ドイツ北部の都市、ハノーヴァーの旅の話
海外出張を終えて、一年ぶりくらいに更新。
ペーペーの2年目若手社員にも関わらず、昨年のシカゴ出張に引き続き、展示会のためにドイツのハノーヴァーに行ってました。
主な目的は展示機、デモ加工のセットアップと展示会へのアテンド、展示機搬出準備です。
昨年はまだ何も仕事覚えてないのに、経験を積ませるためという大義名分のもと、18日間無休のデスマーチを敢行させられました。同じような日程ですが、一年弱の国内保守サービスで身につけた知識でそこそこ役に立てて、その上休日出勤分はしっかりもらえるそうなので嬉しいです。相変わらず休みはなかったですけど。
さて、今回参加したEMO、 シカゴのIMTS、東京のJIMTOFと並ぶ世界三大工作機械見本市の一つで、工作機械、金属加工業界に携わる人にとってはめちゃめちゃ重要な展示会なんです。この三つの展示会はそれぞれ隔年開催でEMOの会場はドイツ・ハノーヴァー、イタリア・ミラノが交代で開催してます。そして、今回の開催地はドイツ北部に位置する第三の都市ハノーヴァーなんですが、残念なことにメッセの立地が田舎すぎました。笑
旧市街地の風景はこんな感じです。
ミラノ開催ならめちゃめちゃ都会に会場があるので、物価は高そうですが美味しい物食べたり、ショッピングのチャンスが有ったかもしれません〜
おまけに滞在先は中華レストランに併設されてるような格安の宿(と言ってもEMO期間中は高騰するので一晩2万円弱らしいです)でした。代理店との食事と社長に連れてってもらったレストラン以外はほとんど中華レストランでした。笑
店員さんたちはとても明るくて、料理も悪くなかったですが、ほとんどドイツらしいものは食べれませんでした。
でもまあ、普段丘マイラーの私ですが、仕事で飛行機乗ってマイルをがっぽり貯めれるいい機会でした。
正直、あんまり海外赴任はしたくないと思ってますが、こーやって毎年展示会のために出張できるのは役得だなーと思います。
展示会に関してですが、同業他社や周辺機器メーカーもこぞって新製品を発表していて、大変勉強になりました。
今回はどこもIoTやIndustry4.0推しの展示が目立ち、この流れはまだまだ続きそうです。
相変わらずブラックだし、人はぽろぽろ辞めていきます。だけど、なかなか興味深い業界で、腕と知識さえあればいくらでも潰しの効く仕事なので、根性のある人はぜひ工作機械業界に飛び込んでみてはどうでしょうか。僕も死なない程度にがんばってます。
そのうち工作機械業界で一年半ほど働いてわかったことを自分なりにまとめてみんなに知ってもらいたいなーとぼんやり思ってます。
僕の新部署の話
どーも、みなさんお久しぶりです。
バリバリ文系の僕が現場研修という形で組立作業員になってから、あっという間に月日が流れ、学校で英語なんて勉強していたことが遠い昔のように感じられます。
実は昨年の11月から、現場作業員からクラスチェンジしてサービスエンジニアとして働いております。なんだそれは?という方のために軽く説明させていただきます。
ざっくり言えば、自社の機械が入ってる、またはこれから入る客先へ出向いて、機械を直したり、機械の設置に行ったりするお仕事です。
僕はまだペーペーなんで、先輩のサポートや簡単な部品交換作業程度しかできませんが、主力の先輩たちは1年のうち200日以上出張のホテル暮らしで、日本全国、たまに中国や東南アジアを駆けずり回ってます。
なんで文系で機械なんてちんぷんかんぷんな僕がエンジニアなんかやってるのか、僕自身もよくわかってません。なんとなく滑り止め感覚で受けた会社だったんですが、陽気なおっちゃんときれいなお姉さんが人事してて雰囲気良さそうだったし、20代でアメリカ駐在のチャンスも有りますってことで、魅力的に見えたんですよね、、、。
ただ、自分でもだんだんこの当社の仕組みを理解してきたのですが、どうやら文系の営業だろうが機械直せるくらい詳しくないと売れないという論調のようで。理にかなってるといえば、そうかもしれませんが、そんなことしてる間に営業志望の若者が淘汰されて、営業には50代60代、定年過ぎたじいさんしかいない状況なんですよね。果たして僕が機械を売れる日はいつなんでしょうか?
