HIROMI そらをとぶ 

保育士 英語リトミック講師

終りは始まり

すべてを終えました

新しい戸籍を作った

下の息子も
県外で元気に働きはじめ

私は45才で
自分の人生をはじめる

心置きなく
好きなだけ仕事をし
好きなだけ遊ぶ


気持ちの良い空気を感じ


仕事に没頭し


穏やかな夜を過ごす

さぁ新しい人生!
大きな節目

行きたいところへ行こう
会いたい人に会いに行こう

わくわくが
止まらない!

幸せを手に入れる方法

新しく住みはじめた部屋から
広い空が見える

朝起きると
ベッドの中から
空を見る

背伸びをして
大きく息を吸って
起き上がる


月曜日


火曜日


水曜日


木曜日


金曜日

毎朝
広いお空をみて
穏やかな空気を感じ
ゆるやかな幸せを感じる


家族のために
あくせく働いても
誰からも
労わられることなく
逆に
責められたり
理不尽なことを
押し付けられたりした

そんな日々の中でも
出来る限りを尽くそうと
そして自分自身も
幸せであろうと
なんとか努力していた

けれど今
すべての重荷から解放され
自分のためだけに時間を使い
ただ目覚めて外を見るだけで
この上ない幸せを感じる

努力してもしても
報われず
手に入れることが
できなかった幸せを
すべてを放棄した今
手にしている

努力しないことが
幸せを手にする方法だったとは
なんだか不思議だけれど


このゆるやかな
穏やかな時間を
からだ全体で
感じている


ああ
空がきれいだなぁ

空を飛ぶ時

すべての重荷を
下ろす時が来た

夫から
「出ていって」
と言われ

心底ホッとした
ついに解放されるんだ
と思った

長い長い年月を
振り返ると
よくやってきたなぁと
よく耐え抜いてきたなぁと
自分に感心する

家のことも
子どものことも
仕事のことも
20年間
ベストを尽くしてきた

脱いだ服
食べ終わった食器
飲んだビール
使ったティッシュ
食べこぼし
剥いた足の皮
切った爪

朝起きるとまず
夫の残している汚れ物を
片付けて
お弁当を作る
洗濯をする
子どもを起こして
仕事へ行く準備をする

片付けても
片付けても
夫と子ども2人に
3倍速ぐらいで
汚される日々

子どもの情操教育にも
学習教育にも
興味を示さなかった夫は
子どもとの時間や
家族との時間に
価値をおいていなかった

子どもの興味を広げようと
1人であらゆることをした
色々なところへ連れていき
色々な経験をさせた
海へも川へも山へも県外へも
農業も科学も
グローバル体験も
朝は新聞を読んで聞かせ
夜は絵本を読んで聞かせ
日中は英語ラジオを流した

子どもがやりたいこと
興味を持ったことを
一緒に楽しんだ

夫がいないくても
1人でテントを建て
キャンプをさせた
1人で雪山へと運転し
スノーボードをさせた
1人で山へ連れていき
農業をさせた
1人で川へ連れていき
釣りをさせた

家計は十分ではなかったが
子ども達に様々な経験をさせたい
もし海外へ興味を持てたなら
行かせてやりたいという
色んな思いがあって
仕事も出きる限りして
子どもへ費やした

ほとんど家にいない夫を
頼ることは一切できず
熱が出て電話すると
「オレのごはんはいいよ」
と言う夫に
体調が悪いことを伝えることすら
むなしくて
伝えるのもやめた

年子を生んで5年以上
夜中にまともに睡眠を取ることが
出来なかった
トータルで3年間の授乳
年長ごろまで続いた長男の夜泣き
夢遊病のように起きては倒れる次男
度々のおねしょ
2,3時間で起こされる日々
小学生になり少し落ち着き
まとめて寝られるようになり
朝まで起こされなかったことに
感動したりした

子ども達がスポ小に入ると
土日は練習試合や遠征があり
4時起き22時帰りが毎月だった
副部長としての仕事は
本職の保育士よりもキツかった

中高生になった息子達は
思春期の子どもらしく
不安定で不機嫌で
暴言を吐き
私の心を苦しめていった

生活の乱れに心配が尽きず
学校でのトラブルに何度も謝罪し
先生からの電話に頭痛がした

本人達の能力を無駄にしたくない
という思いから
多々ある誘惑に流されていく子ども達を
励ましながら
将来へ少し目を向ける種をまき
机へ向かうよう促したが
「子どもが自分から勉強したら気持ち悪い」
「勉強ばかりしてきたやつはろくな奴がおらん」
と言う夫

