コントラバス奏者 ひらてぃ~のブログ

コントラバス奏者・ピアニスト・指揮者として活動している平田昭浩のBlog

第九の初演から200年

本日、5月7日は、ベートーヴェン交響曲第9番「合唱付き」が初演されてからちょうど200年という節目の日でした。

 

今日にあわせて、第九が演奏されているということです。

単なる楽曲が初演から200年なら、それほどの話題になりませんが、

なんといっても、ベートーヴェンの第九は不朽の名作であり、

混迷を深める世界情勢に対して、これほどの大きな存在の曲はないと思いますから、

今日という日は、非常に大切な節目だと云えます。

 

私自身の音楽履歴で、第九の演奏体験は意外にも少ないのですが、

過去2年は年末に演奏体験を持っています。

そして、今年も以下の企画で出演予定です。

www.dai9.org

 

初演から200年、全人類にとって、とても大切な楽曲です。

これを契機に、いろいろと第九を勉強しようと思っています。

ゴールデンウィーク最終日

今日でゴールデンウィークが最終日。

明日からは日常に戻る生活。

とはいっても、私の場合、今年のゴールデンウィークはほとんどが仕事でした。

休んだのは今月3日、4日、そして本日の3日間。

ほぼ、近場でリフレッシュをしていましたね。

 

明日からは4日間、非常勤講師として勤務している学校での職務です。

遠距離通勤のため、起床時刻は5時30分です。

頑張ろう!

商業施設で演奏してきました

本日は、朝から、とある商業施設にて、コントラバス独奏の演奏をしてきました。

商業施設での演奏なんて、学生の頃に経験して以来かも?

演奏する会場の周囲からはいろんな音が混ざり合って、

「果たして、コントラバスの音はお客様に届くのかな?」なんて疑問に感じていたのですが、

いざ演奏が始まったら、こちらの疑念は一瞬で吹っ飛び、

なかなか楽しい30分間でした。

コントラバスの魅力が伝わったかなあ?

 

ちなみに、共演してくれたピアニストさんが、Blogで記事を書いてくれていました。

以下をご覧ください。

ameblo.jp

マツケンサンバⅡ

今日のNHK総合テレビで放送された「ライブ・エール 2024」

ある関心を持って見ていた曲がありました。

その曲は「マツケンサンバⅡ」

www.nhk.jp

 

この曲、2021年年末の紅白歌合戦で見て

「楽しい!」と素直に気に入ってしまい、

何でもない時に、思わず「♪オレ~、オレ~」なんて歌ってしまったりする私。

 

そして、今回も楽しんでみてしまいました。

なんでも、今また20年ぶりにブームなんだとか。

聴いていると、なんか元気をもらえるのでしょうかねえ?

 

実は、まだ情報公開出来ないのですが、

この曲に関連する企画に私が関わることが決まっています。

さあ、なんなのでしょうか?

まだ、教えることは出来ませんけれどもね。

大澤壽人のコントラバス協奏曲

昨年暮れに、こんな文章を私のサイトで書いていました。

hiratea.jimdofree.com

 

その際、クーセヴィツキー関連で調べていたら、大澤壽人という人物に辿り着きました。

彼のことを詳細に知るなら、以下のサイトがいいと思います。

osawa-project.org

 

大澤壽人がクーセヴィツキーに献呈したとされるコントラバス協奏曲、

1934年に作曲されておきながら、実は完全な初演は2017年と、かなりの年月が経過していたのでした。

楽曲に関する解説は以下のサイトを参照してください。

osawa-project.org

 

2017年の初演のコンサート、聞きに行くべきでしたが、その初演のことは公演終了後に知ってしまった私、

「しまった、もっと早くに知っていたら、聞きに行っていたのに!」と後悔していました。

 

しばらくは大澤壽人のことを気にかけていなかった私でしたが、

クーセヴィツキー生誕150年をきっかけに再び関心を持つようになりました。

そこで、今頃になって、初演の録音が販売されていることを知り、購入して聞きました。

columbia.jp

 

聞いてみて思ったこと、

確かにコントラバスは技巧的には難しいかもしれませんが、

凄く楽器の効果を上手く表現しているし、

オーケストラは独奏楽器として不利なコントラバスを音響的に潰さないような工夫がなされているし、

1934年作曲なのに、古めかしさが感じられず、むしろ新しさを感じてしまう作品と思ったのでした。

 

凄くいい作品なので、もっと普及してほしい作品なのに、

残念ながら、この初演以来、演奏されたという知らせを聞いたことがありません。

じゃあ、私が弾いてみる?

