徒然な日日の中で

30代中盤の地方在住のサラリーマンが思うことを書いています。やさしく見守ってください。

古市憲寿「だから日本はズレている」を読んで

個人的な記録として、読んだあとに思ったことを残しておきます。

ネタバレ&引用あり。

 

 だから日本はズレている (新潮新書 566)

だから日本はズレている (新潮新書 566)

 

 

社会学者の古市憲寿さんが、「若者」の立場から「大人たち」の社会のズレを批評しています。

内容をまとめるとしんどいので省略します。

個人的に著書の「おわりに」の部分が印象に残ったので、その部分を自分のためにまとめて残しておきます。

 

 

人は、今いる場所を疑わなくなった瞬間に誰もが「おじさん」になる。

たラッキーで「おじさん」になれただけかもしれないのに、それを自分の手柄のように込む。そして、「おじさん」界の外にいる「若者」や「女性」に対して冷たくなっていく。自分の幸運を棚に上げて、不遇な状況にある人を自己責任だと切り捨てる。

 

古市さんが考える「おじさん」とは性別や年齢ではなく、既得権益に仲間入りして、現状を疑わなくなった人の事です。

日本が成長期の頃は、社会のルールに順応いけば、多くの人は「おじさん」になれた。

でも今は、社会のルールに順応していても必ず報われるわけではない。

 

僕はいま36歳で地方の事務社員。あまり稼いではいないけど、倹約をしていれば困ることはない。

立場的には中途半端なところだとおもう。

 

現状を疑い続けて、自分が理解できないことも退け内容に注意しよう。