インターンシップⅡ-10日目

今日は一日中、昨日からやっている電子申請の際のフォームを作るベースとなるデータの入力と、
電子化する手続きの細かな属性を調べて書き加えていく仕事をした。
ただずっとデータ入力だったので、孤独感は否めず。
合間で話してきたことなどを書いていこう。
昼飯はまたおごりになってしまった。目上の人に食事に誘わない方が良いと思った。
こちらからおごってくれと行っているような物だからだ。
また、驕ってくれた人は以前に裁判所事務官の試験を受けたことのある人で、
そして交通の違反はしない方が良いと行っていた。
それはなんか警察沙汰になることであるから、やはり採用の際に調べるのだろう。
それを面接の際に聞かれたため、学生の時はツーリングに行っていたその人は
しどろもどろになってしまったらしい。そういう風に、面接で詰まるのはいかんのだろう。
後、他の人と話したことと言えば仕事をいろいろ電話して探してくれたことぐらいかなあ。
なかなかなかったんだけれども・・・。
最後はそのときにオフィスにいたすべての人と最期の挨拶をして、握手をした。
朝一で記念写真を撮ったので、それを渡しにくることがある。
だからこれで最後ではないが、いちおう、寂しかった。
いつも、別れるのはいやなことだ。
たいした人間関係を築けなかった学生時代とはうって違い、濃密な親しい関係を築いただけに、すごい寂しかった。
やはり、自分は目上の人と親しくする傾向があるようだ。
システム係の係長とは株の話とかで盛り上がったし、自分の笑い話でたくさん笑った。
目上の人にかわいがられるタイプなのだろう。目上の人の方が、道徳ができているし、やはり話はしやすい気がする。
大人になったら少しは違ってくるのかもしれないが、
個々の職場でも前の県のインターンシップの職場でも、すごい仲良く話し合っていたのを見ていた。
大人同士でもちゃんとした友達関係を築くことができるのだろう。
ただ、休日とかに合うのは無理だろう。子供とか、妻とどこかに遊びに行ったりするのだから。
いつも空いている時間の多い学生とは訳が違う。そこら辺はわきまえないといけない。

インターンシップⅡ-9日目

今日はあまりにも午前はやることがなかったので、県庁の人に条例改正のためのデータをとってくるように言われた。
紙のデータよりも電子データがほしいと言うことだったので実際にFDに入れてもらった。
その後は実際に電子申請を行う際のフォームを作るために、フォームに入れなければならないデータを打ち込んでおくように言われた。
そこのデータはどんなものを打ち込んでおくフィールドか、そしてそれはどういったデータの種類であるか、等である。
一見すると余り意味のないことのように思えるのだが、その細かい作業をすることでプログラムを実際に行う際の補助になるのだろう。
いわば「プログラム補助」だ。

午後は市民病院にパソコンを設置に行った。
そこでは実際に取り付けても、ネットにつなぐことができなかったので、実際に四電工の人に来てもらって修理してもらったらなんとか接続することができた。業者さんとも密に連絡を取り合うことが重要である。
そこでは計17個のパソコンを取り付けに行ったが、電源がなかったりすることもあって、困った。
遠いところからコードを引っ張ってきてつないだのだが、まあ一苦労。
また、ユーザー名やパスワードを起動時に打ち込まなければいけないなどと説明したが、
それらを説明するのもなかなかややこしい。なにせ相手はパソコンの素人である。
電源の入れ方から説明しなければいけない。そこは相手を見下すのではなく、こちらも相手の目線にたって説明することが肝要である。
デジタル・ディバイドは、そういう姿勢によって解決されていくのである。
たくさんのパソコンを設置しに行ったので、5時を30分回ってしまった。

インターンシップⅡ-8日目

今日はまずあるオンライン化したい手続きの申請書や申請書の記載め見本をもらいにいった。
どこでも申請書はあるのだが、見本はないところもちらほら見受けられ、
困っているところも多かった。そこでは実際にそこの人に書いてもらったりした。
もしくは後で送りますとか行ってるところも多かった。
また、おもしろかったのは自分が本当の職員みたいに思っていて、「お忙しいところ申し訳ございません」などといっているところであった。
また、保険センターとか水道局とか、保健所とかいってきたがどこも対応はさすが丁寧であった。
学生ということで行ったとしたらバカにされることもあるのにね。

午後は実際の手続きの根拠規定をパソコンにコピーしていた。
その後はなんかNECとの定例会に出席させてもらった。
そこではたくさんの人がいて少し緊張したが、こちらとしては何もやることなし。
まあでもいいや。でも、会議ってあんな物なのかと思った。
ただ、事前に配布された書類を読んでいるだけ。
かなり形骸化してるんじゃないのかなあ。
合併に関する会議も続けてきいていた。
あれってすごいなあ。だってボイスレコーダーを使って記録しているんだから。
それを使って次の会議で前回の会議で決まらなかった事項について報告したりするのである。
さすがだ。学校の会議などとはい違う。

