ないもないことの心の自由
当たり前にあると思っていたものが
気づけば失っていることに気づく
当然あると信じて疑わなかったものが
もうどこに行ったのかすらわからない
絶望的であるのに
なぜが清々しい
何もないことの自由
何もないことの解放
心の余白
運命でも偶然でもない現実
もしもすべてのことに意味があるのだとしたら
彼に出会って
そして永遠に失うことに
いったいどんな意味があるんだろう
こんなに苦しいおもいに
いったいどんな意味があるんだろう
こんなに辛い出来事に
いったいどんな意味があるんだろう
あぁ
大好きな人に拒絶されるのって
こんな気持ちなんだと初めて知る
今まで知らなかったということを知る
なんて幸せだったのだろうと知る
そして
なんて酷いことをしたんだろうと知る
覚悟とは何かを失うこと
いつものことなんだけど、
一緒にいるときは穏やかなのに
お互いの日常に戻るとなんだかしんどくなるのはなんでかな。
二人での未来が想像できないからなのだろうか。
彼も同じように感じているのかな。
二人の間になんの障害もないのに
お互いの日常に入ろうとしないのはなんでかな。
いつか離れることになる予感がするからなのだろうか。
彼も同じように感じているのかな。
あんなに恋い焦がれた相手なのに
何よりも一番怖いのは
このまま離れることができないのではないかと感じること。
なんだか矛盾しているけれど
愛することのできない二人。