年齢=障害者家族歴な主婦のドタバタのほほん日和

重度自閉症者のきょうだい児として育ち、結婚後は軽度知的障害児二人の母になりました。障害支援分野でNsをやっています ☆

より良き人生の為にスマホの管理を反省してみよう

連休は静岡旅行をエンジョイしてきた四人と一匹我が家。

えぇ、楽しかったです。

道中は雨でも楽しめるスポットが色々とあって、立ち寄りながら宿を目指すことができました。

茶の都ミュージアムで1番っ子好みのティーパックを爆買いしたり、しみしみ静岡おでんを味わったり、雨の合間に有名な神社にも寄ったり、日帰り温泉で一息ついたりもして。

おかげで長い移動時間も苦にならず。

旅行はやっぱりいいものですな。

また行こうね!と、喋りながら笑顔で帰ってきたのですが・・・。

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スマホが行方不明

相変わらず2番っ子が、やらかしておりました。

最近は親の管理を卒業し、自己責任を基本とした主体性を発揮するように促されているところですが、しかししかし。

行動力はピカイチな割に注意散漫なところがあり、日々危なっかしさを感じさせてくれる今日この頃。

そんななかで今回は

②「スマホどこかなー(•́ω•̀;≡;•́ω•̀)見つからないなー」

と帰宅後に探し回っており、その姿を見て

(私)「またか・・・(›´÷`‹ )」

とゲンナリした次第です。

でもまぁ、あれだ。

コレは前回の「父の財布からお金をコッソリ取ってもうた事件」とは全然違う。

誰にも迷惑かけていないし他者を傷つけたり欺いたりするものでないから、私にとっては別にどーでもいい類だわ。

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他者に迷惑をかけたり傷つけたりしたら、「反省して次から気をつけます!( •̀ω•́ )✧」「今回の失敗を今後に生かします(*`・ω・´)」なんて言ってたら、それこそ激おこもんです。

 

「嫌な思いをさせられた側は次どころか今のあなたがすでにダメだし、これからもそれは変えられないの。謝罪や反省さえすれば間違いの前に戻れるなんてことはないの。相手はずっとあなたに不信感を抱き続け、それは絶対に消えない」

 

「自分基準のOKにすればいい」みたいな自己中にはなってほしくないです。

その感覚で他者と関ろうとしても良好なものは築けないだろうし、できたとしても脆く薄い、ちょっとした事で呆気なく壊れるものにしかならないでしょう。

そうなると待っているのは後悔ばかり。

たまに後悔しない前向き風自己中もいますが、普通の人はそういうタイプには警戒して近づかないです。

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後悔ばかりや孤独な人生なんて送ってほしくないから、他者に迷惑をかけるような行いをした時はガッツリ叱り、「二度とこんなことしない」と心底感じてほしいのです。

しかし今回のケースは、己の失態にガーンとショックを受けつつも行動を振り返り反省して、次からどうすればいいか考えるだけでOKかと。

スマホ紛失は誰に迷惑をかける訳でもない(気づくのが遅いとヤバイこともあるけど)。

本人はショックでしょうけど、いざとなればAndroidデバイスマネージャーの遠隔操作で初期化しちゃえばいい。

そして本当に失くしたのならば、そこでおしまい▷▶当月中に契約解除。自己管理できないなら持たせられん!

という流れにしようと頭の中で計画を立て、私は説教せずに「頑張って探しなよ〜」という態度を通すことにしました。

 

GPSは便利だな

トーンモバイルには簡易的なGPS機能がついているので、私のスマホからすぐに位置情報を確認できます。

慌ててスマホを探し回っている2番っ子を横目に、スマホが静岡のどこかにないことを願いながらググッてみると・・・。

ジャーン! 

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スマホの所在を示す印は、我が家の駐車場を指していました。

コレって車の中に落ちてるってことでしょ?

ってことで、サラッと

(私)「車の中も見てみればー?」

と2番っ子を向かわせました。

 

しばらくすると

②「助手席の下にあった!!(´இωஇ`)ホッ」

と半泣きで戻ってきました。

その手にはスマホと・・・まぜご飯の素。

そんなの、最近買った記憶ないけどなぁ。。。

とよく見たら、賞味期限は2022年の表記。

多分これは、一昨年のゴールデンウィークの長野旅行で買ったやつでは。。。

椅子の下の見えづらいところに入り込んで、これまでずっとソコにいたんだね。

②「スマホはまぜご飯の素の上に乗っかってたよ!!」

さよーですか(꒪⌓꒪ ガーン)。。。

 

ではとりあえず反省しましょう

呑気な態度で構えてみましたが、スマホを失くすなんて結構リスキーなことです。

いまはまだ大した利用はしていませんが、今後は個人情報を管理したりお財布代わりにだってなるでしょう。

安易に紛失しないように気をつけさせなければ。

そうだ、今こそこれを反省して今後に生かす時ぞ!!

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(私)「どうしたらなくさずに済むかな?」

②「うーん、、、気をつける?」

(私)「どういう対策が気をつけることになるの?」

②「ずっと握ってるとか、カバンから出さないとか?」

 

いいかもだけど、実際にやろうとしてもでは無理じゃない?

でもよくよく考えたら1番っ子はそれに近い生活をしているような。。。

 

スマホ紛失対策からのより良き人生を

1番っ子はスマホカバーにストラップをつけて、自宅外では常に首から下げています。

そしてカバーは真っ赤で所々に星マークがあるThe☆ハデハデ。

自宅では使用や充電時以外は通学鞄の中に入れています。

そして派手なカバーのおかげで鞄の中に埋もれていても速攻で見つけることができます。

ありきたりで単純だけど、先ずはこういうのからしっかり整えていくか?

2番っ子は暗めの青でシンプル・シックな感じがお好みだからコレなら目立つ!というものはなかなか見つからないだろうけど、一緒に探してみよう。

後悔することはせず、でも反省はたくさんして、「昨日より今日。今日より明日」と、より良き日々を歩んでいこうね。

小学生ももう少しで終了です。

次のステップに向けて、頑張ろうぜ!

 

おまけ

これを書いた後に2番っ子のランドセルから毎日小学生新聞(2018.3.3)のコピーが出てきました。

道徳の授業でもらったのかな?

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ちょっと珍し系(?)運転シミュレーターを楽しめる施設

運転シミュレーターが好きな2番っ子。

普段は自宅プレイステーションで「電車でGO」と「東京バスガイド」の運転に取り組み、日夜運転技術の向上(?)に励んでいます。

しかしテレビ画面上での鍛錬には満足できなくなったようで、様々な機械に触れたいと話すようになってきました。

そこでお出かけ大好きが幸をなしてか、各地の鉄道系ミュージアムを毎月親子で楽しむように。

ちなみに今月の前半は鉄道博物館に行ってきました。

これも立派な社会勉強。

「楽しいお出かけ」は公共交通機関を利用したり、外食や買い物をしたり、順番を守って静かに並んだりetc…良質な学びの宝庫です。

元々注意力散漫で危なっかしい子でしたが、積み重ねた体験のおかげで外を出歩く分には大分安心感が持てる振る舞いをできるようになってきました。

四月からは中学生。

そろそろ一人で近場なら行かせてもいいかなぁ、と思えるようになってきた今日この頃です。

 

ところで、そういうところには必ずと言っていいほど立派な運転シミュレーターがあります。

タダで利用できるところも多く、お財布的には大助かり。

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しかし最近はそれもマンネリ気味な様子です。

そこで、折角だからいつもとは違う乗り物に挑戦してみない?と軽い感じで話題にしてしまったのが運の尽き。

旅行大好きマイダーと2番っ子がノリノリになってしまい、「どこにあるの?!なんの乗り物!?」の騒ぎに。

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一応知ってはいるんだけど・・・

行く?

遠いよ?

関東じゃないし。

と念を押すと

(ダ)②「二月の三連休に行くぞ!٩(.^∀^.)งLet's go」

とさらに盛り上がってしまいました。

(私)①「・・・(°Д°(´°д °`))マジカ」 

 

航空自衛隊浜松広報館エアーパーク

飛行機のシミュレーターができるところはそうそうありません。

浜松市にあるこの施設は、資料館の3階に四台の簡易型シミュレーターがあり、ちびっこでも操作可能。

お隣の建物1階にもシュミレーターが一台あり、こちらは本格的且つ時間予約が必要です。

しかし資料館3階の方は並んで順番が来ればすぐにできます。

もう一度プレイしたければ、再度列に並べば良し!

展示物や映像資料を見たり戦闘機に乗ってみたり、訓練のVR体験ができたりとシミュレーター以外にも楽しむことができる凄い施設です。

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私的にはVRがドーンと来ました_(›´ω`‹ 」∠)_

座っていた椅子から落ちそうになったもんなぁ(恥)。

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自衛隊さんはいっぱい大変な思いして頑張ってくれているんだなあ。

勉強になるし感謝の気持ちでいっぱいにもなる感慨深い施設です。

 

ヤマハ発動機コミュニケーションプラザ

もうひとつは磐田市にあるバイクのヤマハの施設。

広いフロアの中にバイクや車、船など、そのなかでも特にプレミヤムなアレやコレやが展示されています。

マシン好きには眩しい場所でしょう。

一部のバイクは跨ってOK。

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もちろんシミュレーターもバイクに跨って操作をするタイプです。

早速張り切って乗ってみた2番っ子。

しかしすぐに戸惑う様子が。

②「・・・出発できないんだけど(汗」

そうだよね、クラッチとか左足での操作とか分からないよね。

ならば説明してあげよう!

母は実は二輪車中型免許持ってんだぞ〜。

1番っ子を妊娠してすぐに、問答無用でバイク処分されて以降乗ってないけど。

と得意気に教えようとしたら、先にマイダーがバイクの横に立ちテキパキと説明していました。

二輪車免許持ってないくせになんでそんなに詳しいんじゃ、まったく。

不完全燃焼した私は、2番っ子の次に親なしで単身挑戦しようとしたけどやっぱり発車できず戸惑っていた少年に手とり足とり説明しときました。

いきなり子どもひとりでは難しい機械のようですね。

それでもなんとか操作を理解できた2番っ子は楽しかった様子。

何度も並び直してトライしていました。

聞くところによると、200キロ以上の速度を出せるそうです。

隠れ画面暴走好きにはたまらないとのこと。

なんだその趣味は( ̄▽ ̄;)

他に船の運転や魚釣り(何故?)のシミュレーターもありましたが、2番っ子はひたすらこのバイクタイプに没頭していました。

 

まとめ

シミュレーターの写真を撮り忘れてしまいました(*´・人・*)

どちらも駐車場代も入場料もシミュレーター利用料も無しのコスパ最強施設です。

ちょっとでも気になった方は実際に施設を訪れて、是非本物を見て触れてお楽しみください。

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我が子が親の金を盗んだから、親として対処した話

被害者マイダー(マイダーリン)は、1月終わり頃から利き手側手首の痛みを訴えて通院中。

負傷した覚えは特にないものの、痛みの他に腫れやむくみなどの症状も見られました。

え?リウマチ?神経痛?それとも夜に酔っ払ってふらついて壁とかにぶつけたんじゃないの?

よく分からないけど、リウマチも見てくれる整形外科で診てもらいなよー。

 

なんて勧めてみたけど、当の本人は「めんどくせー」と気が乗らない様子。

しかしやはり利き手の痛みが続くと生活しづらいようで、渋々受診することにしましたとさ。

 

そしてある日の夜

(ダ)「明日病院行くからATMでお金おろしといた」

と夕飯の席でみんなに受診宣言をしていました。

( ˙³˙)( ˙³˙)( ˙³˙)フーン

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「なんか、一枚足りないんだよね」

病院では問診後にレントゲン撮影をしたとのこと。

Dr.は一目見て「これはリウマチではないよ」と即答 (*´∀`)=3 ホッ

レントゲンの結果、骨の異常も無し。

とりあえず湿布を処方され「2週間後にまだ痛かったら、また来てね」と言われて終了しました。

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問題は会計時。

財布の中に入っているお金が、思っていたより少なかったそうです。

詳しくは、前日にATMから引き出したお札の枚数が一枚足りないと。

それでも支払いには足りていたので事なきを得たのですが、帰宅してから

(ダ)「なんか変なんだよなー。出金金額を間違えたのかなー」

と、しばらくブツクサ言っていました。

 

通帳記帳していなかったから直ぐには確認できないけど、多分間違えてたんじゃない?

たまにはそういうこともあるよねー。

スマホで残高見られるようにアプリをダウンロードしとけばー?

 

なんて会話をしながら、その時の会話はおしまいでした。

 

それから2週間後の夕飯時。

(ダ)「明日は午後から仕事だから午前中に病院行く。そんでついでに税金払ってくる」

と、再度翌日の予定を宣言したマイダー。

帰宅前にATMからそのためのお金を引き出してきたと。

(私)「現金派なんだねー。いちいちATMに行くのがめんどくさい私はクレジット派だよ〜。HAHAHA」

なんて会話をしていたような。

 

そして翌日。

仕事中の私のLINEに不穏なメッセージが来ました。

(ダ)「昨日おろした金、一万足りない」

 

病院での会計時に気づいたそうです。

 

はい?!

一万?!?!

また金額間違えたんじゃない?

(ダ)「通帳記帳していたから間違いない」

ATMの後にお店に寄って買い物した時に使ったんじゃない?

(ダ)「昨日はどこにも寄ってない。帰ってから今日の病院会計まで財布に触っていないし。これじゃ税金払いに行けないよ」

 

聞けば前回と今回使用したATMは同じ機械とのこと。

 

一枚少なく出すATMなんじゃない?

怖いねー!

もうソコ使うのやめたら!?

 

と真剣に返信していました。

・・・が、冷静に考えてみたら、ンなわけない。

そういうことじゃないゾ、チャント考えろ!!と頭の片隅で警告音が鳴り響いていました。

 

ダレカ、トッタ?

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盗人は誰?!

マイダーは帰宅後、財布が入ったリュックをリビングの椅子に引っ掛けます。

そして寝るまでリビングで過ごします。

主にテレビ前のコタツか、テレビ横のソファにいます。

要はテレビ人間。

テレビばっか観てて、リビングから出る時はお風呂とトイレくらい。

その時のリビングには大体私がいます。

子供たちは22時頃には自室に行ってしまい、私も直ぐに眠くなるため最後までリビングにいるのはマイダーです。

そして夜明けと共に目覚め、誰よりも早く元気ハツラツとリビングに登場するのもマイダー。

 

そんな状況で財布からお金を抜き取るなんて、誰ができる?

私?

いやいや、やってないし!

自分ちの税金用のお金なんて取ってなんになる?

支払いできずに督促状が来て詰むだけじゃん。

えー、じゃあ1番っ子?

