平口の感想ブログ

個人的に感じたこと、想ったこと。

バッタヤミーにかける夢と現実『仮面ライダーオーズ 第21話,第22話』

東映特撮YouTubeという、YouTubeチャンネルが存在することは知っていた。古い特撮ドラマや、仮面ライダースーパー戦隊を毎週何話かずつ配信していることも知っていた。

プライムビデオで配信されているアニメやドラマを一気見することに慣れている僕は、YouTubeで毎週追っていくのが面倒、見逃がしたらショックだし、って気持ちで避けてきた。単純に見る機会がなかっただけかもしれないが。

しかし、2019/08/01、家でゴロゴロしながらスマホYouTubeを開いていると、関連動画に仮面ライダーオーズが流れてきていた。現在、毎週水曜22時に仮面ライダーオーズが2話ずつ配信されている。

サムネイルには、メガネのちっさいおっさんと少年、バッタヤミーの回だ、と気づいた。

バッタヤミーの存在は正義の怪人、仮面ライダー1号と同じくバッタがモチーフ、ということでネットで話題になっていることが多く。中学時代にオーズを見て、それから時がたったが、忘却曲線の彼方に消えることはなかった。

バッタヤミーが正義感から生まれた怪人だということはわかっていたが、話の内容はあんまり覚えていなかった。

年を取った今見るとお父さんの状態になきそうになってしまった(なってない)。

バッタヤミーの元となったお父さんは、司法試験に落ち続けている。夢をもって大学に出て、司法試験合格を目指すお父さんだが、現実は厳しく不合格を繰り返している。

映司とアンクの居候先であるクスクシエの店長、ちよこさんと大学が同じで、再開して話をするシーンやばかった。まじめだからこそ、司法試験合格していないことを言い出せず、はずかしそうな、悔しそうな顔をする。

プライドや理想は高いが、現状、実力が追い付かない。共感できる悩みだ。

結局、力をつけるしかないんだよな。

後藤さんに修業欲を高められた。

がんばる。

『秒速5センチメートル』(感想)大人になる「新海誠作品を見る(3)」

秒速5センチメートル』鑑賞。『君の名は。』から新海誠作品に入った僕としては、かなり大人な作品に思えた。

君の名は。』や『天気の子』では、子供的な感性が肯定されていた。特に『天気の子』では、初恋万歳って感じで、青春一直線映画だった。

いい年こいて、そんな映画に感動した僕にはこの作品きつかった。夢のある若さの記憶に囚われてしまう。主人公の男が日常に追い詰められていく様は他人ごとではなく、僕も大人にならなければならないのかな、と悩まされた。

山崎まさよしの歌声は大人の男って感じで憧れた。

SF設定やファンタジー要素のない現実のお話でビターな味わいだった。自分は現実逃避のために映画を見てるところがあってそれを戒められているような気分になってしまった。

またいつか向き合いたい作品。

『雲のむこう、約束の場所』(感想)飛行機と銃「新海誠作品を見る(2)」

新海誠作品を見る。二本目は『雲のむこう、約束の場所』。

ほしのこえ』に比べて、作画も安定、長編になることで物語も壮大になった。

SF設定が複雑になって、話についていくのに必死だった。

印象的だったシーンは、たくやが飛行機に向かって拳銃を向けるシーンだ。

『天気の子』でも拳銃が印象的なアイテムとして出てきた。

ただし、両者では拳銃が意味する役割が違う。『天気の子』では拳銃は主人公が大人に対抗する。若さの象徴。無鉄砲さを表している。対して、『雲のむこう、約束の場所』では、拳銃は大人の理性だ。社会は圧力を持って、僕らを押さえつけてくる、って感じで描かれていた。

じゃあ、若さの象徴として描かれているのはなにか。飛行機だ。エンジンについて主役二人が語るシーン。最高に夢があった。機会を設計、製造をするってのは熱い。『アイアンマン』を思い返した。たとえ造っているのが兵器だとしても技術には夢がある。

