こと子の日々の暮らし方

夫婦と猫3匹との平凡な暮らしを日記代わりに綴っています

久しぶりの大阪(ほぼ梅田です)

5月3日

GW後半戦に入りましたね。

長い人では10日間という大型連休、

とはいえ、格別何の予定もない我が家です。

そもそも、保護猫を引き取って里親(保護猫の、です)になると決めた時に

夫婦で話し合って、二人そろっての海外旅行や1泊以上(猫は十分な水とご飯をトイレを準備しておけば一晩くらい留守番できる、そうです)の旅行はもうあきらめる、

猫の下僕になる、と決めたのですけれど、

何が「一泊以上の」?

夫は我が家に最初に来た猫、タイガーにメロメロになってしまい、一晩でも留守番をさせるのは可哀そう、と夫婦そろってのお出かけはもっぱら日帰りになりました。

 

さて、そんな大型連休の後半戦スタートの本日、大阪・梅田にランチの約束があって出かけてきました。

久しぶりの大阪駅の混雑っぷりったら、「京都はオーバーツーリズムで人だらけ」と思っていましたけれど、大阪はレベルが違いました。

阪急百貨店のコスメフロアやハイブランドのフロアも人・人・人。

B2・B1も京都の百貨店の比じゃありませんでした。

伊勢丹の地下を「もうっ!こんなに混んでてスムーズに歩けやしないっ!」とイライラしてすみませんでした)

 

梅田のビルの15階にあるレストランでランチ。

 

オードブル 8品 プレートの真ん中に本日のスープ

次いで、パスタ ボルチーニ茸とトリュフのクリームソース

メインディッシュは京都産のもち豚と鯛のグリエ

食べ放題のパン

 

デザートプレートはオレンジのシャーベットとティラミス

ドリンクはフレーバーティーをチョイスしました。

 

この後、阪急百貨店で買い物。

食器と紅茶や焼き菓子、洋服など買って、ちょっとお茶を。

 

阪急百貨店の中の ダマン リュミエールで。

梅田に来るとほぼここでお茶をいただきます。

お腹いっぱいだったはずなのにティーセット をオーダー

ここの紅茶も美味しくて大好き。

 

お茶を飲みながら1時間ほどおしゃべりしてB2で夕食用の買い物をして解散しました。

 

帰宅すると猫3匹がわらわらと寄ってきます。

にゃーにゃー、フニャッ!と足元にまつわりついて、

女子のはーちゃんこと葉っぱ嬢が半ば切れ気味に

「おっちゃん一人いてもにゃんの役にも立たないにゃっ!」と一番うるさくキレ鳴きしていました。

買ってきたものを片付ける暇ももらえず、まずはお猫様達に「特別なおやつ」を出しました。

夫よ、もう少し猫たちに頼りにされるように頑張ってくれたまえ!

 

 

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

㋃最後のお稽古は単衣着物で。

大型連休の中のウィークデー

お休みの方も大勢いらっしゃるのでしょうか。

 

このところの気温の上がったり下がったりったら。

日々の洋服、いったい何を着ようか迷ってしまいます。

そして着物も。

昔ながらの着物の季節ルールではもう快適に過ごす、という事も難しくなっていていますよね。

 

一昨日の日曜日、京都の最高気温は31度でした。

袷の着物、とても無理!

で、一重の小紋を着てお稽古に出かけました。

今後着物を仕立てる時は(って、自分の年齢を考えたらこれ以上着物を増やすのはやめないといけませんけれども)胴抜きで仕立ててもらう方が付きあがってがよさそうです。

 

日曜日のお稽古の際の着物

 

 

紫系統のグラデーションの単衣小紋

シケ引きという技法のぼかしの小紋です。

絓(しけ)引き染は京友禅の手描き染め技法の一種、

櫛状のしけ刷毛で染料を引いて染める技法、

色の濃淡や線の太・細で独特の味が出る刷毛を用いる手染の方法です。

 

合わせた帯は縮緬地に手描きで花菖蒲を描いた九寸名古屋です。

この帯は毎年、4月の末か5月に着用することにしていてお気に入りの1本です。

 

季節の花などを描いた帯は着る機会が限定されてしまうので度々用いることはできないのですけれど、どうも私は季節限定の花などの柄の帯が好きで、

そうするとたいていの場合お太鼓柄になってしまいます。

 

帯まわり

淡黄色の縫い締絞りの帯揚げ ぼってりと厚みのある生地に白で縫い締絞りが入っています。

帯締めは桔梗色の上下に白糸が組まれた平。

 