その後は条例の根拠規定が間違っていないかどうかチェックする作業をした。
でも全体的に暇な一日だった。
最後も、なんとか段ボールを探す作業をした。
やっぱり、自分で仕事を見つけてやるのが一番良いなあ。

インターンシップⅡ-7日目

今日は朝からまずはIT企業のやつなどの資料作成を完成させた。
それから、資産税課や秘書課への今後の情報処理能力の活用のためにしてほしいことを質問した事前のアンケートに対して具体的にヒアリングに言った。
そのときは自分は全くやることがなかったが、一つ大事なことを学ぶことができた。
それは、今回行ったのは直接来てくれと言われたからではなく、実際に自分で幾必要があると思ったから、うちの課の担当の人が行ったのである。
積極性を感じさせられた物だった。さすがだ。
そして、政策決定のためには実際に各課と綿密な打ち合わせをしなければいけないと言うことを機能に続いて学んだのだった。
また、今日行った資産税課では、うちの人がそこの人とかなり親しかった。秘書課の人ともした仕方が、
もし、そこで険悪なムードだったりしたら絶対に話し合いなど進まないだろう。
つまりはやはり人間関係が大きなベースをしめると言うことである。さすがである。
また、資産税課などはかなり大きなオフィスで、たくさんの人間がそこで仕事をしていた。

午後はシステム化ではやることがなかったので、統計係で仕事をした。
そこでは全国の物価統計の中で高松市のデータに横線を引いていくという物だった。
やはり発展性がなく、つまらないものだったが、まあ話しながらできたので良かったとは思う。
その後は今後行う消費生活実態調査について学んだ。
三ヶ月も連続して行わなければいけない上に、謝礼が3千円と、ほとんどボランティアのような扱いになってしまうため、協力してくれる人がなかなかいないらしい。
そういうところでは、民間の調査会社の方が人は断然集まると言うことだ。
なぜなら、調査会社は國から委託されているのでは当然なく、自分たちの商品が売れるためにやっているからである。当然、見返りも多い。
そこらへんは役所の厳しいところだ。
人が集まらなかった場合は、調査対象者を広げてなんとか高松市で百三十人にまでしなければいけないらしい。そこはつらい。
市民の協力がなければ成り立たない仕事を個々で知ったのだった。
ということは、こちらも日頃から市民に対してきちんと接していくと言うことが大事なのである。
以前、市の作った冊子で窓口での対応が悪いという批判が乗せられていたが、そういうことではダメだと言うことだ。
きちんと接してこそ、こちらがいざ協力を必要としているときに協力してくれるのだろう。

インターンシップⅡ-6日目

今日は朝から各地方自治体に電話で今オンライン化条例を制定しているかどうか、制定していないのならどんな手続きをオンライン化しているのか、
また、条例を制定するつもりではあるか、を問い合わせた。
職員だと言うことにしたら、学生だというのと違ってきちんと対応してくれるところに違いを感じた。
その結果をExcelにまとめた。
良い作業だった。各地方自治体の考えを参照するのはよいことだ。
ただ、それを○写ししたりするのではいけない。
ただ、気づいたことは、各地方自治体によってアプローチの仕方が全く違うと言うことだ。
要綱を作ったり、規則だけで運用したり、条例を制定したり・・・様々である。
おのおの、考えを絞っているのが分かる。

午後からは香川のIT企業のデータを作っていた。
東京を中心とした企業を活用するのではなく、香川に目を向けようと言うことだ。
それはいいことだ。こうした目をもてる職員になりたい。
また、それと平行して、入退室管理システムを新しい物にするため、
そういったシステムを開発している企業のデータを集めた。
そのデータの中から考量して、どの企業に頼むか決めるわけである。
考えてものをやっているのは非常にすばらしいことだ。
いつも同じ企業に任せていてはいけないところもあるのだろう。
最後に、今後の条例の制定の行方について庶務課と打ち合わせた。
その席で、自分の作った資料が役に立っているのを見てうれしかった。
また、そこで自分が調べてきたことを意見することができるのもうれしかったものだった。
また、分からないことについては相手の方がそういった法令制定手法については詳しかったりしたので、
こちらも分かることができた。
話し合いはこういうところに利点があるのだ。