そんな機会を作ることは困難だろうなあ。

20世紀の問題作を勉強する子どもたち

私が非常勤講師として勤務している学校、

音楽鑑賞教材は、全て私が決めています。

そりゃそうか、この学校の音楽の教員は私だけ。

指導要領で指定されている楽曲だけでなく、自分が考える音楽鑑賞教材を取り入れることもしています。

 

実は、この時期に中学2年生と高校2年生の授業で取り扱っている20世紀の問題作があります。

中学2年生はストラヴィンスキーの「春の祭典

高校2年生はジョン・ケージの「4分33秒

 

この学校に来る前までは、こんな作品を取り上げるなんて、考えたこともなかったのですけれども、

ここでは毎年取り上げさせていただいています。

だってねえ、生徒の食いつきがいいのですよ。

今日の授業は午前中に中学2年生が2クラス、午後に高校2年生が3クラス、

つまり、午前中が春の祭典、午後からがジョン・ケージだったのでした。

 

20世紀の問題作、これは歴史的に見ても学ぶ意義は大きいはずと思っています。

やっぱり、この学習は外せないです。

5月なのに寒いなあ

ゴールデンウィーク5日目、5月になりました。

ところが、あいにくの雨模様、しかも気温が低い。

5月なのになんだか寒いなあと思う今日でした。

 

本当は、車の走行距離の話をしたかったのでした。

実は、本日111111kmを突破したのですが、

その瞬間を見逃してしまいました。

まあ、安全運転をしていたから、という理由で見逃したということです。

でもなあ、なんだか悔しい!

納豆の値段

ゴールデンウィーク4日目、

とはいえ、平日ですから、普通に非常勤講師として勤務している学校に出向いて、働いていました。

学校を出て、夕食は外食、そして家族からの頼まれごとを思い出しました。

「納豆を買ってきてほしい」

 

我が家の納豆、どうしても税込みで100円未満のものを買うことが習慣となっているので、

安く売っているスーパーに出向いて買いに行くこととなるのです。

帰宅途中「ギリギリ閉店時間までに店に入れる」と思い、お目当てのスーパーに足を運ばせたのでした。

 

が~ん、お目当ての納豆は売り切れでした。

仕方なく、税抜き価格109円のものを2つ購入。

税込みで合計235円。

あ~、いつもなら、2パックで200円未満で買えるのに!

 

ということで、なんとなく悔しい気分の私でした。

モーツァルトの協奏交響曲 K.364

先日、こんなBlog記事を書いていました。

hiratea.hatenablog.com

 

そうそう、昔から協奏交響曲という曲のスタイル、滅茶苦茶好きでした。

そして、先日、NHKで放送の「クラシック放送館」で、協奏交響曲のK.365 が演奏されているものがありました。

録画していたのですが、今頃になって視聴した次第。

www.nhk.jp

 

いやあ、素直に楽しかったです。

こういう演奏は、私としてはとても勉強になりましたね。

最近の私自身の音楽感覚に見事にハマりまして、

「こんな演奏がしたいなあ」と思ってしまうものでしたね。

こんなにソリストとオーケストラが自由に会話している音楽は、

今の私としては凄く共感する演奏だったのでした。

 

ということで、ゴールデンウィーク3日目は、そんなことを思う日でした。

今日の枚方の最高気温

ゴールデンウィーク2日目の本日、

我が地元、大阪府枚方市の最高気温は29.8℃

まだ4月なのに、暑くなりました。

 

本日の私の仕事はレッスン業務。

14時過ぎには業務終了となり、暑いから冷たいものが欲しいということで、

地元の有名なかき氷店に行ってきました。

hirakataice.com

 

暑くなったからでしょうか、店内は予想以上に混雑の状況。

でも、ちょっと待っただけでかき氷が食べられました。

この夏は多くの人出で賑わう場所でしょうね。

世間ではゴールデンウィークが始まっているようですが

本日からゴールデンウィークが始まりました。

一番長い人で10連休という人もいるのかもしれませんが、

今年の私、ほぼ仕事です。

というのも、只今11連勤の途中。

来週木曜日まで仕事です。

連日の仕事で、実は少々睡眠不足気味。

眠たいのに、朝はしっかりと目覚めてしまう。

そして、夕方近くになると眠くなり、

これの繰り返し。

この調子で、果たして来月2日までの仕事がこなせるのかなあ?

自分でカデンツァを作曲しないといけないコンクール

こんなコンクールが開催されると知りました。以下がその募集要項を記したサイトです。

tmcimc.jp

 

コンクールには課題曲が指定されていることはよくあること。

ところが、このコンクールの課題曲にはびっくりしました。

驚いたことはいろいろとあるのですが、特に驚いたことを書きます。

このコンクールのヴァイオリン部門、本選でハイドンのヴァイオリン協奏曲第1番ハ長調の第1楽章をオーケストラをバックに演奏することが決まっています。

「へ~、モーツァルトじゃなくて、ハイドンなんだ!」そこに驚いて、そして

「もっとハイドンが演奏されたらいいのになあ」と常日頃思っている私は嬉しく思った次第。

ところが、もっと驚いたことがありました。

協奏曲についているカデンツァ、自作でなければならないとのこと。

 

通常、カデンツァは誰かの作品を弾くとか、すでに作曲家自身が書いているものを弾くことが多いのですが、

演奏者自らが作曲しなければならないというのは、なかなかユニークなことと思いました。

 

こんな音楽性が求められるなんて、コンクール参加者はどう思うのかなあ?