この日、夫は御呼ばれで夕飯がいらなかったので

お稽古帰りに買い物をして、ついでに一人ご飯を食べました。

久しぶりの一人で外食。

名古屋コーチンの親子丼

程よい分量で完食しました♪

 

食事をした後、いつもの花屋さんへ。

時間が遅かったのであまりたくさんの花はなかったのですが

枝物とバラとトルコ桔梗を少し。

 

 

バラは最近の人気の品種、アンティークカラーにひかれて求めました。

枝物、ウリバカエデとネームプレートが付いていましたが調べてみるとヤマツツジ ユウギリという木みたいです。

 

トルコ桔梗

トルコ桔梗も品種改良が進んでバラ咲のものがあるんですね、

お安いトルコ桔梗なのに豪華でかわいいです。

 

我が家の庭のバラたち。

引っ越しで株が傷んでいないか、ずいぶん心配でしたけれど、

この数日でつぼみがいっぱい上がってきて、この5月のバラシーズンがとても楽しみです。

咲き始めたら画像をUPするので見ていただけると嬉しいです❣

 

 

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

10日ぶりの投稿、先週末の着物のことなど。

なんだか日々、バタバタと過ごしているうちに

前回の記事から10日が過ぎてしまっていました。

スマホは常に見ているけれど自室の書斎コーナーに置いているPCを、

この10日間、全く触っていませんでした💦

 

何がそんなに忙しいのかしら、と自分でも不思議なのですけれど、

毎日何かしら用事があって、落ち着いて記事を書く気持ちの余裕がありませんでした。

 

世間はゴールデンウィークに突入、今年は間の3日間を休みにすれば10連休ですね。

我が家は夫の職業柄、一般のお勤め人のおうちとは違った生活ペースなので

平日でも夫の在宅率が高くて、正直、今更、大型連休と言われても(^^;) な心境なんですけれどもね。

 

さて、そんなバタバタの中でも、実は先週の金曜・土曜とお茶のお稽古に出かけていました。

金曜日は年に一度の灰作りのお稽古。

丸灰を作ったのですが、これがなんとも上手くいかなくて、

少々落ち込みました。

灰作りのお稽古の時は半日、前かがみになって灰を扱うので洋服で出かけます。

 

翌、土曜日も気温が高い日でした。

いっそ単衣の着物で、とも思ったのですが、

下に着るもので調節しようと思いなおして、上半身は楊柳、下半身はキュプラで仕立ててある長襦袢を着ることにしました。

袖は無双の作り袖をつけています。

それでもやっぱり袷は暑かったです。

 

 

塩沢お召 淡いグラデーションで紫からピンクまでをぼかして縞にしてあります。

色目が好きな一枚です。

袖口からちらりと除いているのが楊柳の長襦袢につけている作り袖。

濃いエメラルドグリーンに白で大きく桜の花が染め抜いてあります。

長襦袢の袖の模様までは人様には見えない部分ですけれど、自己満足の世界です(笑)

 

帯は毎年この季節に絞める、縮緬に藤の花が描かれた手描きの九寸名古屋。

この帯の胴部分は、カキツバタと藤が表裏に描かれていて

本当は藤の描かれた方を見せたいのですけれど、そうしようと思うといつもとは反対回しに帯を結ばないといけなくて、なかなか難しいところです。

 

 

帯まわり

帯揚げは濃紫に無地縮緬

帯揚げはこの画像ではわかりにくいのですがピンクと卵色が表裏に組まれた冠組です。

 

 

記事を更新しない間に見事に大輪の花が咲いて、昨日あたりに花びらが散ってしまった牡丹です。

 

 

 

右の紅色の牡丹の画像、雨が降っている中で撮ったらこんな可哀そうな写り方になっちゃいました。

 

オオデマリと紫のオダマキ どちらも前の家から連れてきて無事にこの春も咲いてくれました。

 

 

庭のガーベラを一輪挿しにしてみたら

「おばちゃん、ちょっと背が高すぎるし、あかんやろ」とタイガー先生のご指導が入りました。

 

 

 

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

2024年春 最初の牡丹

昨夜は雷鳴が轟き、時折バリバリとでもいうような激しい雨が降ったかと思えば止む、というなんだか落ち着かない夜でした。

雷の音には平気なタイガーとヤマちゃんが、急に激しく降りつける雨の音を怖がって

部屋の中を走りまわって、それぞれの避難場所で丸まっていました。

女子、葉月はこういうことには平気で、人も猫もいざとなれば女の方が肝が据わっている、とちょっと面白くもあります。

 

