引きこもり系男子の日常

本と音楽と珈琲の日常をだらだらと。。

怪盗探偵山猫

 

今年も早いものであと3ヶ月。。

 

時が流れるのは早いですねぇ。

 

みなさんはジャネーの法則というものをご存知でしょうか。

 

簡単に言えば生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例する(年齢に反比例する)。

例えば、50歳の人間にとって1年の長さは人生の50分の1ほどであるが、5歳の人間にとっては5分の1に相当する。よって、50歳の人間にとっての10年間は5歳の人間にとっての1年間に当たり、5歳の人間の1日が50歳の人間の10日に当たることになる。(Wikipediaより引用)  

 

簡単に言いますと、年取ったら時間の流れが速くなるよー。っていう法則ですね。

 

これからもっと早く感じるようになると思うと、ゾッとします。

 

1秒1秒しっかりと噛み締めて生きていきたいものです。

 

 

どうも。

秋が近づきしみじみモード、heyheyです。

 

本読んだので紹介します。

 


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著・神永学『怪盗探偵山猫』角川文庫

 

 

内容。。

 

闇を切り裂く黒い影、その名は、山猫ーー出版社社長が殺された。容疑者は“山猫”と呼ばれる謎の窃盗犯。世間をにぎわすこの怪盗の信条は“人を殺めないこと”のはずが、一体なぜ!?ライターの勝村は事件を追い始めるが,,,,,,!?平成のねずみ小僧か、はたまた単なる盗人か!?鮮やかに金を盗み、ついでに悪事を暴いて颯爽と消え去る山猫の活躍を描く、痛快ピカレスク・アクション・ミステリー。怪盗界に新たなヒーローが誕生!!

(背表紙より引用)

 

ということで、八雲シリーズでお馴染み神永学さんの『怪盗探偵山猫』を読ませていただきました。

 

八雲シリーズは中学生のときにだいぶハマりまして、全巻楽しく読ませて頂きました。

どうやらあれから続編もでているようですが、そちらのほうはまだ読んでおりません。

 

「悪事を働く組織に泥棒に入り、悪事を暴き、大金も盗み出す。人は決して殺めない。」

そんなかっこいいポリシーをもつ怪盗山猫。

そんな山猫が窃盗と殺人の容疑者なってしまう。

 

といった内容。。

 

 

感想。。

 

正直あまりぱっとしない印象でした。

あとがきを読んだ限り、山猫の小説はこれが最初ではないのかな?

わかりにくい(特に人物の性格個性など)部分が多く、物語についていけず、おいてけぼりくらった感じですかね。

八雲シリーズも霊が見えるぶっとび設定でしたが、あれはあれでまとまっており、飲み込みやすかったのですが、山猫はちょっと万能すぎ設定がいまいち。それもあって物語のクライマックスでもドキドキ感は無かったです。

 

ただ、八雲シリーズおなじみの刑事の登場は正直個人的はかなり激アツ展開でした。

 

こういうのほんと好き。

 

ただ知らなければ蚊帳の外に感じてしまうのだろうなと。

 

感想としてはそんなところです。

 

 

もちろん本と人との相性はあります。

それを踏まえた上でこの作品は個人的にはいまいちでした。

 

期待値が高かったのもありますけどね。笑

 

あくまで個人の意見ですので悪しからず。。

 

 

次は何を読もうかな。。

 

 

それではノシ

 

 

 

 

永遠の0

 

 

人生初めての電車通勤を経験し、

人生の厳しさを知りました。

 

行きたいところに行けないもどかしさ。

もうたくさんです。

 

そんな一ヶ月限定の電車通勤でした。

 

電車の中で読んだ本紹介しますー。

 

 

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著・百田尚樹永遠の0講談社文庫

 

永遠の0。書店に並んだ2009年以降話題となり、映画化もされ爆発的にヒットした作品。

 

どうしても読みたい気持ちを抑え(金銭的問題により)とうとう古本屋で100円になるまで我慢できました。

 

 

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満を持してページを開きました。

 

さてさて、、内容。

 