それでも、他の会社ではどうかわかりませんが、当社ではサービスエンジニアは登竜門みたいなものらしいです。現在、役職が付いてる人の8割くらいはサービスエンジニアを経験してて、中には10年以上やってたっていう人もいます。特に国内の営業所、海外の現地法人で働いていた人は出世が特に早いそうです。
そんなこんなで、もう年明けから毎週九州出張してて、週明け九州移動からの週末富山っていう生活が続いてます。新幹線の中で暇なので久々に更新してみたのでした。
今後は、中小ブラックならではの経験や同行してる先輩の経験談などから面白いものがあれば紹介していきたいですね〜。加えて、今年は英語の勉強も再開して、TOEICや英検なんかの勉強に役立つ情報なんかも発信していけたら楽しいかなって思ってます。
僕の近況の話
みなさん、こんにちは。しばらくネタ不足で更新してなかったんですが、ちょっとした近況報告したいと思います。
突然なんですが、最近、僕の会社の労働組合委員長が会社を辞めました。僕と同じ班の先輩で勤続20年ほどの中堅です。まあ理由はきっと、サイコパス上司とブラック企業に嫌気がさしたんでしょうね。ほとんどバックれたような感じで、私物も取りに来ていません。僕もショックだったので、「乗るしかない、このビッグウェーブに。絶対転職2016。」などと思っていた矢先、うれしい知らせが飛び込んでまいりました。
「僕、シカゴ行けるってよ」
なんと、僕が入社前から必死に英語力をアピールして、部長にお願いしていた世界三大工業見本市の1つ、シカゴのIMTSにアテンドとして参加できることになったんです!
ちなみにIMTSは「International Manufacturing Technology Show」の略でして、金属加工業界に従事する人間にとっては憧れのイベントなんです。金属加工の花形である工作機械メーカーで働く僕は、若いうちに必ず行きたいと思っていたところでした!
まさか、僕も入って半年ほどの何も出来ない新入社員が本当に連れて行ってもらえるとは思ってなかったんです。工場長からは「現場研修で雑用みたいなことしかしてないのにアメリカ行って何するんかな」と言われ、OJTからは「何も出来ませんってハッキリ言えよ、そうしないと出来んことでもなんでもやらされるぞ。ただただ無能として帰ってこい」との助言をいただきました。業務部長は「戦力になるとは思ってないから、現地の社員や代理店の人とコミュニケーション取ったり、競合メーカーのブース見たりして勉強してきて」と言ってくれています。
そんなこんなで、正式にシカゴ出張を言い渡されたのが昨日。出発は来週の水曜。あれ、出発まで1週間もないじゃん、、、。
いくらなんでも、2週間の海外出張行くのに急すぎるって上司に愚痴ってたんですよ。そしたら、上司は「おれが2ヶ月のヨーロッパ出張行った時は、2日前に言い渡されたけどな」と。そういう会社にお前は入ったんだから諦めろとのことでした。ちなみに、上司の同期は3年ほどアメリカ行ってくれと言われて、結局17年間帰ってこれなかったそうです。
ブラック中小なので常識では考えられないことがこれからも起こるでしょうね。突然の海外赴任の指示とか。でも、海外赴任すると20代で年収800万らしいです。激務らしいですけど、若いうちに貯金して、英語力付けれるっていうのは魅力ですね。目指せ、在宅で翻訳しながら子育てするお父さん。
とりあえず、初めての海外出張頑張ってきます。
僕のボーナスの話
みなさん、こんばんは。しばらく、忙しかったんですけど、どうしても愚痴りたいことがあったので久しぶりに。