昨日、朝起きて庭に出たら牡丹の花が開いていました。

 

この春、我が家の庭で最初に咲いた牡丹です。

うっすらピンクがかった白の牡丹。

一輪目なので栄養をたっぷり吸い取って大きな大きな花になっています。

 

二番目に膨らんでいる蕾も今朝、開きました。

 

 

左の真紅の牡丹も2.3日中に咲きそうです。

右のピンクの牡丹はもう一息といったところでしょうか。

牡丹は蕾が大きくなって今にもほころびそうになってから咲き進むのが早いので

お茶のお稽古に持参するのにタイミングが合えばいいのですが、これがなかなか難しくて、一番いい状態のものをお稽古場にお届けできるか、毎日様子を見ています。

 

オオデマリもたくさん花房をつけてきています。

 

庭は今、春の花がたくさん咲いていて、散歩している方々がいつも以上に

「きれいですね」と声をかけてくださいます。

歩きながらスマホのカメラで花を撮影している方や、近所のマンションに住んでいる幼児とママさんが「お花見せてくださいね~」と花を見に来られたり、で

普通ならお話しする機会もないだろう方とも花をきっかけにお話しするようになって、

毎日のウォーキングの高齢者の方や犬のお散歩の方とも親しくさせていただくようになりました。

 

キッチンのカウンターの花。

 

カラーです。

近所のスーパーの入り口の花コーナーで買い求めました。

 

カラーの花を以前から育てたくて、ネットで予約していた球根が先月の初めに届いたので3種類、鉢に埋め込んでいます。

 

カラーは大きく分けると2種類あって湿地で育つ湿地性と乾いた土地を好む畑地性があります。

湿地性のカラーの方が花が大きくなるのですが、畑地性の球根の方が背丈が比較的小降りに育ってくれるので3種類とも畑地性の球根を買ってみました。

 

 

順調に育ってくれれば夏にはこんな花が見られるはずです。

 

 

 

 

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

伊勢神宮のお献茶式へ。

朝からいいお天気の4月12日。

今日は伊勢神宮のお献茶式とお茶席に行ってきました。

 

京都発8時過ぎの近鉄の特急に乗って、つい先日いったばかりの法華寺の時に乗降した大和西大寺を過ぎて、宇治山田までの2時間ちょっとの小旅行気分。

 

宇治山田からタクシーで伊勢神宮の内宮へ行って神宮内をのんびり散歩する気分で歩いているとちょうどいいタイミングでお献茶式へ入ることができました。

 

色鮮やかに咲いていた躑躅

 

皇室より寄贈された神馬 草新(くさしん)号

大人しくて賢そうな馬でした。

写真を撮っても嫌がる風もなく大勢の参拝者さんの撮影会状態に大人しく応じてくれていました。

 

 

伊勢神宮のお献茶式は確か6年ぶり。

このブログを書き始めたのが2018年の12月なので記録は残っていませんけれど

その時はわが宗匠が拝服席を担当され、中村外二棟梁の手による神宮茶室を使わせていただいてのお席でした。

 

ja.wikipedia.org

 

ja.wikipedia.org

 

伊勢神宮の神事はほかの神社にはない古式ゆかしいさまを感じます。

神官さんの祝詞に続いてお家元が濃茶・薄茶と献じられ、

その後、御神楽(みかぐら)が奉納されます。

四人の巫女が息もぴったりに生の雅楽に合わせて舞を舞い、

その後、頭冠束帯姿の若い舞官が凛々しくも優雅な舞を、長い裾の衣装を翻しながら舞う姿は何度拝見してもいいものです。

6年前に拝見した時の舞官さんは体格のしっかした方のように記憶していますが、今日、舞われた方はお若くてほっそりした方でした。

 

お献茶式が終わって副席へ。

神宮茶室へ入らせていただくのも6年ぶりです。

 

お床には春の日を詠んだ大和歌のお軸と唐物花入れに牡丹。

1席に25名ほどが入れていただいておかげ横丁の五十鈴茶屋製のきんとんの頂いた後、たっぷりとお薄をいただきました。

 

そののち、拝服席で神饌(しんせん)と薄茶をいただきました。

 

お献茶式と、お茶席を2席まわり、お仲間とお昼ご飯を食べるためにおかげ横丁へ。

 

