金崎電撃トレード&ツネ様監督就任!など
いやあ驚きましたね。
7月24日、金崎夢生がサガン鳥栖へ完全移籍することが発表されました。
同日、サガン鳥栖から チョン スンヒョン選手が鹿島アントラーズへ移籍することが発表されました。
まあ事実上、トレードといっていいかたちでの移籍でしょう。
鹿島がチョン スンヒョン選手を獲得したのは、先日海外移籍した植田直通の後釜といった理由でしょう。
チョン スンヒョンは韓国代表としてロシアW杯のメンバーに選ばれましたが出場はありませんでした。また2016年のリオ五輪では代表に選ばれ全試合出場しています。
年齢も同じですし、そういう点でも植田と同レベルでの活躍が期待されます。鹿島では今年清水から獲得した犬飼や、ユース出身で19歳の町田がいますが、いいポジション争いになりそうですね。
金崎は今シーズンから鹿島で10番を与えられました。チームが与えたのか金崎が望んだのかわかりませんが、2016年には石井監督の途中交代指令に不服を示したことが記事にもなるなど、いまいち鹿島の選手らしくないというか、チームになじんでない感じがずっとありました。
エース的な立場ではありましたが、正直得点に関してはそこまででもないですし、プレーぶりのわりに扱いにくい、という印象も持ってます。29歳という年齢もあり、もう代表に選ばれる可能性も低いでしょうから、いろいろ考えるところもあったのでしょうね。
鹿島では鈴木優磨や東京五輪候補の安部など育ってきている選手がいますし、彼らの活躍で戦えるという感触は、クラブ首脳陣はもっているのだと思います。
移籍した植田の穴埋めというだけでなく、若手の成長とチームのためという意味合いの放出でもあるのかもしれません。
一方鳥栖はイバルボの負傷による長期離脱も発表されていて、今回の移籍に影響を与えた可能性があります。それだけでなく、成績が振るわないチームのカンフル剤としても期待してるのでしょう。
鳥栖は下位に沈むものの、失点は多くはないので、夏加入のトーレスと復帰の豊田をはじめ、前線の得点力を強化して巻き返すつもりなのでしょう。
結論として、このトレードは双方にとって利益をもたらすものだと考えられます。
両選手のこれからの活躍に期待しましょう。
一方、ガンバ大阪では2002年、2006年のワールドカップなどでも活躍したツネ様、宮本恒靖氏が監督に就任しました。前任のクルピ氏は解任されました。
宮本監督は一部のU-23チームの選手を呼び寄せ、チームの改革を図るようですね。
夏に矢島選手、泉澤選手を放出していたので、ユース出身選手にこだわるのではとブログにも書きましたが、そのとおりになるかもしれません。
ただJ3であまり結果の出てない監督の就任であり、不安はぬぐえないでしょう。J1残留に向け厳しい戦いが続きます。
ただ世の中には、監督解任ブーストというものもありますので、意外と盛り返すかもしれません。
今年の夏は総じて移籍市場がよく動いた印象があります。特にビッグネームの動きが活発でした。
イニエスタ、トーレスをはじめ、金崎、植田、ウタカ、ドウグラスなど、実績のある選手の移籍実現しました。
これから後半戦に突入するJリーグ、まだまだ波乱がありそうです。
イニエスタ予習
7/22日がイニエスタのデビュー戦になるとの報道ありましたが、それに併せてイニエスタ自伝を読んだりしてみたので、まとめてみました。もっと詳しく知りたい方はぜひ自伝を読んでみて下さい。
- アンドレス・イニエスタ
- クラブ履歴
- 少年時代
- トップチームでの日々(2002年~2008年)
- 2008年夏~ バルサ新時代
- 2010年ワールドカップ
- バルサでの成績
- 2018年5月24日~ 日本へ
- その他、予習教材
アンドレス・イニエスタ
1984年5月11日 スペイン生まれ。身長171cm 体重68kg 右利き。
ポジションはMF、攻撃的MFだけでなく守備的MF、両サイドでのプレーもこなす。利き足は右だが、左足からも正確にコントロールされたキックを生み出す。手品師などの愛称で呼ばれることもある。
クラブ履歴