いやいや、ありえない。

1番っ子は小学校中学年の時、我が家の200円を盗ったことがありました。

テーブルの上に置いてあったそのお金は、2番っ子がせっせとお手伝いをして(50円/回)稼いだものでした。

お金の意味がまだ分かっていない2番っ子は、テーブルの上に置いて眺めているだけ。

それをこっそり持ち出した1番っ子は、友達と一緒にジュースへ交換、なんてことを。

しかしそれは直ぐにバレて、私にこっぴどく叱られました。

そこで反省すればいいのですが、当時の1番っ子は「叱られたら取り敢えず逆ギレor相手をバカにする態度」をかまして強がるタイプでした。

要は「非を認めたら、もうこれ以上はかもしれない」と感じ、抗っていたのです。

そこを

「大丈夫。そんなことないから、安心して改心しましょう·̩͙꒰ঌ( ᐛ )໒꒱·̩͙キラキラ」

というタイプでは無い私とかち合えば、アカン化学反応を起こすというのが当時の常でした(ꐦಠہಠ)٩(`ω´٩ꐦ)

2番っ子が稼いだお金をジュースに変えたことを注意された1番っ子は、その場で私に向かって半笑いであっかんべー┏(ꒉ:)و ̑̑

①「やーだよー。聞いてやんないよー」

と半笑い顔で首を左右に振ったのです。

 

ピキーンッ。

 

その姿を目の当たりにした私は無言で1番っ子をビンタ。

1番っ子は驚きながらも

①「何すんだよ \٩(`ω´٩ꐦ)///」

と私に速攻でやり返してきて、互いに胸ぐら掴み合い殴り合った・・・ということがありました。

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当時の1番っ子は私よりも小柄だったとはいえ力は強く、なかなか良い勝負だったなぁ。

・・・じゃなくて、みっともなく殴り合い、互いに複数の痣をつくる結果となりました。

勝ち負けではなく、それくらい他者から怒りを買う行いをしたのだと自覚を持ってほしくて、その後3日間は一切口をきくことなく過ごしました。

それは殴り合うよりも強烈なダメージを与えたようで。

当時担任の先生からは、連絡帳に

(先)「1番っ子さんは反省しています。学校でも一日中元気がないので、許してあげてください」

と連絡帳に書かれてしまうくらいでした。

3日後にはいつも通りの親子に戻りましたが、その後も似たような出来事は高学年まで続き・・・。

世間から見たら、ただのヤバい虐待親だったんだろうな(苦笑)。

それでもめげずに(?)ダメな失敗をやらかし、注意に対して反抗的態度を示すがために親からこっぴどく叱られることを繰り返した1番っ子。

その甲斐があったのかどうかは定かではありませんが、1番っ子は

中学生になってからは、他者を軽んじるような行いをすることはなくなりました。

逆に軽んじられる側になることもありましたが、それでも

支援級だからって否定されたりバカにされることは何も無い。真面目に生きていれば、理解してくれる・味方になってくれる人は必ずいる。

そう言い続けて、いじめを乗り越えた中学時代。

いじめっ子を反面教師としたのか、高校生になった現在は「他者を軽んじる行為=恥」「他者を見守ったり尊重する行為=正義」「正義の自分=カッコイイ!!」と認識したようで、不器用ながらもなんとか正直・真面目をモットーに生きようと頑張っています。

そんな姿を見て、日々誇らしく感じている母は、「1番っ子は絶対やってない!!」と言い切れるのでした。

 

じゃあ2番っ子は?

2番っ子は幼少期からとても良い子でした。

母にブチギレられ、怒鳴られ、時には殴られ、さらに時には父にも以下同文な1番っ子の横で「ああいうことしたら、こういうことになるんだ」と学習しながら育ちました。

そのおかげか、幼いうちから同じ轍を踏まないように、要は聞き分けよく、従順で愛想が良い子でした。

学校でも同じで、できる限り主体的に生活し、お友達とも仲良くし、平和に過ごせる日々を心から愛していました。

だからなのかそれはもう、どこに行っても可愛いがられました。

たまに調子に乗ってやらかすことはありましたが、厳しく叱られることはほとんどなく。

あっても一切口答えせず、目に涙を溜めて「はい。ごめんなさい」と呟くのです。

そんな態度をされたら、母も父もそれ以上叱れないではないか ('ω' ;)

多分2番っ子は、1番っ子の10分の1も叱られることなく、そのくせ何十倍もチヤホヤされて大きくなったのだろうと思われます。

これもひとつの才能。

不器用な1番っ子から見たら、2番っ子はそれはもうキラキラと輝やく羨ましい存在だったことでしょう。

しかし最近母はふと思ったのですよ。

 

こやつ、いまさらながら「大人はチョロイ」って、ちょっと思ってない?

って。

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小学六年生というと理想化から脱却し、大人を小馬鹿にするようになる時期です。

反比例して自信過剰な様子が見られますが、その自信の根拠となるようなものは大してないため精神的な揺らぎやすさをあわせ持つという、なんとも面倒くさい時期でもあります。

それに加えてホルモンの影響で、衝動性が高くなる&心のブレーキがかかりにくくなっちゃったりもして。

ダメと分かっていてもやりたいことをやって「なんでそんなアホなことしたんだよっ」とツッコまれてしまう、周囲を呆れさせる行動が目立つ時期でもあります。

しょーもないのですが、これは概ねみんなが通る道。

そして2番っ子は御多分に洩れづ、ここ一年ほどの会話で「(食べ過ぎ病で通院しているのに)あれもこれも食べたい!こっそり買い食いしちゃうぞ」「真面目な顔してすっとぼければ、なんだかんだで大人は誤魔化せる」「ダメだったらおちゃらけて逃げきってみせる!」という思惑が、時々見られるようになってきました。

 

おうおう、知的障がいを持っていながら大人を誤魔化せる方法をよく身につけたねー。

でもやっぱり詰めが甘いからバレバレよー。

怒られている時はしおらしくして、でも終われば直ぐに寝っ転がってテレビ見てガハハ笑いしてれば分かるっつーの!!

なんて内心思いながらも「決定的なダメ」を押さえられる場面がなかったのでスルーしていました。

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⇧数ヶ月前のコレもそのひとつだよな。

 

2番っ子の最近の動向

某テーマパークの年パスを、お年玉で購入した2番っ子。

 

冬休みが開けてからしばらくは放課後にも出かけ、アトラクションやテーマパークグルメを一人楽しんでいました。

交通費や入園料、アトラクション代はタダです。

でもテーマパーク内で毎回グルメを楽しんでいたら、あっという間にお金なくならない?

テイクアウトの唐揚げだって一皿600円から800円くらいするんでしょ?

 

お年玉やお小遣いの残りは1月半ばで五千円を切っていました。

なんで知っているかって?

2番っ子はお金の計算が苦手なので、お小遣い全額を交通系ICカードに入れているからです。

自販機で飲み物を購入する時もそれを使うので、表示される数字をそばでチラ見していたので。

以前観光地に行って食べ歩きグルメを楽しむ2番っ子に

(私)「そんなに買ってばかりいたらお金なくなっちゃうよ」

と忠告しました。

すると

②「大丈夫だよ。お札を出したら丸いお金をくれるんだ!丸いお金がいっぱいになったから今もお金持ちだよ♪」

と小銭入れに入っている一円玉や十円玉の山を見せてくれました。

それはお釣り・・・。

 

2番っ子は端数の硬貨を使用することがてんで苦手。

だからピッタリの金額があっても百円玉以上のお金を出して精算していたのです。

そんなことをしていたから、財布から硬貨を出すのが一苦労になってしまい(汗)

そんな中、キャッシュレス決済という素晴らしいツールを知ってしまった昨年冬。

青天の霹靂とはこのこと。

2番っ子にとってはまさに救世主でした。

残高はその辺にある自販機やコンビニATMで気軽に確認できる。

いくら持っているかをひと目で分かる!!

嬉しさのあまりお小遣いを貰うと直ぐに入金するようになり、手持ち現金は0の日々が続きました。

念のため緊急時用に少しは現金を持ちなさいと、お小遣いとは別に千円札を渡しても数日後には入金され・・・の繰り返し(´-д-`)ダメダコリャ

これがあればいつでも美味しいものを買える!

テーマパークの売店は交通系ICカードでお会計できるんだよ!

と喜ぶ2番っ子に「使いすぎないでねー」とやんわり忠告しながらも、ここ最近は一抹の不安を感じていたのです。

「今日はソフトクリームとポテトを買った」と話していた日もあり、結構金使ってるなーと思い、心配している風を装って尋ねてみたところ

②「間違えた!本当はソフトクリームしか買ってないよ」

と慌てて訂正したり・・・。

うん、どー見ても怪しい。

 

なんでそんなにお金があるの?

話は、マイダーから一万円足りないと連絡が来た直後に戻ります。

マイダーはこれから出勤する、いまは自宅にいる、とのこと。

(私)「だったら2番っ子の財布から交通系ICカードを拝借して、コンビニに立ち寄って残高確認してみてよ。財布なら棚の上に置いてあるはずだから」

まだお小遣い日にはなっていないから、残高は五千円を切っているはず。

どうかそうであって・・・。

 

夕方、マイダーからきたLINEは私の願望を見事に打ち砕いてくれました。

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(私)「最近なくなった一万円たちはここに移動したんだね」

という私のコメントにマイダーはただただショックを受けていました。

 

悪いことした時はどう注意する?

私は遠回しな物言いは嫌い。

相手に探りを入れているようで、下手したら信頼関係を壊してしまうような気がして上手くできません。

なのでやんわり目のストレートで、2番っ子に問いただしました。

 

(私)「ねぇ、最近お父さんの財布からお金が無くなったんだけど、なんでか知らない?」

②「し、し、知らない。そうなんだ (⊙⊙)」

 

口調がおかしいし、表情からして怪しすぎる。

 

(私)「君のPASMOに9000円以上入っているんだけど、どういうこと?」

②「お、おとしだまだー、ですよ(✘﹏✘)」

(私)「年パス買った時には、もうそんなに残ってなかったよね?一緒に買いに行ったんだから、母さんは分かってるよ」

②「・・・・あやややや」

(私)「お父さんのお財布から無くなったお金は盗まれたものかもしれないから、警察に連絡して犯人を捕まえてもらいます」

②「・・・そ、それは、やめてください」

(私)「なんで?自分がとったってこと?」

②「・・・はい」

 

一瞬「今時は、こういう時ってどう注意すればいいんだろう?」なんて言葉が頭をよぎりました。

 

  • 子どもを否定しない
  • 落ち着いて冷静に話す
  • いけないことだと教える
  • 「そんなことをされたら、悲しい」と感情を伝える

 

うーん、、、マジか?

そもそも悪いことって知ってた上でやらかした子に、そこまで気を使う必要はあるの?

そりゃあ、やらかした本人からすれば理想的な対応だろうけどさ。

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児童関係の仕事をしていると「今の子どもたちって大人の事情をよく分かっているなー」とつくづく感じるのです。

大人の事情、即ち「叱るはいいけど、怒るはダメ。なんなら諭すが一番良い対応」「大層な理由があって子どもを怒った場合でも、怒った大人の方がダメ」「ダメな大人として認定されたら謝罪コース」。

コレって、やらかす子たちにとっては都合のいい理論じゃん?

これまで、わざと負担になるようなことをしたり悪いことをして相手の反応を伺い、相手が「優しく諭してくれない」、「自分の言い分を聞いてくれない」、なんなら「自分が満足しない反応ばかりだった」くらいで親に泣きつき、クレームを言わせようとする子を複数人見てきました。

彼らは、そうすればあとは大人間で話し合って、自分の都合のいいようにことが運ぶって何度も経験し、しっかりと学習・認識していたのでしょう。

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「自分のために他人の負担になるようなことを意図的にしながらも、その相手には自分が満足するような対応をすべきと求める」

 

それは即ち、自己愛的甘え

私はこれが大っっっっっ嫌いです!!

最近、多すぎません?

なんなの、アレ。

 

自己愛的甘え

これは稲垣氏(2007)によると、「『甘え』が満たされず、甘えたくとも甘えられないがゆえに、一方的で要求がましい自己愛的要求を伴う『甘え』」と定義されるものです。

健全な甘えとは、良好な人間関係のもと相互的に、ごく自然に成り立つもの。

しかしこの自己愛的甘えでは、一個人の甘えたい願望を、他者が叶えるべきであると一方的に求める姿が現れます。

 

稲垣氏が作成した自己愛的甘え尺度は、モンスターと揶揄される方々と複数回向き合ったことがある人ほど「いるいる、こーゆーの!(ΦωΦ+)ホホゥ….」と感じるものではないでしょうか。

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https://www.jstage.jst.go.jp/article/personality/16/1/16_1_13/_pdf

この中にある「屈折的甘え」とは、信頼関係が形成できず、そのせいで他者に上手く甘えられないためにやたらと怒ったり拗ねたり僻んだり不貞腐れたりするなど、理不尽で歪んだ態度を他者に示す傾向を指します。

「配慮の要求」は、他者は自分に対して特別ひと際に配慮するものだと認識しており、それがされなかったりチヤホヤしてくれる取り巻きを準備してもらえなければ心理的に不安定になる傾向を指します。

「許容への過度の期待」は、どんなに迷惑をかけても結局許してもらえるでしょー☆自分の欲しいままにさせてくれるるでしょー♪という安易で世の中舐め過ぎの期待を指します。

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「屈折的甘え」や「配慮の要求」の裏には、普段から他者と良好な人間関係を形成できないことによる不安や疎外感があり、自信の乏しさや傷つきやすさが内在されています。

また自分自身の未熟さや自己像の不安定さも相まって、それらの埋め合わせを甘えの対象である他者が察し自主的に取り繕ってくれるものだと期待し、一方的に求めている姿でもありもあります。

現代のモンスター○○や一部ハラスメントによる攻撃行動は、自分の期待や要求を都合よく他者が叶えてくれないことに対する怒りや苦しさの表出であり、幼少期から甘えられなかった・甘えさせてもらえなかったことによる欲求不満の表れなのです。

それらとは異なり「許容への過度な期待」には、「自分ならやっても見逃してもらえる」「自分が謝れば広い心で許し、受け入れるのは当然」という有能感や優越感、または甘え対象への一体的願望が内在していると言われています。

バイトテロのように面白半分で迷惑行為をして周囲の反応を伺っている、迷惑行為が露呈すれば怒られ処罰されるのは当然なのに、いざそうなるとショックを受けて弱り、しまいにはいじめ被害者のように振る舞い他者を責めだすというタイプもコレなのでしょう。

ちなみに自己愛的甘え行動は親子関係のあり方が変わり始める思春期頃から、次第に第三者に向けられやすくなるそうです。

それは学校の先生とか、多分その辺の近しい第三者ですかね。

中学生まではそれを「甘え」と自覚することは少ないそうですが、高校生以降から次第に気づくようになります。

それに伴い、社会の中で堂々且つあからさまにこのような行動をする人は徐々に少なくなっていくとのこと。

ナルホド、中学生やその前後のお子さんに社会生活の中で不安定さが目立つのは、そういう理由もあるのね。

たまに成人以降もやめられずにいるタイプもいるし、小学生のうちから親に見切りをつけて他人に向かっちゃってるタイプもいるけど。

 

またその態度は「屈折的甘え」を主軸とします。

そこに「配慮の要求」「許容への過度の期待」のどちらか、または両方が付随するという形で表出されるのです。

そもそも基本的な信頼関係を形成して、健全で相互的な甘えを自然にできるように育てられていれば、こんなことはしないんだけどね。

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これは自己愛的甘えなのか否か

先述した通り、2番っ子は以前から叱られるとさっさと謝ります。

その謝罪姿勢は本当に見事。

とても反省しているように見えるので、叱る側はそれ以上注意できません(汗)

でも叱られたあとはあっけかんとしており、その姿もまた叱った側を驚かせます。

この行動は「許容への過度の期待」のほとんどに当てはまると思うのです。

但し、屈折的甘えのような態度を見せることはないし、第三者に対しても同様です(・・・多分。今まで保護者面談とかで指摘されたことないし)。

「注意されたことを、その後も繰り返す」とか、注意に対して被害者ヅラすることもありません。

そう考えると、この時期特有の「心のブレーキよりも欲求が強くなってしまった状態」なのではないか、そうであってくれと願わずにはいられない。

 

じゃあどうする?

どう注意すればいい?

お父さんのお財布からお金を盗んだら、お父さんもお母さんも悲しい、って言ってみる?

 

2番っ子がやったんじゃないか?と疑ってから数時間、グルグルと私の頭の中を回っていた「今どきの大人風叱り方」の数々。

仕事でもやってきたじゃん!