最近はどこに行っても繁華街や観光地の土産物店は似たり寄ったりになりましたよね。

おかげ横丁でも食べ歩き用の串に刺した松阪牛の焼いたのを売る店やお饅頭やソフトクリームを売るお店が目立ちました。

 

私たちは古くからある『てこね寿し』の店、すし久で名物のてこね寿しでお昼ごはん。

(あのね、コロナ前のお茶券には2席分の茶券と献茶式の入場の券、それに、このすし久のてこね寿しが点心としてついていたんです、コロナ以降、お茶会で点心が付いてないことが増えましたし、点心が付いていてもお弁当の折だったり、なんだか値段上げられないから点心抜きました、的なお茶券が増えているように思います)

 

すし久の入り口の天井にツバメの巣が3つ、あって親鳥が天井照明の上で鳴き続けていました。

ツバメは賢い鳥なので人の傍で子育てするのが一番安全で天敵に狙われる可能性が低いことをちゃんと知っているんですね。

 

おかげ横丁のスタバ

外国の観光客にはこの建物の雰囲気が珍しいらしく大勢並んでいました。

 

さて、そんな今日の着物です。

 

薄灰色に飛び柄で花の刺繍が入っている付け下げ。

上前の裾が広がってしまっています。着付け、失敗だ (´;ω;`)

帯は菊文様に金の雲がたなびいている六通の袋帯

伊勢神宮なので菊の帯にしてみました。

 

 

帯まわりは ミルク色の地に金糸で宝尽くしの刺繍が入った縮緬帯揚げ。

帯締めは焦茶とクリームが左右で色を変えて組んである平。

 

帰りはやはり宇治山田から、近鉄のプレミアム特急の「しまかぜ」がたまたま走っている時間だったので初しまかぜ搭乗❣

 

シートもラグジュアリーで快適な2時間を過ごし京都へ帰ってきました。

 

 

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

二日続けて着物、日曜日は茄子紺の小紋で。

先週末の土日はも5月の陽気。

袷の着物では暑かったです。

長着と帯の下の設いですけれど

私の場合、暖かくなってきた頃からは

たかはしきもの工房のタンクトップ型和装ブラ『くノ一 涼子(くのいち すずこ)』とショーツ

その上に洗える正絹の裾までの丈の肌襦袢(五分袖が付いた着物スリップという名前で販売されているタイプのです)

その上から長襦袢、で着物を着て帯を巻く、という感じです。

もう少し暑くなると着物スリップやめて和装ブラとショーツ、それにユニクロのエアリズムペチコート(ステテコタイプのふくらはぎまであるタイプを愛用しています)

ユニクロのエアリズムペチコートは長い時間正座しても膝裏が汗ばむこともなく、寒い時期をのぞいて着用しているととても快適なのです。

ただ、上半身和装ブラだけでその上に長襦袢を着ると着物に汗が染みこむのが気になるので洗える正絹の長襦袢をその上に着ています。

 

と、ここまでは4月7日・日曜日の夜に書いたもが下書きにあったので、タイトルと最初の1行目の曜日に関する部分だけを修正しました。

 

一昨日、日曜日の夜に記事をほぼ書き終えたあたりでタイガーがPCキーボードの上を歩こうとしたのでとっさに防御したつもりがほぼdeleteされてしまいました( ;∀;)

 

もう一度書く気力もわかず、ため息ついてPCをシャットダウンしたんです。

 

何をどんなふうに書いていたかよく覚えていないのですが、もう少し何やら書いて着物の取り合わせの説明につないでいたように思います。

 

そんなこんなで、日曜日の着物取り合わせ。

 

 

スマホ自撮り用(じどりと入力したら地鶏と出ました・笑)の三脚がうまくいけてなかったみたいで前からの画像は裾が切れてました。

着物は正絹 茄子紺色の地に舞い散る桜の花びらと意匠化された桜花の小紋

帯は合わせやすいのでたびたび登場の白地に扇面柄の九寸名古屋。

 

帯胴回りのアップ画像も撮るのを忘れていて画像那覇市ですけれど

帯揚げは白地に抹茶色の飛び絞りの梅(を桜と見立てて)

帯締めは薄灰赤の冠組。

 