1996~2018 FCバルセロナ (ユース、Bチーム含む)
2018~ ヴィッセル神戸
少年時代
8歳の時に地元アルバセテというクラブの下部組織に入る。当時からイニエスタは小柄で貧相な体つきをしていたが、ボールを持たせるとドリブルで次々と選手をかわしていった。相手を冷静に観察し、うまく体重移動しボールコントロールする痩せた少年ががゲームをコントロールした。
12歳のときに出場した7人制サッカーの全国大会で活躍し、MVPに選ばれる。チームも大健闘を見せ、3位の成績を収めた。この大会には、レアルマドリードのチームなども出場していて、フェルナンド・トーレスもアトレティコ・マドリードのチームで出場していた。
イニエスタは大会以前からすでに地元では有名だったが、このときから様々なクラブの耳目を集めることとなった。
その後、イニエスタ家の元にFCバルセロナのユースセレクションの招待状が届いた。もちろんセレクションには合格した。
12歳で親元を離れ、地元の友達とも離れて暮らすようになったイニエスタは、当初はクラブの寮でよく泣いていたようだ。しかし1年は頑張ってみるという父との約束を胸に、新しい生活に慣れ、サッカー選手としての才能を伸ばしていった。
トップチームでの日々(2002年~2008年)
2002年10月、イニエスタはついにトップチームでの出場を果たす。当時の監督ルイ・ファンハールは若手選手を信頼し、思い切って起用するタイプだったようだ。当時18歳だったイニエスタはそのシーズン、6試合に出場したが、チームは6位と低調な結果に終わった。
2003-04年シーズンになるとフランク・ライカールトが監督に就任し、2008年まで勤めた。その時のイニエスタは、バルサの主役選手とまでは言えなかったが、徐々に出場機会を増やしていった。当時はロナウジーニョとの交代でウイングで出場したり、ジュリの途中交代で出場したが、スタメンに選ばれることばかりではなかった。しかし2005年にチャビが負傷で長期離脱すると、みごとにその代役を務めチームの主軸として成長していった。
しかしそれでも、ライカールト監督の絶対的な信頼を得られているとは言いがたかった。イニエスタはそのシーズンの欧州チャンピオンズリーグの決勝戦でスタメンを外れた。準々決勝と準決勝ではスタメン出場し、重要な役割を果たしていたのにもかかわらず。しかし決勝では前半にアーセナル先制点を取られると、0-1で折り返す後半頭から投入され、チームは一変する。最終的には2-1のスコアで見事に逆転勝利し、バルサに通算2度目のビッグイヤーをもたらした。
2008年夏~ バルサ新時代
監督がペップ・グアルディオラに変わり、ロナウジーニョやデコなど一時代を築いたメンバーが他クラブに移籍したチームで、イニエスタはプジョル、チャビ、バルデスらのラ・マシア(バルサの育成組織の名称)出身選手とともに、キャプテンの一人に選ばれる。
監督自身もラ・マシアの出身でもあり、バルサのリーグ4連覇の立役者でもあるグアルディオラは、クラブの哲学を重視した起用をするようになり、必然的に下部組織出身の選手が重要な役割を果たすようになる。
しかし新生バルサはシーズン最初の試合を落としてしまう。そしてその次の試合も引き分けに終わってしまう。この結果を受けて、メディアにはグアルディオラ批判が渦巻くこととなる。こうした批判の声はマドリードのメディアだけでなく、クラブ内でもささやかれていた。
ネガティブなプレッシャーにさらされるグアルディオラであったが、このとき彼のオフィスにイニエスタが現れる。そして気落ちする監督に彼はこう告げた。
「心配しないでください、監督。僕らは全部制覇しますから。いい方向に進んでいると思うんです。このまま続けてください。いいプレーができているし、トレーニングも楽しい。お願いだから、何も変えないで下さい。」
ー中略ー
短かったが、心のこもった深い言葉だった。不意を突かれたグアルディオラは、何の言葉も返せなかった。彼はかけられた言葉自体にも驚いていたが、それを言ったのが口数の少ないイニエスタだったことに、いっそう驚かされたのだ。