私は、どんなカデンツァになるのか、もしもオーケストラの一員としてその場所に接していたら、とても楽しみな心境でしょう。

 

果たして、どんなカデンツァが聞けるのでしょうか?

聞きに行ってみたくなりましたね。

阪神6連勝で首位!

今年の阪神タイガース、開幕からなかなか波に乗れないなあと思っていたのが、

気が付いたら引き分けを挟んで6連勝、セ・リーグ首位となりました。

今日なんか、雨で中止かなあと思っていたのに、試合があって、降雨コールドで勝利とはねえ。

まだ順位は関係ないでしょうけれども、首位はやっぱり嬉しい気分であるのは、ファンの心境でしょうね。

 

さて、明日から11連勤の私。

従いまして、ゴールデンウィーク最初の3連休は全て仕事。

来月3日まで休みなく働きます。

体調管理はしっかりとしておきます。

ベートーヴェンの弦楽四重奏を弦楽合奏版で弾いてみたい

ベートーヴェン弦楽四重奏曲、昔から滅茶苦茶好きでした。

勿論、私はコントラバス奏者ですから、実際に演奏体験を持つことはまずありません。

可能性があるのなら、弦楽合奏版での演奏に触れることでしょう。

 

実は、私はかなり昔に、弦楽四重奏曲第11番「セリオーソ」をマーラーによる編曲で弾いたことがあります。

その公演前に書いたコラムがこちら。

hiratea.jimdofree.com

 

そして、ある演奏会で、弦楽四重奏曲第13番より第5楽章のカヴァティーナを弦楽合奏版で弾いたことがありました。

ちなみに、弦楽合奏版なら、こんな感じの演奏になるのかな?

youtu.be

 

この時、楽屋でこんな会話を誰かとしたのを記憶していました。

私「カヴァティーナを弾いたら、この後は大フーガを弾いてみたくなるねえ」

彼「え?なんで?この後はちゃんと終楽章のロンドを弾くべきでしょう」

私「いや、この曲の初演は終楽章が大フーガだったし、僕はその方が好きだなあ」

彼「そりゃ、あなたはコントラバス奏者だからそんなことを言うのでしょ!あんな難しい曲をカヴァティーナの後に弾くなんて、僕はしんどくて嫌だよ!」

 

彼が言うことも確かに一理ありです。

事実、初演の際は、大フーガが難解なので、ベートーヴェン自身は珍しく他者からの助言を受けて、現在の終楽章に差し替えて出版していますからね。

そして、大フーガは独立した作品として残ったのでした。

でもね、知らないコントラバス奏者だから「弾いてみたい」と思うのです。

だって、指揮者で作曲家だったワインガルトナー(1863-1942)も弦楽合奏版に編曲しているのですからね。

ワインガルトナー版かどうかは定かではないのですが、こんな演奏動画が見つかりました。

youtu.be

 

個人的な感じ方なのでしょうが、この曲を聴いているとなぜか涙腺が緩んできてしまい、

この動画でのタイムで13分50秒くらいには涙が流れることがしばしば。

「は?この曲のどこが涙腺崩壊してしまうの?」と共感を得られることはなかなかないのでしょうけどねえ。

じゃあ、この曲だったら、どうでしょうか?

弦楽四重奏曲第16番より第3楽章の弦楽合奏版。

以下に演奏動画を貼り付けておきます。

youtu.be

 

そうなのです、やっぱり名曲だから、コントラバス奏者としても演奏してみたいと思うことに罪はないのです。

まあ、天国にいるベートーヴェンさんはどう思うのかはわかりませんけれどもね。

歴史的楽器が奏でるショパンの調べI 〜名ピアニストたちと18世紀オーケストラ〜

昨日NHKBSで放送された「クラシック俱楽部」

歴史的楽器(ピリオド楽器)によるショパンの作品が演奏されていました。

番組の概要を下記に記しておきます。

www.nhk.jp

 

これ、私はとっても楽しみにしていました。

ショパンのピアノと管弦楽のための作品は、実演で聞かれるのは2曲の協奏曲が圧倒的に多いのでして、

今回の放送で取り上げられた「ポーランド民謡による幻想曲」や「クラヴィコアク」のような演奏頻度の極めて低い作品が聞けるというのは、大変有難いことですし、

ピリオド楽器による演奏というのは、普段の楽器とは違う聞こえ方があって、新しい発見が見つかりますから、

その視点での学びの喜びが得られたことも、私には嬉しい限りでした。

 

こういう演奏を聴くと、やっぱり演奏してみたくなる衝動にかられます。

私のオーケストラによる演奏活動で、比較的ショパンのピアノと管弦楽のための作品は演奏される可能性が高いため、

放送されなかったショパンの他の作品も、ピリオド楽器で聞いたらどうなるのか、そんな興味が尽きないのです。

番組タイトルは「歴史的楽器が奏でるショパンの調べⅠ」とあるのですから、

当然、続編もあると期待しています。