簡単だよ。

こんな注意の仕方をしても、悪いことって知ってるけどやっているこの子には意味が無いって分かっていても、自分やチームを危機に晒さないためにやってるアレ。

その場を丸く収めた風に終了時間に持ち込み、これくらいなら保護者への説明も事勿れでできるやつ。

自己愛的甘えをする子たち保護者のモンスター率は異様に高い故、負担感がハンパない。

子だけならまだしも保護者とも対峙して疲れるくらいなら、「安全に今日という一日を終えるを優先にしよーぜ♬」でやっていたアレさ!

 

分かってるよ。

分かってるけどさ。

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我が子にまでそんなこと、できるかっつーんだよ!!!

この期に及んで、気にすべきは保身や世の中の目じゃないでしょ!

私は親なんだから、2番っ子の将来を第一に心配しなきゃいけないのよっ。

他人の財布から金を盗んで注意で終わるなんて、社会ではそんなことないからっ。

学校や職場でそんなことやったら、みんなから軽蔑され距離を置かれ、居場所をなくし、場所を移したとしても噂があとから追いかけてくる。

信頼も人間関係も居場所も、呆気なくなってしまう。

許容してくれる都合の良い人間なんて、どこにもいない。

だから、二度とこんなことをしてはいけないと心の底から感じさせるべきなんだ。

次はないのよ。

今しかないのよ!

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ってことで、胸ぐらを掴んで

(私)「ふざけんじゃないわよ、このバカチンがーっっっ」

と悲鳴のような怒鳴り声を、2番っ子の顔めがけて浴びせました。

(私)「他人の財布に入っているお金は、あんた以外の誰かが努力や苦労をして稼いだお金なの。軽い気持ちでもらっていいものではない。ましてや盗むなんて絶対しちゃダメなのよ!人の努力や苦労を馬鹿にする行いなの!そんな奴は絶対に許さないし認めないし、受け入れられない!!!」

そう言いながら右手に力が入りました。

もしこれがかつての1番っ子だったら、このままぶん殴っていたでしょう。

 

でも2番っ子はそうはいきませんでした。

だって震えながら目に涙をためて黙って唇を噛み締めているんですもん。

甘いかもしれないけど、そんな子を殴るなんてできませんでした。

1番っ子の時だって、互角かこっちの方がやられる側だからしていたわけで。

 

その後、2番っ子は上の階の自室に一人引っ込みました。

それと入れ替わるようにリビングにやって来た1番っ子。

①「ハテ?(。・_・?)ドシタノ?」

 

父、怒る(?)

21時、お仕事から帰宅したマイダー。

ちょっと元気がありません。

(ダ)「なんであんなことしたんだろ?」

(私)「あのくらいの年頃特有の、誘惑に負けちゃったってやつ?」

(ダ)「これからどうするの?」

(私)「とりあえずPASMOから全額回収し、カードはそのまま破棄」

(ダ)「えー、厳しすぎない?PASMOなかったら2番っ子困るじゃん」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

〜〜〜〜〜〜〜キー!( `ᾥ´ )

マイダーは厳しい父親風の外面ですが、中身はガムシロ人間です。

交通系ICカードなんて、なくても別に困らないでしょっ。

この辺のバスは自治体が発行する障害者用フリーパスでタダだし、電車だって現金で切符を買えばいいだけだし。

もう少しお金について理解させてから、その後ででもいいんじゃない?

そんなことより、いまは「なんであっても盗みはいけない。分かってるくせにやるんじゃねぇっ」って叱ることが先じゃないの?!

あなたの財布から抜き取ったんだよ。

そこをあなたが教えないでどうするの!

このまま事勿れ的に世間に合わせて「イケナイコトだと教えました!親ですからっ」で済ませたら、2番っ子の将来はグダグダになるかもよ?

それでいいのか、いいのかそれで!?!?

 

(ダ)「はぁ〜。。。そうだよなぁ。仕事で疲れてるのに帰ってからもコレなんて、めんどくせぇなぁ。。。」

 

ウンザリしたように呟いて、マイダーは階段を登っていきました。

①「 ┐(´-д-`)┌ 」

リビングに私と残った1番っ子は会話から察したようで、何か言いたげな表情で父を見送りました。

 

(ダ)「2番っ子ー!お前なぁ、●☆!■▷▼」

直ぐに上の階から怒鳴るマイダーの声が聞こえてきました。

先程の私の叫びよりもよく通る声です。

そういえばあの人、20代の頃は劇団員だったんだわ。

そんなことを思い出していたら、すかさず

スパーン

という音が上の階から響いてきました。

あらヤダ、殴ってるよ。

(ダ)「██‪✕‬¥〒◎!!」 スパーン

開いていた階段横のドアをそっと閉め、空気を読んでしょんぼりしている愛犬の頭をナデナデする1番っ子 (๑´•ω•)۶”(ᐡ• ﻌ • ᐡ)

2分ほどして、マイダーはリビングに戻ってきました(早っ)。

右手首を握りしめて肩を落としています。

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(ダ)「ちきしょー。靭帯損傷した方で平手打ちしたら痛てーよ!」

(私)「え、そんな診断されてたの?お気の毒サマ」

(ダ)「2番っ子殴ったの、初めてかも。なんで今さらこんなことさせんだよー。あいつ、ふざけんなよー」

 

痛いくらいじゃ泣かないマイダーが、若干涙声でした。

翌日、マイダーと2番っ子は二人で最寄り駅に行って、窓口の駅員さんにお願いして交通系ICカード内のお金を払い戻してもらいました(デジポット500円も含)。

払い戻し手数料は220円。

払い戻しをしたら「このカードは不要」という意思表示になり、そのまま回収される決まりです。

現在半導体不足で生産されていないため、何度も駅員さんから「本当にいいんですか?」と念押の確認をされたそう。

片頬を腫らした2番っ子は緊張した面持ちで何度も頷いていたとな。

 

しかしマイダーの厳しさはここまで。

その後はいつも通りの「口と態度は堅焼きせんべい・中身はガムシロップ親父」に戻りました。

事情を知っている1番っ子は何ら変わらず。

①「(〜 ̄▽ ̄)〜(オレはもっとすごい怒られ方してたから、アレくらい大丈夫だろー)」

三人揃ってのほほんとゲーム三昧。

コレでいいのか?

と悶々としていると、私の気持ちを読んだマイダーと1番っ子が「ちゃんと母さんに謝れ」と2番っ子をせっついたようです。

緊張した面持ちで謝罪の予行練習をしながら私の横1mをずっとついてくる2番っ子と、無言で二時間過ごすという謎の時間を過ごした後、観念を決めたように

②「あの、、、すみませんでした。もうしません」

と頭を下げられました。

(私)「謝ったところで許されることでは無いけど、次やったらこの程度では済まないよ。そして謝るのは私にではなくて、父さんにでしょ?」

そう言われて、すぐそばにいるマイダーの方を振り向き

②「すみませんでした!もうしません」

その姿にマイダーは

(ダ)「はいはい」

と、飄々としているのでした。

 

叱っておしまいにはしたくない

親の財布から万札を盗むということをしておきながら、4~5年前の1番っ子に比べて甘々な対応で済んだ2番っ子。

かつての1番っ子はチマチマと色々してくれたけど、なんだかんだでそこまでやらかすことはなかったのにね。

まぁ、厳しく叱ればいいってわけではないしなー。

ここはしっかり躾・教育に力を入れるフェーズではなかろうか!

そういえば担任の先生も2番っ子の食べ歩きの金遣いを気にしており、「そんなにお金あるの?」と探りを入れてくれていたそうです。

すると2番っ子は

②「PASMOがあるから大丈夫だよ」

と謎の返答をしていたとな。

行動力があってどんどんやってしまうから分かっているように見えるけど、肝心なところは相当ダメダメっぽい(激汗)

 

と、いうことでしばらく動画視聴は禁止にしました。

最近アレだけで一日何時間使ってるんじゃ(汗)と突っ込みたくなる休日もあったし、自分へのセーブが緩々になってきているような気がしていたのです。

それならもっと有意義な時間を過ごしましょう!まだ小学生なんだから、と。

トーンモバイルは保護者端末からアプリの利用制限が可能です。

YouTubeは観れないように、サクッとしちゃいました。

ちなみにゲームはOKにしときました。

我が家のゲーム機はプレステのみなので、これまで通りゲーマーの父と1番っ子と譲り合って平和に使ってね。

ルールやマナーを実現できることならご自由にどうぞってことで。

 

で、ここ数日間の2番っ子は自由時間にゲーム以外で何をしているのかというと、専ら鉄道雑誌を読み漁っていました。

小六にしては漫画も読まない2番っ子ですが、鉄道雑誌だけは目を皿のようにして読んでいます。

大人向けの字が小さいものも(*○-○*)

これは一応「本を読める」ということなので、お金に関する本を買ってみました。

 

「そばに置いておけば読むかなー」と思って、試しに2番っ子の枕元に寝かせておいてみましたか1cmも動かした気配なく2日が過ぎ・・・。

3日目に「大事なことだから読みな」と改めて手渡しましたが、快い返事が返ってきたにも関わらず「やっぱ読んでないだろヽ(*`皿´*)ノキィィ」と言いたくなるようなご様子が5日続き・・・。

購入してから1週間が経ち、「埒が明かないっ。音読するぞ!」と夜の学習教材として活用することに決めしました。

この本は見開き1ページで要点と解説が完結しているし、小1の国語の教科書程度の文章で分かりやすく書かれています。

しかし侮ることなかれ。

簡潔な文章はストレートで分かりやすいし、最後の一文には「そう!こういうことを教えたかったんだよ!!」と思わず唸ってしまう内容のCHAPTERもチラホラ。

最初にある保護者向けの導入文からしてズバリ的を得ていて「あぁ〜、もっと早くに読ませておくんだった( ºΔº )」とちょっと後悔するくらいです。

一日1CHAPTER音読しようぜ。

読み終わった時、2番っ子は生きていく上で非常に重要な価値観を得ていることでしょう。

 

あと、やっぱり電車好きということで桃鉄は欠かせない!

・・・と言いつつ、実は桃鉄未経験の2番っ子。

プレステ2にソフトがあるらしい。

これは買わなきゃ(中古で)。

その暁にこの本を枕元に置けば・・・(学習してない)。

借金の怖さについても触れてくれているので是非読んでもらいたいです。

 

お金のことだけではなく、他者と関わり生きていく上で大事な教えが書いている本も一緒に読みたいところです。

こちらも見開き1ページで要点と解説が書かれている良書。

順番に、確実に身にしていきましょう。

やらなきゃいけない事はいっぱいだぁ!

軽度知的障がいの高校生活。先生と卒業後について話し合う

12月吉日。

1番っ子の学校で三者面談がありました。

軽度知的障がいを持つ1番っ子は技能連携校に通う高校一年生。

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少し早いようにも感じますが、そろそろ卒業後の進路についてある程度は目星をつけなければならない時期です。

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君はどうしたい?

今回の面談は進路について話し合うためのものです。

しかし先ずは何より1番っ子の気持ちが一番大事。

 

卒業したらどうしたい?

①何かを学びたい?

②就職してお金を稼ぐ?

③療育手帳を持っているんだから、障害者雇用枠も検討できるよ(特例子会社もあるね)

 

受給者証をもとにした福祉就労という選択肢もありますが、今回は敢えて外すことにし、それについては本人からも同意を得ました。

障がいを持つ人が働く場としてA型やB型、はたまた就労移行支援といった就労支援的福祉事業所は、全国各所にたくさんあります。

万を超えるくらい。

しかし1番っ子の現状は

  • 身体的困難はない
  • 精神面は安定している
  • 自律して日常生活を送っている
  • 学校や学級という組織に属し、衝動的な行動や危険なくルールを尊重して生活している
  • 集団活動に参加できる
  • 出された課題に主体的に取り組める
  • 他者とのコミュニケーションは可能
  • 友人はじめ人間関係も概ね安定を維持している

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等などから「障害福祉サービスの利用者として働く場所を得る」ではなく、もっと他の段階からスタートしても良いのではなかろうかと。

但しやはり理解や考察する力の弱さ、こなせる課題の質については、本人がいくら頑張ろうとしてもどうにもできない面があるわけで・・・。

これらを踏まえた上で「三年後にはどのような道を選び、何をして過ごしていたいのか」を、面談前に尋ねてみました。f:id:himawari0growing:20240208212021j:image

この手の質問は秋頃からそれとなーくしていたのです。

学校でも「卒業後に向けた進路の説明会」を夏頃からやってくれており、休日開催のものにも参加していました。

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だから何となくは意識はしてるでしょ?

ちなみに休日開催の進路説明会は、親も参加OKだったのですが、2番っ子の土曜参観と被ったために私とマイダーは行きませんでした。

当日は障害福祉サービス系就労支援事業所や専門学校、大学等の職員さんが来て、色々話してくれたみたいで、たくさんパンフレットをもらって帰ってきました。

それ以降も、大学や専門学校のパンフレットを持って帰宅することがたまにあり。。。

文系・理系問わず、難関国家資格取得を重点的に目指したり、調理師さんやトリマーさんになるための専門学校、なかにはデザイン系や声優さんの学校もありました。

まさに多様性じゃ〜٩( ᐖ )و٩( ᐖ )وイエーイ

って、違うか。

 

(私)「まだ、一先ずコレっていうのがなくて色々調べているってとこ?」

① (*꒪꒫꒪)(  ._.)コクコク

 

まぁ、そうだよね。

いままで「当然のごとく与えられる立場(児童・生徒)」があり、それで10年以上やってきたんだもの。

それがもうじき終わるからって、これからは自分で自分なりの目標や適切な場所・立場を決めてやっていきなはれなんて言われても、そう簡単に決められやしないよね。

だからこそ一年生のうちから考えなきゃいけないわけで。

 

親として

中学三年生まで1番っ子の家庭学習を支援してきた(というか、やらせてきた)身として一言。

 

大学と専門学校は無理でしょ、勉強苦手なんだから。

中学以降の問題集なんて、ほぼほぼ自力で解けなかったじゃん。

 

そんなストレートには言わなかったけどさ。

パンフレット内のカリキュラムには、○○論とかナンタラ概論とか、いかにもな科目名がたくさん書かれています。

学力的な入試なしで入れる学校があったとしても、進級・卒業はできないでしょう。

いまの学校生活のように、必要ならば特性に応じた配慮やサポートをしようとスタンバイしてくれる先生達がいるわけでもないし。

小学校入学時から支援級に在籍していた1番っ子には難しいことが多々あるはず。

でも「やりたいことがあって勉強したい」という気持ちがあるならば、それを否定することはしません。

勉強に限らず社会のルールを守り他者に迷惑をかけなければ、やりたいことには遠慮なくどんどん挑んでいってほしいです。

それこそが主体性だから。

自分の足で進んでいく力。

それをずっと持って、生きていってほしい。

でもこの話と進路をごっちゃにはできないです。

 

我が家は、大人になってからも、自分で選び、やりたいことをやって、それでも困ることなく生活していける力を身につけさせることが、子どもに対する親の仕事だと認識しています。

 

‪✕‬ ⇒ いまやりたいことをサポート

〇 ⇒ これから先、やりたいことがあれば自力でできるようするための「基盤作り」をサポート

 

と考えたら、卒業(入学も)できないだろうと予測される場所に「そっかー。じゃあ挑戦してみるー?!」と先の見えないサポートに手出しするのは、ナシです。

それよりもいまは「社会に出て、生活できる収入を稼ぐ青年」になれるよう背中を押さなければ。

収入基盤を自力で確立できれば、「楽しむ」をできる範囲で思うままにすればいい。

 

仮面ライダーのイベントにも好きなように行けるよー。

去年はWヒーロー夏祭りに行ったり、本物の俳優さん達が出演する舞台も見に行って楽しかったね!

映画だって気になる作品があれば色々観れるよ。

イオンのデビットカード作ったし、イオンシネマとかならネットでチケット取れるからいいじゃん!

