手動日記

基本は手動です!

Welta Superfektaでの撮影

 近所の梅が咲かない日が続いていますね。

 先日、’’好きやねん 大阪カメラ倶楽部’’にて発表した1935年頃のWelta Superfektaを連れて出かけました。

 撮影時にとても持ちにくい(保持しにくい)楽しさもあって、ブローニー1本を撮りました。1本と言っても8枚しかないです(笑)。

 1935年頃の中判写真機としては相当できたものですね!

 便利なフィルムカウンターがあり、巻き上げ毎に赤窓を一々見なくて良い!と思ったら甘い。

 よく見るとカウンターの数字は16まであり、しかもファインダーに不思議な縦横対応の、69自動切り替え以外の枠があります。あっ、これは645兼用機だ!と気付いたのです!そのためにカウンターに16枚が数える数字があるわけですね!勿論645を撮るにはフィルム室に専用マスクが必要ですが、持っておりません!

 69の巻き上げはカウンターの奇数を見ながら巻き上げるですね!しかし数字だけを見て巻き上げると行き過ぎてしまい、8枚は絶対に撮れなくなりますね!私の推測では、多分その当時のスプールは現在のものより細かったではないかと思いますね!

 結局、フィルムの巻き上げは、次の奇数が出てきそうなところで、赤窓から裏紙にある69用の数字を見ることになります!

 この写真機の醍醐味は何と言ってもレボルビングバックでしょうね!切り替える際、ファインダーにある69専用枠が一瞬で切り替わるっ!楽しい〜!

 撮影レンズはZeiss Jena Tessar 10,5cm f3.8なのに、ビューレンズは75mm!なぜこんな難しい設計をするですかね!素晴らしく不思議です。

 スプリング写真機ですが、折り畳んでも体積はそんなに変わらない気がします(笑)。

 しかし迫力は満点です!

 ではでは。