特典映像観てほしい。感想：ラブリーサマーちゃん『人間の土地』

ラブリーサマーちゃんの新EP「人間の土地」には特典映像がついてくる。

ラブリーサマーちゃん「FLY FLY FLY」Music Video＋8/2 メジャー1st E.P.『人間の土地』全曲試聴＆特典DVDダイジェスト付

企画の内容は、スカイダイビングの映像。アイドルとかタレントが、テレビでやってるアレである。

テレビでやってるアレ。というほど既視感のある企画を何でわざわざ…と思ったりもしたけれど、「特典映像には愛がある」の法則(私見)を信じることにして、CD買って観てみました。

【Amazon.co.jp限定】人間の土地(CD+DVD)(初回限定盤)(オリジナルステッカー付)

Amazon限定だと、ステッカーもらえるのか。

俺はタワレコで買ってポスターをもらいました。てらおかなつみさんのイラストがまた良い。。

※収録曲、すごいよかったんだけど、Radioheadのカバーとかの話もしたいけど、今回のは特典映像の話です

ラブサマちゃん、すんげえかわいい

ほとんどこれ一言しか言いたいことないんだけど、せっかくだし読んだ人にはぜひ観てほしいので、もうちょい書く。

そもそもラブリーサマーちゃんは素顔を出さない。本人は顔出しせずにスカイダイビングというリアクションありきのような企画をどうやって楽しめというんだ、とCDをレジに持ってく時点でちょっと不安だったのだけれど、そんなものは全くの杞憂もいいとこだった。

だいたいはマスク姿なんだけど、めちゃかわいい。不思議。

企画はバラエティ番組みたいなのに、どこかものすごいユルさがあって、例えば家に荷物を取りに戻る、とか車内で遊ぶためのものを足元のバッグ持ち上げて膝に乗せ引っ張り出す、とかやってるのを全部映す。テレビだとカットされたりADか誰か分かんないけど画面の端から渡してくれるような、そういった手際感が、ない。

だから、ふつうにしている所作がばっちり映っていてしかも、いちいち笑っちゃう可愛いさがある。

なんか、こういう普通の動きとかですぐ笑っちゃうような感じなんだけどなんかかわいい、っていう子っているよなあ。本人は「自分が笑わそうとしてもだいたいスベる」というようなことを話していたけど、そのままでいいよいいよ、と言ってあげたい。でも、笑わせる と 笑われる って当人にとっては全然違うし、けっこう大変だよなあ。

話が逸れた。

映像は飛ぶとこだけじゃなくて、現場までの車内とか、待ち時間に近所の公園でスタッフと遊ぶ(本人発案のゲームがめちゃ楽しそうだった、やってみたい)シーンがけっこうあって、個人的にはそういうところがすごい楽しかった。

FLY FLY FLY という曲

が今回のEPのリード曲。これはYouTubeでもちょっと視聴できる。イントロからぐーっと空高くまで持ち上げられる高揚感がすごい良い。

この曲があって、それでスカイダイビング企画ができたのかな と思っていたら、なんと逆だった。このスカイダイビングをもとに作ったのが、FLY FLY FLYであったと。驚き。

つまり、この特典映像は販促のためのプチ企画でありながら、FLY FLY FLYの原形というか、原体験を捉えた映像でもあることになる。「面白い特典にするために」と空を飛び、その体験をラブサマちゃんのフィルターで濾して曲にしたら、こうなったよ、という順番を踏まえてもっかい観てみると、また面白い。

映像と曲の相性がすごい良いのも納得できる。

曲に思い入れを与える、それが特典映像の役割なのだとしたら、曲の原体験を見せることで生まれる特別なエモーションは、もう半端なく強かった。

こんどライブに行ってみたい。

ひとつ謎

YouTubeのダイジェストでは、FLY FLY FLYのミュージックビデオを一部観ることができる。

 ミュージックビデオはDVDに収録されていないので今のところフルでは観れていないのだけど、このMVがすごい良さそうで。万華鏡のような合わせ鏡の映像で、スカイダイビングの時のヘリからの風景とかダイブの際の素材を使ってるみたいだけど、特典映像ではヘリに乗り込んだのはラブサマちゃん本人とダイビングのガイドさん(アクションカム持ってた)とマネージャーさん(iphoneでちょっと撮ってた)だけで、撮影クルーは同乗していなかった。

もしこの監督が、アクションカムで撮影された素材を使ってこのMVを撮っていたとしたら、すごい。ものすごい料理の仕方である。プロって、すげえなあ、、