自分の収入があればもっと参加できるようになるよ。

きっと母がいなくても、よっぽど遠方じゃなければどこにだって行ける。

なりたい職業ができて勉強したくなったら、自分で稼いだお金でやればいいさ。

新しいことに挑戦する時だって、収入基盤があるかないかで精神的な余裕はだいぶ違うんだぞ。

それが大人ってやつ。

自己責任に基づく生活をするからこそ自由を手にできるんだぜ!!

母さんは君ならできると思っているよ!!

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先生の見立て

で、三者面談でのこと。

机に書類を広げた先生が最初に切り出したのは、出席日数についてでした。

 

(先生)「入学してから無遅刻無欠席です。すばらしい」

 

いえ、入学式当日にバス時間間違えて駅まで猛ダッシュ(めっちゃ長距離)したけど集合時間に間に合いませんでしたよー、この人 (̨̡ ᐛ )̧̢アホ

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喉まで上がってきた言葉を押し込み、親子二人黙って頷きました。

皆勤を称えたりはしない昨今だけど、社会人になったら急な欠勤は最低限、決められた時間までに出勤して仕事に取り組むというタイプの人材になった方が良いわけで。

「大人としての信頼」における基本中の基本だもんなぁ。

周囲があーだこーだしなくても、1番っ子はいまの時点でちゃんとそれを身につけているということですね。

良かった良かった。

 

で、その後に見せられた書類はテストの点数表。

難易度はめっちゃ簡単なものなのでしょうが

(先生)「最近のテスト結果は夏の点数より下がっていますね〜」

らしいです。

まぁ、そうでしょうね。

1番っ子は中学レベル以上の勉強、特に思考を必要とする問題は全然解けません。

暗記は・・・単純なものくらいならできるかな?

文章中の【  ⠀】に入る単語を書きなさい

みたいなやつとかね。

漢字二文字程度の答えまでなら、まぁなんとか。

しかし数学とか国語の読解問題、理科の計算、英語の文章題等はてんでダメです。

中学時代にマンツーマンで教えても自力で解けるだけの力は得られなかったので、この指摘は当然の結果なわけで。

 

思わず本人を前にして

(私)「この人にとって、勉強は難しいですよねー」

とストレートに言ってしまいました、私。

先生は否定せず。

そして本人は無表情で微動だにせず。

みんなで「うん、そーだね」という暗黙の了解を醸し出していました。

必然的に話題は大学以外の進路に。

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(私)「自宅に専門学校のパンフレットがいくつかあるけどコレをしたい!という目標はないみたいです。専門学校って言っても入試に合格できるか微妙だし、推薦とかでうまいこと入学できたとしても進級や卒業はできないと思うんです。でも就職についてもあやふやでまだ大まかな道筋もできていないみたい」

なんてことを話すと、先生は

(先生)「専門学校は多種多様だから入れる所もあるかもしれない。でもそういうところは卒業後の就職先が見つからないことが多いんですよね」

と。

 

ムム、それは困る ( ˘•ω•˘ ).。oஇ

結局元も子も無いという展開ではなかろうか。

(先生)「進学ではなく就労するならば、一般就労と手帳就労・福祉就労という手があります」

先生が言う手帳就労とは、障害者雇用や特例子会社への就職を指しているのでしょう、多分。

(先生)「まだ、就労するのは不安だなーと思うならば、訓練校という手もありますよ」

先生が見せてくれたパンフレットは、最寄りの障害者能力開発校のものでした。

この学校は障がいを持つ人を対象とした職業訓練校であり、国や自治体が設置や運営をしています。

授業料は無料(その他費用はあります)。

コースは障がい種別や習得したい技能別に別れており、各期間は数ヶ月から一年以上など様々。

就職活動やその後のフォローアップ支援もしてくれます。

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それ以外に、障がいの有無を問わない職業訓練校(授業料有)についても話してくれました。

当然、障害種別に分けることもしていないので、本人の関心ややる気さえあれば受講コースを自由に希望することができます。

 

(先生)「訓練校はいくつかあるけど、1番っ子さんなら職業実習をすれば、すぐにでも手帳就労は可能かと思いますよ」

この高校は商業系技能連携校なので、実習という名の企業等体験がカリキュラムにあります。

一年生の冬から徐々に始まるそうです。

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なぬ?

ということはつまり「このままの調子で授業に参加し学校を卒業すれば、社会人になっても大丈夫じゃないか」ということ?

 

すごいじゃーん!

いまの君を見て、ちゃんと社会人になれそうだってー(ノ∀`*)ノ))Å`)

長いこと頑張ってきて良かったね。

 

しかし当の1番っ子はひたすら無表情・無反応。

そういえば中学の三者面談でもこんな様子だったな。

そういう自分設定モードでもあるのか?

こういうところが自閉症たる謎(?)なんだよなー。

まぁいいや。

 

結局どうする?

1番っ子そっちのけ(無反応だからそうせざるを得ない)で私と先生の二人で話を進めてしまいましたが、結局

「高校選びと同じく、決めるのは本人」

ということで面談を締めくくりました。

但し、高校選びとは状況が違います。

中学生の時はこちらの希望日時に合わせて高校見学をさせてもらったりできたけど、今回はそれを受け入れてくれる企業等はありません。

そりゃそうだ。

将来の仲間を募集すると言っても、学校と企業じゃ全然立場が違います。

訓練校の見学はあることはありますが、「来年度入校希望者のみ」で日程指定もされているケースばかりだし、日数も少なく。。。

いまできることは、「限られた情報で先ずは話し合い」「イメージの共有をしつつ、学校の授業や実習を通して考えを深めていってもらう」くらいしか思い浮かびません。

 

とりあえず選択肢が複数あるというのは素敵なこと。

より良い未来に向けて、幸せな人生に向けて自分の足で歩むための更なる一歩を、しっかりと踏み出そうぜ!

まだ時間はあるから大丈夫。

母は全力でサポートするぜよ☆。.:*・゜

軽度知的障害児の楽しい社会生活にスマホ所持はマストな理由とそれ以上に大切なこと

お年玉をゲットした2番っ子(と1番っ子)。

昨年までは1番っ子と同様に、ポチ袋に入れたまま、現金を部屋の隅に保管しており(放置?)、使う用事があると都度そこから取り出していました。

一度に使い切ることはなく、事前に予算を決めて観光先で食べ歩き。

我が家はマイダー(マイダーリンの略)がお泊まり観光大好き人間なので、三連休があるとほぼほぼお出掛けをします "(¥_¥)"汗

私は日帰り観光も好きなので、電車好きな2番っ子の家庭療育として、週末に二人で関東圏へ出掛けることもあり。

その都度予算三千円くらいにして、月々のお小遣いと併せて買い物させるのですが、それでも夏にはスッカラカン。。。

そう、2番っ子にお金を渡すと、それはほぼ全て胃袋に消えていく運命なのです。f:id:himawari0growing:20240114211455j:image

しかもお金の計算は苦手と来たもんだ。

小銭も一円玉とか五円玉は使用しないので、お財布の小銭入れはどんどんパンパンになっていくし(^_^;)

しかし昨年は、教えていないのにPASMOのチャージ&支払い機能を使いまくっており、おかげさまで小銭がたまる問題はだいぶ解決しました。

ただお小遣い額は世間より少なめなのに、PASMO内に五千円とか入っていた時はちょっとドキッとしましたが。

 

そんなに入金してどうするの?

あなた、不注意強めで失くし物しやすいよね?

お財布やPASMOや療育手帳を失くしたことはないけど、洗濯は何度もしちゃってるよね?

自分にとっての大金全てを入金せずに、半分は現金のまま手元に残しておこうぜ。f:id:himawari0growing:20240120222906j:image

確かにお財布・PASMO・療育手帳は紛失歴ZEROな2番っ子。

片付けが苦手で、部屋の端にどんどん私物を積み重ねては何処に置いたか忘れるのが常なのに。

話し合いをせずともこれら3点を自分できちんと保管しているのは、命の次に大事な「お出掛け三種の神器」だからなのでしょう(たまにポケットに入れたままにしてしまうけど)。

大丈夫だろうとは思うけど、交通系ICカードを使えないところだってあるわけだし、トラブルで急に使えなくなることだってあるかもしれない。

いざと言う時の保険として、念の為の現金を持つ習慣は付けさせておきたいところです。

 

グルメ以外の楽しみにも使おうよ

楽しみがあるって素敵なこと。

「お出掛けしてグルメを楽しむ」は、2番っ子のエナジーです。

これがあるから日々が潤うのだ!!

いいんだよ、それ自体は別にいいんだよ。

でもあなた、肥満児だよね?

楽しみの度を超えて、やりすぎちゃうんだよね?

身長170cm超えながら肥満って、どんだけ体格でかいんだよ!?

先日中学の制服を作りに行ったけど、試着用に差し出されたのは近隣高校のもの。

店員さん曰く

「いまここにある中学生用で着られるものはありませんねー。高校生の平均も超えてますからねー(・∀・)笑」

・・・・・・小六なのに。

 

穏やかな平和主義者である2番っ子は何事にも我慢強い人ですが、何故か食に関しては自己抑制ZERO。

そこに迷いなど皆無。

一期一会は儚く尊いからこそ逃すわけにはいかないのです。

欲求が少しでも生じたらお財布片手に猪突猛進一直線。

 

マナーを守り、自分の持ち金の範囲でのびのびと好きなことを楽しみなさいと言ってきましたが、果たしてこれでいいのだろうか?

ちょっと前は私と同じくらいの目線になってきたと感じていましたが、今や私の顔の高さに肩があります。

筋肉もしっかりあるようで、「球体」と言うよりは「縦長で太めな立方体」のような巨漢体。

これ以上横幅が拡大しないように、グルメ欲求を「楽しみ」から「リスク」にしないように、親として援助しなければならないような気がします。

と、言うことで、2番っ子さんよ。

以前某テーマパークに行った時に「また来たい」「年パス欲しい」と帰り際に言っていたよね。

バスを乗り継いで一時間弱。

君なら一人で通えるでしょ。

買っちゃう?

地元のバスは障害者用フリーパスがあるから、タダで乗り放題だし。

年パス買っちゃえば、一年間はお金気にせず大好きなゴーカートと観覧車に乗りまくれるよ。

三月までなら小学生料金で購入できるから、今がお得チャンス!!

 

なーんて説明をしたところ、速攻で乗り気な2番っ子 «٩(*´ ꒳ `*)۶»

そして先日、二人で一緒に買いに行ってきました。

これでグルメ以外の楽しみができたね。

乗り物も大好きだから、一人で路線バス乗り継ぎ旅もできるし一石二鳥。

素敵じゃないか!

以来、下校時間が早い日はバスのフリーパスとテーマパークの年パスを下駄箱の上にセットしてから登校し、帰宅後はランドセルを玄関に置いてお出かけしているそうです。

当日は朝からワクワク、なんなら数日前から

②「○曜日は遊園地に行くぞ〜٩(ˊᗜˋ*)و♪」

と一人ルンルンしています。

楽しそうで何よりです。

 

日常の社会生活は「楽しい ❯ 努力」

このブログは学習と共に「我慢」や「努力」を推す記事が多いです。

でも当然ですが、それは最重要ではありません。

子どもが我慢や努力をしてまでやり遂げなければならない場面なんて、通常そんなにはないのです。

あるとしたら、病院とか?

順番を待って、診察受けて治療してもらったり予防接種受けたり。

どんなに幼い子が「やりたくない」って喚いても「観念せんかーい」と言って大人は逃がしてくれません。

子ども本人のためだもん。

ここで頑張らせないで後々病気になっちゃったら大変だから、いまは大嫌いでもいいから頑張ってやり遂げなきゃいけない場所。

家庭はこれとは逆です。

家庭は「安心できる場所」。

頑張って嫌な思いをしても、家庭に帰ればホッとできる。

脱力して一息ついて、「そんなに頑張らなくていい自分」になれる安全な場所。

それがあるから、その後は英気を養って再び外の世界に出かけられるのです。

ところで、「外の世界」のもっと日常寄りな場所は?

学校とか学童とか、日々を過ごす社会的居場所は?

みんなで授業したり勉強するとかは、めんどくさい。

クラスメートとの関わりも億劫。

好きなことをして過ごしていたいのに、そうじゃないから楽しくない。

やんわりと「なんだか気が向かない」「家の方がいい」と表現したのを察してほしい。

でも大人から「とりあえず行ってみなよ」と諦め&努力前提で促されたら?

子どもの心は結構簡単に折れやすいものです。

または諦め&努力をするから、その代わりに自分を支えてくれる大人を設定するよう求めることもしばしば。

どちらにせよ将来に向けて自立の練習をする時期を逃してしまう結果になり、それはただただ勿体ないです。

逃した分先伸ばしができる猶予なんて、実はそんなに長くないですし。

猶予期間の範囲を超え自立すべき年齢になると、周囲から気にかけてもらうどころか声もかけられないし見向きすらしてもらえなくなります。

「お高い代金を払った上でのサービス」としてならしてくれる場所もあるでしょうけど。

自立できないなら自分でサービスを買えるくらいまで稼げないでしょ?

障害者手帳を所有していても軽度程度ならそうなってしまうのに、所有すら対象にならずに「外の世界での自立」を逃した子たちって10年後にはどうなるんだろう?

成人まではあっという間なのにな。

児童福祉法は、大前提に心身の健やかな成長・発達を保証しています。

そして学校教育法第八十一条は、障害による学習上又は生活上の困難を克服するための教育を行うと明記しています。

障がいを持っていても克服できるものはしましょう、ということ。

結局は如何なる子どもも、すくすく成長できる今のうちに困難を克服できるよう頑張っていこうぜ!と社会は求めているのです。

「困難があるためアレコレできないんです」と、いつまでも立ち止まってはいられません。

 

それでも、潰れる可能性があることを知っていながら「覚悟を決めなきゃ将来あかんことになるから頑張って!」なんて子どもに言いたくないですよね。

こんな時に注目すべきが、その子の「日々を楽しむ心」の発達状態です。

「何気ない楽しみを見つけられる感性」ってすごいんです。

それができたら、いま目の前のことがつまらなくても大丈夫でいられることが増えるから。

気が向かない気持ちを乗り越えて、やり遂げる原動力になってくれたりもします。

だから「家の外でちょっとした楽しみを見つけられる」は、子どもにとってとても重要なのです。

「登下校で見かける路線バスが好き」

「給食の匂いがするだけでワクワクする」

「ここからの景色が好き」

「図書室の漫画に面白いのがある」

「係の仕事に特別感を感じちゃう」

「ゲームの話で盛り上がれる子がいる」

「帰ったら出掛けたいところがある」

そんな何気ない楽しみを外の世界で見い出せる感性は、その子の「いまと未来を前向きに乗りきる力」に影響します。

「楽しい」を見つけられる感性は、頑張る場所で生じる億劫さや不安を溶かしてくれる力だから。

楽しく過ごせるように大人に配慮してもらうのではなく、少しずつでも自分で見いだせることがとても大事なのです。

 

楽しいを見つけられる感性を育む

私はこれまで正看護師の資格を活かして働いてきましたが、実はもうひとつ国家資格を持っています。

それは保育士。

この資格をもとに就職したことはないのですが、現在のお仕事をする上でとても役に立っています。

保育所保育指針の乳児に関する項目では、身近な環境に興味や好奇心をもって関わり、感じたことや考えたことを表現する力の基盤を培い、興味関心が育まれることの大切さを説いています。 

3歳以上児の環境に関する項目では、自然に触れて生活し、その大きさ、美しさ、不思議さなどに気付くことに触れています。

また、幼児期の終わりまでに育ってほしい姿として、自然との関わり・生命尊重 自然に触れて感動する体験を通して、自然の変化などを感じ取り、好奇心や探究心をもって考えること、身近な事象への関心が高めること、そして心を動かす出来事などに触れ感性を働かせる中で、様々な素材の特徴や表現の仕方などに気付き、感じたことや考えたことを自分で表現したり、友達同士で表現する過程を楽しんだりし、表現する喜びを味わい、意欲をもつようになることをあげています。

つまり身近にある様々なものと触れ合い、気づき、興味関心を持ち、経験し、親しみ、感じ、楽しむことが大切であり、子ども時代はこれを培う最適な時期だということなのです。

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このブログでは我が家の公園訪問や観光の体験記をいくつか書いてきましたが、ここに書かれていないものも含めて全ての経験が、子どもたちの「生きる力」となっています。

 

思い通りにならなくても挫けぬ

テーマパークでのお休みは、冬休み明けの平日に多いです。

寒いし、客少ないし。

そのため放課後にバスのフリーパスと年パスを握りしめて向かうも休園だったことが何度かあったそうです。

ネットで開園日かどうか調べてから行きなって言ってるのに 〜、まったくもう┐(´ー`)┌

仕事から帰宅してやってなかったと話を聞き、その度に「それは残念だったね」と慰めの言葉をかけるのですが、当の本人は

②「代わりに近場バス旅をしたの!バス停横にコンビニがあったから途中下車してジュース買ったぞ♪」

②「バス停横にスーパーがあった時も途中下車するの。それで交通系ICカードで買い物できるか調べるの。今日はできるところがあってイートインスペースもあった。あそこ最高!!」

②「終点まで行ったらほとんど畑で家ちょっとしかない場所だったんだ。自然だった」

②「神っぽい焼き鳥屋さんとパン屋さん見つけた!」

と嬉しそうに話していました。

って、結局飲み食い楽しんでんじゃねーか(#゚Д゚)ゴルァ!!