その後のバルサの快進撃は口にするまでもないだろう。この年リーグを制したバルサはチャンピオンズリーグも制覇し、さらにリーグカップ、クラブワールドカップを含む出場大会すべてのタイトルを獲得し、前人未踏の年6冠の偉業を達成した。
この年からのリーグ3連覇、そして2010ー11年のCL制覇と順調にタイトルを重ねる中、イニエスタは不動の選手となり、チームを支え続けた。
2010年ワールドカップ
2010年には負傷を抱え出場が危ぶまれる中、南アフリカワールドカップのスペイン代表に選出された。直前で完治したイニエスタだったが、チームはグループリーグ初戦のスイス戦で敗れてしまう。この日まで、ワールドカップ初戦で破れたチームが優勝した記録はなかった。しかし残りの2戦を2勝し、グループ首位で決勝トーナメントに駒を進めると、決勝トーナメントでは厳しい戦いを強いられるものの、ポルトガル、パラグアイ、ドイツをいずれも1-0で沈め、決勝まで勝ち上がる。
この大会でイニエスタは、グループリーグ第2戦のホンジュラス戦を除くすべての試合でスタメンに選ばれ、フル出場した。そして決勝のオランダ戦、0-0のスコアで迎えた延長戦後半、イニエスタが試合の均衡を打ち破るゴールを決め、スペインに初めてのワールドカップトロフィーをもたらした。
この決勝ゴールを挙げた直後、イニエスタはユニフォームを脱ぎ捨て、メッセージの書かれたシャツを見せた。それは2009年に心臓発作で亡くなった友人へのメッセージだった。(エスパニョール所属のダニエル・ハルケ、享年26歳。ちなみに当時中村俊輔もエスパニョール所属していて日本でもニュースになったのを思い出しました。)
バルサでの成績
イニエスタはチームで主役の一人として、”魔法”を使いチームを操り、数々のタイトルをもたらした。ここではイニエスタが2002年にトップチームに合流してからの15年間の記録をまとめる
個人成績 : 通算674試合出場、57得点 (リーグ、カップ戦など含む)
チーム成績
■スペイン1部リーグ:優勝9回、2位5回、他3位1回、6位1回
特にグアルディオラが就任してからの2008ー09年以降、バルサはすべてのシーズンをリーグ2位以上で終えている。
■スペインカップ :優勝6回、準優勝2回
■欧州CL :優勝4回
イニエスタがトップチームに昇格し、2006年にビッグイヤーを獲得する以前の栄冠は、グアルディオラがまだ選手として活躍し、ヨハン・クライフが監督を務めていた1992年まで遡ることとなる。バルサがそれ以前にこのタイトルを獲得したことはない。
2018年5月24日~ 日本へ
この日、アンドレス・イニエスタが2018年7月より、Jリーグのヴィッセル神戸に移籍することが公式HPで発表された。
彼がどのようなプレーをするのか、今から楽しみで仕方がない。その技術に疑いを持つ人間はいないだろうが、日本のサッカーが水に合わず、給与に見合わない活躍のまま去っていった選手も多い。
しかし彼自身が「挑戦」と表現しているように、すべてがバルサにいた頃のようにできると考えているわけではないだろう。無口で献身的な彼の性格は、日本人にも馴染みのあるものでもある。
2018年07月21日現在、リーグ6位のヴィッセル神戸に彼がどんな魔法を掛けるのか、刮目して見ていきたい。
その他、予習教材
プレー集
2010年のワールドカップ決勝ゴールのシーン
ヴィッセル神戸の吉田監督は22日の起用を明言したようですね。
Jリーグ中断明け。新戦力は・・・
昨日、2ヶ月の中断を経て、ようやくJリーグが再開されました。
期待の新戦力、神戸のイニエスタ、鳥栖のトーレスはというと、残念ながら出番はありませんでした。まあコンディションや連携の問題、そもそも登録の問題などもありますので、難しかったでしょうね。イニエスタはW杯も出てたわけだし。
磐田に移籍した大久保なんかも登録が間に合わなかったようで、ベンチ外でした。他のチームでも、新戦力のお披露目はなく、ちょっと残念。
イニエスタに至っては、来日の日が試合開催日だったようですね。22日にホントに出れるのかな?
