どうすればお金を稼げるのだろう

お金がないから運転を依頼しようと思ってもできない。
少しの買い物さえ、車がないと難しい。

今日も起きられなくて検査できませんでした。

早く寝たのに。

ここ4日ほど起きられない。早く寝ているのに。

食事に気を配りたくてもお金もない。何かを犠牲にしないと生活が成り立たない。

多少寒くてもお湯を使っての入浴も控えないといけない。

お金がないことで迷惑をかけるならこれ以上会わない方が良いかもしれません

朝もろくに起きられないし、お金もないのでこれ以上迷惑をかけられません。

私と関わらない方が良いです。不幸になってほしくありません。

・・・

・・・

・・・

 

 

 

 

白いご飯はあったかいのに限る

ひなたちゃんと会い始めたころ、

いままで何も考えずやってきたことがとても難しいということに気づいた

 

アレルギーがあるので何が入っているかわからないものは無理だし、コーヒー紅茶も飲めない。

タバコも駄目で、喫煙席があるレストランや喫茶店には入れない。

 

 喫茶店で会えないので、川原とか、図書館とか、お寺とか、いろいろ転々とした。

お昼を挟んで会うときは、お腹がすく。

 

ある時、一度おにぎりを持って行きましょうか?と聞いたことがあった。その時

「ご飯は暖かいのじゃないとダメなんです・・・」と言われて、思わず「え・・・」と

いう顔をしてしまった。一瞬、けげんな目で見てしまった。

すかさず「じゃあ今度は炊飯器もって来よう。」と言ったのだけど。(そこはフリースペースみたいなところだったので炊飯器もOK)
 

 今となっては、自分の先入観を反省している。アレルギーなら温度は関係ないんじゃ?それは気のせいなんじゃ?と思ってしまった。

 

 事実は、あったかいのじゃないと駄目なのだ。後でお腹を壊すから。

本人だって食べられるものなら食べたいだろう。それに、どれだけ言いにくく、私のような反応をいままでされてきただろう。ひなたちゃんの体のことは、ひなたちゃんにしか、わからないのに。

 本当に、ただあそこの喫茶店で、レストランで、お茶しよう、ご飯食べよ、ということにたどり着くためのハードルがいくつあるのか。お弁当が無理ならピクニックだってそう簡単にはできない。

今までどれだけ、つらくて悲しくて寂しかったのだろう。

 

ひなたちゃんは、あったかい白ご飯しか食べられない。それは、わがままなんかじゃない。自由に何でも食べられる私の方がよほど、わがままなんじゃないだろうか。

 

苦手なこと、困っていること

ゆっくりなら仕事ができる。時間に追われなければ。

騒がしいところで指示されても音としか認識できない。

内容が理解できない、が書いた状態や目で見てわかる形なら理解できる。

単純作業でもマルチタスクは苦手なのでこなしにくい、なのでひとつのことを一つずつじっくり丁寧にやるのは誇りが持てる。

極端に力がない。

ひとつのことに集中するため、(職場に)あとから来た人に挨拶が出来にくい。なので相手から声をかけて欲しい。

雑談苦手。専門知識なら専門用語を知っていれば会話できるのに。雑談はジャンルも広くてつかみにくい。

雑用も苦手。命令されたらできるけど。指示されてできるのは当たり前だしね。

 

体質的なことも理解無くて。

生理痛、陽射しに弱い、食べられるものが限定される等。

理解してもらえない。

喫煙をその場でしていないのにと怒られたこともけっこうある。

染みついたものでもこたえると言っても駄目

立っていると腰、脚の付け根が痛むが、見た目が若いのもあって重いものとか持つことを求められやすい

童顔は損?

指示する時略して言わないでほしい。もはや暗号。

確認する力はすごいと思うがはやくできないと意味がない。

ゆっくりではできていても駄目、世間は素早くしないと受け入れてくれない

ナメクジ並みに遅い私、ゴキブリの如く嫌われているが。ゴキブリのように素早くない。

タツムリは愛嬌があるから、私はナメクジでじゅうぶん。

自分でもとろいから苛つく。他人だったらこんかぎり遅いんだよ!と罵るだろうね。

ボーっとしているように見えても頭の中はどうしたら良いのかと脳内会議。存在しているのにスルーしないで。え、いたの?ということはしょっちゅう。

ごみを出さずに置いてあるのは当てつけか嫌がらせなのかな。いや考えすぎかも。

理解してもらえるのって仕事が出来てからでしょう。これは体質的に苦手だとしても仕事は出来るやつだしなあと思われればよいが。

ゆっくりなら出来るのに

今の職場は体質を理解してくれていると思う。問題なのは私が素早くできないということ。第一指示がわかりにくい。騒がしい場所でのやり取り、相手がマスクしている、私にゆとりがない。私は何かをやっている最中に話しかけられてもすぐに理解がおいつかないのだ。