異次元設定だとかはよくわからなかったけれど、町工場風な場所での飛行機造りには夢があった。

次は新海誠の代表作『秒速5センチメートル』だ。楽しみだ。

『ほしのこえ』(感想)メールと世界「新海誠作品を見る(1)」

『天気の子』に感動した私、平口がそれと『君の名は。』以外の未鑑賞の新海誠作品を見ていくことにしました。

まず、『ほしのこえ』を見た。

キャラデザひどくね、ってことにびっくりした。あとで調べたら新海誠一人で作ったらしい。そうなってくると背景がキレイにまとまってたのすごいな。

冒頭の学生時代の二人が町を二人で歩くシーンは素敵だった。二人以外の登場人物がでてこないのもロマンティック。君しか見えていないんだ。

印象的なアイテムはガラケー。主役の二人はずっとメールでのみやり取りすることになる。女の子は宇宙に行ってしまって、一通一通のメールの重みが増していく。

僕も中学生時代、初めて買ってもらった携帯電話はガラケーだった。ガラケーでのEメールは緊張感があって、青春だった。クラスのかわいい子のメアドをゲットして帰宅してメールを送ってみる。何気ない会話の続きだ。熟考に熟考を重ね、熟考を悟られないような短文のメールを送る。返信が返ってくるか、緊張して待つ。あのドキドキはメールならではだった。LINEでは、チャットメニューに言葉が飛び交う。感情を反射的にスタンプで伝える。その軽やかさも良いが、ガラケー時代を懐かしんでしまうのは、年をとったってことかな、と年寄りみたいに思う。

最後、「ここにいるよ。」って印象的だった。君と僕が存在することが世界の定義だ、ってことかな。

大事なのは「君」、ってのは正しそうで美しい。けれど、僕にそんな「君(恋人)」はいないし、さえないなあ、ってネガティブになりながらも、空想の世界で愛を想う。

アマゾンビデオで見たら、初めに『彼女と彼女の猫』って短編がくっついてきた。

動きの少ないアニメーションで、自主制作って感じ、知らんけど。最終「この世界のことを好きなんだと思う」って話。

『天気の子』で、街並みに感動したのは、僕も「この世界のことを好きなんだと思う」

ブログを始める。「新海誠作品を見る(☆)」

ブログ始めたいな、とずっと考えていた。でも、きっかけがないから始まらない。

ここ四年ほど、映画をよく見るようになった。一人で。それはたくさんのブログがネット上に存在しているからだ。

ひとりで映画を見ているとする。エンドロールが終わると席を立って出口に向かう。複数人で来ている人たちが、連れと感想をぶつけ合う。そんな中、私はポケットからスマートホンを取り出す。リンゴマークを見つめながら起動するのを待つ。起動したらとりあえずFilmarksのアイコンをタップ。今見た作品をレビュー書かずにmarkしておく。そのあとは、お気に入りの映画ブログを巡回だ。公開日の夜には記事を上げてくれる。さらにtwitterで映画のタイトルをエゴサーチ。そうやっていく中で自分の感想を反芻させる。

気づけば帰宅している。そうしたら日常の再開。映画の余韻はここで断たれる、なんてことはない。感想はしっかりと心に刻まれた。そう感じる。

それでも、徐々に記憶が薄くなる。人間だもの、しょうがない。

じゃあ、どうするか。どこかに記録しておこう。映画ノートを作ってみた。けれど続かなかった。それからもダラダラと映画を見ている。

そして今ふとブログを始めてみている。前期の講義が全て終わって、家でごろごろしていたら、ふと思い立った。

ここらで、自己紹介。

平口(仮名)。男。21歳。大学四年生。友達少ない、恋人いない。映画好き。特撮(仮面ライダースーパー戦隊)好き。

ブログを始めることにして、じゃあ何について書くのか。この前見た『天気の子』について書こうかなと思ったが、重い。今年度ベスト級に好きな作品なので、気持ちが先走ってしまう。じゃあ、仮面ライダー好きだし、『仮面ライダーOverQuatzer』?「いいじゃん」「すげーじゃん」連呼するだけの記事になりそう。

やっぱり初見の映画で書こうと思い、そういえば『天気の子』と『君の名は。』以外の新海誠作品見てみたいと思っていたことを思い出す。

取り敢えず、アマゾンビデオで200円でレンタルして『ほしのこえ』を見た。それから、ブログを開設してこの記事を書いている。影響されたのかポエム的な文章で恥ずかしい。

このあと、『ほしのこえ』の感想も書こう。

 はてなブログは下に総文字数が出るみたいで、ぎりぎり1000文字いかなくてブログって大変だなと感じる。無理せず自分のペースで続けていきたいと思っているから、あんまり文字数とかは意識しないようにしたいと思っている。1000文字超えたみたいなのでここで終わる。