まぁ、予定外の事態になっても楽しめる感性があるって強みだよな。

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羽が生えてしまったようでして

デイサービスに行かない日の2番っ子は、下校するとそんなこんなで楽しみを満喫しようと一人で出かけてしまいます。

我が家は共働きなので、細かい行動管理まではできません。

数ヶ月前は、下校後に駅前のゲーセンに一人で行く⇒電車でGOをする⇒駅に向かい、遠く離れた新宿駅まで移動して電車を眺めて過ごす、なんてことを誰にも告げずに実行していました。「連絡手段がない状態+暗くなっても帰宅しない」で、それはそれは心配しました。

結果的にトラブルなくエンジョイして帰ってきたから良かったものの。。。

危なっかしいことこの上ない。

もうこんなことはしないで!と懇々と話したのですが、半分くらいしか伝わっていない。多分(汗)。

というわけで、中学までは渡さないでおこうと粘っていたトーンモバイル を2番っ子にも授けることにしました。

とりあえずこれで連絡し合える。

なんなら私のスマホ画面から所在地確認をできるから一安心です。

動画やゲームばかりになるんじゃないかと一抹の不安もありますが、トーンモバイルはアプリ単位で使用可能時間を親スマホから設定できるし、使用できるアプリそのものも調整できます。

勿論いかがわしいサイトに繋がりにくくもしてくれるし。

安易なスマホ依存やトラブルを予防してくれるのはとても有難いことです。

 

羽を生やして飛び立とうとしている姿は大変頼もしい。

しかしもう少しだけ親子二人三脚でいこう。

ここまで来れたらあとちょっとだから。

 

動画やゲームと感性の育成

動画やゲームは面白いものが沢山あるし、効率よく学びを得ることもできる素敵なツールです。

楽しくスムーズに情報や知識を得られるなんてとっても便利。

昭和生まれの私には、効率良い学びができる現代っ子たちが羨ましい限りです。

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ただこれらから得られるものは、その画面の中にあるものだけ。

そして「得る」で止まります。

先述の「子どものうちに身近にある様々なものと触れ合い、気づき、興味関心を持ち、経験し、親しみ、感じ、楽しむこと」には、得るだけでなく「表出」や「拡大」も含まれています。

この「表出」や「拡大」する経験を、子どものうちは大切にしたい。

それがしなやかに生きる力に繋がるはずだから。

お出かけ先に悩んだときは雑誌で探すのがお勧めです。

地域やテーマ、年齢別で考えることもできますし、プロの方たちから見た楽しめるポイントが盛りだくさん。

月々定額読み放題の電子書籍なら、上記本等を組み合わせてより多くの、そして新しい情報も調べられるのでお勧めです!

⇒Kindle Unlimited ☆まずは30日間無料体験を使って調べてみよう☆

とはいっても、2番っ子もなんだかんだあと数年で「子ども」を卒業します。

それまでにスマホとの付き合い方を一緒に調整しつつ、楽しい日々を送る術を絶対に身につけるぞ!!

取り敢えず、食べ過ぎ厳禁じゃ!!!

健康第一にいきましょう♪

軽度知的障害児が「自分名義」をもつ意義

お年玉をゲットした1番っ子(と2番っ子)。

昨年まではポチ袋に入れたまま、現金を部屋の隅に保管しており(放置?)、使う用事があると都度そこから取り出していました。

一度に使い切ることはなく、ネットで欲しい玩具を検索・リストアップし、後日買いに行くことを何度かしたり。

ここ数年は私に相談して、母用Amazonアカウントから注文してゲットがお決まりのパターンでした。

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それ以外は時々安いジュースを買ったり、観光に行った先で大好きなソフトクリームやたこ焼きの食べ比べをしたり ƪ((ƪ ˙๏˙ )ʃ ウマー

月々のお小遣いと合わせながら、そんなこんなで大体秋頃には使い切っていたっけ。

 

デビットカード作ってみた

そんな1番っ子。

四月から始まった高校生活も難なく過ごし、日々をエンジョイしている様子。

このお年頃で現金だけの生活は時代に合ってないのでは?と思うところがあり、先ずはデビットカード付銀行口座を作ってみてはどうかと提案してみました。

というのも、先述「母用Amazonアカウントから注文」のお支払いは、当然私名義のカード決済。

相談して手続きを済ませた後に1番っ子の財布から現金を出して私に手渡す、というやり取りをしていたのですが・・・

これがそろそろめんどくさいな〜、となりまして。

このやり取りを数年間してきた結果、1番っ子は「それなりに計画的に考えて欲しいものを購入している」ということと「なんだかよぅ分からん変なものは買ったりしない」ということが分かりました。

じゃあもう母に相談なんてしなくていいから、自分が困ることのない範囲で持ち金を自由に使いなよ。

ってなことになったんですが、だったら「自分用の支払い方法が必要だね」となりまして。

それでデビットカードを作るに至ったのです。

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しかしこれが結構大変でした。

やっぱり自分用なら申し込みも自分でしないとねー!

という私の考えで、スマホから申し込みをチャレンジさせたのですが、軽度知的障がい持ちの1番っ子ではなかなか上手くいかず・・・。

何回か挫折して、都度諦めて、しばらくしたらまた一から入力し直す・・・を繰り返して通算三日くらい掛かりました (*´﹏`)

パスワード設定だけでも3種類あるし、なんのパスワードなのか、なんのためにパスワードが必要なのかも知らないし、忘れたら大変だから覚えておけるようにスクショやらなんやら記録すべしとかも説明しなきゃだし。

さらにそもそも我が家の住所を知らなかったし( ꒪Д꒪)!!

っていうか自分スマホの電話番号すら知らないって(汗)∑(๑º口º๑)マジ!?

「何故にこの口座を開設するの?」という旨の質問にも、選択肢に困っていたし。

こちらから手助けはしないけど求められたらするスタイルでいたら、かなりの時間を1番っ子の横で拘束されておりました ʅ(˙𐃷˙)ʃヤレヤレ

 

受け取りも自分でしなはれ!

後日佐川急便さんから完成したデビットカードが届いたのですが、受け取りは本人のみ・その際は配達員さんに確認書類提示必須。

もう高校生なんだから自分でやってごらん。

本人確認書類はマイナンバーカードで大丈夫だよ!

ってなことを言っといたら、1番っ子が一人留守番中に届いたようで、しっかりと受け取っていました。

 

ちなみに今回申し込んだのは「イオン銀行キャッシュ+デビット」。

デザインは赤地にミッキーのイラストが描かれているオシャレ若者系(?)。

一緒に「何処のカードにしよかー」とネットの比較を見ていたところ、イオン銀行ならイオン系のお店にあるATM=入出金手数料無料ってあったので。

少ないお小遣いを入金するだけで手数料取られるなんて勿体ない!我が家のそばにあるイオン系のお店なら開店時間帯に行けば夜でも祝日でも無料で利用できるみたいだよ٩(ᐖ )و

と説明したら

①(* '-')(* ,_,)ウンウン(これにする)

ってことになりました。

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早速入金だ!そして速攻失敗だ!!

早速お年玉とこれまでのお小遣いの残りを手にして

①「(入金しにお店に行ってくる)」(〃 ̄ω ̄)σ

と身振り手振りで伝えながら出かけて行った1番っ子。

しかしその後、困惑顔で帰ってきました。

 

(私)「上手く入金できた?」

①((ヾ(・д・。)フリフリ汗汗

 

片手を左右に振って「出来なかった」を表しました。

 

ん?なんで?

 

するとスマホに何やら入力し、画面を私に見せてきました。

書かれていた文字は「間違ってチャージした」。

チャージ???

それじゃダメなの?

確かに1番っ子が自分でダウンロードしたイオン銀行アプリ内は「残高0」。。。

 

二人で調べたところ、イオン銀行のチャージとは「電子マネーWAONへの入金」とのこと・・・

①   (๑°△°๑) ソウダッタノカ。ガーン

 

まぁ、人生を自分の力で歩いていこうとすれば、誰しもがなんらかの失敗をするんだよ。何度もね。

でもお年玉の一部をチャージしただけで、現金はあるんでしょ?チャージした分だってイオン系のお店で買い物に使えるんだから大丈夫だよ。これくらいの失敗は「より良い人生を歩むための勉強」だよ!

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ってことで、「電子マネーとは何か」を分かりやすく噛み砕きながら説明し、機会があったら使えばいいんだよ!とフォロー。

コウイウコト(    ˙꒳​˙)( ˙꒳​˙  )ナルホド! 

更に、次にATMに行ったら「チャージ」じゃなくて「入金」するんだぞ!!と念をおしました。

そして後日無事入金。

そのお金で仮面ライダーのガンバレジェンズカードをネット注文。

念願のゲットもできたみたいです(*゚▽゚︎ノノ゙☆︎パチパチ

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そろそろスマホを乗り換える?

1番っ子は中学入学以来、ずーっとトーンモバイルを愛用してきました。

使用歴はかれこれ四年になろうとしています。

トーンモバイルの良かったところは、保護者のスマホ端末から利用調整ができるところ。

利用できる時間帯やトータルの時間数の他に曜日なども設定可能です。

ダウンロードするアプリも許可制に。

動画以外ならデータ無制限だけど、動画は1GBまで。

これら機能のおかげで、1番っ子は「スマホと調度良い距離感をキープしながらの利用」が可能となりました。

スマホ依存症とまでにはならず「夜中までスマホをいじり、生活リズムが乱れる。やるべきこともやれなくなる」という状況にもならず。

欲求コントロール力が未熟な子どもの自分スマホデビューとしてはとても良い商品だったと思います。

しかし欲求コントロール力が未熟だと思っていた点は、いま思えば小中学生時代に身近にいたいじめっ子達への防御的攻撃反応が主だったのかも。

幼少期は確かに未熟さが際立っている子でしたが、小学校高学年以降は引き金となる子たちが積極的に寄って来ては挑発行動をし、それへの抵抗として短絡的な反応をする1番っ子の姿をみんなで観察して楽しむ・・・なんてことをされていたので。

高校入学後は環境にも同級生にも恵まれて、そのような場面は全くなく毎日を平和にのんびりのほほんと過ごしています。

そして自分の責任・判断で行動するように促しているので、この一年はたくさんの経験と失敗により獲得した慎重さが随所に際立って見えていました。

となると、1番っ子はもうトーンモバイルでなくてもいいかな……。

なんて考えるようになってきた私。

どちらかと言うと「自称陰キャの遊び人」2番っ子の方が、トーンモバイルガッツリ必須な様相です(汗)

そこで「せっかくだから自分のデビットカードや口座から利用料金を支払える格安SIMを契約してみてはどうか」と提案。

いままではトーンモバイルの利用料金1100円を私の銀行口座から毎月引き落としていましたが、これからはお小遣いの範囲で自分でやりくりしなさい、と。

お小遣いはこれまでと変わらず大した額じゃないけど、お年玉の一部を12分割したものも充ててみるとか。

社会人になる前に「先のことを考えながら計画的にやりくりする練習」もした方がいいと思うし!

未成年が契約者になれる格安SIMは限られています。

成人してからでもいいかなと内心思いますが、1番っ子はかなり乗り気。

もう子どもじゃないもんね。

「自分は大丈夫!」ってどんどん証明していきたいよね。

スマホも成長に合わせて変更する時期になったようです。

中度寄りな軽度知的障害児の勉強を考えるの巻

はてさて、季節が変わる頃には中学生になっている2番っ子。

そろそろ制服や学用品の準備に取り掛からなきゃ。

フラストレーション耐性や自己主張が低めで昔は色々苦労が絶えなかった1番っ子に比べて、2番っ子は幼児期から我慢強く言語発達遅滞が目立ちながらも愛想が良かったので育てやすかったかといえば・・・まぁ、そうでした。

子どもだから普通に日常生活の中でアカンことやらかして、それがわざとじゃなくても内容によっては当然注意叱責されたりするのですが、2番っ子は如何なる時も言い訳とか反論とか逆ギレとか一切なく「はい」「ごめんなさい」と直立不動の涙目で頷くだけでした。何年も前から。

・・・し、叱れないじゃないか、そんな態度を返されたら:(っ`ω´c):グヌヌ

それでも言うべきは、親として頑張ってキツめに言ってきたつもりです、はい多分。

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対して小学生時代の1番っ子は言葉ではなく態度で反抗していました。

睨む・舌打ち・馬鹿にした・物を投げつけてくる・家具や壁を殴る蹴るetc…コノ野郎、ふざけんなーヽ(`Д´(○=(・∀・#)

なんて、数年前の1番っ子(と私)は日常茶飯事でした。

元はと言えば何の注意だったか分からなくなっちゃうくらい(汗)

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話を戻しますが、2番っ子はそんなこんなで学校生活での対人トラブルもほぼありませんでした。

あっても加害者側と認識されることはなく、毎回「ちょっかいを出されて悲しい思いをしたみたい」で済む程度。

幼い頃から我慢強く年長者からの指導を聞き入れルールを守って生活を送る姿勢を持っていたからこそ、トラブルが生じた時も「どちらにも問題があった」とか「両成敗」な結果にはならなかったのかなぁと思います。

何年もかけて「我慢とかやり抜く力をつける訓練として、常日頃の自宅学習は最適!」と推してきた私。

学習だけではありませんが、ソコソコ頑張ってきたおかげで1番っ子の方もなんだかんだで落ち着きあるジェントルマンに急成長してくれました。

しかし2番っ子は注意欠陥傾向がありながらも、元々が落ち着いているタイプ

他者に対する優しさや気遣いも心掛けているし。

支援級で出された宿題があれば、下校後に自主的に取り組んでいるし。

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・・・ならば家庭学習はそんなに用意しなくても良いかも?

宿題をやったなら今日はもう別にいっか~ヾ(*´∀`*)ノ

 

なーんてこの一年、思っていたんですけど。。。

ですけど!!

 

あれ?なんかヤバくない?!