インターンシップⅡ-5日目

一週目最後のインターンシップの日である。
最初は統計についてまた話を聞かされた。
統計は国から委託されてやるのがほとんどであり、自主的にやるのは皆無に近いらしい。
それは驚いた。地方分権とか言っているが、そういう点ではまだである。
国から当然お金が入るわけだが、それはほとんど調査員に渡される。
それで、統計の本を見せてもらったが、その統計の多さに驚いた。
実に様々な調査をしている。物価、事業所、工業、商業・・・すごい。
午前と午後の途中まで統計した結果をExcelにまとめる仕事をしていたが、
単純作業であるため、得る者はほとんどなかった。
むしろ、その間に係長と話したことの方がけっこういろいろ得る者があった。
また、箱の解体をする雑用もしたが、他の人は文句も言わずむしろ他の人としゃべるのを楽しんで仕事をしているようだった。
楽しむ工夫をし、また、つまらなくても絶対に文句を言わないことが良いのだろう。

午後には物価の表を見て、全国調査の中で高松市でも物価を調査している物に
アンダーラインを引くのをやった。
そのとき、こんなのを項目に増やしたらいいのではないかと言った。
DVDレコーダーや、デジタルカメラ、DVDソフトレンタル代金、などである。
いろいろ新しい提案をするのはおもしろい。そういうことを学んだ。
また、議会の周りの見学にも行かせてもらった。市役所の中に市議会があったんだなあ。
議会は開かれていないが、来ている議員の表札にはランプが灯っていた。
また、最後には自分の高松市の分庁舎に荷物を取りに行った。
そこのアルバイトの人と職員の人と仲良く話していた。
実際に、市役所の正式な職員の人ではない人とも仲良く話をしていくことも大切なことである。
皆、仲良く接していくことを心がけているようであった。

インターンシップⅡ-4日目

今日はまず初めて統計係の仕事から入った。
そこでは国勢調査などについていろいろ教えてくれた。
良い係長で、すごい丁寧に教えてくれた。
公務員は一概にいい人が多いのではないかと思う。
省庁改編と同じように、市役所でも機構改編が行われる。
ここ統計係は、以前は課であったが、その課自体が小さくなって、係になってしまった。
また、コスト削減のために以前は表紙付きの、いわゆる本格的な「冊子」だったものが、
今ではホチキスで止めただけの者となっている。
百十四銀行でも職員録を発行しなくなるなどしているのを知っていたが、どこでもこういうことはやっているのであるなあ。
実際にどこの自治体も赤字であり、そういったことはどこでも目の色を変えているのだろう。
細かい神経が必要とされる。
また、国勢調査は実際転出届や転入届、出生届など、届けを出さないような人もいたりするので、
そういうのよりも実態を反映しているらしい。
なんせホームレスにまで調査しているのだからすごい念の入りようである。
これではほとんど正確ではないだろうか。
また、5年に一回といえども、実際は本番の調査をやりやすくするために事前調査をやっており、そのためにかなり何年もかけていることが伺える。
実際に、ある会議室に午後向かったら、そこではアルバイトの女性達が回答済みの事前調査用紙にミスがないか点検していた。
そして、最後には実際に国勢調査事前調査の用紙に自分のデータを記入した。
例外的に独りで住んでいる、例えば入院している人や刑務所に入っている人などのためにも、
説明書きがあり、まさに水も漏らさぬ体制である。
すばらしい。
また、調査員が調査する調査区も、パソコンに入っている電子ゼンリン地図を用いて
それに範囲を記入しているらしい。
以前は紙の地図を切り取っていたと言うから、進歩は本当に仕事を楽にする。

午後は高松市で行政手続きオンライン化条例(行政手続きなどにおける・・・条例)をつくるため、
他の市がどんなそのような条例を作っているのかネットで調査する役目を背負った。
なかなかどの自治体も、都道府県から動き始めているので、市町村の動きは遅く、
99%の自治体が例規集を更新してなくて、ネットでしらみつぶしに当たっていくしかなかった。
ひたちなか市や、同じ中核市郡山市がかろうじてヒットしたが、他はまったくダメだった。
オンライン化が進んでいると言われていた山梨県の市でもそうであるから、
ホームページを早く更新する重要性を思った。
市民への情報公開がさけばれているが、早く公開することも重要なことである。

最後はまた統計係に戻って、各調査員に郵送する封筒に貼ってある両面テープの片面をはがす作業をした。
郵送料は無料の部分が多かった。なぜなら、各出張所に送ってもらうからである。
ただ、市外の人たちには無理なので、有料で送っていたが、それでも15円ほど安い。
これだけ民間より恵まれているのだから、採算面を気をつければけっこう財政面で苦しまなくていいのではないかと素人目ながら、思う。
その間、いろいろ係長などと話をしていた。おもしろかった。前の職場みたいになっていけば幸いである。
それから、会議室を回って荷物の配置換えをして一日が終わった。