下記はピックアップした試合のレビューです。
仙台 2 ー 8 横浜
このカードがもっとも衝撃的な結果になったのは意外です。仙台ホームでこんなに失点するところは見たことがありません。なんだか後に引きそうな負け方ですね。前半4失点で後半も修正できていないので。
今年の横浜は結構どかっと点を取る試合が多い気がします。一方で、0点に抑える試合が少ないです。チームのバランスを変えたのでしょうかね。塩試合が減るのは見ている分には面白いですが。
清水 3 ー 0 C大阪
清水が完勝という結果になりました。セレッソはチームスタイル的に夏に弱い面もあるのですが、さすがにこれだけ離されての負けはどうなんでしょうね。夏の移籍で柿谷がガンバに移籍するなんて報道もありましたけど、チームのモチベーション的な面が気になります。
磐田 3 ー 3 鹿島
選手も言っているように、鹿島としては悪くない試合だったと思います。3失点はしましたが、失点したのは全部19歳の町田のあたりからなので、昌子が復帰してくれれば防げる部分もあったでしょう。町田はまだまだ経験不足でしょう。
攻撃面では、金崎、レアンドロが不在の状況でも3点を奪えていますので、まあ悪くないですし、全体的に狙い通りの試合はできていたのだと思います。
鹿島で気になるのはジーコのTD就任でしょうかね。なんでこの時期に?って思いましたが、レオシルバいなかったですし、レアンドロ帰国と、ブラジル人とのコミュニケーションに問題があると推察されます。もっと深刻な問題があったりするかもしれませんが、そうでないといいんですが・・・
磐田の方はというと、3回リードを奪いながら守り切れなかったのは、やはり良くなかったと考えるべきでしょう。鹿島にキープされる時間が長かったせいか、いまいち磐田のプランというものが見えなかった部分があります。
効率的に得点を重ねたのは好材料ですけど、引いて守ってカウンターでは完全に弱者のサッカーですし、失点も多いのでこれでよかったのかは疑問。
ただ、磐田のダイレクトでクロスを上げてくるサッカーと、2列目から選手が飛び出してくるスタイルは、鹿島もマネしたらいいのにと思わず羨望の目で見てしまった。
鹿島の攻撃ってどうも相手を見てから動くようなところがあって、スムーズにパスが回らないことも多くて、結構もやもやすることが多いんですよね。なんだか杓子定規というかパターン化されているプレイも多く、相手としては読みやすいんじゃないかと思います。
後ろ向きにボールを持つシーンも多いですし、比較的キープしやすいサイドでのプレーばかりで、肝心のバイタル付近でのプレーが少ないため、あまり脅威を与えられていないように感じています。
トーレス、イニエスタなどJリーグ2018年夏の移籍まとめ
フェルナンド・トーレスの移籍が決まりましたね。
一時はJリーグのフライング発表に不振感を抱いたとかで破談になりかけましたが、なんとかまとまったようです。
Jリーグに大物が来てくれるのは、いちファンとして素直に嬉しいです。
以下、夏の移籍市場を、動きの大きかった3チームを中心にまとめました。()は移籍元・移籍先です。
1.ヴィッセル神戸
IN ← アンドレア・イニエスタ(FCバルセロナ)、大崎玲央(徳島)
OUT → ハーフナー・マイク(仙台:期限付き)、レアンドロ(東京V)、チョン・ウヨン(アル・サッド)、小川 慶治朗(湘南:期限付き)
今夏一番のビッグネーム、イニエスタの加入がありましたが、流出も多く戦力の積み上げとは言えない一面もありますね。特にDMFのチョン・ウヨンは今年冬に中国から獲得したばかりなのに、いいんでしょうかね。守備面は課題だと思うんですが。
もしかしたら、外国人枠の整理をしたいという思惑もあるのかもしれませんが。だとすると、来年再びビックネームの獲得があるんでしょうか。ちょっと期待しちゃいます。