「娘に会うまで死ねない、妻との約束を守るために」。そう言い続けた男は、なぜ自ら零戦に乗り命を落としたのか。終戦から60年目の夏、健太郎は死んだ祖父の生涯を調べていた。天才だが臆病者。想像と違う人物像に戸惑いつつも一つの謎が浮かんでくるーー。記憶の断片が揃う時、明らかになる真実とは。

(背表紙より引用)

 

感想。。

 

時代小説…というのでしょうか。そういった類の昔の言葉遣いや知らない情報が多く登場する生まれた世代の差を感じさせる小説はあまり得意ではなく、この本を読むときも少し不安がありました。

 

しかし、実際読んでみるとむしろ若い人に宛てているかのように、まるで実際戦地の空を飛んでいるかのような情緒豊かな文章表現や分かりやすい解説で非常に読みやすい小説でした。

 

物語自体も戦争を知らない主人公が戦地にいった人に話を聞くという設定なのですが、何が若い人はわからないのかということを作者さんはかなり押さえているなと感じました。

 

さすが百田尚樹さんといった感じです。

 

あれほど生きたい生きたいと願っていた主人公の実の祖父「宮部久蔵」が十死零生の特攻へと赴いたのか。

 

愛国精神を謳う当時の日本の考えに背き、生きたい。生きて帰ると約束した家族の元へ帰りたい。という強い気持ちを持ち続けた男が何故帰ることができなかったのか。

 

 

その真相を知った時、涙が止まりませんでした。

 

 

いまの平和な時代を生きている私は、当時の兵士の完全に気持ちを知ることはできません。しかし、絶対に死ぬとわかっている作戦に志願する兵士の気持ちを考えるとどうしてもやりきれない気持ちでいっぱいになりました。

 

 

私たちは多くの命の上に立って生きている。

 

そのことを深く感じることができました。

 

命の価値はいつの時代も同じです。

しかし、その命が使い捨ての道具同然に扱われた時代もあったことを決して忘れてはならないと思うのです。

 

そのことを知れただけでも今後を生きる大きな財産となりました。

 

 

結末に言及できないのは残念ですが、一つだけ。

 

 

「宮部久蔵は約束を守った。」

 

それだけは紛れもない事実です。

 

 

 

最後に。。

 

 

期待を裏切らない面白さでした。

また、時代、考え、愛、命、特攻。

色んなことを考えさせられる面白いだけではない小説でした。

この本はいつの世も読まれる作品になっていくべきです。

この先もずっとこの本が読み続けられることで、宮部久蔵はこれからの時代の平和な空を永遠に飛び続けるのだと思います。

 

 

それではノシ

 

 

 

 

 

 

美少年探偵団−きみだけに光かがやく暗黒星−

 

野球をしている高校1年生の弟が、

 

「200万のアーチェリーの弓を買うことにした。」

 

と言ってきました。

 

「お前、まじで考え直したほうがいい!」

 

必死に電卓叩きながらどう考えても無理だと説明する私。

 

 

という夢を見ました。

 

最近疲れでおかしくなっているheyheyです。

 

久々の休み。今日は1歩も外にでない。

 

 

さて、久々の読書レビューですー。

 

 

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著・西尾維新『美少年探偵団−きみだけに光かがやく暗黒星−』講談社タイガ

 

 

十年前に一度だけ見た星を探す少女〜私立指輪学園中等部二年の瞳島眉美。彼女の探し物は、校内のトラブルを非公式非公開非営利に、解決すると噂される謎の集団「美少年探偵団」が請け負うことに。個性が豊かすぎて、実はほとんどすべてのトラブルの元凶ではないかと囁かれる五人の「美少年」に囲まれた、賑やかで危険な日々が始まる。爽快青春ミステリー、ここに開幕!

