本屋さんに持っていけばよかったのかも知れません。)

 ところが、今はインターネットの時代です。ふと思いついて差出人の名前で検索したところ、その方のFacebookアカウントらしきものが見つかりました。比較的一般的でない名前と年の頃も一致し、葉書の学園祭の大学がプロフィールにあります。私が本を買ったのは恐らく41年前、葉書はさらにその3年前1980年に投函されたものです。不思議な時代になったと思わされます。年初より災害に見舞われた地域もあり喜べないお正月でしたが、本年もよろしくお願いいたします。

録画終了ボタンを押さずにZoomのミーティングを終えたら

クラウド録画がなかなかアクセス可能にならない。ネットで調べるといつまでも録画中からステータスが動かないことがあるみたいで、サポートに問い合わせる際の文句(英語)まで紹介されていたのだが、試しにもう1回同じミーティングを始めて、すぐに終わってみたところ、最初の方のミーティングも終了になった。私の操作と因果関係があるかどうかは不明だが、一応メモ。

第四の四半期開始

先日近所の医院にインフルエンザの予防接種に行きました。

接種直後の会話です。

受付:接種後10分は院内で安静にしていただきます。こちら診察券です。お支払いはこちらの自動支払機に診察券を使ってお願いします。

私:はい。あ、これ現金のみですか。すみませんが、今からコンビニでお金をおろしてきます。すぐ帰ってきます。

受付:はい、どうぞ。