2番っ子は宿題を出されると、帰宅後に自主的にランドセルから教材を取り出し取り組んで片付けます。

私は「分からないから教えてください」と声をかけられた時以外は何も手助けしませんでした。

ふむ、主体的。良きかな良きかな。

支援級の先生から出されているだけあって、宿題の内容は非常に簡単でした。

最近は分数の掛け算・割り算が多いです。

分母も分子も一桁の。

そういえば私から先生に

「自分で取り組む姿勢をもつことが大事だから、一人でできるレベルの宿題を出してください」

とお願いしたことがあったかも。

これには「先生の負担にならないように、2番っ子にとって難しめな学習は私が準備して教えますので(キリッ)」という意味も含まれているのですが、その含みを私自身が忘れておりました(汗)

もちろん長期休暇中は宿題の他に、自宅にあるドリルや通信教材に取り組ませたりしていましたが、やはりそこは知的障がい児。

毎日地道な積み重ねが大事だから、一時的に頑張るよりも長期的に取り組む方が良いわけで。

 

夕食時に何気なく「150円のものを二つ買う」という話題をしたことがあります。

②「二つで何円だっけ?」

私「15‪ ✕ ‬2 をすれば簡単だよ」

②「うーん、、、、、、、、、17?」

私「!?」

一桁同士の足し算引き算も指折り数えて計算しているし。

でも一桁同士の掛け算割り算は大丈夫。

こちらは計算というよりは暗記しているのでしょう。

二桁がちょちょいと加わると筆算すら危うくなることもあり・・・(汗)

割り算何て警戒レベル。

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長期休暇中は繰り返し毎日勉強するから解けるようになります。

しかし休みが開けてしばらくしてから我が家用の教材で自宅学習をすると、完全に忘れとる。

六年生でこれはマズイぞ。

 

1番っ子と差が出てきた

早くから療育手帳を取得していると、10歳に再判定というイベントがあります。

その際に知的状態を測る目的で心理検査を受けるのですが、当時の2番っ子・1番っ子は共にIQ70直前でした。

グレーゾーン一歩手前、ギリギリ軽度知的障がい児。

二人は赤ちゃんの頃から似た感じで成長してきました。

どちらかというと2番っ子の方が社交的で愛想良く誰からも可愛がられる、且つ好き嫌いなくいっぱい食べていたので、育てやすさ感は一段上でしたが。

どこに行っても可愛がられ、みんなからチヤホヤされる安心タイプ。

反対に1番っ子は未就園児の時から多動だし集団が苦手で直ぐにその場からいなくなっていたので、そんなことは一切ありませんでした。

GWに初めて行ったこどもの国は入場ゲートを過ぎて10m歩くまでが限界で、走って逃げようとしたのを何とか捕まえてそのまま帰宅だったし。

未就園児子育てサークルに参加しても黙々と逃げ出そうとして落ち着かず、自己紹介前に退席させていただきました。

行方不明にならないように必死に追いかけ回していたので、当時の私はママ友を作る余裕もなく。

夜に鍵を静かに開けてパジャマ姿のまま家からいなくなっていたことは複数回。

点滅する明かりが好きだったから、大体近所のカラオケボックスのネオン看板の下で一人楽しそうに飛び跳ねていて、直ぐに確保できたけど。

・・・・・・・よく無事だったな。

2番っ子と二人で平日の午前中に市民プールに行った時は、水中ウォーキングをしているおじいちゃんおばあちゃん達(初対面)にプールの中でよく抱っこされていたっけ。

泳いでいるといつの間にか抱っこされて「ヨシヨーシ、」ってニコニコイイコイイコされちゃって。

一度年齢を聞かれて三歳だって答えたら、あまりにもプクプクで巨大な年不相応な見た目にビックリされちゃったみたいで。

肥満気味な小学生っぽい貫禄ある出で立ち、そのくせまだまともに発語ひとつない子だったから。

私やマイダー(マイダーリン)の両親もそうなのですが、あの年代の方たちって「よく食べる子=良い子」なんですよね(おかげで「どんどんお食べ」ってしょっちゅう両祖父母は差し入れをくれて、遊びに行けばご馳走様が毎回用意されていていたっけ)。

そんなこんなで市民プールでギャップ萌えをかました2番っ子は一時期おじいちゃんおばあちゃんたちのアイドルになっていました。

で、先日ある機関で心理テストを受けてIQを測っていただいたんです。

そこで出た全体的な数値は、なんと50台前半でした。

 

うぉぉぉ!?

あと少しで「中度知的障がい」に手が届きそうなところじゃん。

療育手帳判定時の検査とは違う内容とはいえ、かなり下がっとるやないかーい!!

 

んー?

なんでこんなに下がった? 

違う検査だからとはいえ、1番っ子が受けた時は両検査結果に大して差はなかったのに。

身の回りの世話や学校生活は、同年齢集団の中でも主体的にしている方だし。

大雑把で下手だし、言葉にカタコトな部分があることは一目瞭然だけど概ね分かってもらえます。

集団行動は一斉指導で通じるから、日常的な手助けは必要なし。

10歳の時に比べて、さらに「しっかりした小学生」になったとは思うのですが。

知的障がいってだけあって、どうしても勉強面のサポートは必要だから主に算数と国語だけ支援級で受けてはいるけどさ。。。

単純に実年齢と能力の差が反映されたのかもしれないけど、一年ちょっとでここまで開くのも如何なものなのか。

頭の中で考えられる?

小学校高学年くらいの時の1番っ子はフラストレーション耐性が低く、当時すでに反抗期に入っていたこともあり、家庭でビシバシ指導されていました。

自己表現力も大切ですが自己抑制力もつけねばと、それを目的に日々家庭学習を取り入れていました。

もちろん貴重な子ども時代なので、家族でお出かけしていっぱい遊び楽しみつつ。

www.mosikasitara-iina.work

www.mosikasitara-iina.work

家庭学習は相当な数の問題集に取り組み、通信教材も使用しました。

当時よく使っていたのがこちら⬇

日々の取り組みのお陰か、苦手はありつつもソコソコに四則計算や読み書き、世の理なんかも理解して中学生になることができました。

あの頃の1番っ子と今の2番っ子の学力的違いってなんだろう?って考えてみたところ、明らかなのが暗算の可否

先述しましたが、2番っ子は六年生になっても足し算引き算を指折り数えてやっています。

桁数が多いと筆算すら怪しいレベル。

当時の1番っ子は小数は苦手でしたが、それ以外の計算問題は「めんどくせーなー(。´-д-)ダル」って態度をしつつも一人で解いていました。

正解も多かったです。

これもやっぱり毎日コツコツ家庭学習を取り組んでいたからなんだろうな。

 

「暗算ができる」ってとっても大切なんです。

それはつまり「頭の中で、知っているルールを展開して考えられる」ってことだから。

年長者から教えてもらたことを、自分自身に活かせるってこと。

しかし2番っ子は「足し算は増やす」「引き算は減らす」のルールは分かっているけれど、それを頭の中で展開して答えを導き出せないようです。

これって結構大事なポイントで、大雑把なお金の計算とか「何時に○○があり、そこに行くまでに▽分掛かるから■分には出発しなきゃ。あ、準備に5分掛かるからもうちょっと早めに動くかー」みたいに、社会生活の自立にも関わる思考力です。

自己抑制力に注視していましたが、学習ってそもそも思考力を高めるためのもの。

テストで高得点を取ったり偏差値を上げるためだけでなく、「考えて生きていく」ための訓練なのです。

訓練を重ねて得た思考力は日常生活を助け、安心・安全な日々の土台になります。

子どもたちが社会の中でルールを守り、自分も他者も困ることなく好きなことを楽しめる人になれるように家族一丸となって頑張ってきました。

しかし今更ですが、やはり思考力はしっかり意識して押さえておかにゃアカンのでは?

「平和に過ごしたい」「ルールを守って行動しなきゃ」という意思や姿勢はバッチリです。

その上で、できる限りでいいから「考えようとする力」「頭の中で答えを出す力」を養っておかないと。

社会にはたくさんの場所があり色々な人がいるから、至る所で常識やルールが複雑に絡み合っています。

その複雑さを前に「自分なりに物事を最適に考える」ことができないまま大人になったら、短絡的でアホな行動をする困ったさんになりかねないじゃないか?

「自分が困る」程度なら便利アプリとかを活用する習慣がつけば解決できるかもだからいいけど、他人様や社会に迷惑をかけるなんてことがあったらどうしよう(~_~;)

知的障がい持ちなら尚のこと、下手したら自立してすぐに狡い人にカモられるかも!?

成長と共に自由に行動し、日に日にヒヤヒヤさせてくれることが増えてきた2番っ子。

www.mosikasitara-iina.work

実際、行動や発言について「もう少しちゃんと考えなさい」と注意することがココ最近はしばしば。。。

元々他者に対する優しさや気遣いも心掛けているタイプ・・・とはいえ、そこはやっぱり思春期だもんなー。

未熟なくせに一丁前にふてぶてしかったり自信過剰な面が目立つ時期になってきたし、まったくもう。

これは早急に取り掛からねば!

 

初心に戻って家庭学習を頑張るぞ

そういうわけで、ここ最近は支援級の宿題の他にも家庭学習を再開することにしました。

・三年生レベルの基本的な計算ドリルは間違いが多いけど、マンツーマンでお直しをすればできる

・漢字の書き取りは(理解はともかく)六年生レベルのドリルも大丈夫。なんなら自力で漢字辞典で調べられるように教えておいたからなんとかなる

・国語の文章問題は、手短かで要点を押さえたこのドリルなら高学年レベルでも大体できた!

・理科と社会は要点を押さえた簡単なドリルでカバー。鉄道好きにはこれでしょ!ってことで四年生レベルで復習

・あとは全体的に簡単な通信教材でバックアップ

通信教材はデキタスではなく、⇧のうんこゼミを使用することにしました。

2番っ子はパソコンのキーボードに苦手さがあるので、タブレットやスマホでも取り組みやすいこちらの方が合うみたい。

アルファベットの理解もまだまだだもんなー( ̄▽ ̄;)

もっと下の学年だったら思考力UPと楽しさを掛け合わせて、こういうのを使っても良かったかも⬇。

しかし高学年ともなると学習すべきことが多いし中学校生活も意識しなければならないので、「The 勉強」な内容にした方が今後のためになると思います。

毎日コツコツ、ちょっとずつやっていきましょう。

さて、あと三ヶ月で小学生も終わり。

頑張るぞー!!

サンタさんにお礼

我が家は「小六のクリスマスでサンタさんは卒業。異論は認めぬ!」という決まりです。f:id:himawari0growing:20231225232437j:image

小四の時、「クラスの人がサンタはいない・親がやってるって言ってたよ!?」と私に聞いてきた2番っ子 、(  ・ω・ 、)ネェネェ、ハナシキイテ~

 

ぁー・・・。

いるよね、そういうコー。

母さんはサンタさん見たことあるけど、その子はないんだよ。

子供の時に窓から外を見たら、ソリに乗って飛んでいく後ろ姿を見たんだよー( *¯ ꒳¯*)

 

当時の私は適当にのらりくらりとかわす返答をして話を終えました。

その後は追求されることなく迎えた今日という日、小六のクリスマスの朝。

 

家事を一段落させ、仕事に向かおうとする私の前に立ち

②「お願いしたプレゼントがちゃんと届いていたよ。窓のそばにあったんだ。見つけた時は嬉しかったよ」

と電車・山手線のおもちゃを見せてくれました。

そーか、そーか。

よかったね。

②「うん、本当に嬉しかったよ。12年間ありがとう、サンタさん」

 

・・・・・・・。

 

それは仕事を終えて家路についたサンタクロースへの呟きか、それとも・・・。f:id:himawari0growing:20231225232405j:image

次のクリスマスからサンタさんのプレゼントはないけど、その後に貰うお年玉はちょっと多めになるからね。

そしたら欲しいものは貰うのではなく、自分で買うようにするんだよ。

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困ったなぁ。

2番っ子は頑張り屋さんだけど、おっちょこちょいでそれなりにダラしないところもあり。

よく喋り、時には「口じゃなくて手を動かさんかい(怒)」と注意されるタイプなのですが。

 

こういうことをよくするのです。

ご機嫌とりの計算等ではなく(そういうことができるほど認知機能は高く無)、ストレートに素敵な気持ちをプレゼントしてくれるのです。

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注意したくなることをしでかす姿を見て、毎度の如くイラッとしたとしても「12年間ありがとう、サンタさん」と私をまっすぐ見て言ったあの姿を思い出すと、しばらくは強く出れないわな。

うん。

ほんとスゴイわ、これは。

軽度知的障害持ちの漢検受検=自己抑制×自己実現

ちょっと今更な話題。

夏休みの終わりに、1番っ子は漢字検定試験を受けました。

こちらは学校で申し込みをし、校内で団体受検をするという形で行いました。

受験する級は生徒が各自選択できるとのこと。

ならば「ギリギリ受かれそうな級にしとけばー?」とだけ言って、どの級を受検するかの決定は本人にお任せしました。

1番っ子が選んだのは6級、小学五年生レベルです。

五年生ね、ふむ。

いけるかなー・・・('~'?)

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軽度知的障がいは「(適切な形で色々と頑張れば)小学校六年生程度の学力を得ることは可能」と言われています。

1番っ子は幼児期に療育手帳を取得して以来、名目上「更新」として定期的に再判定用検査を受けてきましたが、「グレーゾーン」に引っかかったことすら皆無で義務教育期間を終えました。

次の検査は二十歳になる年度。

その時の検査結果も、知的障害があるという判定ならば、それ以降の「更新」手続きはもう必要ありません。

つまり、「発達や成長により障害の程度が変化する・または消失する可能性がある時期はおしまい=軽度知的障がい持ちってことでほぼ確定」となるです。

 

「頑張れば小学六年生くらいの学力は身につけられる」能力で、「五年生相当」試験でしょ?