同時進行マルチタスクは難しい。

※ひなたちゃんは、数々の面接に落ち、いったん就職したけれどそこも解雇され、それでもあきらめず、また仕事を決めてき今回の職場では、上司にかけあって、職場での喫煙をやめさせた。でも外で吸って帰ってきても辛いらしい。

 

以上はひなたちゃんの苦手なこと、困っていることはなんですか、と聞いてひなたちゃんがLINEで教えてくれた内容です。

 

 

コミュニケーションのすれ違い(私の方が勝手にすれ違っている?)

「寝袋があれば野宿できませんか?また、野宿って、許可が要りますか?ショバ代とか。」

 

唐突な質問

 

話せば長くなるのだが、ひなたちゃんは毒親を離れ、少し離れたJ街に一人暮らしをしている。詳しくは「姫、大脱出」(仮題。まだ書いてません)へ。

引っ越して数か月。

いろいろあって実家のあるR街(私の住む街)に時々来なければならない。

私達の街はお互い、ギリギリしまむらがある程度の田舎。

ひなたちゃんは自動車に乗れない。ローカル線は2時間に一本程度。乗り継ぎがあるのでスムーズに行っても片道2時間以上かかる。

そうした中、苦労してR街にやってくるのだが、問題は泊まる場所。実家には毒親が居るので帰れない。

私の家にとめてあげればよいのだが、そう簡単にはいかない。

なぜなら、ひなたちゃんは、

・ほこりに対してアレルギーがある(喘息をおこす)

・夜9時以降は静かでないと眠れない。(眠れないと次の日パフォーマンスが劇落ちして何もできなくなる)

・外食ができない。(白ご飯。冷えた白ご飯ではお腹を壊すので暖かいものと、肉か魚の料理しか食べられない)

・ある特定の虫を見るとパニックをおこす

 

などなど、たくさんの困難を抱えているからだ。

私も私なりに努力はした。ホコリ対策のための大掃除、ダニを殺すため布団はコインランドリーの乾燥機にかける。狭い家なので難しいが9時以降一部屋明け渡して出入りを極力控える…
なんとか我慢して泊まることはできるみたいなのだが(あとで喘息など出ているかも)

 

一番のネックは睡眠時間。

私にはツレがいるのだが、ツレは在宅ワークが多く、9時以降は仕事が乗ってくる時間帯。

ツレは「泊まってくれるのは全然いいけど、夜は仕事だから音を立てないのは無理だよ。それでも良ければ。」というのだが…ひなたちゃんは眠れないと本当にたいへんらしい。

 

それでも何回かはひなたちゃんはうちに泊まっている。最初は虫が出るのでつらい。その次はホコリ。一度はひなたちゃんに合わせて9時就寝にしてみた。虫とホコリはなんとかかんとかクリアしてきたようなのだが・・・

 

ひなたちゃんは以前、前日に「泊まるところは自分で何とかします」と言っていたのだが、当日の夕方に、「駅で寝ます・・・」というメッセージをくれて、結局うちに泊まったことがある。

他の日も、「自分で何とかします」と言っていたけど、前日に心配になって宿の予約は取れましたか?と聞いて、取っていなかったので宿の予約を取ってあげたこともある。

 

というわけで今回。事前にひなたちゃんは、

「この日泊めてもらえませんか?」と連絡をくれていて、

「いいですよ。夜は仕事をしているので静かにするのが難しいですが。」と答えると、「それではご迷惑をおかけできないので、宿を取るとか、自分で何とかします」

というやりとりがあった。
ひなたちゃんが「自分で何とかします」と言うときには、何とかならないことが多い、と学んでいた私は、

 

今回のひなたちゃんの
「寝袋があれば野宿できませんか?」というメッセージを、

「今、R街にいます。宿の予約が取れなかったので、あなたに迷惑かけるわけにいきませんから、野宿をしようと思います」

受け取った

「寝袋があれば野宿をできませんか?」と聞いてくるところが、なんだか独特だなあと思ったが、前にも似たようなことはあった。ひなたちゃんは、直接要望や困りごとを伝える代わりに、唐突な質問をすることがある、と感じることがあった(もしかしたらそれも思い込みかもしれない)。

 

  私はとりあえず、ひなたちゃんが聞いてくれたことに答え、そして寝る場所ならあるよ、と伝えることにする。

「寝袋というのは、うすい布団みたいなものです。想像してみてください。

畳の上ならまだしも、アスファルトの上や硬い地面の上に直接寝袋で寝ることを。硬くて眠れないのではないでしょうか?