2.サガン鳥栖
IN ← フェルナンド・トーレス(アトレティコ・マドリード)、豊田陽平(蔚山:期限付き満了)、乾大知(長崎:期限付き)
OUT → 水野晃樹(熊本:期限付き)
なんといってもフェルナンド・トーレスの加入が大きいですね。前半戦はイバルボが集中マークされて自由にプレイできないシーンも結構みられましたが、マークの分散で相乗効果が出る可能性はあります。豊田の復帰もあり、FWには不足しませんね。
ところでイバルボは4年前のW杯で日本と対戦していたんですね。このあいだしりました。代表ではあまりゴールを決めてないようですが、まあストライカーという感じの選手でもないんですよね。
3.名古屋グランパス
IN ← エドゥアルド・ネット(川崎)、中谷進之介(柏)、丸山祐市(FC東京)
OUT → ワシントン(契約解除)、松本(相模原:期限付き)
ボランチにCBと、リーグ最多失点の汚名を返上すべく、大胆に補強をしてきました。特に昨年の川崎の優勝メンバーのネットを引き抜けたのは大きいんじゃないでしょうか。風間監督がひっぱってきた、ということなんでしょうかね。かなり意外で、驚いた移籍でもあります。
その他
かつて鹿島に所属していて、クラブワールドカップにも出場してました。ポルティモネンセでは中島翔哉と共に結構活躍してたみたいなんですけど、日本でプレイしたかったのか条件が良かったのか、オリベイラが誘ったのか。鹿島ではあまり活躍はしてませんでしたが、フィットすれば能力はある選手です。
川崎F : OUT → 大久保嘉人(磐田)、エドゥアルド・ネット(名古屋)
出て行く選手のみで特に補強はありません。大久保は年齢もあり中心選手というわけでもないですが、ネットは出しちゃって良かったんでしょうかね。
G大阪 : 矢島、泉澤がレンタル移籍での放出。なんかおっさんばっか残っているような。それともユース選手を育てる方針だったりするんでしょうかね。
FC東京 : 甲府より仕上げのリンスが加入。前述のとおり丸山が名古屋へ移籍
C大阪 : メルボルンよりピアス・ウェリングが加入。謎の外国人。身長191cmだそうです。
OUT → 乾、田代、ベン・ハロラン、碓井
徳島(J2): IN ← ピーター・ウタカ 、 OUT → 大崎玲央(神戸)、山崎(湘南)
ウタカの獲得は大きいですね。一方、昨年末から選手の流出が多い点は気になりますが。
福岡(J2): IN ← レオ・ミネイロ、吉本 、OUT → デ・メロ、エウレー
以上です。夏なので全く動きのなかったチームも結構ありますね。
いよいよ来週末からJ1も再開されます。待ち遠しい!
日本敗退、惜しかったけどでもやっぱり・・・
ロシアW杯 決勝トーナメント 1回戦
日本 2 ー 3 ベルギー
これまでブログでは結構批判めいたことも書きましたが、いい試合だったなと素直に思いました。
負けた選手達は本当に悔しいでしょうね。2−0は危険なスコアとよく言いますが、その通りになってしまいました。
最後の本田のフリーキックにはカペッロが批判しているようです。
でも個人的に、同点で延長戦を戦ったとしても、結局逆転されてしまったんじゃないかと思っています。
日本はもう体力があまり残ってなかっただろうし、交代枠が残っていたとはいえ、控え選手が出てきて、状況が変わったと思えませんし、だから西野監督も使わなかったんじゃないでしょうか。
もしかしたら延長で仕掛けるために温存しておいたという可能性もありますが、だとしたら監督のミスですね。そもそもセネガル戦も交代が遅く、運動量が低下してきたところで失点していますし、あの時間帯には何か手を打たないといけなかったと思います。
でもそれはそれとして、ベルギー戦後に思ったのは、この戦い方じゃベスト16が限界じゃないか、ってことです。