う〜〜〜〜〜〜む。。。

 

「頑張ってやり抜く」ってなかなかハードル高いよね

勉強好きな子って、ぶっちゃけほぼいないと思うんですよ。

私は看護学生の時に「学ぶことが好き!」という同級生のお友達がいましたが、彼女の成績はやはり入学から卒業までトップでした。

「授業も課題もいっぱいあって、家でも勉強しなきゃいけないことだらけだから楽しい!」って言葉を聞いて仰天したものです。

それ以外の生徒は…全員って訳じゃないかもしれないけど、看護師になる夢を追いながら必死に試験や実習をクリアしようとヒーコラしていましたよ。

最近になってやっと社会的に認知されましたが、看護師界隈で学生の人権など軽視されて当たり前、なんなら踏みにじられることに黙って耐えてこそなんとか使い物になる人材になれるかもね!という時代。

教員からも実習指導者からも当たり前のようにパワハラを施され、それを有難く思って当然、逆に抵抗しようものならお上の方々から夕方に呼び出され個室で一時間以上一方的に人格否定の言葉を浴びさせられ、それを全て肯定する態度で最後まで享受しなければ単位を与えてもらえない、「これが嫌なら看護師になっても役に立たないから学生してても金と時間の無駄だし邪魔。さっさと自分から退学を選べ」と促されることも珍しくない、恐怖政治下でした。

看護師になるための勉強も朝から夜遅くまでしなきゃいけないし=これは当然。

それを無事に卒業までやりきるために、いかに自分がお上の方々からターゲットにされないかを気をつけなきゃいけないという訳の分からん日々を送り、大多数の生徒がノイローゼになっていたものです。f:id:himawari0growing:20231219203558j:image

「看護師=心優しい」は幻だって、誰もが確信した現実。

でもトップ独走の彼女は、いつもイキイキ前向きで、元気ハツラツで楽しそうでした。

実習も最終局面で、近々卒業試験と国家試験も控えているという時期に「追い詰められて勉強するのも楽しい!!」って言葉を聞いた時には、「マジもんだ!!その上で真性のドMだね?!」と感心したものです。

「好き」の力って凄いなー。

やっぱりそれは他人から見ても一目瞭然なんですよね。

 

それでもみんな頑張って卒業し、無事看護師として働き始めることができたわけですが。

それまでに、誰もが何度も挫けそうになったことでしょう。

それでも苦しみながらも達成できたのは、それまでに培ってきた「苦難に直面しても頑張ってやり抜くための土台」があったからなのです。

 

自己実現と自己抑制

自己実現とは、正に「やりたいことをやる」「なりたい自分になる」。

より良い人生を送るために、とても重要なポイントです。

しかし社会に属して生きていく上で「自己実現のためなら好き勝手やっていい」の精神はいけません。

ダメ、絶対。

自己実現のためにルールやマナーを無視しようものなら、それはただの「迷惑行為」であり、場合によっては組織や社会から「疎外」の対象にされてしまいます。

疎外は孤独を招きます。

「孤独でもいいもん」ならアリなのかもしれませんが、概ねそれはただの強がり。

何故なら「欲求階層」では「自己実現」よりももっと下位、より基本的な段階に「所属や承認の欲求」があるからです。f:id:himawari0growing:20231219204010j:image

人は、何かに所属して、そこにいる人達に認めてもらえてこそ、安心して生きていける生き物。

社会生活を送りながら自己実現をするためには、欲求があってもルールやマナーを守った上で満たせるように努めなければ。

この大前提こそが、自己抑制です。

 

先の看護学生時代の話ですと、学ぶことが好きではない大勢の学生は、「看護師になる」という自己実現のために日々学校に通っていました。

毎日大量の課題を提出し、テストを受け、実習に参加して、学生生活の大半はヘトヘトでノイローゼになって、しょっちゅう誰かが泣いて、その度にみんなで慰め合って過ごしていたものです。

「もうイヤだ」「少しは楽してもいいじゃん?!」と思っていたけど、それでもみんな歯を食いしばって頑張りました。

即ち、単位を落とすほどの欠席や遅刻はしない、授業中に私語や居眠りをしない、課題提出をサボらない、ダメ出しされたらすぐに訂正、何がダメか分からなくても教員や指導者が納得するまで何度でも書き直して提出、テストでカンニングはしない、実技試験に合格するために授業時間外でも帰宅後でもひたすら練習する日々、そんなんだから昼食を食べてたら時間が足りないし万年寝不足!!等など。

何故なら、それをやらねば留年 or 退学=看護師国家試験を受けることすらできなくなる。

自己実現なんて絶対不可能になることがわかっているから、我慢し、ひたすら耐え、何度も繰り返し頑張ったのです。

ちょっとしたズルなら実行は簡単、きちんと考えて慎重にすればバレなかったでしょうね。

でも「ダメだけど適当に楽して、バレなければいいじゃん」はありませんでした。

もう子どもじゃないから、失敗してもやり直しがきく訳じゃないことくらい分かってるから。

それに、誰かに命令されて嫌々でここの学生をやってる訳じゃないし。

自分の意思でここに来たんだ。

だから自分を奮い立たせて、ただ頑張るしかないんだ!

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大人になり、社会生活の幅が広がり自己実現への深みが増すほど、自己抑制が必要となる場面も増えていくのです。

 

自己抑制の四要素

自己抑制には大事なポイントが四つあります。

 

①遅延可能:やりたいことがあっても「順番・順序を待つ」ができる

②制止・ルールへの従順:「ダメだよ」と言われたら、又は教わったルールに「従う」ことができる

③フラストレーション耐性:思い通りにならない時に、いちいち怒ったり泣いたり騒いだりして自分の要求を通そうとせず、我慢できる

④持続的対処・根気:内心嫌でも「自分の意思で、頑張ってやろうとする」ができる

 

①は手が汚れてすぐに洗いたくなっても先に水道を使っている人がいれば待つとか、欲しいからって他の子が使っているものを横取りせずに交代を待つ、とか。

②は先生から教わった学校のルールはきちんと守る、とか。

③はいちいち癇癪を起こさないとか八つ当たりしない、とか。

④は日常や社会生活で必要ならば「仕方がない。めんどくさいけどやるか」と取り組んだり、ちょっと不満だったり上手くいかなくてもへこたれずにチャレンジを続けようとする、とか。

例えば宿題だったり、マラソン大会だったり。

小学生時代の私は、球技は大好きだけど器械体操は大っ嫌いだったのですが、鉄棒や跳び箱の授業も(渋々)普通に参加してました。

しかし内心は「早く終わんないかなー」といつも思っていました(笑)。

そしたらなんだかんだで逆上がりくらいはできるようになったし、跳び箱五段まではなんとか跳べるようになっていたっけ。f:id:himawari0growing:20231220125426j:image

この四つの要素は、主として幼児期に行きつ戻りつしながら成長すると言われているものです。

二十歳前後の学生たちに当てはめるのはちょっと変かもしれませんね(   ᷇ ࿀  ᷆ ;; ナンダヨ~。ヨウジ~?!

しかし子ども時代にこの自己抑制四要素を自己主張スキルと並行して、バランス良く成長するよう促していかないと、大きくなってからが大変なのです。

何故なら④の持続的対処・根気は、「言われたからやるかー」「グチグチ言われるからやめとこ」レベルを卒業し、子ども時代に教わったルールを内在化させ、大きくなってから自分の意思・判断で行動する「自律」の力に繋っていくから。

そして将来的に、集団や組織の中で課題や役割に対処するための「集中」や「努力」をする力にも繋がるらしいです。

 

ん?!?!

ってことは・・・

看護学生時代にみんなで頑張って卒業できたのは、幼い頃から養ってきた「持続的対処・根気」があったからではなかろうか〜?!\\ ꐕ ꐕ ꐕ ////

(途中で退学した子もいましたが家庭の事情とかやむを得ない理由だったりで、そこは人それぞれで持続的対処・根気について言及するものではないってことであしからず)

毎日精神を追い込んでくれた課題もテストも実習も、根底にコレがあるから乗り越えられた!

 

「Question.辛くても目標に向かって進み続けられたのは何故?」

「Answer.元々それをできる基盤があったから」

なのです。

 

ちなみにパワハラに耐え抜けたのは④持続的対処・根気のおかげではなく、③フラストレーション耐性に関係しているのではないかと。

教職員や指導者から与えられるパワハラは、学生を心身ともに疲弊させ「ここは地獄か?牢獄か?」状態に長期間陥れていました。

(内容は本題と関係ないので省略)

しかし当人方の前でそれに対して「理不尽ひどっ!!」と感情を表出するわけにはいきません。

粛々と受け入れ、「あなた様にパワハラをさせてしまう私が悪いのです。これは崇高なる愛のムチです。ありがたく受けさせていただきます。へへ〜」という態度で縮こまることこそが、当時の看護学生の「あるべき姿」でした。

対人葛藤や対人摩耗の中で「早くこの場から離れたい」という欲求を抑え、解放されるまで感情制御し続けることを可能にしたのは、フラストレーション耐性があったからに他なりません。

その上で、いま流行り(?)の「レジリエンス」(困難にぶつかっても、なんだかんだ社会的に容認される方法で気持ちを切り替えて、環境に適応し続ける力)も、当時の私たちは若いながらにあったのだろうと思います。

まぁ、私のフラストレーション耐性的対応は「標的になったらひたすら耐える」で、レジリエンス手法は「アキちゃんに隙あらばグチグチと不平不満を聞いてもらう」という、地味で迷惑なやり方でしたが。

(アキちゃん、すまなかったね。慰めようと「チョコうまい棒食べな」って奢ってくれたこと、いまでも感謝しているよ)


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世の中には良くも悪くも様々な対人関係があり、社会に出ればいつの間にか嫌な渦中に・・・なんてこともあります。

フラストレーション耐性とは、それらに対応するしなやかさの基礎部分なのでしょう。

ちなみに余談ですが、①遅延可能は「対人や集団内での衝動性のコントロール力」、②「制止やルールへの従順」は「同調や協調性」に繋がるっぽいです。

よく療育の現場では「我慢が苦手」というお子さんがいますが、どのタイプの自己抑制が難しいのかを判断できれぱ介入ポイントも見通しを立てやすいですよ。

 

漢検

何が言いたいかっていうと、「集団や組織の中で個人目標ができた時に、それに向けて集中・努力をする」には、持続的対処・根気が必要ってことです。

目標達成のための精神力を得ようとパワハラのに遭う必要はないし、後になって「実はあれは、私を鍛えようとしてくれていたんだ✧︎*。」と加害者に感謝をする必要もありません(「指導」「間違いを是正してくれた厳しさ」そのものには感謝すべきだと思います。指導する立場にたつと、それをやるのも大変で息苦しさを実感しますよね)。

 

ただし、自己抑制力は①から④まで互いに作用し合いながら成長していくものなので、持続的対処・根気を育てるためにはフラストレーション耐性や他の成長も必須。。。

そこに「できるだけ落ち着いて適切・直接に、自分の要望を伝える」という自己表現力が加われば、社会との調和や自己実現はいい感じにできるようになるでしょう。

色々小難しそうだけど、幼い頃から地味にコツコツその時々で働きかけて、長い目で育てていくしかありません。

「これを習えば大丈夫!」とか「学校で教えてくれるはず」とか「ゲームや動画鑑賞をしてる時は静かで平和だし、できる限り本人に合わせてあげたいし。そのうち何事もできるようになるだろうからいいでしょ」みたいな大人の希望・ご都合に沿った機関や独自の成長みたいなものはないんですよね。

で、ここに来て1番っ子の漢検6級ですよ。

受かれるかな?

勉強の「勉」の字だって、「カ」の部分を「ム」って何年も書き続けているし。

違うよって教えても全然直らないし。

他にも誤字脱字は結構あります。

中学生時代は各教科の副教材に取り組み、丸つけ&お直しまでして提出するという試練が定期テストの度にありました。

漢字ドリルは毎回提出必須で結構頑張っていたけど、テストではほとんど書けていなかったな(汗)

そういえば中学一年の最初の定期テスト前に、他の生徒と同様に取り組んだ副教材を提出したことについて、とある先生から

「支援級に入ったのだから無理させないで下さい。それで不安定になるくらいなら学力なんて必要ないですよ」

と謎のアドバイスを頂いたことを、今これを書きながら思い出しました。

いまでこそ「教育虐待」という言葉があるけど軽度知的障がい児にもそれを受けているのではないかと疑われる子は実は昔から結構いて、先生はそれを懸念していたのかもしれません。

違うと説明してもすぐに理解していただくことは難しいと当時の私は考えました。

「ワタクシ、分かってる系の親っ(-⊡ω⊡)」風に我が子の対応を取り扱い説明バリに理論的にお話してくださる方にお仕事でお会いすることもありますけど、実際に自分では実行・実現しないで、それでも理論を主張し通そうとする様子を見ると「結局口ばっかりじゃん。そのくせ他人には頑張ってやらせようと無理強いするタイプだよねー。やばい、ターゲットにされないように気をつけなきゃ」と警戒しちゃうからな、私。

と思い、でもそっち系じゃないよ(多分)と証明する術もないしで、申し訳ありませんがその時はとりあえずアドバイスをスルーさせて頂きました。

その後も都度一緒に取り組んで基礎問題レベルはなんとかやりましたが、もちろん学力をあげるためなんかではなかったです。

「取り組む姿勢」を獲得するためで小学生時代からやってきたことだから無理にならないペース配分は分かってましたし。

中学生レベルになっても不安定になること無く、普通に毎日少しずつ取り組めましたよ。

そのおかげか色々あった三年間でしたが、1番っ子が積み重ねていく姿勢を見て味方になってくれる人が段々と増えていったわけで。

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話は逸れましたが、どちらにせよ中学時代のテストは散々でした。

やはり頑張っても獲得できる学力は小学生レベル。

そんな人が高学年レベルに受かるかな?ギリだめ?いや、ギリどころか元々ダメ?と一抹の不安が・・・。

しかし義務教育が終わったら、学習を促し横についてマンツーマンで教えてあげるのは辞めようと決めていました。

「各教科の副教材に取り組み、丸つけ&お直しまでして提出する」を三年間やり通させたのは、年相応な②制止・ルールへの従順の感覚を得るため。

「学習を促し(本人が嫌々やっていると分かっていても)横についてマンツーマンで教える」もやり通したのは、③フラストレーション耐性を強くするため。

正直私も疲れたし、それでも横について根気強くマンツーマンでやったからこそら1番っ子は自分の能力以上に頑張り続けたんだと実感できたので。

「もう十分だから」「ここまでやったから」「あとは本人に任せてみよう(自力でなんとかしなはれ)」と腹を括りました。

で、漢検の勉強はしてるの?と夏休み中に何度か当たり障りなく本人に聞いてみると

毎回 (*꒪꒫꒪)(  ._.)(*꒪꒫꒪)(  ._.)コクコク

と頷きはするのです。

ホントかよー?

高校生になってから勉強してるとこなんて見たことないよー。

てか夏休みの宿題もちゃんとやってんのかよかよー?

と笑って言いましたけど、私は「こやつ、自力でやる気なくね?やっぱり私がついていないと興味がなかったりめんどくさいことはやらないってタイプなの?それって社会人になったらヤバくね?」と内心汗ダラダラでした。

しかし、いざ夏休みがあけてみると宿題も提出してるし(内容は小学生レベルのすごく簡単なものだったので自力で解けたみたいです)、秋には無事「漢検合格」との知らせを聞くことができました。

母さんは何も見てなかったけど、「やるべきことはやり、挑戦・努力できる自分」を涼しい顔して成し遂げていたんだね。

そう、それが日常や社会生活で必要ならば「仕方がない。めんどくさいけどやるか」と取り組んだり、ちょっと不満だったり上手くいかなくてもへこたれずにチャレンジを続けようとする=持続的対処・根気

世の中から見たら、「たかが夏休みの宿題(超簡単)だし漢検だって6級じゃーん(苦笑)」かもしれないけど、自分で自分の能力を見据え「達成してみせる!」と目標を定めて挑んだ姿勢は、評価して然るべき。

これからの人生を「自分で自分を支える」礎になるはずです。

1番っ子が通う高校は商業系の技能連携校だから、これからも色々な検定試験を受けることでしょう。

母は見えないところから見守るしかしないけど、あまり心配せず本人に任せても良さそうなので安心しました!

 

まとめ

なんだかんだで子ども時代の勉強って大事。

学力とか知的水準を上げるためだけでなく、もっと根本的な社会性を育むためにもなるのですから。

訓練として考えたら、本人レベルよりもワンランク上の小難しい問題を解けるようになる必要はないし、「なんでできないの?」と教えながらモヤモヤイライラしつつ熱くなることもない。

「取り組む姿」を支え、認めてあげれば良いだけです。

「だけ」と言っても、制止・ルールへの従順やフラストレーション耐性の水準がそもそも低いお子さんだと大変ですが。

でもだからこそ、訓練をする必要があるわけで、大人の希望・ご都合に沿った機関や独自の成長みたいなものはないのならば、親が腹を括って家庭でコツコツやるしかないのです。

どんな教材を使うかは完全自由。

100均のドリルでもいいし、アプリ教材を使ってもいいし。

最近はうんこドリルがアプリまで作ったみたいで、2番っ子に無料のお試し利用してもらいました。

簡単な内容ながらもよくできてて、IQ60台の2番っ子でも活用しやすい教材でした。

最近の子って、アプリ系をあっという間に理解して使いこなせちゃうんだけど、あれは一体なんなんだい?

これから1番っ子については「本人に任せる」をするけど、2番っ子はまだまだ手をかけるつもりだし中学入学を控えてこれからが本番戦!?という感じなので、母もまだまだ頑張らないと!

 

「主体的」が炸裂するとどうなるか?&肥満児に推しドリンク

前回記事では1番っ子が「好き」により主体性を得ているというお話を書きました。

今回もソレ系。

2番っ子の好きが炸裂すると色々大変(焦)という話です。

 

乗り物大好き!