(背表紙より引用)

 

 

他の読者さんのレビューをみて、購入を決めた作品。

 

元々西尾維新さんの大ファンもいうこともあり、もうすぐ公開予定の「傷物語第2部」も非常楽しみにしております。

 

 

感想。。

 

美学のマナブ

美術のソーサク

美食のミチル

美声のナガヒロ

美脚のヒョータ

 

個性あふれるメンバーで構成される美少年探偵団が、クライアント瞳島眉美の悩みを解決するという内容。

 

少し現実的には無理があるなという設定や推理もありますが、それはそれで楽しませていただきました。

 

 

人物の個性という点やチームということに注目すると伊坂幸太郎さんの『陽気なギャングが地球を回す』を思い出しますね。

 

 

 

 

西尾維新さん特有の人物同士の会話の面白さも前面に出ていて、すごく楽しませていただきました。

 

シリーズと明言されているので、続編があるのがわかっていますが、この1冊で見るとまだまだ登場人物について知り得ない不明瞭なことも沢山あったなとも思いました。

 

まあそこは、次も読みたくなるということでもありますね。

 

瞳島が、「美しさ」に魅力されていく過程が個人的にすごく好きです。

 

 

続編も是非読みたいと思います。

 

 

 

久々の読書。楽しかったです。

 

 

明日からもがんばるぞー。

 

 

それではノシ

 

甲子園

 

 

♪雲は湧き、光溢れて純白の球今日ぞ飛ぶ

 

~ああ栄冠は君に輝く

 

 

 

こんにちは。やっとこさ夏到来heyheyです。

 

 

ようやく休み。やっとこさ休み。。

 

一日中、引きこもろうかとも思ったのですが、

 

毎日高校野球のニュースを目の当たりにし、いてもたってもいられず、、、

 

 


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 かんぱーーーーーーーい!!!

 

 

8月11日

八王子VS日南学園

富山第一VS中越

 嘉手納VS前橋育英

 

 

天気もよく最高の休日になりました。

 

 

 

 

試合内容としては、

 

富山第一は9回までノーヒットだったのに9回裏のたった2本のヒットでサヨナラという劇的展開が個人的にかなりしびれました。

 

 

これがあるから野球っておもしろいんです。

 

 

やめられんのです。

 

 

沖縄代表恒例のスタンドからの大音量の指笛も鳥肌ものでした。

 

 

(1試合目は酔いすぎてあまり覚えていないってのは内緒。。)

 

球児達!甲子園球場

 

今年も最高の夏をありがとう!!

 

 

最後に、

 

 


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!!?

 

 

 

それではノシ

リベンジ

 

 

忙しい。

 

忙しい忙しい。

 

 

 

引きこもりたいのに引きこもれない。

 

どうも、最近ストレスに負けそうなheyheyです。

 

 

ブログの更新だいぶ久々。

 

 

朝早いゆっくり寝れない電車に慣れない道中人多いコミュニケーション取れない本も読めないブログも書けない寝るの遅い(※最初に戻る)

 

最近こんな生活です。。

 

 

「大学生活は人生の夏休み」とか言いますが、あれ嘘です。

 

 

言ったやつ誰だでてこい。

 

 

人生の夏休みの夏休みがなんでこんなに忙しいねん。

 

 

いらいら引きこもり(引きこもってない)です。

 

 

 

ストレスに負けそうな時、最近聴いてる曲紹介します。

 

 

リベンジ/WANIMA

 

 

リベンジ

リベンジ

 

 


 

です。

 

 

WANIMAは、松本健太率いるスリーピースバンド。

 

 

KEYTALKの巨匠アーロン寺中やBLUEENCOUOTと同じ熊本出身のバンドです。

 

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特徴といったらボーカルKENTAのインパクトのあるハスキーな声とワイルドな(時よりかなりHな)歌詞!

 

 

またベースボーカルKENTAはレフティであることも大きな見た目の特徴ですね。

 

 

このリベンジという曲の歌詞がすごくいいんです。

 

 

生まれ 育ち良いわけなくて 涙無しじゃ語れぬBad day
だからこそ諦めたくなくて
吠えろwow (wow) いつかのリベンジを
辛い過去は現在未来の材料

Try Try Try また出来ずガッカリ
逃げる辛い辛い辛い道 遠回り
いつかはリベンジ…情けなくなった
逃げて許せば消えるタフネス
痛い痛い痛い また自分ばっかり
願う暗い暗い暗い 夜に月明かり
いつかのリベンジ… 果たせる日は今日なんだ