今の日本代表は、点は取れるけど、守れないチームなんです。その守れない部分を前から全員で走ってチームで守備するから、それができてるときは守れるんですけど、疲労とかミスとか3点目の早いカウンターとか食らった場合に対処できないんです。
おまけに海外の選手は190センチオーバーの選手も結構いますし、フィジカル面で日本の選手は劣ります。(あと余談ですが、日本の選手はクリアがヘタなのか、小さいクリア多く失点に繋がっているのは改善できないのか、と思いながら見ています。セネガル戦の1失点目とベルギー戦の1失点目)
あと、セル爺も言うように、あの2−0の場面でこそパス回ししたら良かったんでしょうね。
あと植田を使えばってのも同意。西野監督は植田を使うフォーメーションを作れなかったのか、またはW杯初出場となる点をリスクと考えたのか、どうなんでしょうね。
植田だけでなく、他にもベンチに座っていた選手がいましたし、交代枠は余っていたのに起用しなかったのは、どちらかといえばできなかったんじゃないかと思ってます。メンバー選考をミスったと言ってもいいと思う。最初に3バックをやりたいと言っていたせいもあるかもね。
1勝しただけってのはその通りだね。
さて、もう次の監督人選が始まってるようですね。
僕は次も外国人の監督がいいと思ってます。そして守備の改善をして欲しい。最近の日本代表は守れないですよ。4年前もそうだったでしょ。2−3のシーソーゲームは見てる方は面白いけど、勝ち負けの部分では厳しいことも多い。特にワールドカップみたいな真剣勝負の大会では。
1−0で勝てるチームを作って欲しいんですよね。でも協会やスポンサーやサポーターがゆるさないんだろうな。その辺も日本サッカーの未熟なところなんだろうかね。
昌子はこんなこと言っているけど、今回のメンバーの中で彼が一番予想以上の活躍をしたと思います。ルカクをマンツーで押さえる力はまだないけど、今後に期待します。
次のワールドカップもディフェンスラインは同じでもいいんじゃないでしょうかね。もちろん台頭してくる選手が出てくるのはうれしいことですけど。
オフェンス陣は中島あたりが乾の代わりに台頭してくるかどうか。大迫はまだまだやれるでしょうけど、バックアップの選手は出てきて欲しいですね。ボランチは三竿の成長に期待したいです。タッパのあるボランチが1枚くらいは欲しいですからね。あとなんと言ってもGKです。世界レベルのGKに育つ選手出てこないかなぁ。
と、次のワールドカップが早くも楽しみになって来ました。
これでいいのか日本代表
ポーランドに敗戦も決勝トーナメントに進んだ日本代表ですが、試合終盤でのパス回しには批判の声もあるようです。
アンチフットボールってのはまあ正当な批判でしょう。ロシアがやたら厳しく文句を言ってくるのは開催国だからサッカー自体の面白さが一番重要だからってことでしかない。
僕は問題はそこじゃなく、そもそもそういう状況に陥ってしまったこと自体が問題だと考えているので、最後のパス回し自体には、まあ残念くらいにしか思ってません。
他の国だって同じ状況に置かれたら、同じ戦法をとった可能性はあるでしょう。でも他力本願過ぎるよね。それだけじゃなく、この試合は全体的に低調で、ポーランドも別によくなかった。これまで2連敗しているだけあるし、コロンビアに3−0で負けたのもうなずける。日本がそれ以上によくなかったんだけどね。
日本が決勝トーナメントに進めたのは、コロンビアのおかげじゃん?みたいな感じになったし、何より第一線、第二戦で高まった日本サッカーに対する期待がしぼんでしまった様に感じる。
これで決勝トーナメントに出てもな、次で負けたら結局今までと変わらないって事になる。この八年間で日本のサッカーは何も成長しなかったって事になりません?