幼い頃から電車・バスとグルメをこよなく愛する2番っ子。

日帰り旅に出て観光スポットで食べ歩きをできたらパラダイス。

しかし観光名所には興味がなく・・・。

「こんな有名処に来てそんな楽しみ方でいいの!?」というツッコミは、毎回のお決まりです。

いや、本当に目から鱗だわ。

 

10月に大涌谷に行きました

神奈川県の箱根の山の上、大涌谷。

小田原からバス一本で行くことができますが、2番っ子は「登山鉄道+ケーブルカー+ロープウェイに乗りたい!」とのこと。

いや、お金掛かるって。

小田原に行くまでにバスと電車にも乗るじゃん?

それだけで結構な交通費よ?

丸一日掛かるしハードスケジュールで大変よ。

しかし2番っ子にとっては「It's a dream!」なのです。

②「そうだよねー(´・ω・`)ショボーン」

 

2番っ子は小さい頃から滅多に駄々をこねませんでした。

幼児期から非常に我慢強い、目に涙をためて黙って堪えるタイプの子でした。

だから負担が大きくて実現困難であることを伝えると、いつもすぐに諦めてくれるので親としてはとても助かってきました。

でも・・・

 

これは、心が痛い!!

 

現在小六です。

子供料金で公共交通機関を利用できるのはあと半年。

・・・。

・・・行くか?

行っちゃうか?

交通費節約のために母と二人だけで。

冬になる前に。

寒くなったらあんな山の上、関東平野育ちにはキツイぞ!!

だから迷ってる暇なんてないぜ!

今すぐ行くぜ。

レッツゴー٩(•̀ω•́٩)≡:٩(•̀ω•́٩)≡:

 

激さむ!!

当日は小雨降る中の出発でした。

でも地元は20℃以上あったため、山の上とはいえ長袖薄着でなんとかなるっしょ。

と、たかを括ってしまったのが運の尽き。。。

のんびり登山鉄道に揺られて・・・

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強羅からケーブルカーに乗った辺りから肌寒くなり。。。

ケーブルカーも降りてロープウェイ乗り場に行くと、そこに置いてある「大涌谷の気温」の表示板に記されている数字がまさかの一桁!!

マジ?

10月半ばの昼下がりなのに?!

これから行くんだよね、ソコに……。

一抹の不安を感じながらもロープウェイに飛び乗り

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あっという間に大涌谷駅に到着。

案の定、ブルブル:(´・ω・)ω・`):…

さ、寒いね・・・

取り敢えず蒸気をバックに記念撮影。

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あとは何する?

ぶっちゃけ登山鉄道とケーブルカーとロープウェイに乗れたから、目的の80%は達成したでしょ?

残る20%、それは・・・

食べ歩きじゃあ!!

2番っ子の月々のお小遣いは、食べ歩きの為にコツコツと貯めているようなもの。

さぁ、いまこそその時〜♪♪

荒涼とした山の上なだけあって飲食店は少ないけど、その中で2番っ子のお財布で事足りるお店をあたり・・・

カツドッグ、じゃがべー、玉こんにゃく、ぶた黒まん、湯ノ花饅頭、黒玉子、高原牛乳、コーンポタージュ・・・・

 

た、食べ過ぎ!

小雨降る中、よくやるな。

このお楽しみのためにちゃんとお小遣い貯めてたんだね。

そこは良きかな( *ˊᵕˋ)ノˊᵕˋ*) エライエライ

最近は甘いコーヒーも飲めるようになったのがちょっと誇らしげで、カフェオレもグビグビ。

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②「濃い!(;´∀`)」

と笑っていましたが。

家族へのお土産(もちろん食べ物ばかり)も買って、のんびり下山しました。

何気に黒玉子味ポテトが美味しくて、マイダーと1番っ子にも好評でした。

今度は一人1個ずつ買うぞ!

 

「2番っ子、どこ行った!?」の巻

ある平日、夕暮れ時に仕事から帰ってきた私は何やら違和感を感じました。

・・・2番っ子がいない???

この日は放課後等デイサービスを利用しない日で、下校後は自宅でのんびりすると言っていました。

少し前に高校から帰宅した1番っ子に尋ねると、自分が帰ってきた時にはいなかったとジェスチャーで教えてくれました。

2番っ子のお財布と療育手帳が所定の置き場にありません。

・・・「療育手帳がない」は、手帳提示によるバスの障害者割引を利用してお出かけした可能性を示唆していました。

2番っ子は自分のスマホを持っていません。

連絡手段を持たず、行き先を誰にも告げずに遠くに出かけてしまったようです。

しかも外はもう夕闇の時間。

立派な体格で、もはや小学生とは信じ難い2番っ子。

170cm以上の長方形体型。

空手ではふにゃふにゃ猫パンチを繰り出し、しかし油断して当たってみると「とんでもない衝撃を与える」と噂の拳。

悪い人に誘拐される心配は無さそうだけど。。。

そもそもそういう問題じゃないか。

世の中には事件や事故が溢れています。

連絡手段も持たずにいる小学生が行先も告げず、でも遠出したであろう状態で帰ってこないなんて、心配でしかありません。

心配して、私の横でソワソワウロウロしている1番っ子 (ºωº;≡;ºωº)

(私)「七時まで待ってみよう」

帰ってこなかったら警察と仕事中のマイダーに電話しようかな。

そう考えていると、自分の療育手帳と財布とスマホを手にした1番っ子が私の前で何やらポーズをとって訴えています。

①「(あのバカを探しに行ってくる!)」

え?どこにいるか分かってるの?

①「(多分、駅前のゲーセン)」

・・・なるほど、そこは2番っ子が大好きなゲーム「電車でGO」があります。

パスに乗って、ゲームをして、駅横で電車を見学して帰ってくる。

2番っ子のお楽しみコースにもってこいです。

六時半、1番っ子は2番っ子を探しに家を飛び出して行きました。

それから私はというと、悶々としながら10分が過ぎ、20分が過ぎ・・・。

そうこうしていると、件のゲーセンに到着した1番っ子からLINEが来ました。

①「ゲーセンにはいない。トイレも見たけどいなかった。これから駅の周りを探してみる」

もうあたりは暗いし人通りも多い中で、どこで何をしているか分からない2番っ子を探すのは至難でしょう。

あぁ、私も今すぐ探しに行きたいけど、すれ違いになるかもしれないから待つしかない。

あと数分したら警察に相談の電話しなきゃ。

なんて言おう???

なんてことを考えていた 6:58。

ガチャ。

②「ただいま〜」

陽気な声の2番っ子が何食わぬ様子で玄関に現れました。

ちょっと!こんな時間までどこに行ってたの!?

②「駅前のゲーセンで1回だけ電車でGOしてきました!」

見事、1番っ子の予想的中です。

しかし解せぬ。

1回だけでこんなに遅くなる?!

②「その後電車に乗って新宿駅まで行ってきました!」

な、なぬ!?!?

②「新宿から戻ってきて隣の駅で降りて、いつもと違うバスに乗ってかえってきました!!!( *¯ ꒳¯*)エッヘン」

 

これは予想外だ。。。

1番っ子〜!!!

こやつ、君が居る駅には数時間前からいないとよ〜〜〜(」゚Д゚)」

すぐに1番っ子に電話して、2番っ子が無事に帰ってきたことを伝えました。

電話の向こうからは安堵なのか呆れなのか、深いため息が聞こえました。

(私)「行き方分かるしPASMOにお金が入っているからって、どこに行くかも告げず、スマホもなしに勝手に電車に乗って出かけちゃ行けません!!途中で事故とかあって電車が止まって帰って来れなくなったらどうするの?!それに君はまだ小学生なんだから、こんな時間まで外をウロウロしてないで日が暮れるまでには帰って来なさい!!!(`皿´)」

2番っ子は我慢強く穏やか気質の日和見平和主義なので、これまであまり怒られることなく育ってきました。

同じく平和主義ながらも不器用で日和見非ずな1番っ子は、家庭や社会生活の中でしょっちゅう叱られビシバシ育てられてきましたが、2番っ子はその横でいつものほほーんとしていました。

 

そして1番っ子は大人からビシバシされてもなんだかんだめげることなく、ゆっくりながらも黙々と頑張ってきました。

幼い時から年上として2番っ子を守ろう・引っ張ろうとしていたし。

その甲斐あってか、頼もしくしっかりした人になりつつあります。

そのお陰か、2番っ子も安心してスクスクと育つことができました。

それはどちらかというと良いことなんでしょうけど、障害児ながらも育てやすいと感じていた2番っ子は、今まさに「ちょっと危なっかしい奴」になってきています。

要は、あまり大きな失敗をかまさず、好きなことを見つけ、自分でやれる力を身につけた昨今、自分としては「もう大きいから大丈夫だもん。1番っ子みたいにできるっ✧ ٩( ๑•̀o•́๑ )و 」と思っちゃっているわけです。

確かに電車やバスには一人で乗れます。

乗り鉄、時刻表鉄、路線図鉄なので、普段のお出かけでは家族で一番頼りになります。

でも何か思いもよらぬトラブルが発生した時の対処は?

自分で考えて咄嗟に行動できる?

緊急時に家族に連絡できる?

必要ならば、然るべき人に伝わるように「困っているんです」と声をかけ、助けを求められる?

それはまだ、簡易的にでも全然できないでしょ?

ぶっちゃけ君、壁にぶつかったことはあまりないよね?

困った時の対処法を、これから緩やかに学ぶべき段階なわけ。

だからまだ「一人でできる」って新宿まで勝手に行っちゃえるほどじゃないんだよ。

全然そんな段階じゃないんだよ!!

 

クドクドと説教をしました。

帰宅時は陽気だった2番っ子ですが、さすがにショボン(TωT)

そんななか、1番っ子が帰宅しました。

厳しい顔でスタスタと2番っ子に近づき、目の前で腕を組んで仁王立ち。

怒ってるよ。

無言だけど相当怒ってるよ。

そりゃそうだ。

高校から帰ってきてゆっくりしたかったのにバスに乗って駅前に行って、あてもなく歩き回って来たんだから。

②「ごめんなさい、1番っ子〜。2番っ子のことは怒って好きにしていいから〜(இдஇ`。)」

その言葉を聞いてか、1番っ子はノートに何やら殴り書きして、2番っ子の目前にババンッと広げて見せました。

そこには

①「今日一日、外出禁止だ!!」

の文字が。

・・・いや、夕飯の時間だからもう出かけないって。。。

私の心の声を無視して、1番っ子はそのまま自室に行ってしまいました。

ええ?!それだけでいいの???

他に言うことないの?

②「1番っ子〜、好きにして〜.˚‧º·(இωஇ)‧º·˚.」

もうワケ分からんからいいや。

はぁ、疲れた。

やってられんわ。

そして夕食後は、マイダーが結婚後に一番最初に新居に持ち込んだ(というか、それしか持ってこなかった) PlayStation4 で電車でGOを楽しむ2番っ子と、横でぼんやりとスマホ小説を読んでいる1番っ子の姿が。。。

全然反省してないでしょー(:3_ヽ)_ガックシー

そしてマイダーが帰宅。

(マ)「六時台にさー、バスに乗ってる2番っ子を見たんだよー。一番前の席に座ってたよなー?何してたんだー?」

何も知らないまま、酒を飲みながら上機嫌に話しかけていました。

夕方に駅前で運転をしていると、対向車側に走って来たバス車内に2番っ子らしき人影が見えたと。

あの体格は間違いなく2番っ子だったと。

見間違えるわけないだろー(  ¯﹀¯  )と。

②「そうだよー。久しぶりに一番前の席に座ったんだ!」

和気あいあいの三人の輪を見て、私だけが内心イラッとしていましたとさ。

 

やっぱり分かっとらん

「勝手に新宿行っちゃた事件」から数日後、支援級の遠足がありました。

こちらは毎回電車やバスを乗り継いでみんなでお出かけする、2番っ子の大大大好きなイベントです。

遠足リュックや水筒の他に、所定の金額が入ったお財布やPASMOも持ってルンルンで出かけていきました。

たまたま私はこの日に有給休暇を取得していまして、でも特に予定もなく自宅でのんびりしていたのですが。。。

予定では「5時間目に学校に帰って来て、6時間目を受けてから下校」だったのですが、夕方四時を過ぎても帰ってこない・・・。

う~ん、嫌な予感がする。。。

モヤモヤしていると、四時半ごろにいつもの如く陽気な2番っ子が帰宅しました。

②「ただいま~。遠足楽しかった~。もっと楽しみたいから、学校のそばのバス停からバス乗って駅に行ってゲーセンで電車でGOしてから帰って来たよ!」

ズコ――――――――ッ。

 

コラ――――!!

下校後は先ず帰宅しーなーさーい!!

確かに「家にランドセルを置いてから遊びに行きましょう」って言われているけど、遠足リュックだから帰らなくてもOKってわけじゃないんだよ!!

②「そ、そうだったのか(汗)」

こやつは大丈夫か!?

遊ぶことで頭がいっぱいなんだなっ。

取り敢えず位置情報がすぐにわかるように「出かける時はスマホ持つ習慣」を身につけ、いざというときに連絡もできるようにしとかないといけませんね。

もう少しで中学生になるし、1番っ子同様にそろそろトーンモバイルでも購入してあげようかな。

頑丈なのか五年前に購入した1番っ子のスマホはいまも現役です。

五年前に約二万円で購入し、これまでの月々の引き落としはずっと1.100円でした。

コスパは悪くない方でしょ。

 

体格もアカン

身も心もスクスクと育ち、日々を楽しんでいる2番っ子。

と言うか、「身」の方はかなりかなりかーなーりー育ち過ぎています。

身長が1cm伸びる毎に体重は1kg増加。

乗り物も好きですが食べることも大好きだから。

我が家のキッチンをガスからIHコンロに変更してから、毎日何かしら料理をしていると言っても過言ではありません。

なんなら朝食から自作していますもん。

簡単な卵料理とかばかりですが、最近はフライパンさばきが様になってきました(笑)。

薄切りの肉くらいなら自分で焼いてお好みの味付けをしちゃってるし。

正に「好きこそものの上手なれ」状態。

しかしこのままでは、義務教育中に100kgを超えそうな勢いです( ̄▽ ̄;)

やばい、やばすぎる。

最近は中山きんに君のYouTubeにある楽な筋トレをしています。


www.youtube.com

私も一緒にやっているんですけど、これくらいなら続けられそう!

地道にやっていって少しでも身体を絞れたらいいな。

「続ける」「地道」といえばここ数年、2番っ子がやっている健康習慣があるのです。

⇧のカルピスBIO。

「体脂肪・内臓脂肪を減らす」系の飲み物はお茶が多いものの味は渋めで、2番っ子は自主的に続けることが難しいようでした。

②「時々飲むくらいならいけるんだけどね~」

 

最近はジュース系もでてきてはいますが、如何せん炭酸飲料ばかり。

②「シュワシュワが痛い」

見た目に反してお口が繊細な2番っ子。

実は微炭酸すらNGなのです。

そこへ現れた救世主がカルピスBIO

優しい甘さとローカロリー。

脂肪が減っているかは分かりませんが、アマゾンの定期配送で頼んだところ自主的に手に取り毎日飲んでいます。

これならずっと続けられそう。

「一日摂取目安は1本」なのに、先日2本目を手にして1番っ子に止められていましたが。

「ちゃんと毎日飲むように」ではなく「飲み過ぎないように」の介入は必要みたいです。

まとめ

1番っ子がほぼ手を離れ自力で大人の階段を登り始めたと思ったら、急に2番っ子がすごい勢いで浮上してきました。

1番っ子とは全然違うパターンだから、この先どうなることやら。

まぁ、こちらの気持ちなど全く気付かないくらいに本人は毎日楽しそうです(苦笑)