土日の陽気と打って変わって、月曜日は一日中雨で、片頭痛持ちの私は何もできず、

鎮痛剤を飲んでひたすらベッドの中でした。

今日、火曜日は風はきつくてつぼみがかなり大きくなってきた山芍薬を門扉の横の塀の上に出していたのが気が付くとそばのビオラの寄せ植えの上に落下していました。

幸か不幸か、ビオラのこんもり寄せ植えのおかげで山芍薬は鉢も割れず無事だったんですけれどね。

 

日曜日、お稽古から帰った時の玄関の傍に置いているアネモネはきれいに咲いていたので撮ってみました。

 

このアネモネ、咲き進むにつれて色変わりする品種でかわいいです。

 

花のアップ画像

白っぽく咲き始めてだんだんピンクに、そして赤い斑点が現れ始めて花びら全体が赤く色づいていきます。

 

おまけ

 

今日のキッチンカウンターと、ベトナム3姉妹の花

 



枝物は霧島躑躅 躑躅って漢字、なんだか髑髏に似てて不気味(笑)

手前はカサブランカ

 

ベトナム姉妹の横にはフリージア

そばを通るといい香りがします。

 

 

 

 

 

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

爛漫の春に奈良のお献茶へ。

4月6日(土)、今朝は早起きして奈良へ向かう近鉄特急に乗り、法華寺へ行ってきました。

ちょうど桜の花が満開になって、道中、車窓には川沿いの桜と菜の花がそれは美しく、ちょっとした旅行気分も味わうことができました。

 

奈良市法華寺町にある法華寺は全国の国分尼寺の総国分尼寺

1300年余りの歴史を持ち、総国分寺東大寺、対して総国分尼寺という由緒あるお寺です。

 

光明皇后の発願によって建立されご本尊の十一面観音菩薩立像は光明皇后が蓮池を渡られるお姿を写したものとされています。

 

高さ約1メートルほどの仏さまですけれど、たおやかで優美なお姿、光背の蓮の葉の様子などがとても美しく、私の大好きな仏像の一つです。

かやの一木作りで絶対秘仏とされていたため、保存状態が非常によく、髪の緑や唇の紅などもくっきりと残っています。

近年では春と秋に特別公開をされているため、本日も観光バスが何台も寺内の駐車場に停まっていました。

 

法華寺では、毎年4月1日~7日にひな会式(ひなえしき)が執り行われます。

本尊の十一面観音菩薩立像、その御前に55体の善財童子像(ぜんざいどうじぞう)をおまつりし、毎日供物を献じて、法要が営まれる行事です。

善財童子像は、ひな人形の段飾りの原形とも言われ、そのことから「ひな会式」と呼ばれています。

 

(いずれも画像は法華寺HPよりお借りしました)

 

さて、本日はこの「ひな会式」の法要に合わせお献茶式が執り行われました。

私がお稽古している社中がお席を担当することになり、お水屋仕事と、お仲間それぞれ交代でもう一つのお茶席を回ったりしました。

 

袷の着物を着ていると暑いくらいの気温でいいお天気に恵まれたお茶会、

どの回のお席も盛況で、お道具組も、お客様のお召し物も、「ひな会式」に相応しい華やかさがありました。

 

そんな今日の着物

 

 

蔓帯柄の付け下げは綸子で、私が18歳の時に初めて誂えてもらったよそいき着物です。

何度か洗い張り仕立て直しをし、そのたびに八掛を大人しい色に変え、柄の派手なところには銀蒔絵のような技法で柄伏をして少しずつ変化を楽しんできた1枚です。

晴天の春の日には今の年齢になっても着ることを許してもらえるかしら、と思いつつの選択でした(笑)

帯は貝尽くしの袋帯

貝と言えば3月、ですけれど今日のお茶会は「ひな会式」ということでこの帯に決めました。

全通なので柄合わせをあまり気にしないで済むので便利な帯ですけれど、貝の柄は身に着ける時期・場面を選ぶのでなかなか出番がなく、(今日こそは)と絞めていきました。

 

帯まわり

 

 

帯揚げは明るい辛子色で縞のグラデーションと若松の刺繍がちょうど半分になったもの。

今日は縞のグラデーションの部分が出るようにしてみました。

帯締めはいつも便利使いしている淡い卵色と白が左右で色変えしてある丸組。

 

行きも帰りも特急の指定席だったので観光の方たちに囲まれてはいてもゆっくりと座って往復できました。

 

おまけ

 

お水屋のお昼用お弁当

とても手の込んだおかずがたっぷり入って、ご飯は赤米を混ぜ込んで炊いてあってボリューム満点の美味しいお弁当でした。

 

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村