 あと、寝袋は寒いです。雨が降れば濡れます。

 以下、寝袋について考え付く問題を上げますね

…略

そういう条件で野宿をするのは私はおすすめしません。

どうせ眠れない環境なのですから、野宿をするよりは屋根と床があるだけ、私の家の方がましだと思いますよ。

カギは開けておきますので。どうぞ来てくださいね。来られる場合は、メールをください。」

 

このメッセージの後のひなたちゃんのメッセージ

「大学を出ていたとしたらきちんと就職できたのでしょうか」

「資格なんて紙きれだよね。役に立たない」

・・・中略・・・

「今とても寂しいです。今の仕事が続けるのが難しいだろうということ、となりに誰もいないということ。私だって相棒となる方が欲しい。結婚したい」

・・・中略・・・

「自分が他人だったら関わらなくて済むけど、自身だから365日24時間逃げられない」

「自分と一緒にいるのはしんどい」

・・・略・・・

 

  先の私のメッセージに対して、「いいえ、やはりご迷惑ですから野宿します」とか、「ではお邪魔します。何時ごろになります」とか、返してくれることを期待している私、困惑してしまう。ひなたちゃん・・・どこにいるの?やっぱり野宿しようとしてるの?と。

 (でも、こうして苦しみを吐き出してくれることは、どんなことが辛いのかはよくわかってよいと思う。)

 しかし、よく考えれば、私はひなたちゃんどこにおられるのですか?とか、野宿しようと思われているのですか?という質問は一切していない。

 

 で、結局、「どこにおられるのですか?」と尋ねてみた私は、今日ひなたちゃんはR街に来ておらず、J街からメッセージしていたということを知るのでした。

 最初の段階で、ストレートに訊けば済む話なんだけどね・・・。

でも、自分で何とかすると言っているひなたちゃんに、余計なお世話をしたくないのだ。

 (てか、今日来るって言ってたじゃん。来てないなら来てないって言ってよ先に・・・。)

 

 なので、私も最初からなるべく思い込まないことが大事なのではないか、と思い至った。前回こうだったからまたこうに違いないとかは、ひなたちゃんには当てはまらない。昨日来るって言ってたけど、このメッセージの段階ではひなたちゃんはまだどこにいて、どうしようと思っているのかわからない、と言うことをしっかりと認識しなくてはな。(なんだか推理ゲームみたいで楽しくなってきた・・・?)

 

 、

 

 

 

 

 

 

 

エンドウ豆の上に寝たお姫様

 昔の童話で、「エンドウ豆の上に寝たお姫様」というお話がある。

とても意味の分からない話なのでよく覚えているのですが、こんなお話です。

―――

昔むかしあるところに、王子様がいまして、結婚相手を探すことになりました

王子様にふさわしいほんとうのお姫様を諸国を巡り歩いて探し、また、お触れを出して募集しました

幾人ものお姫様がやってきたのですが、どうもみな、ほんとうのお姫様というには

なんだか足りないのです

 

そんなある晩、嵐の中をドンドンと扉を叩く女性。

私は遠い国の姫です。と名乗り、一晩泊めてくださいと言うのです。

みすぼらしい格好のその人がとても姫とは思えないと、お城中の家来たちが思いましたが、王子さまは一晩泊めてあげることにしました。

そして、次の朝、「よく眠れましたか?」と聞く王子様

「いいえ、それが、寝床の下に小さなコロコロするものがあって、痛くてとても眠れませんでした」と答えるお姫様。

実は、王子さまは前の晩、お姫様の寝床の一番下にエンドウ豆を一つ置き、

その上に敷布団を6枚、掛け布団を6枚敷いて寝床をつくり、お姫様を寝かせたのでした。

 

「敷布団6枚、掛け布団6枚、その下にある小さな豆が気になって眠れない、この人こそ、本当のお姫様だ。」
と王子様は言い、そのお姫様と結婚して幸せに暮らしたそうです。

めでたしめでたし。

――――

 

ちょっと意味が分からない。。。
まあ、それは良いのですが

私には、その人のことを思うたび、このエンドウ豆の上に寝たお姫様のことを思い出す、

そんな友人がいるのです

 

お姫様は、いつか王子様に出会えるのでしょうか。私は強くそう願ってやみません。

というわけで、私は私の愛する友人のありのままの日常をこのブログに記そうと思います、いつかお姫様が、ありのままで生きられる世界を見つけられるまで。