忘年
長いこと働いているレストランの忘年会だった。
年を忘れるって事は、来年からの新しい始まりに備える為にも必要だよなと思った。
「今年は良い年」とか「今年は悪い年」っていう二極の話は好きではないんだけど、今年の後半は天候に恵まれな過ぎて本当に辛くて、「悪い年」だったと今年に関しては思ってしまう。
取戻しのつかない事もたくさんあるけど、1度全部を空にして未来に備えたいと思えた。
幸せのお裾分け
今回の台風15号のアホのせいでまぁまぁキツイ生活を強いられてる人がたくさんいます。
自分は停電と断水、あと農業施設がぶっ壊されたりして結構散々な目に遭ってます。
SNSを見てると、「自分に何か出来ないか?」って思ってくれてる人がたくさんいるのを拝見します。
優しい人が多くて素晴らしいなと、心底思います。
お風呂貸してあげたり、足りない物資を差し入れしたりとか最高です。
ただ、自分みたいな農家や、店を壊された飲食店や自営業の人間はライフラインが整った後の方が大変です。
壊されたものの撤去や修復、店を開けなかった間の赤字。
なので、今すぐ支援して欲しい人と同じくらい、一段落した後にこそ助けて貰いたいって人がたくさんいると思います。
自分なんかは完全に後者です。
オレの大尊敬する人が昔、
「助け合いってのは幸せのお裾分けだけら、出来ることを探すのも素晴らしいけど、いざって時の為に幸せを貯めておくのも同じくらい素晴らしい。」
と言っていました。
支援の気持ちがあるのに出来る事がないって人は、自分を責めたりとかせずに幸せを貯めといて下さい。
あと、のちにいざって時に今の気持ちを思い出せるように、その事をどこか心に留めておいて下さい。
直らないものなんて大体無いので、色々復旧した後に閉めざるを得なかったお店に飯を食べに行くのも支援だし、そういう状態だったコンビニで買い物するのも支援だと思います。
助け合いは需要と供給だと思うので、なるべくどちらが過多にならないようにして、早いところ今回の事を笑い事にしましょう。
多分、星野源のアイデア以上にカバーするとダサくなる曲はない。
こんにちは、ヒルネヅキです。
今回は星野源さんのアイデアに関連する記事を書きたいと思います。
この曲に関しての考察はたくさんの方がしていると思うので、ぼくは曲そのものについてというより、この曲を中心としたムーブメント、特に「カバー」について考えてみたいと思います。
まず、アイデアという曲は今までの星野源を形成する音色、バンドアレンジ、アコースティック感に加えて、2コーラス目以降からのHIP HOPを意識したビート、間奏のfuture baseを取り入れたサウンドという、幕の内弁当にさらにおかずをプラスで付けたような、全部盛り感MAXな楽曲です。
最初にフルコーラス聴いた時は「そうきたか!!」の連続でした。
そして、その感情こそが「アイデア」というこの楽曲の伝えたい核心の部分なんだと思いました。
素晴らしい音楽に出逢ったら、音楽をやっている人間としてはカバーをしてみたくなるものです。
カバーには色々な手法がありますが、
- 弾き語り
- 原曲と真逆のアプローチ(ロックな曲を打ち込みアレンジにする等)
このアレンジの仕方が王道なロジックだと思います。
しかし、このアイデアという曲はこの手法が通用しません。
少なくとも「カッコ良く」カバーすることは難しいと思います。
理由は大きく2つ。
- 弾き語りも含めて、ポップスに用いられるアレンジのほとんどを内包した作りになっている
- タイトルが「アイデア」
1.に関しては書いてある通りで、もはや「真逆のアプローチ」というものが無いので通用しません。
そして何より、タイトルが「アイデア」。
これがヤバイです。出川哲郎級のヤバさだと思います。
この曲のブレちゃいけない核心の部分、伝えなければその曲では無くなってしまう部分が、様々な「アイデア」でリスナーを驚かせること、エンターテイメントさせることだからです。
少なくとも原曲以上のアイデアを盛り込ませないと、カバーとしてめちゃくちゃ「ダサい」わけです。
YouTubeなどではカバー動画を出している人たちがたくさんいますが、この曲に関しては大体どれもアレンジ的にもダサい印象だし、この曲を選曲してる時点で楽曲に対するリスペクトが無い人なのかなーと思ってしまいました。
カバーって正解不正解の曖昧なものだけど、原曲に対するリスペクトが伝わるかどうかが唯一の正解な気がします、個人的に。