Good morning!!
開いたページ真っ白な描いたイメージをRemember
ビビってないで色足す好きな色 歌うフレーズ 花咲く未来を
開いたページ真っ白な描いたイメージをRemember
いつかのリベンジ 果たすためスタート

(歌詞より一部引用)

 

特に

 

「辛い過去は現在(いま)未来の材料」

 

という歌詞がすごく好きです。

 

 

特に辛いいまだからこそ心に染みるものがありますね。

 

 

またキツかった高校時代の部活なども色々思い出して、いままでの辛い過去は素敵な未来を生きるための材料なんだって思えるそんな曲です。

 

 

最近、心の支えになってる曲の紹介でした。

 

 

明日終われば2連休。

 

がんばってきます。

 

 

 

それではノシ

 

 

 

 

100回泣くこと

 

 

TSUTAYAがCDレンタル10枚で1,000円っていうフェアをやっているの知ってますか。

 

耳にイヤホン付けたうさぎちゃんが

 

「お気に入りみつけようぜ」(うろ覚え)

 

みたいなこと言ってる例のあれです。

 

CDのレンタルって結構高いんですよね。

 

結構財布にダメージもらうんです。

 

そういうわけで、音楽好きな貧乏引きこもりには、かなりありがたい救済企画なわけです。

 

今日バイト前に行ってきました。

 

 

「この曲いい!!」

 

っていうアーティストは生活の中で色々思い浮かんではいるんですけど、

 

いざCDの棚を前にすると、不思議とさっぱり忘れてしまってたりします。

 

 

こんにちは。

 

将来絶対ボケることを確信してますheyheyです。

 

ぼけたくないなぁ。

 

人に迷惑かけたくないなぁ。

 

そんなこと思いながらのCD散策となりました。

 

さて、あれしますよ。

 

昨日読んだ本紹介するやつです。

 

 

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著・中村航『100回泣くこと』小学館文庫

 

 

出会い②では購入していなかった本ですが、この間漫画を売りに行った時100円で売っていたので思わず購入。

 

中村航さんの作品『デビクロくんの恋と魔法』を先日読んでいたこともあり、お金無いくせに思わず手を出してしまった作品です。

 

内容

実家で飼っていた愛犬・ブックが死にそうだ、という連絡を受けた僕は、彼女から「バイクで帰ってあげなよ」と言われる。ブックは、僕の2ストのバイクが吐き出すエンジン音が何より大好きだった。

四年近く乗っていなかったバイク。彼女と一緒にキャブレターを分解し、そこで、僕は彼女に「結婚しよう」と告げる。彼女は一年間(結婚の)練習をしよう、といってくれた。愛犬も一命を取り留めた。ブックの回復→バイクの修理→プロポーズ。幸せの連続線はどこまでも続くんだ、と思っていた。ずっとずっと続くんだと思っていたーー。(背表紙より引用)

 

 

背表紙読んで思う。

 

「あぁ、また悲しい恋愛ものを選んでしまった。」

 

最初は愛犬の危篤をきっかけ(あまり良い言い方ではないが)として、彼女との甘々な結婚の練習同居を書いている。

 

将来について議論ふる2人の間には確かな幸せを感じる。そんな日常を本当に上手く書かれている。

 

しかし、そんな幸せを書くだけの物語は、物語として成り立たないのが大概である。

 

そう。そんな2人にも不幸が訪れる。

 

予想がつく人もいるであろうが、

不幸の内容はネタバレになるので秘密。

 

 

読み終わって、とにかく本当に切ない気持ちでいっぱいになるそんな作品だった。

 

身もすくむような巨大な壁に押しつぶされて、身動きも取れないときは泣くしかないのである。

 

しばらく不幸な恋愛小説は、こりごりだと思いました。

 

(そんなこといって、また気づいたら手ェ出してるんだろうなとどこか思いながら。)

 

恋愛の残酷さの書き方に中村航を強く感じるそんな作品でした。

 

しばらくは、平和なやつ読むよう心がけよう。

 

メンタル持ちません。笑

 

 

それではノシ

 

 

 追伸

 

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「選ぼう!あなたの10枚」でした。