警察に補導されても
学校で退学を勧められても
校長室に呼ばれても
仕事だから
と一切を私に任せる夫から
「子どもを犠牲にして
仕事や好きなことをしている」
と責められた

家のこと
子どものこと
夫の会社のことを
考慮して
キャリアをすべて
犠牲にし
でき得る範囲で
仕事の形を工夫してきた
それでも夫から
仕事の選び方を責められる

2年半前に家を建て
やっとついに
自分の物を自分で片付け始めた夫
ゴミ箱にごみすら入れず
後始末を押し付けてきた上に
初めて家に気を配りだすと
もっと家を綺麗に扱って欲しいと言う


私の貯金を夫の両親や
夫の事業に使い果たした
子どもの為に働いて費やし
先を考えて
自分の技術向上に投資している私の
お金の使い方を責める夫

私が
夫と子どもの為に重ねてきた
努力も犠牲も
何もかも
理解されていない
と落胆する日々

夫に対して
ほんの少しだけ残っていた気持ちを
切れないようにと
なんとか自分に言い聞かせていたが
完全に消え失せ
すべて失望へと変わった

そんな20年間の生活だったけれど
どこかでまだ
複雑な家庭で育った夫を
見捨ててはいけない
悲しませてはいけない
という思いがあり
ふんばっていた

そんな中で
子育てをめぐってのケンカ
子育てを全くしない夫に
子どもへの声のかけ方を責められ
お金の使い方が荒い夫に
お金の使い方を責められ
仕事を理由に
家庭に無関心な夫に
仕事の仕方を責められ

今まで傷つけたくないと思い
言わないでおいたことを
正直に言った
父親としての無責任さ
子どもへの金銭的悪影響
夫と夫の両親の金銭感覚のおかしさ
仕事に対する時代錯誤な考え

子育てのことも
お金のことも
仕事のことも
家のことも
夫にだけは
責められる筋合いは
まったくない

自分のことを突き付けられた夫は
「もういい出ていってくれ」
と言い放った

これ以上
夫の為に
苦しまなくて済むんだ
という安心感で
肩の荷がふっと降りたのを感じた

長い長い
先の見えないトンネルから
パッと光がさした

しばらくすると
何も報われなかった
というむなしさが込み上げて

なんだかとにかく
とにかく
疲れ果てた

20年間分の
溜め込んだ疲れが
どっと体を襲い
じわじわと
脳を支配する

けれどもう
振り返る必要はない

すべて精一杯やりきったから
何も後悔することはない

さあ
人生を再スタートする
準備をしよう

物件探しをはじめた
あまり広い部屋ではないけれど
内見に入った時に
風がす~っと抜けて
見晴らしのいい部屋があった

あそこに入れるといいなぁ。。。

未来が穏やかな空気に包まれますように


未来へ

明けまして
おめでとうございます

今年はどんな年にしますか?

昨年は新しく始めたことが
いくつかありました

・週に2回のジム
ストレッチがメインだけど
ウクレレ
まだ1曲しか弾けないけど
・英語イベント
準備に追われたけど
楽しかった!
・Hello Talkアプリ
違う国の人と電話したり
ニューヨークにお友だちができたり
面白かった!

お葬式でのピアノ演奏を
頼まれたり
お教室の取材を受ける
という初体験もあり

実り多き1年でした

お友だちとの写真を見て
1年間を振り返ると
たくさんの愛に囲まれて
ありがたい1年だったなぁ
と感謝でいっぱい

それでも
彼女がいなかったことを
また再確認して
少し寂しかったりもして

でも悲しむ時間は
もったいないね
彼女の幸せを願おう

さぁ新年は
どんな年にしようかな

大好きで続けてきたお仕事も
学べることはこれ以上ないかも
と感じるこのごろ

もっと上を目指して
えいっと踏み出す年にしよう

自分を信じて
チャンスを掴みにいこう

来年の今
もっと笑っているように

今年もどうぞ
よろしくお願いいたします