【TEDメモ】ダニエル・ピンク「やる気に関する驚きの科学」
観たTEDについて自分自身の知識の咀嚼のため、
アウトプットしていこうと思います。
TEDとは
ダニエル・ピンク ーキャリアアナリスト
「やる気に関する驚きの科学」The puzzle of motivation
仕事のモチベーションを上げるにはどうしたら良いのか。一般的には「アメとムチ」の発想で、報奨をあげることでモチベーションが上がると考えられている。
冒頭、ダニエルは「ロウソクの問題」を例にあげる。
これは、部屋にロウソクと画鋲とマッチがあり、
「テーブルに蝋が垂れないようにロウソクを壁に取り付けなさい」
というもの。
画鋲でロウソクを壁に留めようとしたり、ロウソクを火で溶かして壁につけようと考えるが、うまくいかない。
何分か施行錯誤を繰り返すうちに、画鋲が入った箱が、ただの箱ではなくて、壁に画鋲で打ち付けることでロウソクの台となりうることに気づく。
それはその箱が画鋲の箱である、という機械的固着から脱することでこの問題を解くことができる。
さらにこの問題を用いて、学生を対象にある実験を行う。
複数のグループに対して「ロウソクの問題」を解いてもらい、その時間を測る。
ただし、1つのグループに対しては、その測定した時間が早ければ報酬を与えると伝える。
結果、報酬を提示されたグループは他のグループより時間がかかった。
次に、先ほどとは違う学生に対して、同じように「ロウソクの問題」を解いてもらう。ただし、この時の「ロウソクの問題」の画鋲は箱から出されていて、箱だけが独立して置いてあるため、とても簡単な問題になっている。
このときは、報酬を提示されたグループが断然に早かった。
すなわち、単純な作業、目の前を真っ直ぐみていればいいような仕事は報酬を与えられた方がパフォーマンスが向上するが、
答えが複雑で広い視野を広げて考えなければならない仕事に対しては、報酬を提示されることで視野が狭まり、パフォーマンスが低下する。
近年単純な仕事はプログラムや自動化で減ってきているが、クリエィティブに考える仕事は増えてきている。そこに報酬を与えてもあまり機能しない。そこに時代錯誤がある。
報酬が「外的な動機付け」に対して、現代に必要なのは「内的な動機付け」である。
それは、3つの要素を軸にしている。
・自主性 ー 自分の人生の方向は自分で決めたい
・成長 ー 何か大切なことについて上達したい
・目的 ー 自分より大きな何かのために頑張りたい
googleの「20%の時間」を例に挙げる。
googleはエンジニアに対して、仕事時間の中で20%だけなんでも好きなことをする時間を設けた。結果、自主性が尊重され、ほとんどの新製品はこの20%の時間の中から生まれたという。
こういった「内的な動機付け」によって、クリエイティブな思考はより活性化している。
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やっぱり自分の仕事で考えても、大きい案件に繋がる仕事で色々考えて検討してる時はモチベーション高かったな。
給料は高い方がええやろとか思ってたけど、根本的な仕事に対するモチベーションにはつながってないかな。
・・・いや、でも給料安すぎたら絶対やる気失せるし仕事の時間二倍かかる。笑
超今更
今更ながらブログを初めてみようかと。
ゆとりのおっさんが日々思うこと中心にお金や世の中にまつわることを適当にチラ裏感覚で書いていこうかと思います。