さて、社会人の楽しみといえばボーナスですよね!ボーナスこそが働くモチベーションって方も多いと思います。周りには、夏冬合わせて給料の4ヵ月分くらいが賞与だって人が多いです。中小企業なら年間2〜3ヶ月分でもまあ納得がいく数字かなと思います。だけど僕の会社はブラック企業。みんなが楽しみにしているボーナスにだって暗い影を落とします。期待を裏切りませんね。いくつか腑に落ちない点を紹介していきます。
「求人には年間4ヶ月分と記載されているが、実質2ヶ月分問題」
これ本当ムカつきます。たいていの人たちは、毎月の給料の何ヶ月分かがボーナスとして支給されますよね。そして、僕の会社も基本給の2ヶ月分が夏と冬に賞与として支給されることになってます。
ところが、この基本給〜ヶ月分っていうところに汚いカラクリがあるんです。僕の会社は給料の内訳が基本給と諸々の手当てプラス技能給というもので構成されています。この技能給が厄介なんです。もちろん、技能給自体はよくあるもので、現代社会の実情に合わせて今までの年功序列主義から能力主義に転換するためだそうです。スキル向上に合わせて上がっていくというのが本来の目的なんですね。
ところが、ブラック企業はこれを悪用して、基本給を労働基準法ギリギリまで下げて、技能給で埋め合わせをするんです。これがどういうことかというと、基本給の〜ヶ月分がボーナスなので技能給分は含まれないなんてことが認められてしまうんですね。だから求人では年間4ヶ月分!とか宣っていても実質、給料の半分近くを占める技能給はボーナスの計算に含まれない。実質は半分の額になるんです。
賞与の無い小さな会社もたくさんあるし、もらえるだけマシだろみたいな意見もあるでしょう。それは認めます。でも、見栄はって嘘つくのはいかがなものでしょうか。仮にも売上100億を超える企業がそんなんでいいんですか。
そしてもう1つ。「ボーナスの支給日が当日の朝までわからない問題」
これはもう意味がわかりません。理解不能です。だいたい8月上旬くらいに、或る日突然、朝礼で上司から「今日ボーナスあるから」って言われるらしいです。従業員10人とかの零細企業かよ!ってツッコミを入れたくなります。200人以上の従業員を抱える企業とは思えません。しかも、毎年あるか無いかもわからないんだそう。今年はあるだろうとの予想ですが、イギリスのEU離脱問題がちょっと不安材料ですね。
今日のところはこんなもんにしときます。それでは。
僕の会社のいいところの話
僕の悩みの話
僕の会社のなんにも専務
O(お前)J(邪魔だそこに)T(立っとれ)
なんか無駄に語呂良いじゃないですか。好きです。じわじわきます。
お次は漢字ネタです。金八先生的なアレです。
プラスとマイナスの事を口にするのが
吐
マイナスの位置が変わると
叫
マイナスが無くなって
叶
マイナスのことを叫んで吐き出せば、夢は叶うんです。なんか国語の先生みたいでしょ。ちなみに僕のお気に入りは、
辛いことがあっても
辛
もう一つ頑張れば
辛+一
幸せになれる。
幸
辛いに+一して幸せ掴み取れって、メジャーデビューした頃のONE OK ROCKかよ!
って新入社員研修中、心の中で突っ込んでました。
他には、専務は水族館巡りが趣味らしいのですが、イルカとクジラの違いは何だとかそんなうんちくもあります。あと、某水族館は閉館後に10万円程度で貸し切ることが出来て、そこでプロポーズするとロマンチックとかそういう有益な情報もくれます。でも未だに父親である会長に寝癖を怒られてるお茶目な一面も。
ブラック企業だけど、なんだかんだ優秀な人も面白い人もたくさんいる職場です。ここしばらくはリーマンショックから立ち直り、景気も上向きなので、しばらく大量採用が続く予定です。当社は新卒乞食なので大手が内定出し終わったころもやってるでしょうから、興味があれば是非説明会へ、僕に続く人を待ってます。嘘です。