大幅にターンオーバーをしたものの、試合では機能しなかった。ベルギーもイングランド戦でターンオーバーをしている関係上、コンディション面での優位はない。
ベルギーは第三戦の時点で決勝トーナメント進出が決定していたか、別に負けてグループリーグ2位でもよかったし、むしろそっちの山の方が楽だったとも言える。この試合はどちらもベンチの選手にチャンスが与えられたんだけど、アピールしたい選手の気持ちもあるだろうし、なかなか見所のある試合だった。
一方日本のターンオーバーははっきり言って機能していなかった。一番問題にすべき点はそこじゃないかなと思っている。長友がスタメンが漏れていたと報道陣に苦情を言ったようだけど、影響はなかったんじゃ無いかと思う。
事前番組でもアンカーを入れた4−3−3スタイルにするんじゃないかとか、酒井高徳をボランチに入れて柴崎がトップ下に入るんじゃないかとか、日本のコメンテーターでさえ混乱していたくらいだから、ポーランドが特別な対策を施すリスクは犯さないだろうと思うし、危険だと感じる選手がベンチにいたからかえって楽だったんじゃないかな。
西野ジャパンは運で勝ち進んだ感じがやっぱり否めない、ということがポーランド戦ではっきりしてしまったし、ベンチの選手のプレーの質はやっぱり良くない。少なくともベスト16レベルではないという結論は性急だけど、そういう論調になってしまうのもやむなしかなとおもう。
個人的には第三戦の西野采配は”失敗した”という印象。フェアプレーポイントとか他会場の結果を意識しすぎて自分たちのすべきことを見失ったように思える。それに決勝トーナメントを意識したのならなおさら岡崎を無理して先発させたのは理解できない。本田を入れた4−2−3−1の方がまだ良かったと思う。守備面に不安があったのかもしれないけど、それを言うならそもそもの選出メンバーに問題があったんじゃないか。右サイドに本職じゃない酒井高徳を使ったくらいだし、いざって時に使える守備的なDMFもいないんじゃね。大島はケガがあったにしても、遠藤と植田は何のためにいるんだかよく分からなくなっている。これだったら久保裕也を呼んでおくべきだったと思うし、なんで宇佐美をえらんだのだかよく分からない。やっぱり西野監督は運があっただけにしか思えない。
要するに、決勝トーナメント進出という”結果”は出たにせよ、「日本のサッカーこれでいいの?」っていう、先の見えなさが露呈してしまったというか、コロンビア戦の勝利で一旦棚上げにしたことがもう一度顔を出してきたんじゃないかな。そもそもこれだったら監督はハリルでも良かったと思うし、これからどうすんのって思いが強くなった。若い選手もいないし、これで代表引退する選手もいるだろうし。
いまから次のワールドカップのことを考えても仕方ないんだけど、せめて協会や関係者は考えていて欲しいと思うんだけど、あまり期待しない方がいいのかな。
幸運に恵まれた日本代表、一方totoは初の3億円超え。
日本勝ちましたね。
前半3分に相手が退場するというラッキーさはありましたが、予想外の勝利。
まあ100回に1回くらいの幸運に恵まれました。
試合では大迫が決勝ゴールを決め、カルロス・サンチェスの退場と先制点につながるプレーを見せました。個人的には大迫がMVPだと思います。
大迫は他の場面でも、よく走ってチームに貢献していましたし、特に競り合いに勝っていたのが印象に残りました。今の日本の攻め方だと、やっぱり大迫がいないとボールを当てるところがなくなってしまい、うまく機能しなくなるような気がします。
しかし数的優位となった後は、あまりよくなかった。
コロンビアは選手退場後もすぐには選手交代をせず、守備にも結構穴があったにもかかわらず、なかなか追加点を奪えませんでしたね。
失点したフリーキックの場面ではこんな話も・・・
ワールドカップ初出場の昌子も落ち着いた安定の守備でしたが、やっぱりコロンビアが11人だったらもう1失点くらいしてるんじゃないかなという懸念はあります。
後半は少しよくなったと思いますけど、決勝点もセットプレイですし、なんにせよ90分以上10人対11人でやっていたので、普通の試合として評価するのもどうかと思います。
あと勝ち点2とれば決勝トーナメント進出は確実ですが、2敗すると敗退してしまうのであと二つの試合もきっちり勝ち点を取っていかないといけないです。
まあなんにせよ油断せずに次の試合も戦ってほしいなと。
ちなみにtotoを買っていたんですけど、4つはずしでした。
今回のtotoではついに3億円超えの当選がでたようです。
http://sport-kuji.toto-dream.com/dci/I/IPB/IPB01.do?op=lnkHoldCntLotResultLsttoto&holdCntId=1015
結構波乱があったので、そのせいもあるでしょうかね。
なんにせよ、うらやましい。