2006-10-01 ジョン平とぼくと 大西科学 book あ ★★★★ この手の本には、今まで縁がなかったので、買うのにちと勇気が要りました。 魔法使いのいる世界に科学を持ち込むあたりが、さすが大西さんという感じ。 ジョン平の特殊能力については、おいおい明らかになるのかしら?気になるところです。
2006-08-15 神無き月十番目の夜 飯嶋和一 book あ ★★★★★ 小生瀬の人たちの運命がわかっていながら読み進めるのは、とてもつらかった。藤九郎が何とか村を救おうと苦心する程、事態は悪いほうに転がってしまい、読んでいると怒りや悲しみで胸が苦しくなってくる。でも読まずにはいられない。そんな引力を感じる本。
2006-07-20 告白 町田康 book ま ★★★★ はて、熊太郎は極度に思弁的ということらしいけど、考えてることがうまく言葉にできないなんて、よくあることのような気がする。思ったままを口にして生きてる人なんてそうそういないでしょう。私も、「はたしてこれが自分の本心なんだろうか?」とかよく自問自答するし。 熊太郎って実はすごく普通の人なんじゃないかなぁ。
2006-05-27 ベルカ、吠えないのか? 古川日出男 book は ★★★★★ 主人である人間に翻弄されながらも、野生の本能を目覚めさせていく犬たちがかっこいい。 犬の歴史を通して人間の歴史が描かれているところが新鮮。
2006-05-14 陽気なギャングの日常と襲撃 伊坂幸太郎 book あ ★★★★ 来ましたねぇ、続編。 これだけ濃いキャラ揃えて一冊で終わったらもったいないしね。相変わらずの惚けた会話が楽しい。展開には無理があるけど、そんなことはどうでもいいのさ。
2006-05-09 魔女は夜ささやく ロバート・R・マキャモン book ま ★★★★ ラストのビドウェル氏の変わりようが、都合よすぎてちょっと不満。でもまぁなんだかんだあっても、最後は「ええ話やわぁ」と思えるところが好きだな、この作者。 相変わらずの寡作っぷりで次がでる気配がないんだけど、やっぱ引退なのかなぁ。もったいないなぁ。
2006-05-01 ワイルド・ソウル 垣根涼介 book か ★★★★ テーマがテーマだけに重苦しい話なのかと思ったら、ラテン系キャラのおかげでうまい具合にエンターテイメントになってるところが予想外で良かった。 事件が起こるまでが長かったから、いったいどんなことをやらかすのかとかなり期待したんだけど、蓋をあけてみたら意外と地味だったな。